おせっかいの意味は?性格や特徴、対処方法を知っておこう!

昔は近所など周りに必ず1人は、何にでも顔を突っ込んでくる世話焼きでおせっかい(お節介)な人がいたものです。

最近は以前に比べると、周囲のおせっかいな人は少し減った印象がありますが、そうは言っても会社や学校など人が多く集まる場所には、おせっかいな人が存在しますよね。また、思春期を迎えて心身ともに自立し始める子供にとっては、親が良かれと思ってとった行動が、時としておせっかいに感じてしまうこともあるでしょう。

おせっかいを受ける人は、おせっかいな行為について、ほぼ例外なく迷惑だと感じています。一方で、おせっかいな人の大半は、親切心から世話を焼いているはずです。どうして、両者の間には、このような意識の差が生じてしまうのでしょうか?

そこで今回は、おせっかいな人の心理的特徴、おせっかいな人に対する対処方法などについて、ご紹介したいと思いますので参考にしていただければ幸いです。

「おせっかい(お節介)」とは?

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そもそも「おせっかい(お節介)」とは、どのような行為のことを言うのでしょうか?普段から良く使われる言葉であっても、あらためて言葉の定義や意味を確認する機会は、あるようでありませんよね。

そこで、まずは「おせっかい」という言葉の定義・意味などについて、再確認しておきたいと思います。

「おせっかい」の定義・意味

「おせっかい」という言葉の意味について、何冊かの国語辞典に当たってみると、概ね次のような定義・意味が記載されています。

  • かえって相手の迷惑になってしまう余計な世話を焼くこと。そのようなさま。
  • 自分から出しゃばって、いらぬ世話を焼くこと。そのようなさま。

このように「おせっかい」とは、相手の気持ちや立場を考えることなく、自分から出しゃばって相手のお世話をしたり面倒をみたりすることが、逆に相手にとっては迷惑で邪魔に感じられることを言います。

おせっかいと親切の違い

親切とは、相手の気持ちや立場にたって、その人のために何かをすることを言います。とすれば、おせっかいと親切の違いは、相手の気持ちや立場について気遣いがあるか否かがポイントになると言えるでしょう。

しかしながら、相手の気持ちや立場を考えた親切心や善意からの行動が、相手にとっては迷惑で邪魔だと感じられてしまうケースもあるでしょう。例えば、会社で同僚が忙しそうだったので、親切心から同僚の仕事を手伝ったら、同僚の仕事の手順と違って逆に迷惑になってしまった、というような場合です。とすれば、おせっかいと親切の違いには、行為の受け取り手の感じ方もポイントになり得ると言えます。

それゆえ、おせっかいと親切の違いには、次のような二つのポイントがあると言えるでしょう。

  • 相手の気持ちや立場について気遣いがある。
  • 行為を受けた側がありがたく思う。

そして、このような二つのポイントを満たすと「親切」になり、いずれかが欠けると「おせっかい」になると言えるわけです。つまり、自分が相手を思って親切心からした行動でも、相手が迷惑に思い不快感を感じるならば、それは「おせっかい」になってしまうのですね。

「おせっかい」の類義語

「おせっかい」という言葉の意味やニュアンスを、より理解しやすくするために、いくつかの類義語を紹介したいと思います。

  • 口出し
  • 手出し
  • 干渉
  • ちょっかい
  • 差し出がましい
  • 押し付けがましい

「おせっかい」の語源

「おせっかい」という言葉について、語源や由来は諸説が存在して明確になっているわけではありません。そのような諸説ある語源の中でも、最も有力と考えられているのが「切匙(せっかい)」あるいは「狭匙(せっかい)」が語源・由来となっていると考える見解です。

切匙・狭匙とは、すり鉢の内側の細かな溝(みぞ)に残ったものを、かき落とすための木製の道具のことで、しゃもじを縦半分に切断したような形をしています。

切匙・狭匙を使って掻き出そうとする際に、切匙・狭匙が溝に入り込むことから、他人の内側に入り込む様子について「おせっかい」と称することになったと考えられます。

おせっかいな人の心理的特徴

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このように「おせっかい」とは、相手の気持ちや立場を無視して、自分から出しゃばって相手の面倒をみたりすることが、かえって相手の迷惑や邪魔になることを言います。

それでは、おせっかいな人は、どのような心理で他人の面倒をみようとするのでしょうか?そこで、おせっかいな人の心理的特徴について、ご紹介したいと思います。

親切心の裏で、無意識的に見返りを求めている

おせっかいな人の心理的特徴の一つとして、おせっかいな人は親切心から相手に良かれと思って世話を焼きますが、その親切心の裏に自分でも気づかずに見返りを求める心理が隠されている可能性があることが挙げられます。

たしかに、おせっかいな人は周囲の人の動きに目を配るなど、非常に気が利くタイプの人です。また、おせっかいな人は周囲の人のちょっとした態度の変化にも気づくなど、心配性なタイプの人でもあります。それゆえ、おせっかいな人が周囲の人を手助けしようとする行動は、基本的に親切心から出るものであって、行動の目的に悪意があるわけではありません。

しかしながら、その親切心の奥底には、おせっかいな人が自分でも気づかない深層心理として、見返りを求めている可能性があるかもしれないのです。どのような見返りを求めているのかと言うと、「今は自分が相手を手助けしているのだから、いつか自分に助力が必要になったら手助けして欲しい」という将来の見返りを暗に求めているのです。

つまり、人間社会は相互に助け合う、いわば持ちつ持たれつの関係なのだから、自分が困った時には手助けして欲しいという深層心理が親切心の裏に隠れているのです。

このように本人が相手を思い親切のつもりで手助けしても、無意識的に見返りを求めているのだとしたら、おせっかいな人の表情や行動に恩着せがましいものが現れても不思議ではありません。そして、おせっかいを受ける側が、親切の押し売りのように感じて、ありがたく思えないことで、親切心からの手助けがおせっかいとなってしまうのです。

自分本位で価値観の違いを認められない

おせっかいな人の心理的な傾向として、人それぞれの価値観の違いを認めることができない傾向があるので、これもおせっかいな人の心理的な特徴と言えるかもしれません。

そもそも価値観とは、何に対して価値があると認めるかという考え方のことです。人が抱く価値観は多様であって、人それぞれに固有の価値観が存在し、その価値観が行動となって現れます。それゆえ、価値観が近い人同士では、お互いの行動を理解しやすく、相手の活動内容を知るにも説明は短くて済みますが、逆に価値観が違うと簡単に相手の行動を理解することができません。

もちろん、おせっかいな人が周りの人を手助けしたい、世話を焼きたいと思うのも、他人を助けることに価値があると考える一つの価値観と言えます。しかしながら、当然ですが、おせっかいを受ける側の人にも様々な価値観が存在し、人によっては静かな環境や一人で物事を成し遂げることに価値を置く人もいるのです。

ですから、相手の気持ちや考え方といった相手の価値観を無視した手助けや、相手の価値観に配慮したつもりでも結果として相手の価値観に反した世話焼きは、相手にとってはおせっかいな行動となってしまいます。そして、相手の価値観に配慮したつもりでも、結果として相手の価値観に反してしまったのならば、それは相手の価値観を認めることができなかったということであり、おせっかいな人は自分本位な考え方であったと言えるでしょう。

他人を信用できない

おせっかいな人の心理的特徴の一つとして、他人を信用できないことが原因で、おせっかいになってしまうケースも考えられるでしょう。

前述の自分本位で価値観の違いを認められないことと通じますが、他人の価値観を受け入れることができずに他人を信用しにくい傾向がある人がいます。そのような性格の人は、会社などの組織に所属して社会生活を営むにあたって、仕事を分担する同僚や部下といった他人を信用できないために、仕事の手順や進め方などに口うるさく指示や指導をしてしまいます。

もちろん仕事のやり方にも個人の価値観が反映され、コツコツ進める人もいれば、集中して一気に片づけてしまう人もいて千差万別です。それゆえ、他人を信用できずに自分の考えを押し付けて、指示や指導でがんじがらめにしてしまう人は、同僚や部下から鬱陶しく思われ、おせっかいな人になってしまうのですね。

目立ちたがりで仕切りたがる

おせっかいな人には、自分に自信を持った目立ちたがりで何事も仕切りたがる、いわゆる生来のリーダーシップを有するタイプの人もいます。ですから、目立ちたがりで仕切りたがる傾向というのも、おせっかいな人の心理的特徴の一つと言えるでしょう。

このようなタイプの人は、自分に自信があることによって、交友関係も広くて社交性も高く、行動力や決断力もあるので、会社の創業者や経営者に多くいます。また、このようなタイプの人は、仕事だけでなく遊びの場面においても、頼まれてもいないのに旅行やイベントのプランニングをして、様々な手配を一手に引き受けたりします。

しかしながら、その行動力や決断力が行き過ぎると独断専行となってしまい、周囲の人にとっては自分勝手な行動と映りかねません。仕事仲間の個性に配慮せず仕事を割り振ったり、遊び仲間に意見を求めることなくプラン決定や金銭面の決定をしてしまうと、周囲の人も要らぬおせっかいと感じてしまうこともあるでしょう。

ですから、このようにリーダーシップのある人が良かれと思って実施する行動も、時として自分勝手な行動と受け取られて、おせっかいとなってしまうこともあるのです。

好奇心からの詮索好き

おせっかいな人に良く見られるパターンとして、とにかく周囲の出来事に何でも首を突っ込み、手助けや世話焼きと称して、あれこれと詮索するタイプの女性がいますよね。このような好奇心からの詮索好きという傾向も、おせっかいな人の心理的特徴の一つと言えるかもしれません。

このような詮索好きについて良く解釈すれば、たしかに相手の個人情報をより詳しく知っていると、よりきめ細かな手助けや世話焼きもできますし、アドバイスもできるかもしれません。

しかしながら、名前や年齢といった情報ならまだしも、彼氏や彼女の情報などは極めて個人的な情報であって、人によっては秘密にしておきたい場合もあるでしょう。にもかかわらず、あれこれと質問を投げかけて根掘り葉掘り聞き出そうとするならば、もはや親切心から出るものとは言えず、単なる好奇心からの詮索と言わざるを得ません。

ですから、このような手助けや世話焼きと称して何にでも首を突っ込む言動は、多くの場合で単なる自らの好奇心を満たすための自己満足が目的の言動であって、おせっかいだと言えるでしょう。

おせっかいな人に対する対処方法

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このようにおせっかいと一口に言っても、おせっかいな行動が様々な心理から生じていることが、お分かりいただけるのではないでしょうか。それでは、実際におせっかいと感じられる行為を受けた場合に、どのように対応すれば良いのでしょうか?そこで、おせっかいな人に対する対処法について、ご紹介したいと思います。

ちなみに、いずれの対処法を選択するにしても一長一短であるので、対応する際には良く検討してから実行するようにしましょう。

おせっかいであることをハッキリと伝える

おせっかいな人に対する対処法として最も効果的な方法は、おせっかいであることをハッキリと明確に伝えることだと言えるでしょう。

たしかに、おせっかいな人の多くは悪気がなく、親切心からのアドバイスや手助け・世話焼きなのかもしれません。とすると、そのような相手の親切心を拒絶をすることに気が引けたり、気分が良くないのも当然です。

しかしながら、おせっかいな人が善意で親切心から行動しているならば、行為を受け取る側からアクションを起こさなければ、いつまで経ってもおせっかいな行為であることに気付かないでしょう。

ですから、おせっかいな行為を止めさせるには、おせっかいな人に対して「おせっかいは止めて」・「迷惑だ」などとハッキリと明確に伝える必要があるのです。

ただし、このようにハッキリと伝える方法については、おせっかいな人の善意をはねつける可能性があるわけですから、それまでの人間関係に亀裂が入るリスクもあるでしょう。

一旦は受け入れた上で、やんわりと断る

おせっかいな人に対してハッキリと断る対処法は、前述のように人間関係に亀裂が入るリスクが大きいですから、もう少し穏便な方法を模索したい場合は、おせっかいを一旦受け入れた上でやんわりと断る対応をすると良いかもしれません。

というのも、おせっかいな人の多くが基本的には親切心から手助けや世話焼きをしているため、その好意を一旦受け入れることによって、おせっかいな人の気持ちを満足させられるからです。そして、おせっかいな人の好意・善意を受け入れた上で、「気遣いありがとう」・「もう大丈夫」・「十分に助かったよ」と謝意を示すことにより、手助けや世話焼きは不要だということを婉曲に伝えるのです。

このようにおせっかいな行為を遠回しに不要だと伝えると、おせっかいな人の大半は満足や納得をして、手を引くのが通常です。ですから、人間関係を壊したくないと思うのであれば、一旦おせっかいな行為を受け入れた上で、遠回しな表現で断りを入れると良いでしょう。

ただし、好奇心からの詮索好きのケースなど、中には婉曲な表現では断りの意思が相手に届かなかったり、あるいは謝意を伝えても遠慮していると解釈されたりして、おせっかいな行為が続いてしまう場合もあるでしょう。

逆にお願いごとをしてみる

おせっかいな人に対する対処法として、おせっかいな人に対して逆に頼み事やお願い事をしてみることも、一つの対応方法と言えるでしょう。

おせっかいな人は、自分から出しゃばって要らぬ世話を焼くくらいですから、基本的に頼られると嬉しく思い、頼み事やお願い事に応えようとします。そのため、思っている以上に難しいことでも、おせっかいな人は引き受けてくれたりするのです。

ですから、おせっかいな人に対して遠慮せずに頼み事をしてみると、自分では考えつかない方向からの意見や解決策を提示してくれるかもしれませんよ。

まとめ

いかがでしたか?おせっかいな人の心理的特徴、おせっかいな人に対する対処方法などについて、ご理解いただけたでしょうか?

たしかに、いつの世であっても会社や学校など人が多く集まる場所には、おせっかいな人が存在します。おせっかいを受ける人にとっては、おせっかいな行為の大半が迷惑だと感じるでしょう。しかしながら、おせっかいな人の心理は様々ではありますが、その多くは親切心や善意からくるものです。それゆえ、おせっかいを受ける人の多くが、その対応に困ってしまうわけですね。

ですから、おせっかいな人への対応は、その後の人間関係を含めて、慎重に検討してから実施すべきです。本記事を参考にして、いろいろと検討してみてくださいね。

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