オスグッド病とは?症状や原因、発症しやすい子供の特徴を知ろう!ストレッチで予防できる?

オスグッド病とは、10歳から15歳の成長期の、男子に多く起こる、スポーツ障害の代表疾患です。この病気は成長痛として、古くから知られていました。女子の場合は1~2年早いです。

10歳~15歳の成長期には子供の身体は、急に身長が伸びます。それにつれて骨も急激に伸びるのですが、筋肉や腱などの軟部組織は、骨のようには急激に成長はされません。

走る、飛ぶなどの跳躍や、ボールを蹴るなどのスポーツをしすぎると、オスグッド病が起こってきます。成長痛などと言われますが、成長痛なら成長する子供の、スポーツをやっている、子供全てが掛かるはずですが、オスグッド病にかかる子供と、掛からない子供がいるのは何故なのでしょうか?その違いについて、詳しく調べてみましたので、一緒に見ていきましょう!

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オスグッドとは

サッカー少年

オスグッドとはどのような、病気なのでしょうか?オスグッドについて調べてみました。

オスグッドの成り立ち

オスグッド病は正式な名前は、オスグッド・シュラッター病といいます。

1903年にボストンの整形外科のロバート・ベイリー・オスグッドと、チューリッヒの外科医カール・シュラッターが別々に症例を確認して、発表しましたのでオスグッド・シュラッター病と言う名前がつきました。

オスグッドの病気に発展する過程

オスグッド・シュラッター病は、成長期の10歳から15歳くらいの子供が、急に身長が伸びます。それにつれて骨が急成長する時期に、筋肉や腱などの軟部組織が、骨が成長すると同じように、成長することができないために起こる病気です。

大腿の筋肉は腰骨から続いていて、膝蓋骨(しつがいこつ)のお皿を通って脛骨粗面に、くっついています。大腿筋群の強力な収縮が繰り返されると、脛骨粗面に非常に負担がかかってきます。軟部組織がまだ固まらないうちに、負担が掛かりすぎるために、オスグッド・シュラッター病を発症してしまうのです。

オスグッド・シュラッター病の痛みの場所

膝のお皿の下にある、出っ張った骨が痛みます。出っ張っている骨は脛骨粗面(けいこつそめん)と言います。この脛骨粗面は足の太ももに存在し、この脛骨粗面に様々な筋肉がくっついています。

この脛骨粗面は骨盤から連なっていて、筋肉を動かすたびにいろいろな筋肉に、影響が出てきます。丁度10歳~15歳くらいの成長期は、まだ筋肉が固定されていないので、ダッシュしたりジャンプいたり、膝の曲げ伸ばしをするたびに、太ももの筋肉が非常に硬くなり、脛骨粗面に引っ張りが加わります。この脛骨粗面がまだ固まってないうちに、引っ張りが加わるため、オフグリッド・シュラッターを起こしてしまうのです。

オスグッド・シュラッターは何故起こるの?

筋肉を動かす命令を伝えてるのは神経です。痛みを伴う針やマッサージや、ストレッチの治療をすればするほど、脳は痛いので異物とみなし、攻撃をかけてきて筋肉や神経を固くして、身体を守ろうとします。

痛みを我慢して激しい動作をし続けると、全身の筋肉は固くなるために、身体全体にゆがみが出てきます。そのために体の痛みをカバーした、動き方が自然に身についてしまいます。早く治すためには、痛みを我慢しないことです。

オスグッド・シュラッター病は、成長痛と言われる骨端症(こったんしょう)の、病気の一つなのです。

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オスグッド・シュラッター病の原因

膝に水がたまる

オスグッド・シュラッター病の原因は、どのような原因があるのでしょうか?

特に成長期の子供は、脛骨粗面が軟骨で出来ているために、無理に引っ張りが加わると、傷みや剥がれやすくなっています。サッカーやバスケットボール、バレーボールや野球などの様な、ジャンプやランニングを繰り返す、スポーツにはよく見られる症状です。

オスグッド・シュラッター病は、脛骨粗面に付着している筋肉が、繰り返し引っ張りを加えることで、付着している付着部分の、筋肉が炎症を起こして、乖離骨折を起こします。

オスグッド・シュラッター病の子供たちは、全体の筋肉が硬くなって、脛骨粗面が乖離骨折を起こしてしまうのです。

オスグッド・シュラッター病の原因の数々

オスグッド・シュラッター病の原因には下記のような事が考えられますが、一番大きな原因は筋肉の使いすぎによるためなのです。

  • 疲労が回復しないまま、激しいスポーツを続けてやることにより、筋肉に今以上に負担をかける事になります。
  • 運動の前後にストレッチ体操を、十分に行っていないことが病気の原因となります。
  • 上記の原因が重なって、身体全体が益々硬くなっています。
  • 片方の足に負担が掛かり、それをカバーしようとして、もう一つの足もオスグッド・シュラッター病になります。両方が一度に悪くなることはありません。
  • 偏った身体の動きをして、同じ動きを繰り返し行っていることが多いです。

走る、飛ぶ、蹴るの動作をすることで、太ももの筋肉の大腿四頭筋が収縮します。この筋肉は膝蓋骨(お皿)を介して脛骨粗面に付着しているため、繰り返し同じ動作を行うことで、付着部分が引っ張られて、炎症を起こします。脛骨粗面の軟骨が隆起や乖離して、オスグッド・シュラッター病になるのです。

身体の骨のバランスの崩れ

膝に痛みが出るのは、身体全体のバランスが崩れているからです。身体全体のバランスが崩れると、膝に不自然な負担がかかります。そのために身体を左右対称に、使うのが一番理想的ですが、毎日の生活の中で、生活習慣や、癖や、スポーツなどで、身体を左右対称に使うことができなくて、自然に身体の重心がずれて、骨格が歪んでしまうのです。

骨格が歪んでしまうことで、身体が左右対称でなく、偏った身体の使い方になるために、オスグッド・シュラッター病になるのです。オスグッド・シュラッター病は、偏った身体の使い方で発症します。

ですから同じ成長期の、子供の中で同じスポーツをしても、オスグッド・シュラッター病になる子供と、ならない子供がいるわけです。

オスグッド・シュラッター病になる子供の共通点

オスグッド・シュラッター病になる、子供たちの共通点は、筋肉が硬くなる動作や、緊張を起こしやすい動作をしています。身体にとって好ましくない動きをしているので、練習すればするほど、筋肉は硬くなっていきます。

オスグッド・シュラッター病の、子供たちに見られる姿勢は、背中が丸くなり、お尻が下がってしまう姿勢を、している子供がなります。姿勢が悪くなると、痛みが出てきてその痛みを、我慢することで、ますます慢性化して、治りにくくなっていきます。

骨盤

オスグッド・シュラッター病の一番の、原因は筋肉を硬くしないことです。筋肉を硬くしない事は、骨盤の動きを正しく、回復させることにあります。

骨盤は左右回転運動を行う関節で、この骨盤の回転運動が支障をきたすことによって、身体全体の筋肉の緊張が強くなり、筋肉が硬くなります。脛骨粗面部に牽引力を与える、余裕を持たせることが大切です。

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オスグッドにならない子供

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それではオスグッドにならないこどもの、スポーツを見ていきたいと思います。

武道

オスグッド・シュラッター病にならないスポーツに、武道があげられると思います。武道(空手、剣道、柔道)などをする子供には、オスグッド・シュラッター病の子供は少ないです。

それはなぜかと言いますと、それは正座をするからなのです。正座をすることは、膝の周囲の筋肉や靭帯や軟部組織を、常にストレッチしているようなものなのです。

運動をするときには運動の前に、十分な準備運動が大切です。その準備運動を正座をすることで、繰り返しやっていることになるのです。

正座

毎日正座を繰り返すことで、骨盤から脛骨粗面の筋肉を柔らかくして、そして姿勢を正しているのです。

正座のできない子供は、身体が非常に硬いです。正座するときは膝だけでなくて、背中と腰の筋肉の動きが大切になってきます。正座ができないということは、膝だけでなく全身の骨格が歪んでいることになるのです。正座が楽にできるのは、正常な骨格であるということです。

正座はきれいな姿勢を作るための、基礎的なストレッチです。正座がきれいに楽にできる身体は、脊柱が正常なS字カーブに、なっていることが示されています。

和式のトイレ

今はほとんど和式のトイレは見なくなりましたが、和式のトイレは、股関節や膝や足首の筋肉を、ストレッチする運動にほかなりません。

和式トイレは丁度お相撲さんの立ち合いに似ています。お相撲さんは毎日このストレッチを欠かさずやっているために、関節の動きが非常に良くて、あの巨体が倒れても、関節の怪我が少ないのです。

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オスグッド・シュラッター病の症状

膝上 痛み

オスグッド・シュラッター病にはどのような、症状が現われてくるのでしょうか?

オスグッド・シュラッター病はジャンプ動作の膝屈伸時や、ダッシュやクッキング動作などで発症します。膝蓋骨の下の方にある、脛骨結節部に限った痛み疼痛と、強い圧痛が起こります。

疼痛は特にジャンプした時など、大腿四頭筋を強く収縮させるときに、脛骨粗面部の疼痛が確実なものとして現れます。また階段の上り下りの時なども、疼痛が出てきます。

疼痛が出ている脛骨粗面のあたりは、軽度の熱を帯びた腫れなどが見られ、圧迫された痛みが見られます。正座時に脛骨粗面部に、床面が接触すると疼痛が起こって、正座が困難となります。膝関節最大屈折時の正座で疼痛がみられて、進行すると脛骨粗面部に、骨性の隆起が見られるようになります。

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オスグッド・シュラッター病の検査

検査 レントゲン X線

オスグッド・シュラッター病の検査は、どのように行われるのでしょうか?

オスグッド・シュラッター病の検査には、レントゲン検査で脛骨結節部に限った、成長軟骨が層になっている部分の骨端軟骨(こったんなんこつ)の中に、骨端核という丸い骨の芯のようなものがあります。この骨端核の遊離骨片が認められます。

成長する過程なので、大きさは子供により異なります。MRIで検査すると一層はっきりと、確認が取れます。骨軟骨を覆う、膝蓋腱の肥えて厚くなった肥厚(ひこう)が見られます。そしてその肥厚した膝蓋腱の周囲が、炎症を起こしているのが確認できます。

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オスグッド・シュラッター病の治療

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オスグッド・シュラッター病の治療には、どのような治療があるでしょうか?

オスグッド・シュラッター病になったら、応急処置としてはアイシングが最も効果的です。疼痛には消炎鎮痛薬や、超音波や低周波などの、物理療法なども効果が得られます。

手術は基本的には行わないです。男子の場合は16歳程度、女子の場合は14歳~15歳程度でほぼ治まって、普通にスポーツができるようになります。治療としては保存療法や、装具療法で治療を行っていきます。

稀に脛骨粗面が大きく剥離してしまった場合にのみ、骨片摘出手術やドリリングなどの、外科的手術を行います。ドリリングとは脛骨粗面の、出っ張った骨に穴をあけて、出血させリフレッシュさせる方法です。

そのほかに整体師さんたちが行う、整体FMT整体が、オスグッド・シュラッター病の治療に効果があるようです。

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オスグッドの予防

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それではオスグッド・シュラッター病の予防には、どのような予防をすれば少しは、防ぐことができるのでしょうか?

このオスグッド・シュラッター病は、成長期の一過性の病気です。ですからこの時期にスポーツを、控えることが予防につながります。しかしこの時期は、スポーツでもなんでも、一番伸びる時期です。そのためには、オスグッド・シュラッター病にならない、スポーツのやり方はないのか、考えてみたいと思います。

十分な準備体操

まずスポーツをするには、十分なストレッチが大切です。そのためには大腿四頭筋の、ストレッチが不可欠となります。オスグッド用のサポーターも、利用することが良いのではないでしょうか?

サポーターの利用

オスグッド用のサポーターは、大腿の収縮が原因で起こっていますので、骨端部に負担が掛かっている状態です。骨端部に負担が掛かっていると、その端を細いサポーターで抑えても、抑えないよりマシかもしれませんが、大腿の収縮を止めることは、無理があると思います。

サポーターを利用するのであれば、大腿部の筋群を広範囲に抑える、大腿サポータータイプを利用すると、かなり抑えられるように思います。

痛みが出たら無理をしない

痛みが出たら無理をしないことです。症状は軽いうちに運動制限すれば、オスグッド・シュラッター病にならなくてよいので、痛みが出たら我慢しないで、痛みがなくなるまで休むことが大切です。そうすることで早くまたスポーツに復帰できます。

成長期には関節がまだ不安定だから、きちんと身体を整えたうえで、運動することが大切ですし、できるだけ毎日の動作で、姿勢を気にして、正しい姿勢で行動することが、オスグッド・シュラッター病にならない、予防になります。

予防の3つの注意点

オスグッド・シュラッター病の予防として、毎日の生活で気を付けることは

  1. 痛い動作を控えるようにする。痛いのを我慢して動かない。
  2. お風呂に15分から20分ほど、リラックスする温度で、ゆっくりと使って、筋肉の疲労をとって、筋肉を柔らかくします。
  3. 骨盤を立てて立つ姿勢を意識する。骨盤の前傾姿勢

この3つの方法を意識して生活することで、オスグッド・シュラッター病にならないで、スポーツを十分行えると思います。

自分でできる対処法

その他に自分でできる対処法としては、運動の前後に十分なストレッチ運動をする。また痛みが出たときは、患部を冷やして応急処置の、アイシングをすることが必要です。

そして何よりも痛みが出た場合は、身体を休めることが大切です。そしてお風呂に十分入ってその日の疲れをほぐして、その時筋肉も柔らかくして、夜更かしをせずに十分に睡眠をとることが大切です。

ひどくなる前に身体のバランスをとって、毎日の行動姿勢に気を付けて、スポーツをすることで、オスグッド・シュラッター病は乗り切れるように思われます。

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まとめ

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オスグッドは正式の名前はオスグッド・シュラッター病ですが、あまり長いので皆さんオスグッドと名前を短くされているようです。でもオスグッドとシュラッターは別人ですので、名前を短くされるのは、本当はいけない様にも思います。

さてオスグッド・シュラッター病について、皆さんもかなり研究されて、ご存知だと思いますが、この病気は一過性の、成長期の病気です。でもその間何もできないのであれば、成長期に楽しめるスポーツができなくて、それがストレスに繋がることにもなります。

ですのでこのオスグッド・シュラッター病をよく理解して、成長期に楽しめるスポーツを、楽しんでもらいたく思います。オスグッド・シュラッター病で、一番気を付けることは、痛みが出たら即身体を休めること、日ごろの自分の生活の中で、自分の姿勢に気を配ること、お風呂につかって、筋肉を柔らかくすることの、3点のような気がします。この3点を気を付けていれば、オスグッド・シュラッター病にはならないで、スポーツがでると思います。

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