サイコパスとは?特徴や多い職業、出会った時の対処法を紹介!

「サイコパス」と言われる種類の人間についてはご存知ですか?とてつもなくざっくりとした表現をすれば「良心をほとんど持たない異常者」といったところでしょうか。字面だけだと難しく感じられるかもしれません。ですがふと考えてみると、「人を精神的に傷つけることに何も感じない」程度の人間ならこれまで身の回りに見受けられたのではないでしょうか。

そうした人間をいち早く見分け察することが出来れば、それ相応の防衛策や回避策を練れるかもしれません。今回の記事では、そんなサイコパスの基本知識はもちろん、特徴や見分け方などを可能な限り紹介させて頂きます。ここでの記事を参考に、可能であれば是非、日常生活にも実践されてみてください。

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サイコパスの基本知識

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サイコパス(psychopath)とは本来は「精神病質」を意味する心理学用語であり、反社会的人格の一種を表す言葉です。辞書には「精神病質(その人格のために本人や社会が悩む、正常とされる人格から逸脱したもの)である人」として定義されています。例えば、人を傷つけても一切の罪悪感を持たない人や責任感などが皆無の人間が当たります。その行きつくところは、人を殺害しても何も感じない異常殺人者でしょう。

例えば、オウム真理教の元教祖である麻原彰晃死刑囚はそのサイコパスではないかと言われています。また、1997年の神戸連続児童殺傷事件(酒鬼薔薇聖斗事件)の犯人である少年Aや、2014年7月26日に長崎県佐世保市で発生した「佐世保女子高生殺害事件」の犯人の女子生徒もこのサイコパスに当てはまると考えられています。

またその佐世保の事件の女子高生は逮捕後に、「人を殺してみたかったので、父親でなくてもよかった。あなたでもいい」という発言を残しました。

サイコパスの特徴

ブリティッシュコロンビア大学の教授である犯罪心理学者のロバート・D・ヘアはサイコパスの顕著な特徴として、以下のような定義を示しています。

  • 良心が異常に欠如している
  • 他者に冷たく、共感が出来ない(内面上は)
  • 平然と、常習的に嘘をつく(虚言癖)
  • 自身の行動に対して、全く責任を感じない(責任感の異常な欠如)
  • 罪悪感というものを、そもそも持たない
  • 極めて自尊心が強く自己中心的な一方で、他者の尊重は出来ない
  • 口が達者で器用なので、表面や外面だけは魅力的

簡単に要約すると、極めて自身の気持ちや願望を優先しており、一方で他者にはまるで思いやりが持てないことが特徴だと言えます。しかし何より注意しなければならないのは、表面上の振る舞いだけは魅力的であることが多い点です。もちろんすべてのサイコパスが器用に魅力的に振る舞えるとは限らないかもしれません。

しかしサイコパスは知能指数が高いことが多く、洗練された振る舞いや外面を演出するのが得意なケースが多いのです。

例えば、1974年-78年にアメリカで30人以上の女性を殺害したテッド・バンディはご存知でしょうか。彼は典型的なサイコパスでしたが、殺害された女性の大半は俗にいう「ナンパ」によって誘い出しました。つまり、内面の決定的な問題を隠しきり、数々の女性が魅了されるようなキャラクターを演出しきったのです。

さらに彼は法律の門外漢にも関わらず、裁判では弁護士を使わず自分で自身を弁護した挙句、ある程度の成果を残し裁判を有利に進めました。そのIQは180に及んだそうです。つまり、内面は明らかに人間的な問題が多々見受けられるものの、高い知能によってそれを見事に隠しきられてしまうことこそが、サイコパスの最大の恐ろしさなのかもしれません。

また余談ですが、「弱者を見つけ出し、攻撃のターゲットに定める」という特徴も持っているとも考えられています。これは上述のヘア教授による説ではありませんが、サイコパスの攻撃性の説明になります。確かに、典型的な快楽殺人者(それこそテッド・バンディなど)が力の弱い女性や子供を狙いやすいことを考えると、確かに説得力があります。

職別の統計的傾向

それでは、俗にいうサイコパスはどのような職の方に多いのでしょうか。今回はそんな統計的なデータを紹介致します。その前に前提に置いて頂きたいのですが、「サイコパス=犯罪者」とは限りません。先ほど紹介したテッド・バンディなどは非常に極端なケースです。

ヘア教授の研究によっても、「サイコパスの大半は凶悪な殺人犯などにはならず、身近なところに潜んでいる」と考えられています。また割合として、北米だけでも大体200万人ほどいると見積もられています。また別のある学者は「人口全体の約4%ではないか」とも考えています。そんなサイコパスの人が多い職業ベスト10は以下の通りです。

  • 企業の社長
  • 小売業者
  • テレビ等のジャーナリスト
  • 法律家
  • 軍人
  • 新聞記者
  • 料理人
  • 聖職者
  • 警察
  • 外科医

の10種類だと考えられています。他にも、金融商品関係者や政治家にも多いと考える意見があります。もちろん、こうした職の人々の名誉のためにも確認させて頂きたいのですが、こうした職に就いているからといってサイコパスとは限りません。

むしろ、「他の職種よりは、割合が高い」というだけであり、むしろこうした職の人々の中でも少数派だと思われます。

とはいえ、俗に「社会的なエリート・勝ち組」と言われる職種が多い印象を受けますね。このデータを考慮すると、やはり前述の「サイコパスは知能指数が高い傾向にある」という説には説得力があるように感じられます。

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サイコパスと出会った時の対処法

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ここまで、サイコパスの人々の特徴や基本知識、その脅威などについて記述させて頂きました。ではそんなサイコパスの人々からどのようにして身を守ればいいのでしょうか。ちなみに、「サイコパスから身を守る=殺人などの凶悪犯罪から身を守る」という極端なことを言うつもりは一切ありません。

前述のように、サイコパスの大半は、犯罪行為には決して踏み出さず、下手をすれば高い社会的ステータスを有している場合もありますし、当たり前のように社会に潜んでいます。しかし、身の回りの「弱者」を攻撃し、自身の欲求を追及する傾向があるのは確かです。とはいえ、そのような人間がもし本当に周りに潜んでいたとして、そして貴方をターゲットに定められたらどうなるのでしょうか。

一般的に、サイコパスは見定めたターゲットを攻撃し、支配したがると言われています。すると考えられる被害は、中傷や人格否定などの精神的攻撃、あるいはそれを通したマインドコントロールや従属関係の構築などでしょう。殺されなかったとしても、ろくなものではありませんし、そんな目にあわされる理由も落ち度も貴方にはありません。断固として、拒絶すべきです。

では日常生活ですら会ってしまうかもしれない、そんなサイコパスから身を守る術を紹介したいと思います。

自分が、サイコパスに狙われやすい性格かどうか知る

本文内ですでに何度か書かせて頂きましたが、「自分より弱い人間を見つけ次第、攻撃して支配したがる」というのが、サイコパスの特徴の一つだと考えられています。ではそのサイコパスから「弱い」とみなされる性格の特徴とは、どのようなものがあるのでしょうか。一般的に挙げられやすい性格は、以下のようなものです

  • 自信がない
  • 人に共感しやすく、入れ込みやすい(同情しやすい)
  • 自分の意見や考えを主張することが苦手
  • 他人とのつながりを失うことを強く恐れている(他者とのつながりに依存)

簡単に言ってしまえば、俗に大人しい、寂しがりやと評される性格のことでしょう。肝心なのは、「そういう性格だとみなされた」だけでサイコパスのターゲットになり得るということです。つまり、貴方の性格が実際にどうであれ、そういう大人しい人、心が弱い人だと勝手に判断されてサイコパスが近づいてくるかもしれないのです。

普段、そのような人だと周りから考えられやすい人は要注意です。自分のどのような振る舞いや発言、特徴のためにそのような評価を下されてしまうのかを知る必要があるかもしれません。知れば直すことも可能なはずです。

世の中には一切の良心がない人もいると、ちゃんと知ること

もちろん、世の中の人間全てを疑えなどといった恐ろしいことを言うつもりは一切ありません。わざわざ確認する必要すらないのかもしれませんが、良心的な人間や立派な人間、心優しい人間も世の中にはたくさんいます。

ただ、「貴方が思いもよらないほど、心無い人間」もいるということ、また、「表面上の振る舞いや第一印象が良かったとしても、そういった心無い人間であること」も少なくはない点については常に頭の片隅に置く必要はあるでしょう。

先程も紹介させて頂いたように、サイコパスにはむしろ表面の振る舞いだけは洗練されている人が多いので、尚更気を付ける必要があるのです。ではそれを具体的な行動に移すとどうなるのでしょうか。このような表現は良くないのかもしれませんが、「心を許すのは、最低でもこれくらいの期間の付き合いを経た後」というようにルールを定めるべきかもしれません。

その期間が満たされないうちは例えば、「自分の身の上話はしない」とか「悩みや辛い気持ちを打ち明けない」などの制約を課すのはある程度効果的かと思われます。このようなプライベートな事情を伝えると、相手に対して「自分はこの人から心を許されている」という認識を与えるためです。相手が自分に心を許したと思えば、サイコパスは真っ先につけこんでくるでしょう。

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まとめ

悲しいことですが、世間の人間全てを信頼してはいけないようです。単に「気が合う・合わない」という次元の話ではなく、「この人には、絶対に心を許してはいけない」というレベルの人間は一定数いるのです。

ですが、そのような人間の特徴や基本的な知識を知り、また「自分の周りにいるかもしれない」ということを認識するだけでも、サイコパスから身を守る最初の一歩となります。

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