カフェインの致死量はどのくらい?注意すべき点を紹介!

仕事中や授業中の眠気を覚ますのにとても便利なカフェイン、身近な飲料としてはコーヒーや紅茶、緑茶やココアなどがあります。さらに最近ではエナジードリンクとしてカフェインが増量された清涼飲料水などもとても人気です。

しかし、カフェインはその適正量を超えると中毒症状や場合によっては体内の致死量にまで達し、最悪の場合死亡する可能性もあることを知っていますか?そんな身近で手軽なカフェインについてまとめてみました。

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カフェインとは?

コーヒー

カフェインとは、覚醒作用や強心作用、利尿作用や解熱鎮痛作用などをもつ精神刺激薬のひとつです。

飲料では、コーヒーや紅茶、緑茶やウーロン茶などに含まれていて、食品で代表的なのは、チョコレートやココアです。医薬品では、総合感冒薬や鎮痛剤などに含まれています。

カフェインは他の飲料や食品、薬との飲み合わせによってカフェインの血中濃度が高まることがあります。量や服用に関しては、注意が必要です。そしてカフェインには中毒性も認められています。

日常生活のさまざまな形で私たちは知らない間にカフェイン含有の製品を摂取しています。知らない間に過剰摂取して身体に影響を及ぼすようなことにならないよう、気をつけたいですね。

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エナジードリンクでの死亡事件

少し前に、エナジードリンクといわれるカフェインを含む清涼飲料水を大量に飲んだ男性の死亡事件がありました。この男性の死因は、カフェインの大量摂取により、血中のカフェイン濃度が致死量に達してしまったことでした。さらに原因といわれたエナジードリンクのほかにも、体内からはカフェインの錠剤も発見されたということでした。

このような食品や食品以外でのカフェインの常用での死亡事故は日本では始めてだったこともあり、とても話題になりました。どれくらいの量を摂取したのでしょう?この男性は一年以上も前からのカフェイン常用者だったそうです。常に150mg程度のエナジードリンクを飲んでいたそうです。そして死亡したこのときの致死量はおよそ3グラム程度だったそうです。

普段の飲料などでは中毒症状にはなっても致死量までいくことはほとんど無いそうですが、この男性の場合は、さらにカフェイン錠剤を併用していたために、短時間での血中のカフェイン濃度が急激に上がったためだといわれています。また、もしアルコールを同時に摂取していた可能性があるとすると、さらに自分の摂取量に気がつかず大量に摂取してしまっていた可能性もあります。

エナジードリンクやカフェイン錠剤自体は適正量を守ればなんら問題のないドリンクや錠剤です。しかし、量が問題なのです。一度に30本以上短時間で飲むなど、規定量を大幅に超えて飲むなどの行為は、一気に致死量に達してしまう危険な行為なのです。

エナジードリンクとは?

最近流行りのエナジードリンクとは何なのでしょう?

エナジードリンクとは、カフェインの含有量が多いドリンクのことを指します。国内で販売されているのは、レッドブルやモンスターなどですね。多くが炭酸飲料でジュースのような感覚で飲めて覚醒作用が高いといわれています。しかし、ジュース感覚で大量に摂取できてしまうため、摂取には注意が必要といわれています。

カフェイン錠剤とは?

カフェイン錠剤とは、主に薬局などで市販されている医薬品で、エスタロンモカなどの名前で販売されています。カフェインを錠剤化したもので、約2粒ほどで200ミリグラムのカフェインを摂取することができます。こちらも主に覚醒作用を期待した薬品です。

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カフェインの作用

驚く男

カフェインの主な作用は、

  • 神経を興奮させることで起こる覚醒作用や強心作用。
  • 呼吸量や熱の発生作用による皮下脂肪を燃焼させる効果。
  • 脳の細動脈を収縮させる作用。
  • 利尿作用があります。

多くの人が眠気覚ましにコーヒーや紅茶、緑茶を飲むのもこのためです。また血管の拡張で起こる頭痛に関しては、カフェインの血管収縮作用によって、頭痛が緩和されることがあるため、カフェインを摂取することがすすめられる場合があります。

しかし、このカフェインの作用は、過剰な摂取によって、思いも寄らない中毒症状や副作用を起こすことがあります。そのため、過剰な摂取、他の薬との飲み合わせや妊娠中などの条件では摂取を控えたほうがよいこともあります。

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カフェイン摂取のメリットとデメリット

錠剤

カフェインを摂取することでどんな効果があるのでしょう?

メリット

カフェインを摂取することで、このようなメリットがあるといわれています。

  • ①胃酸の分泌をよくして消化を助ける
  • ②血流をよくして筋肉の疲労などから早く回復させる
  • ③覚醒作用が起こることで、仕事などの作業効率を高める
  • ④鎮静作用で風邪薬や頭痛の薬に使われる
  • ⑤基礎代謝をアップさせ、ダイエットや体脂肪などの燃焼を促進させる

上記のようなメリットは適量を摂取することで効果が望めます。

デメリット

では過剰な摂取によって起こるデメリットはどんなことなのでしょうか?

  • ①不眠や睡眠障害など、睡眠を阻害する
  • ②利尿作用でトイレに頻繁に行くようになる
  • ③空腹時の摂取で胃などの臓器を痛めてします
  • ④鉄分やミネラルの体内吸収を妨げる
  • ⑤妊婦の場合、お腹の子供の発達障害や最悪流産の危険性がある

これらのデメリットはカフェインを過剰に摂取した場合に起こる可能性があります。

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カフェイン中毒とは?

カフェインを過剰に摂取することで、中毒症状に陥ることがあります。どのような症状なのでしょうか?

中毒症状

カフェイン中毒は、主にコーヒーや紅茶、緑茶やコーラ、栄養ドリンクやココアやチョコレートなど、食品の常用によって起こることがほとんどです。稀にカフェイン錠剤などの過剰摂取によって引き起こされることもあります。中毒症状には、軽度から重度に至るものまでさまざまです。

中毒症状:軽度

・落ち着きが無い・多弁・不安感・感覚過敏・緊張・気分高揚・焦燥感・一時的な不眠

中毒症状:重度

・幻覚・幻聴・パニック発作・妄想・衝動的になる・精神疾患の悪化

このような精神的な症状のほかにも、身体的な症状が現れます。

身体的症状

・胃痛・吐き気・嘔吐・心拍数の増加・動悸・心筋収縮作用・不整脈・むずむず感・頭痛・赤面・瞳孔拡大・痙攣

特に心臓に関する作用が高いので、心臓に既往症がある人にはより注意が必要です。また、一時的な症状ではなく、慢性化すると、さらに事態は深刻です。

そしてカフェインの摂取を中断した際に起こる禁断症状もあります。

禁断症状

・頭痛・疲労感・集中力の低下・眠気・不安感・運動能力の低下・発汗・抑うつ・カフェインの渇望

このような症状はカフェインが体内から分解されて排出されるとなくなりますが、稀にカフェインの分解酵素を阻害する働きを持つ薬などを併用している場合、症状は長引いたり、悪化、最悪の場合は死にいたる可能性もあります。

またこのような中毒症状については、誰でも日常的に一日にカフェインを250mg以上摂取すると発症しやすいといわれています。またカフェインに敏感なひとであれば、一日に100mgでも発症の可能性もあるそうです。この量は、おおよそコーヒー3杯分程度です。身体的、精神的に弱っていると感じる時は特に注意したほうがよさそうですね。

詳しくは、カフェイン中毒の症状を紹介!1日の量はどれくらい?を読んでおきましょう。

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カフェインの致死量

カフェインを摂取することのメリットデメリットが分かったところで、事件にもなったカフェインの致死量についてみていきたいと思います。

カフェインの致死量は200 mg/kg です。つまり、自分の体重によって致死量が変わってくるのです。

まず身近なコーヒーについてみてみましょう。コーヒー1杯をおよそ150mlとした場合のカフェインは約90mgだそうです。もちろん、最近のコーヒーはさまざまな産地や製法などによって多少の誤差があるとは思いますが。

コーヒーでのカフェイン致死量を考えると、体重50キロの人が、致死量までコーヒーを飲む場合は、10,000mg÷90mg=約111杯のコーヒーを飲むと致死量のカフェインを摂ったことになります。普通の量ではないですね。しかし、これはコーヒーだけで考えた場合です。私たちの身近にはカフェインの入っている飲料や食品、薬品があふれています。以外と知らないところでカフェインを摂取している場合があることを忘れずにいてください。致死量に達していなくても、カフェインの過剰摂取によって、急性中毒症状が出ることもありますので、気をつけましょう。

カフェインの体重別致死量をまとめてみました。

  • 40キロ:8g
  • 50キロ:10g
  • 60キロ:12g
  • 70キロ:14g
  • 80キロ:16g

このようなカフェインの量をおよそ30分以内に摂取すると致死量になるそうです。さらに最近話題のエナジードリンクのカフェイン含有量についてもまとめてみました。

  • 眠眠打破:120mg
  • メガシャキ:100mg
  • モンスターエナジー:144mg
  • ブラックブラック:100mg
  • レッドブル:80mg
  • 缶コーヒー(平均):100mgから150mg

また、普段よく目にする飲料でも見てみましょう。

  • コーヒー:90mg
  • 紅茶:25mg
  • 煎茶:20mg
  • コカ・コーラ 350ml:45mg
  • ペプシコーラ 350ml:38mg
  • リポビタンD:50mg

多くが致死量に達するには何十本も一度に飲まないといけない量です。普通に生活していれば致死量を考えなくても大丈夫そうですね。

カフェインとアルコールの関係

カフェインとアルコールを同時に摂取していたことが原因での死亡事故の例が海外で発生しています。アルコールとカフェインの関係を見てみましょう。

アルコールとカフェインを同時に摂取すると、アルコール単体、カフェイン単体よりも効果の耐性が出やすいといいます。つまり、アルコールとカフェインを同時に摂取することで、カフェインの覚醒作用でいつまでも疲れず、眠くならずアルコールとカフェインをとり続けてしまうというものです。

そのため、自分の限界量を超えての摂取が可能になり、中毒症状を起こしやすくなるというのです。

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まとめ

いかがでしたか?カフェインは適量摂取すれば、メリットも大きい成分です。摂取量をきちんと見極め、正しく摂取するように心がけましょう。

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