梅雨の時期になってきますと、お部屋のカビだけではなくて、皮膚にもカビができます。それを一般的には肌カビと言われています。
体にできてしまうニキビみたいな赤いできものやかゆみがでてきてしまうというとき、それはニキビではなくて、皮膚カビが原因で脂漏性皮膚炎とかマラセチア毛包炎などといったような皮膚病になっていることもあります。
それを放っておいてしまいますと、慢性化してしまうこともありますので、対策をとることが大切になっていきます。
そこで、皮膚カビの症状や原因、治し方などについて紹介していきたいと思います。
皮膚カビとは
よくみなさんのなかでも肌にニキビができたことがあるという人もいらっしゃることでしょう。
そのニキビは、顔にだけではなくて、デコルテラインのところとか背中だったり、二の腕などにもできるなというときもあるのではないでしょうか。
しかし、ぶつぶつとニキビになってもシャンプーやボディーソープなどが洗い残されたことで、できてしまうものもあれば、そうではないものもあります。ですが、それは顔カビとか皮膚カビなどと呼ばれることもあるのです。
カビというのは、一般的には食べ物やお風呂場などのような高温で湿気の多いところが好きなものです。しかし、皮膚にもあるのです。
皮膚カビの症状について
皮膚カビから起きてしまうトラブルの症状についてです。
体にできてしまったときは、ニキビよりも細かい湿疹のようなものがでてきてしまい、なかなか治らなかったり何度も繰り返してしまったり、背中や肩、胸、ワキの下、腕などに良く出来てしまいます。
また、かゆみも出てきてしまって、皮膚が乾燥してはがれてしまうという症状があります。そして、頭にできてしまったときは、髪の毛をちゃんと洗っていても頭皮がかゆくて臭いことがあったり、べたべたとしたフケのようなものがでてくるといったことがあります。
マセラチア毛包炎
このマセラチア毛包炎という病気は、皮膚の脂がつくられやすい10代のときとかから中高年の人たちなどによくみられる病気になります。
毛包というのは、毛の根っこのところになるのですが、皮膚が浅いところに炎症が起きてしまいますと、ニキビのような発疹がでてくることになります。
この病気が進行していきますと、浅いところから奥のほうまで伸びていくこともありますので、早めに治療をしたほうが良いでしょう。
マラセチア毛包炎については、マラセチア毛包炎の治療方法とは?市販薬でも治せるの?を読んでおきましょう。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎という病気は、マセラチア菌が分解することで、脂肪酸のうちの1つを起こしやすくなり、この脂肪酸が皮膚に刺激を与えることで、接触性皮膚炎という病気も重ねておこしてしまうことにもなります。
顔とか頭とかによくなりやすいのですが、顔ですと脂の多い鼻のあたりが多いでしょう。
かゆみについてですが、上のマセラチア毛包炎と同じなのですが、とても軽いのでこの病気だと分かりにくいです。
癜風
癜風というのは、子どもからお年寄の人まで年代かかわらずにかかってしまうことが多いです。
そのなかでも20代から40代くらいまでの男性の方が多いといわれているのです。汗をかいてしまう春から夏にかけてがこの病気になりやすく、なったことのある人は、悪くなりやすい時期でもあります。急性なものだと、腫れたりすることもあるのです。
また、かゆみは少ないので、癜風にかかりますとただのシミだと勘違いして放っておく人も多いのですが、放っておきますと、白い斑点状のようになってしまい、色素も落ちてしまい、長く続いてしまうことがあります。
皮膚はまだら模様になるのですが、その原因はいまだにはっきりしていなく、上の2つの病気とも関連していることが多いのです。
皮膚カビの原因について
皮膚カビになってしまう原因というのは、カビの1つでもある「マセラチア菌」になるのです。マラセチア菌とは、湿気や皮膚の脂をエサにしていくので、そのエサがよくあるのは、梅雨の時期から夏にかけてよく出てくるカビの菌になります。
このマセラチア菌というのは、皮膚の脂が毛穴に集まってきますので、ワキの下とか頭皮で増えやすくなっていくのです。
それから炎症をしてしまいますと、角質の代謝が悪くなってしまい、乾燥してしまったり、角質がはがれてフケみたいになってしまったり、かゆみまで出てくるマセラチア毛包炎という病気の症状が出てきます。
そして、頭から顔にかけまして症状がでてくる脂漏性皮膚炎とか、胸や肩、背中に茶色っぽいかさかさとした発疹が出てくる癜風という病気も、皮膚カビから原因となっておきてしまう皮膚の病気になるのです。
マセラチア菌が増える
私たち人間の顔や体の皮膚には、いつも数えられないくらいの菌がいるのです。しかし、最近は除菌をするというブームがありますので、少しでも菌を減らそうとみなさんも努力をしているのではないでしょうか。
そこで、マセラチア菌というカビの1つがたくさん増えてしまうことで、歯がカビという皮膚の炎症を起こしてしまいます。
このマセラチア菌というのは、私たち人間と動物の皮膚だけに存在しています。また、皮膚の脂が多くいるところによくあります。
私たちは、ストレスとか睡眠がとれなかったり、食べ過ぎたり肌を洗いすぎたりとしてしまうことで、皮脂というのはどんどん増えていってしまいますので、マセラチア菌も増えてくるのです。
汗や蒸れについて
汗をかくということは、毛穴を開いて老廃物を外に出すということがとても大切なことになっていきます。しかし、汗をかいても放っておいたりしてしまいますと、皮膚に炎症を起こしてしまうかもしれません。
それは、カビというのは気温が高いところと湿気の多いところが大好きですので、汗をかいた肌はとてもカビにとっては良いところになるのです。
そして、背中とかになると汗をかいてもふいたりすることが難しいところは、特に蒸れてしまいます。
そうすると、皮膚炎になりやすくしてしまうのです。
皮膚カビをチェックする方法
皮膚カビになっているかどうかを確認する方法について紹介していきます。
毛穴の腫れなど
皮膚カビというのは、ニキビととても似ていますので、区別をすることは少々難しいと思います。
しかし、症状としては毛穴が腫れあがってしまうということがあります。そして、かさぶたとかフケみたいなものがあったら、皮膚カビだという可能性が高いです。
また、かゆみがあるようであれば、皮膚カビかなと思うと良いでしょう。
ニキビ用の薬はダメ!
顔とか体にニキビができてしまったので、いつも使われているニキビ用の薬を使ってみたものの、全然効果がでてこないということはありますか?
ニキビは皮膚カビと同じで皮膚の脂が関係しているので、脂を抑制させる薬とかビタミンを摂ったりなどをしても少しは効果があるでしょう。
しかし、ニキビというのは皮膚カビとは違ったアクネ菌という菌になります。皮膚カビは、マセラチア菌となりますので、効果はないといえます。
皮膚科での検査
自分でも症状を確かめることは出来るのですが、症状や原因の区別をつけることは難しいでしょう。
ニキビにしろ、皮膚カビにしろ、皮膚科で診察を受けるということが、一番手っ取り早い方法になると思います。
皮膚カビを治す方法について
皮膚カビは梅雨の時期によくおきてしまうということは、ご理解いただけましたか?そんな皮膚カビを増やさないために注意をしていかなくてはならないです。
それらを紹介していきます。
髪の毛はよく洗いすぎない
それなりに皮膚の脂というのは、皮膚の潤いを保ってあげるためには大切になっていきます。よって、髪の毛を洗いすぎてしまいますと、乾燥してしまい、かえって皮膚の分泌する力が激しくなってしまいますので、頭皮の皮脂バランスを崩してしまうのです。
ワックスなどを使ったら、シャンプーやリンスできちんと洗って流そうと、何度も髪の毛を洗う人が多いのです。
それは気分としてはさっぱりとしますので、とても気持ちが良いでしょう。もし、心配であれば、シャンプーを使わずに洗ってあげると良いでしょう。
汗はしっかりと処理を!
髪の毛をタオルドライだけで、生乾きの状態にしてしまうなどダメな習慣はカビを増やしてしまい、フケとかニオイなどを引き起こしてしまい、頭皮の老化を早めてしまうこともあるのです。
また、脂漏性皮膚炎を起こしてしまいやすくなって、放ってしまいますと脱毛症になってしまうこともあります。
嫌でもきちんとドライヤーで髪の毛を乾かしてあげると良いでしょう。そして、汗をかいたあとなどそのままにしてしまい、自然乾燥をしてしまいますと、カビはすぐに寄っていきます。
汗をかいたら、タオルなどでふくというクセをつけると良いでしょう。特に手が届きにくい背中とかは忘れないようにふいてあげると良いです。汗をふくというクセをつければ、カビが増えてくることを抑えてあげることができるのです。
できるならシャワーをこまめに浴びると良いのですが、そんなにヒマな人はいないと思いますので、もし、1日に1回シャワーを浴びることができるという人は、お湯や水だけにしてあげると肌への負担も少なくなります。
通気性の良い下着をつける
梅雨から夏にかけては、汗をよくかきますし、蒸れてしまいやすくなりますので、まず汗をかいたらこまめに拭きとってあげることは大切になります。
汗をかかないでといっても人間ですので、避けることはできないでしょう。かといって、汗を自然乾燥させることは良くありません。
また、通気性が良いコットン性の生地や、吸湿性の強い生地の下着をつけると良いでしょう。体を矯正する補正下着などの下着は、蒸れることが多く汗もよくかいてしまいますので、梅雨や夏の時期はやめたほうが良いです。
また、ストッキングなども通気性が良いものを履くと良いでしょう。
洗顔をしすぎないこと
髪の毛の洗いすぎもよくないのですが、顔を洗顔しすぎることも肌の皮脂のコントロールをおかしくしてバリアする機能を低くさせてしまうことがあります。
また、皮脂の分泌するはたらきを活発にしてしまうこともあるのです。肌にいつもある菌が洗い流されることで、肌の菌のバランスをこわしてしまうことにもなります。
特に梅雨の時期などは、肌も疲れやすくなっていますので、こすってしまったり、オイル系のクレンジングを使ったりとするのは、肌の具合をみながら使うように気をつけたほうがよいでしょう。
まとめ
皮膚カビというのは、ニキビに似ているような赤いぶつぶつとした発疹ができたりかゆみがでてきたりとすることがあります。
症状にもいろいろな症状がありますが、原因によって症状が違ってくるのです。
また、治し方については説明した他にもたくさんの方法がありますので、ぜひ参考にしてみてください。