手のひらの湿疹の原因とは?痛みやかゆみのある病気って?

手にひらに湿疹や赤い斑点は出ていませんか?また、痒み、皮がむけたり、ひび割れ、痛みはありませんか?これらは、主婦湿疹と呼ばれる手湿疹や掌蹠膿疱症と呼ばれる、何やら複雑な名前のものにかかっているかもしれません。

皮膚の症状はいろいろなものがあり、また、症状は似ていてもまったく違う場合のものもあります。その場合は、当然治療法や投薬の種類も違います。この辺は自分で勝手な判断をせず、医師に相談し、適切な治療を心がけるようにいたしましょう。今回は、その手の平にできた湿疹についてお伝えします。

手のひらにできる湿疹はおおまかに分けて、5種類あります。

手湿疹・急性慢性湿疹・掌蹠膿疱症・手水虫・異汗性湿疹となります。以下、順を追って説明いたします。

手のひらの原因①手湿疹

手、ばあさん

手湿疹により、手のひらの湿疹が発生することがあります。

原因

手湿疹は特に主婦の方で水仕事をする方がかかるケースがほとんどです。また、水を頻繁に使う、美容師や調理人も、よくこの手湿疹はかかるようです。

人間の皮膚は手の平もそうですが、皮脂腺というのがあって、ここから皮膚を乾燥から防ぐ脂がでています。これは汗を出す汗腺と同じように全身にあります。これが水仕事をすることにより、その脂が皮膚を守るために分泌する間もないほど頻繁に流れてしまうことが原因です。

つまり、手が常に乾燥状態にあるということです。そのような状態にありますと、洗剤や美容液などがダイレクトに手の平の皮膚に付着し、浸透し、悪影響を及ぼしているのです。

症状

この手湿疹には、乾燥型と湿潤型の2種類あり、乾燥型はひび割れができます。皮膚がぱっくりと口を開けて割れます。出血することもあり、当然痛みを伴い、結局それでも水仕事を続けざるを得ないので、治りにくいです。

湿潤型は水ぶくれができます。水泡がやがて破れ、乾燥してかさぶたができます。また、こちらも乾燥型同様、常に水分を吸収する環境にあるため、治りにくいのも特徴です。普段からかからない予防をしておくことが大事かと思われます。

治療法

治療法もステロイドが主に効果を発揮します。医師の診察に従い、薬での治療がほとんどです。

予防法

これは、かかる前に十分な予防をしたほうが一番無難です。肌がもともと強くない方は特にですが、あらかじめハンドクリームなどの脂分を手に補っておきましょう。水を扱う時には必ず使用することで、直接手の皮膚には洗剤などが付着しないので、湿疹も起きないと思われます。

また、少し手間ですが、ビニール手袋を使用することをお奨めします。そうすれば、まず完全に洗剤等はシャットアウトできると思います。

手のひらの湿疹の原因②急性・慢性湿疹

湿疹

急性・慢性湿疹が発症したことで、手のひらに湿疹が現れている可能性があります。

原因

かかる原因としては外的なものと内的なものがあります。

・外的要因

化学物質、ダニ、細菌、化粧品などの影響を受け、発症します。一般的にこの要素を取り除けば、治まってきます。仮の化学物質などで強い刺激のものなどは、治るまでの時間がかかるケースもあります。

・内的要因

アレルギー、皮脂異常、乾燥肌などが原因で、皮膚に異常が起きることです。人間の身体は内部に入った異物は外にはじき出す敏感な感覚をもっており、内的要因はまさにその元を出そうという身体の反応なのです。

実際に出し切れば、その部分の肌もきれいに治ります。

症状

かゆみを伴い、赤いぶつぶつや水疱ができます。このかゆみを伴わないものは湿疹とは呼ばないそうです。

治療法

外的要因のものは、まず、皮脂腺からの皮脂がきちんと出るように仕向けることが重要です。これが、ずっと出ないようになってしまうと、外的要因は変わらず受けます。当然治りも遅くなるわけです。

内的要因は、当然内部の要素を取り除きましょう。そして、原因がわかっていれば、内服薬での治療が可能です。医師での診断の元、改めて確認しておくことが重要です。

予防法

その要因を取り除くことは、当然ながら必要です。また、外的なものに関しては、スキンクリーム等で保護しておくことで、充分防ぐことができます。面倒がらずにこれは行いましょう。

内的要因は、当然、内部に取り込まないことが大事なのですが、ほぼそれは不可能と思われます。特にアレルギー性のものは難しいのですが、体質改善で防ぐことができます。これには根気が必要で時間がかかると思いますが、地道に取り組むことをしましょう。

手のひらの湿疹の原因③手水虫(手白癬)

手の

水虫といえば、足に現れるイメージですが、手に現れることもあります。

原因

これは、足によくできる水虫が、手に移ったものです。水虫は、足のできるものばかりではないのです。実は足から手に移ることは、よくある例とされています。ただ、手の平の場合は、痒みが少なかったりするとなかなかわかりづらいのが特徴です。

見た目はがさがさで、なんら普通の手の湿疹と変わりなく見えるので、湿疹の対応をしている人が多い状況です。それが元で重症になり、治りが遅くなります。また、この水虫は爪にも移ります。したがって手の爪も、白くなっていたり剥がれおちで来た時は、水虫が移っている可能性がありますので、注意してください。

基本的には、水虫は湿気があると広がりやすいので、手の平や爪は滅多なことでは移らないことが多いと思います。主な感染源は、風呂場などのマットで水虫菌が付着することや、足の爪を切る時に、感染するようです。風呂場のマットは湿気を含んだままの時は特に菌が増殖していますので、本人だけでなく、家族の人には影響を与えかねませんので、注意しましょう。

症状

主にかゆみを伴いますが、それほどひどいものではないようです。まれに痛みも発症することもあるようです。見た目、がさがさしており、医師の診断での発見がほとんどです。つまり、当人には気付かないケースがほとんどということです。

治療法

足の場合もそうですが、塗り薬や内服薬で治療します。手は、それほど汗などで湿気を含むことは少ないと思われますので、足ほどに時間はかからずに治ることと思われ、それほど広がりません。

ただ、菌が手の平や爪の奥に入り込むために用心をしないと、治ったと思われても、また、再発するケースもよくあります。治ったと思われても、しばらく観察を必要とします。

予防法

基本的には足からの感染が多いので、それさえ気をつければ、大丈夫かと思われます。それと、よく手の平や爪を観察することにより、ある程度までは防げます。また、水虫は湿気を好むので、風呂場のマットなど、衛生を保つことが重要です。

手のひらの湿疹④掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

掌蹠膿疱症が原因となり湿疹が現れることもあります。

原因

この症状が出る原因は良くわかっていないのが現状で、一説によると遺伝的要素が強いとの見方もあります。また、別の原因として金属アレルギーからこの症状を発症しているとの見方もあります。

他の原因として、扁桃があげられます。扁桃炎があることにより、発症する例が多く報告されています。

また、別の説によると、必須ビタミンの不足がこの症状を引き起こしているとも考えられています。いずれにせよ、あまりによく分かっていない部分が多く、薬も多種類を試しての治療となります。

詳しくは、掌蹠膿疱症の原因はストレス?治療方法も紹介!を読んでおきましょう。

症状

手の平に湿疹、もしくは水泡ができます。この湿疹などが痒みを引き起こす、膿疱といって、膿がたまり、皮もむけることもあります。

感染性のもので、発熱や関節炎を招くケースも多く確認されています。治すにはかなりの根気がいります。

治療法

アレルギー性の疑いがある場合は投薬治療が主に行われます。ステロイドの投薬は根気が要りますが、有効な治療法です。また、ヒスタミン系の薬、抗生物質などの内服薬も使用する頻度が高くなっています。

扁桃炎が原因の場合は、扁桃炎を取ることが有効とされています。扁桃炎はとってもほとんど影響がないようで、炎症を起こすと、発熱等を繰り返しやすいので、逆に取ることで、他の病気も防ぐことができます。

また、ビタミンの不足によると考える場合は、その不足ビタミンの補充が改善へと導くでしょう。

予防法

原因がこれと、はっきり限定できないということもあり、予防法も確立されていません。まだ研究の段階と一部の医師の間では、ビオチンというビタミンを摂取し続けることにより、治って以後発症しないという発表がありますが、これも定かではない、というのが現状です。

異汗性湿疹(別名、汗疱)

あまり聞き慣れませんが、異汗性湿疹が原因となることもあります。

原因

こちらは、主に手足に汗をかきやすい人が、よくかかる湿疹です。手の平にある汗腺が水作業等で手の平がふやけ、汗腺を塞いでしまいます。すると、出ようとした汗が、排出されず、内部で溜まり、かゆみや肌荒れを起こすのです。先ほどの掌蹠膿疱症も、一部には汗腺が原因とも考えられています。

また、金属アレルギー性の疑いもあり、また、遺伝的要素のあると見方をしています。

症状

主に季節性の強い湿疹で、春や夏に多いようです。手の平や指に水泡ができます。そしてかゆみを伴います。これは、早いうちに対処しないと、どんどんと広がっていきます。また、掻くことにより水泡が大きくなったり皮がむけ、他の場所に移ったりします。

これも手の平や指、指の背側にもできるのですが、水泡のようなぶつぶつが見られます。時間が経つと、それが破れて、痒みも伴い皮がむけてきます。

掌蹠膿疱症と同様、ステロイドの投薬などで対処します。こちらもなかなか完治しない症状が続きます。

治療法

水泡等の炎症を抑えるには、ステロイドを使用するのが一般的です。また、水分をたくさんとり、発汗すれば、体内に老廃物等が残らず、体調もすぐれてきます。

蕁麻疹(じんましん)と湿疹の違い

蕁麻疹と湿疹は実は違うものです。これはよく勘違いをされる方がいます。治療法も当然それぞれ違ってきます。

蕁麻疹は、その症状が突然出てきては消えたりとを繰り返します。そして、赤い膨らみができることが多いのが特徴です。さらに一過性のものも多く、治るのも早いケースがほとんどです。一方、湿疹は発症したら、数日間はその症状は続き、表面的にカサカサしている場合がほとんどです。

まとめ

いかがでしたか。手の甲や比較的皮膚の柔らかいところは、湿疹やじんましんなどのようなものができることはよく見かけますが、皮が厚めの手の平にもそのような湿疹や水ぶくれができるということには驚きです。

人が昔の原始人のような生活をしていれば、そのような症状は決して起きないと思われます。そういう意味では、一種の文明病と言えるかと思います。とはいえ、文明病ならぬ現代の病は、往々にして化学物質の悪影響をたくさん被っていると改めて思わざるをえません。

そして、これだけ便利な世の中になってしまった今、昔の生活に戻れない以上は、予防することが一番大事なことかと思われます。

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