銀杏の食べ過ぎに注意!中毒の症状や原因を知ろう!

年間を通して、茶碗蒸しの中身としてよく見かける銀杏。特に秋になると旬な食べ物として銀杏焼きを用意している店を多く見かけるようになります。多くの大人が大好きな銀杏は、実は中毒性があり、食べ過ぎると体に毒になるということを知っていますか?

この銀杏による中毒は患者の7割が子供が症状を起こしており、子供には特に注意が必要な食べ物です。なんとなく、そんなことを耳にしたことがある方も、どんな症状が起きるのか、また何粒まで食べていいのかなど知らない方も多いと思います。

銀杏好きの方やお子さんがいる方には特に知ってもらいたい、銀杏の中毒症状、原因、治療や予防方法、また併せて知っておきたいその他の中毒性のある食べ物もご紹介します。

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銀杏の食べすぎによる中毒について

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古くから銀杏は秋の代表的な食べ物として親しまれてきました。ここでは銀杏の概要や栄養価や効能についてご紹介します。

銀杏とは?

銀杏は秋の旬な食べ物の1つで、1粒料理に入っているだけでも、存在感を出し秋を感じることができます。銀杏は、秋になると黄色く紅葉しているイチョウの木になる実で、9月~11月中旬まで収穫出来ます。しかし、全てのイチョウの木に実がなるわけではなく、面白いことに、雌の木のみ実をつけます。

銀杏は非常に匂いが強いのが特徴として挙げられます。子供の頃に近くに植えられているイチョウの木の周りで銀杏拾いをした経験はありますか?経験している方は既にご存知かと思いますが、銀杏の実を取って殻を割ってみると非常に臭い匂いを発します。

また、銀杏の果汁には、アレルギー物質が含まれているので、皮膚の弱い方は触るだけで手がかぶれてしまうことがあるので、注意が必要です。

銀杏は昔から栄養価の高い秋の旬な食べ物として、食べられてきましたが、昔の人でも銀杏を食べ過ぎると中毒症状が起こるということは広く知られていました。「銀杏は歳の数以上は食べてはいけない」などの言い伝えが地方に伝わっていたりすることから、昔から食べすぎに注意されていたようです。

銀杏の栄養価・効能

銀杏は、でんぷん、カロテン、ビタミンCなどを含み、ミネラルも豊富なことから、とても栄養価の高い食べ物として有名です。中国では、昔からスタミナ食や薬用として使用されており、滋養強壮、強精効果の他にも咳、痰、ぜんそく、頻尿や夜尿症の症状も緩和できると言われています。

また、銀杏には、メチルビリドキシンという中毒性の物質も含まれています。このメチルビリドキシンは、ビタミンB6の働きを妨げる為、摂取しすぎると、ビタミンB6が体の中で足りなくなり、神経伝達である中枢神経に異常が出て様々な症状を引き起こします。

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銀杏中毒の症状と原因

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ここでは、銀杏中毒の症状と原因をご紹介します。

銀杏中毒の症状

銀杏に含まれている、メチルビリドキシンを摂取しすぎると、銀杏を食べてから12時間以内に中毒症状が起きます。主な症状は、腹痛、嘔吐、下痢、めまいなどですが、症状がひどい場合は、ふらつき、意識消失、呼吸困難、痙攣、不整脈、ショックなどを引き起こし、最悪の場合は死に至るケースもあります。

症状は、半数以上の方は1日以内に回復傾向に向かいますが、最大でも4日以内には自然と改善します。しかし、症状が重くなると死に至るケースもある為、症状が現れた場合は、軽視せずにすぐに近くの病院を受診されることをおススメします。

銀杏の食べすぎによる死亡事故は栄養状態の悪かった、第二次世界大戦後に多く報告されていました。最近では薬品・医療の発達により、死亡する例はなくなってきましたが、最近でも発症する方はおり、2010年には成人女性が60個以上の銀杏を摂取して、吐き気や嘔吐などの症状を引き起こしたと報告されています。

銀杏中毒の原因とは

銀杏にはメチルビリドキシンという中毒性の物質が含まれています。この物質はビタミンB6に構造が類似しており、ビタミンB6の働きを邪魔します。興奮を引き起こす伝達物質であるグルタミン酸は、ビタミンB6の働きにより、抑制物質に変わりますが、このメチルビリドキシンが働きを邪魔する為、脳内で興奮物質が過剰に働き、痙攣やショックなどの症状が起こると考えられています。

このメチルビリドキシンは、ビタミンB6が不足していればいるほど、働きが活発になります。その為、栄養状態に偏りがある場合は、中毒症状が出やすくなります。第二次世界大戦後に銀杏の摂取による症状や死亡報告が多かったのも、栄養状態が悪かったことが原因になっていると言われています。

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治療方法と予防対策

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銀杏を食べすぎたことで中毒が起こった場合は、すぐに病院を受診しましょう。ここでは、病院での治療方法と予防方法をご紹介します。

治療方法

腹痛、嘔吐、下痢、めまいなどの症状のみの場合は様子を見て、通常は時間の経過ともに良くなっていきますが、痙攣などの症状を起こしている時は、注意が必要です。症状が重い場合は、PLPを注射しビタミンB6の活性を働きかけます。

このような症状が出る前に、栄養バランスを整えること、また銀杏を食べる数を制限したり、お子さんには与えないなどの予防対策をすることが一番重要です。

予防対策

予防には中毒が起こるといわれている数量を知り、食べる際に制限すること、また栄養バランスを整えることがあげられます。

■中毒が起こる目安を守る

中毒が起こる目安は、子供7粒以上、大人40粒以上と言われています。さすがに40粒以上も食べないとホッとされた方もいると思います。大人は肝臓に解毒酵素を持っている為、多くの量を摂取しても中毒症状は引き起こしにくいので、大人はそんなに注意する必要はないのですが、子供は解毒能力が低いので、注意する必要があります。

銀杏中毒全ての患者さんの7割以上10歳未満のお子さんで、特に3歳未満が多いといわれています。2歳児の子が15個以上、銀杏を摂取して死亡した、5歳児の子が50個以上の銀杏を食べて意識を失ったという報告もあります。

子供はお皿に置いてあるものは、全て食べてしまいがちなので、銀杏を食べる時は初めからお皿に数粒とりわけておくなどの工夫をしたり、一番の解決策としては10歳未満の子供には与えないと決めておく方がいいでしょう。

■栄養バランスを整える

原因はビタミンB6が体の中で欠乏することで起こる症状なので、元々栄養バランスが偏っているなと感じている方は、目安で挙げた数値よりも低い数で起こりうる場合もあります。

ビタミンB6は、肌や爪、髪の毛の状態を健康に保つ働きもあると言われているため、最近肌が荒れているなと感じたり、髪の毛の状態が悪いなと感じている場合は、銀杏を摂取する際には少なめに摂取するか、同時にビタミンB6を含む食べ物を摂取して栄養バランスを整える必要があります。

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併せて知りたい!食べすぎ注意の食材

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銀杏以外にも食べ過ぎると中毒を起こす食べ物が多くあります。今回は代表的なものを5つをご紹介します。これらの物は大量に摂取することはないと思いますが、銀杏同様に子供には特に注意が必要です。

1、ジャガイモ

ジャガイモの芽や緑色の皮の部分には「ソラニン」という毒素が含まれています。ソラニンという毒素は加熱処理しても、毒素が残っているままなので、ジャガイモの芽をしっかりと取る、緑の部分は残さないなどの下処理がとても重要です。

このソラニンという物質を大量に摂取すると、嘔吐、下痢、めまい、呼吸困難などの症状を引き起こします。

2、白いんげん

インゲン豆などの豆類にはレクチンが含まれています。これを大量に摂取すると、嘔吐、下痢を引き起こします。このレクチンを摂取してから10分後に症状が現れ始めます。

通常はひっかり火に通すことで、毒性がなくなります。その為、生で食べることなく、しっかり火にかければ、問題なく食べられます。

3、さくらんぼ・チェリー・桃・りんごの種

さくらんぼやチェリー、桃の種は硬いので食べようとする人はいないと思いますが、りんごの種は誤って食べてしまうこともあるかと思います。また、好奇心が強い子供は、種を割って食べたりすることもあるので、注意が必要です。

実自体には毒性はありませんが、種の中にはアミグダリンという有毒物質が含まれており、体内で分解されると、微量ではありますが、青酸カリを発生させます。その為、子供や小鳥などの小さい動物に与えるのは危険です。

4、トマト・ナス・ピーマン・ホオズキの茎や葉

トマトやナス科の植物の茎や葉には有毒成分のソラニンが含まれています。これらは害虫を寄せ付けない成分と言われており、大量に摂取すると、下痢や腹痛を引き起こします。

理由は知らなくても、調理する時にはきちんと茎や葉は取って一般的には、摂取することはない思います。これらの食材は葉ごと全部食べたほうが健康にいいのではないかという考えを持つのは止めた方がよさそうです。

5、ワラビ、ふきのとう・ふき

ワラビ、ふきのとう・ふきには、ピロリジジンアルカロイドと呼ばれる毒素を持っており、肝臓に影響を与えます。大量に摂取することで肝機能障害や肝臓がんになると言われています。また、その他にも出血、血尿、心不全、呼吸困難となり、衰弱していくと死に至る危険もでてきます。

これらの食材は生で摂取するのは大変危険です。初めて調理する方は伝統的なあく抜き方法を確認して、正しい方法で調理しないと、毒が残ってしまいます。

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まとめ

秋が近づくとやっぱり銀杏は食べたくなりますよね。しかし、大量に食べ過ぎると中毒を起こす危険性があります。また、お子さんに食べさせるには注意が必要です。中毒患者の7割が10歳以下の子供で、そのうち3歳以下に発症が多いといわれています。

これは、親御さんが銀杏の毒性を知らないで与えてしまった事や目を離した隙に子供がたくさん食べてしまうことで起きてしまいます。一番の予防策は10歳以下の子供には銀杏をあげないということ、あげたとしても5個以下など数を決めることがとても大事です。

今回、銀杏以外でも大量に摂取することで中毒になる食材もご紹介させて頂きましたが、どんな食べ物も大量に食べずに、ほどほどが大事ということだと思います。

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