実は、出産後に手続きをしないといけないことは沢山あります。
絶対に手続きをしないといけないことから、忘れてしまうと大損してしまうことまで、ここでは紹介させてもらいたいと思います。
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一番大切な出生届、これだけはすぐに手続きしましょう
無事に出産することが出来たら、まずは出生届を出すことが必須です。
これを忘れる人はなかなかいないと思いますが、産後のバタバタで何が必要なのか・いつまでに届ければ良いのかなど、肝心なことが分からない人もいるかもしれません。
出生届に関して、分かりやすく説明します。
そもそも、出生届とは
出生届とは、赤ちゃんを自分たちの家族として公的にも認めてもらうための、戸籍に登録するための届けです。
これを忘れてしまうと、当然ですが赤ちゃんは戸籍に入っていないままです。大人になってから自分の戸籍がないことに気づいた、なんていうニュースをたまに見かけますよね?
自分の大切な子供にそんな思いをさせないためにも、出生届は真っ先に手続きするようにしましょう。
いつまでに手続きをしたら良いのか
出生届は、原則的に出産日を含めた14日以内に提出しなければなりません。海外での出産の場合は三ヶ月以内となります。
この期限を過ぎても受理をしてもらえないわけではありませんが、罰金が発生する場合もありますし、良いことではないですよね。
期限の14日目が役所の休日だった場合は、休日明けまで待ってもらえます。とはいえ、遅くなると後々大変ですから、退院してそのまま役所に向かうのがベストでしょう。
誰がどこで手続き出来るの?必要な物は?
出生届は、住民票のある地域、もしくは本籍のある役所で手続きを行います。
里帰り出産して、そのまま里帰り中なんだけどどうしよう?となっても、その場合は赤ちゃんが産まれた地域の役所でも手続きが可能です。
この手続きは、両親が行うのがベターですが、様々な事情で、産後すぐに手続きに迎えないのであれば、代理人に頼むことも出来ます。
ただし、手続きに必要な物である、出生届は両親のどちらかが必ず書かなければなりません。その他に必要な物は、医師が書いた出生証明書・母子手帳・届出人の印鑑となります。
この時に赤ちゃんの名前を決めることにもなりますので、しっかり手続きしましょう。
赤ちゃんの健康保険・乳幼児医療費助成も忘れずに
出生届のついでに、赤ちゃんの健康保険・乳幼児医療費助成の手続きもしておくと良いでしょう。
どちらも原則的に一ヶ月検診までの手続きとなります。乳幼児医療費助成の手続きは、健康保険の手続き後に出来ます。
健康保険は国民健康保険であれば役所での手続きですが、その他の場合は勤務先での手続きになります。いずれも出生届出済証明が記入された母子手帳が必須になりますから、出生届を出した後にそのまま手続きをするのがベストですね。
かなりの大金、出産一時金・出産育児付加金
お産にかかる費用は、どのような病院で出産したか、出産方法などによってもかなり異なりますが、決して安い金額ではありませんよね。
都心ではかなりの出産費用がかかる傾向にあるので、これらの手当によって全ての金額をまかなうことは難しいですが、もらうともらわないとでは大違いです。
これも必ず申請しておきましょう。
出産育児一児金をすぐにもらいたい
実は、病院によっては自分での申請が必要がない場合があります。
直接支払い制度という、健康保険組合が直接病院に支払う制度というものに加入している病院であれば、病院の用意した書類に記入をすれば良いだけです。
その場合、出産費用から42万円が自動的に引かれることになります。42万円より出産費用が少なければ、差額を振り込んでもらえますが、別途申請が必要なので注意です。
自分で手続きをしないといけない場合は
お母さんが仕事の退職後六ヶ月以内であれば、お父さんの被扶養者であるないに関わらず、退職した会社に請求することになります。これも42万円ですが、産科医療補償制度に加入していない病院ですと、39万円です。
お母さんが専業主婦ですと、住民票のある役所で手続きを出産日の翌日から二年以内に行わないといけません。
そうすると、出産育児金の請求書はもちろんですが、出生を証明する書類、請求内容の領収書または明細書の写し、医療機関等との合意書など、沢山用意するものが出てきます。
なので、出来れば病院側が手続きを行ってくれるところでお産をした方が楽ではありますね。
忘れると大損害!児童手当金
子供が産まれたら、児童手当金がもらえるというのはなんとなく聞いたことがあると思います。ですが、これは手続きを行わないともらうことが出来ません。
手続きのし忘れで大ショック、とならないように、児童手当金も手続きをしておきましょう。
児童手当金って何?いくらもらえるの?
児童手当金とは、0歳から15歳(中学校卒業時、つまり15歳になった3月31日)までの児童がいる親に支給されるお金です。
支給額は3歳未満は月に一万五千円支給されるので、かなり大きい金額となっています。3歳から小学生までは、第二子までは一万円、第三子以降は一万五千円。中学生になってからも、月に一万円はもらえます。
育児には、何かとお金がかかるものですから、これは絶対にもらっておきたいですね。
いつまでに手続きをすれば、満額もらえるの?
児童手当金の手続き期限は15日以内と、かなり短めになっています。
もちろんそれ以降も手続きを行うことは出来るのですが、さかのぼって申請することは出来ないため、これも出生届と一緒に手続きを行った方が良いでしょう。
もらえる金額は日割り計算ではなく、月単位ですので、遅くても出生月の月末までには手続きを行いましょう。
自治体によって手続きのための必需品などが変わってきますので、自分の住んでいる地域のホームページでチェックしてみると良いですね。
いつから支給されるの?所得制限はある?
児童手当金は、毎月支給されるのではなくて、2月・6月・10月に四ヶ月分、つまり3歳までは一万五千円×四ヶ月で、六万円が支給されます。何日に振り込まれるかは自治体によって異なりますが、10日か15日に振り込まれることが多いようです。
四ヶ月に一度、六万円が支給されたら、かなり助かりますよね。さて、このありがたい児童手当金ですが、所得制限はあるのでしょうか。
お母さんかお父さんのどちらかが働いていて、子供が二人の家庭ですと、世帯年収が960万円以上の場合は、児童手当は支給されません。その代わりに、子供一人につき月五千円が特例としてしばらくは支給されます。
なので、基本的にはどの家庭もお金が出る、と思って大丈夫です。くれぐれも、手続きは忘れないようにしましょう。児童手当金を赤ちゃんの名義の口座にずっと貯金しておいて、将来のために使う、なんていうお母さんも多いみたいですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
実はまだまだこれ以外にも、出産後手続きをしなければいけないことは沢山あるのですが、絶対に忘れてはいけないことを今回は書かせてもらいました。
しなければならない手続きを出産後に調べるのは大変ですから、お腹に赤ちゃんがいるうちから、しっかりと調べておくのが一番良いですね。
産後のバタバタで、ついうっかり手続きを忘れてしまった、とならないように、準備しておきましょう。
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