手のひらのほくろは危険なの?見分け方や他のモノとの違いを紹介!

以前はなかったほくろがいきなり出てきたりすると、びっくりしてしまいますよね。

例えば、手のひらや、足の裏などのほくろはあまりみられるものではありません。ほくろはその性質から、光や、日の当たる部分にできるものがほとんどですから、急にできたほくろには、注意が必要な物もあります。

ただし、通常の健康なほくろの場合は、とくに心配する必要はありません。

今回は、そんなほくろに関する記事をまとめてみました。最近、ホクロが増えて気になっているという人や、手のひらなどに突然出来たほくろを不安に思っている方は、ぜひ見てみてください。

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ほくろについて

ほくろ 少女

そもそもほくろとは何でしょうか?ほくろができる原因についても見てみましょう。

ほくろとは?

ほくろは、皮膚にできる黒い斑点です。

皮膚が紫外線を浴びると、メラノサイトという色素細胞が活性化し、メラニンが黒いかたまりとなって、ほくろとなります。メラノサイトは、メラニンという色素を生成する枝上の星の形をした細胞です。

メラニンは単に色素を増やして、肌トラブルを起こすばかりのものではなく、皮膚の色を作り上げたり、紫外線が体内に侵入するのをブロックしたりという、重要な役割も果たしています。

また、毛根の部分にもメラノサイトが存在しますが、このメラノサイトでも、肌と同様にメラニンが作られています。日本人はみんな黒い髪色をしていますが、これはメラノサイトが活発なためなのです。

ほくろは、主に紫外線をよく浴びる場所にできるもので、顔、腕なんかにはほくろが多いというのには、そういった理由があります。また、紫外線以外にも、ほくろができる原因はいくつかあります。

ほくろの原因

まず、生まれつきのほくろです。これは先天性のもので、生後一年程度の赤ちゃんの頃から付いているものです。ほくろが目立たない部分にある、小さい、など、本人がおとなになってからは、気づかない場合もありますが、生まれつきのほくろのある人は、割合としては多いようです。

ほくろが増える原因はもう一つ、女性の場合に限りますが、女性ホルモンの量に影響を受けて、ほくろが増えることもあります。例えば、妊娠中の方はホルモンバランスが崩れて、女性ホルモンが普段よりも増加しますが、妊娠中にほくろが増えたという女性もいるようです。

ストレスもほくろの原因の一つです。過度なストレスを受けると、メラノサイト(メラニンを生み出す細胞)が活性化して、ほくろができる原因となります。また、メラニンの影響によって、シミ、そばかすの原因にもなることもあります。

メラノサイトは、以上のように、紫外線、ストレス、ホルモン、また、加齢などによっても影響しながら活動しています。

詳しくは、ほくろが増える原因とは!?病気の可能性は!?を参考にして下さい。

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ほくろに関係する癌(がん)の危険性

医師

ほくろといえば、癌(がん)を心配される方も居ると思いますが、ほくろが関係する癌とは、どのようなものなのでしょうか?手のひらなどに、突然出来てしまったほくろを不安に思っている方は、メラノーマの症状と該当するかどうかを確認してみてください。

メラノーマ(皮膚がん)とは

メラノーマとは、悪性黒色腫と呼ばれています。

このメラノーマは、メラニンを生成するメラノサイトという色素細胞が、癌化した腫瘍と認識されています。通常、がん細胞はメラニン色素を多量に産生している場合が多く、そのため黒い色を呈することが多いために、黒色腫と呼ばれています。

しかし、黒いほくろ(腫瘍)ばかりが、メラノーマではなく、メラニン色素の産生度によっては、褐色~茶色などの色のメラノーマの症例もあり、極めて稀なパターンとしては、メラニンをほとんど産生しないメラノーマでは、常色~淡紅色という、自然な肌の色に近いような、メラノーマもあります。

メラノーマは大きく分けて4つのパターンの症状に分けられています。

末端黒子型

末端黒子型は、手足の爪部(爪の下)、足の裏や手のひら、などに発生しやすいもの。メラノーマの症状の全体30%は、このタイプの症状で、日本人にも最も多いものであると言われています。

手のひらにほくろが出来てしまったという人も、基本的に末端黒子型のメラノーマは、爪の中にできるものですから、ご安心ください。しかし、爪の中でない場合も、注意が必要なほくろもありますので、見分け方もご参照ください。

また、下記にはメラノーマと通常のほくろの違いを列挙しますので、そちらに該当するかどうかも、ご確認ください。

表在拡大型

表在拡大型は、胸、お腹、背中等の体の中心部や、手足の付け根に近い部位に発生しやすいもの。白色人種や、日本人の中でも肌が白い人に発生することが多い症状と言われています。

結節型

結節型は、部位に関係なく、結節のようながん細胞の塊がだんだん大きくなってくるものです。結節のまわりには通常、染み出しがみられません。

濃淡のあるもので、急に大きくなるようなほくろの場合には、この結節型の可能性が高いです。

悪性黒子型

悪性黒子型は、主に高齢者に発症することが多い症状です。顔面に発生した、不規則な形の濃淡のある黒いしみ・ほくろが徐々に拡大してくるのものが多く、症状が経過すると、色素斑の中央に結節が現れます。

注意が必要なほくろの見分け方

普通のほくろと、メラノーマの違いはどのように見分ければよいのでしょうか?

それぞれの特徴をまとめました。急に、手のひらなどにできてしまったほくろに不安を感じている人は、以下の点を確認してみてください

通常のほくろ

  • ・左右対称の丸いほくろ
  • ・色が均一で、変色などがない
  • ・ほくろが小さく、直径が5mm程度

メラノーマの危険性のあるほくろ

  • 形が左右対称ではない
  • ほくろの周りがギザギザしている
  • 色が均一でなく、濃淡が混じっている
  • ほくろの直径が6mm以上の大きさ
  • ほくろが短期間で大きくなる

メラノーマの症状に該当する点が多かった場合には、直ちに皮膚科に受診してください。

ダーモスコピー検査とは?

メラノーマの検査を行う場合は、通常皮膚科では医師によって、目で診察されます。もちろん、目で診察するだけでも、メラノーマであるかどうかということを、診断することが可能なのですが、よりメラノーマの検査を正確にするために行われるのが、ダーモスコピー検査です。

ダーモスコピー検査は、ダーモスコープというライトが付いた拡大鏡を使用して、皮膚の状態を詳しく検査する、全く痛みを伴わない検査です。健康保険も適用され、低価格で検査を受けることが出来ます(自費負担、数百円程度)。

ほくろやしみを、ダーモスコープで観察した場合、色素沈着の状態が詳しく診察でき、悪性かどうかが、目で診察した場合より、よりよくわかります。この検査の普及により、メラノーマの早期発見、早期治療が可能になっています。

皮膚科によっては、ダーモスコピー検査をやっていない医院、病院もありますので、あらかじめ受診される前に、電話等で確認してから、受診されると良いと思います。

ほくろと乳がんの関係性

直接的起因ではありませんが、ある研究では、ほくろが多い人は乳がんになるリスクが高いという結果が出ています。

ほくろの原因の項で、女性ホルモンが多いと、ほくろが増えることがあるということを説明しましたが、女性ホルモンの量が多い人は、乳がんになるリスクが高いのです。

ある調査では、女性看護師に対して、左の肩から手首までの直径3ミリ以上のほくろの数を申告してもらい、24年間の調査を行うと、調査された女性の中でもほくろの数が多い女性が、乳がんに罹り、ほくろの数が14個よりも多いという女性では、ほくろが全くないという女性に比べ乳がんになるリスクが1.35倍も高かったそうです。

フランスでも同じような調査が行われ、女性対し、「ほくろはない」「ほくろの数が少ない」「ほくろの数が多い」といった項目で、ほくろの多いか少ないかという内容を調査すると、18年間に渡るの調査で「ほくろの数が多い」に該当した女性の多くが乳がんにかかり、「ほくろの数が多い」という女性は「ほくろはない」という女性に比べ、乳がんになるリスクが1.13倍に高まったという結果が出ました。

つまり、ほくろが多い場合は、乳がんの指標の一つとなる、ということになります。

乳がんのリスクに関しては、遺伝的なものも深く影響しているので、もし親類に乳がんを患ったことのある方が居て、かつ自身もほくろが多いという方は、一度、乳がんの検診に行ってみてください。

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注意が必要な手のひらのほくろ

手 しわ

手のひらに急にできたほくろについて、不安に思ってしまう方も多いと思います。そこで、注意が必要な手のひらのほくろについても、見てみましょう。

手のひらにほくろが出来た時の注意点

ほくろの中には、悪性腫瘍のメラノーマである可能性もあるという話はしましたが、特に手のひらに出来たほくろは、ガン特有の痛みや不調などが生じにくく、大きくなり始めてから異常を感じ、早期発見が送れるということもあります。

記事中のメラノーマの特徴などと照らしあわせて、合致する項目が多い、または少しでも不安に思った方は、直ちに皮膚科に受信しましょう。発見が遅れた場合には、切除手術を行っても予後があまりよくないと言われています。がん治療には、早期発見が書かせませんが、メラノーマはガンの中でも、特に進行が早く、手遅れになると命にも影響します

メラノーマの、日本人の年間推定発症数は、1500人~2000人と言われていて、近年増加傾向にあります。

手のひらに出来たメラノーマ(悪性腫瘍)と通常のほくろの違い

簡単な見分け方は、やはり左右対称であるかということです。通常のほくろの場合では、メラノサイトという細胞が、紫外線などの影響によって、小さい異常信号を発することによって、一つのメラニンを作り出し、小さく丸いほくろを作り出します。

対して、メラノーマは皮膚がんであるので、悪性の細胞があちこちででたらめに増殖しています。そのため、左右対称な形ではなく、整合性のない形になるのです。

もう一つは、ほくろの色の濃淡です。メラノーマの場合には、色の染み出しがあったり、通常の黒いほくろではない色をしています。自分の体にほくろがある場合には、そのほくろの見比べてみて、色が明らかにおかしいようであれば、メラノーマの可能性が疑われます。

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まとめ

今回はほくろに関する記事でしたが、いかがだったでしょうか。

手のひらのほくろなど、突然できたりすると驚くかもしれませんが、通常の小さく丸いほくろであれば、それほど心配はいらないので、ご安心ください。

メラノーマなどの危険性について、不安に思っている方の一助になれば幸いです。

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