近年になってレズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーすなわちLGBTに関する話題を耳にする機会も増えてきました。例えば、LGBTの権利を擁護する運動が世界各地で繰り広げられたり、先進国を中心に芸能人や有名企業経営者などがLGBTであることをカミングアウトしたことなどが、ニュースとなって報道されています。
そんなLGBTに寛容になりつつある世の中にあっても、自分の好きな男性がゲイ（男性同性愛者）だとしたら、女性としては失恋による心の痛手と同時に何だか悔しいようなモヤモヤした気持ちになりがちです。
とはいえ、LGBTに寛容になりつつあるとは言っても、LGBTをカミングアウトすることは勇気のいることですから、黙っている人も少なくなりません。そこで今回は、男女の無用なすれ違いを避けるために、ゲイの男性の特徴とゲイの男性の見分け方について、ご紹介したいと思いますので参考にしていただければ幸いです。
この記事の目次
ゲイの男性の特徴
大手広告代理店の電通が2015年に7万人を対象にして実施した調査（「LGBT調査2015」）では、全体の7.6％の人たちがLGBTすなわちレズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダーのいずれかであることを自認しているのだそうです。とすれば、私達の周りにもゲイの男性がいても全くおかしいことではありませんよね。
そこで、まずはゲイの男性の多くに共通して見られるような特徴について、ご紹介したいと思います。
身体を鍛えているマッチョが多い
ゲイの男性に多く見られる特徴の一つとして、身体の筋肉を鍛えているマッチョな男性が多いことが挙げられるでしょう。
もちろん全てのゲイの男性がマッチョなわけではなく、中性的なタイプの人もいます。しかしながら、ゲイの男性の多くが筋トレをするなどして、自分自身の肉体を鍛えている傾向が高いのです。というのも、ゲイは男同士の同性愛者で、その多くが男らしい見た目の男性を好むからです。つまり、ゲイの男性たちにモテる方法の一つとして、ゲイの男性の多くが男らしい肉体を作ることを選んでいるわけです。
また、男らしい外見という意味では、スポーツマンのような短髪、もみあげから顎まで繋がっているヒゲなども、ゲイの男性たちに男らしさをアピールしてモテるポイントとなっています。
高い美意識の持ち主が多い
ゲイの男性に多く見られる特徴の一つに、美容やファッションなどに興味や関心があって美意識が高いことも挙げられるでしょう。
一口にゲイと言っても、男性として男性が好きなタイプ、男性でも心が女性的タイプなど様々です。そして、心理的に女性タイプなゲイの場合は、多くの女性が美容やファッションにこだわるように、ゲイの人も肌のお手入れや服装などにこだわりを持っているのです。その理由は、女性は恋愛対象の相手に少しでも良く思われたいから綺麗に着飾るのが女性心理なわけですが、心が女性タイプのゲイも同じような心理になるからです。
ちなみに、そんなこだわりが高じて美容系やファッション系の職業についているゲイの男性も多くいます。
派手なアクセサリーを身につけている
派手なアクセサリーを身につけている傾向があることも、ゲイの男性に多く見られる特徴の一つと言えるかもしれません。
前述のファッションなどの美意識が高いこととも重なりますが、恋愛対象となるゲイの男性たちに少しでも注目してもらいたい心理から、ゲイの男性の多くが派手な指輪やピアスを身につけているのです。
また、もともと左耳にだけピアスを身につけることは、ゲイ・男性同性愛者の間では自分がゲイであることを示すサインとして捉えられていたという経緯もあるようです。ただし、今現在は単純にファッションとしてピアスを身につけるノンケ（同性愛者から見る異性愛者のこと）の男性も多くなっているので、サインとしての意味合いは薄れているようです。
きれい好きで清潔感がある
ゲイの男性は、きれい好きで清潔感のある人が多いので、これもゲイの男性に共通して見られる傾向がある特徴の一つと言えるでしょう。
前述の美容などの美意識の高さと同様に、恋愛対象となるゲイの男性たちの前で好印象を与えられるように清潔な自分でありたいという心理がはたらくのです。そして、それが結果として自分自身や身につける衣装だけにとどまらず、自分の部屋や職場など自分に関係する場所などについても整理整頓かつ清潔に保つ行動につながっていると考えられます。
女性っぽい仕草や言葉遣いをする
ゲイの男性の中には、周囲の人とコミュニケーションを図る際に女性っぽい仕草や言葉遣いをする人もいます。
前述したようにゲイにも様々なタイプがいて、男性として男性が好きなタイプ、男性でも心が女性的なタイプなどです。もちろん男性として男言葉を使って男らしく振る舞うタイプのゲイの人もいますが、ゲイの中でも心が女性的なタイプは普段の何気ない行動に女性っぽい仕草を見せたり、会話の際に女性らしい言葉遣いをする傾向が強いようです。というのも、このタイプのゲイの男性は、女性らしくありたいという心理や意識が非常に強く、日頃から意識することにより性格や人間性も女性らしくなっているからです。
ボディタッチが多い
ゲイの男性に多く見られる特徴の一つに、コミュニケーションに際して男女両方に対して、多くのボディタッチをすることが挙げられます。
この点、ボディタッチをされる女性側からすると、どうしても男性からのボディタッチには男性の下心やいやらしさといった違和感を感じてしまうものです。しかしながら、不思議なことにゲイの男性からのボディタッチには、そのような違和感を感じることが極めて少ないのです。この理由は科学的に説明できないのですが、おそらくゲイの男性が性的な下心を全く有していないという心理的な部分が、表情や触り方などを通じて相手女性に対して伝わる可能性が高いからだと考えられます。
一方で、ゲイの男性が他の男性に対してボディタッチをするときは、友達同士で単なるコミュニケーションの場合もあれば、彼氏にしたいという下心がある場合もあります。そのため、彼氏にしたい相手男性がノンケだと、ボディタッチで下心が伝わり違和感を感じることもあるようです。
ゲイの男性の見分け方
前述した「LGBT調査2015」によると、私達の周りにはゲイの男性がいても全くおかしいことではありません。
一方で、LGBTに寛容になりつつあるとはいえ、LGBTであることを打ち明けることは勇気のいることですから、黙っている人も少なくなりません。自分が好きになった男性がゲイだとしたら、女性としては失恋による心の痛手と同時に何だか悔しいようなモヤモヤした気持ちになってしまうでしょう。
そこで、そんな女性の心理的ダメージを回避するためにも、ゲイの男性の見分け方を紹介したいと思います。
見分けることは基本的に難しい
前述しましたが、一口にゲイと言っても、男性として男性が好きなタイプ、男性でも心が女性的タイプなど様々なタイプが存在します。
外見も女性的に着飾るタイプのゲイや心が女性的なタイプのゲイは、見た目や行動・仕草などからゲイの男性であると推測することは容易だと言えるでしょう。ただし、単なる女装趣味の男性であったり、中性的な男性である可能性も否定できません。
また、男性として男性が好きなタイプのゲイは、身体を鍛えているマッチョが多いのですが、マッチョの男性が全てゲイというのは明らかに行き過ぎです。
ですから、ゲイの男性を見分けることは意外と難しいことなのです。ゲイの男性の見分け方を紹介するといって、それが難しいことだと言うと元も子もないのですが、それが事実ですから仕様がありません。
それでもゲイの男性を見分ける方法については、前述したゲイの男性の特徴の有無や以下に紹介するポイントから総合的に判断するしかないでしょう。
女性受けが良く女友達が沢山いる
一度や二度くらい一緒に遊んだくらいでは相手の交友関係や人間関係はわかりませんが、ある程度親密になってくると相手の交友関係や人間関係も徐々に分かってくるものです。その交友関係において、相手男性が女性グループからのウケが良く女友達が多い場合は、ゲイの男性である可能性が高くなると言えるでしょう。
ですから、前述したゲイの男性の特徴の有無に加えて、女友達の多さもポイントの一つとして考慮してみると、よりゲイの男性を見分けやすくなるかもしれません。
ゴシップや恋話が好き
親密になってくると、様々な話題で会話をするようになりますよね。そんな会話の話題で、芸能ゴシップや周囲の色恋沙汰などが良く話題に登場するならば、相手男性はゲイの可能性があるかもしれません。
特に心が女性的なタイプのゲイの男性は、その心理面に関して女性に近いものがあり、女性の多くが芸能ゴシップや周囲の色恋沙汰に関心が高いのと同様に、それらにとても興味を示すからです。恋愛の悩みは異性に相談しにくいものですが、男性女性両方から相談されている男性は、そういう意味ではゲイの男性である可能性が高いと言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたか？ゲイの男性の特徴とゲイの男性の見分け方について説明してみましたが、ご理解いただけたでしょうか？
たしかに、近年は日本のテレビでもゲイであることを公表した、いわゆるオネエ系タレントが人気を博すなど、LGBTに関する話題を耳にする機会も多くなっています。このようにLGBTに寛容になりつつある社会であっても、まだまだLGBTであることをカミングアウトするには勇気がいるので隠している人も少なくありません。それゆえ、女性がゲイであることを隠している男性に恋をしてしまう、といった悲しい男女のすれ違いが生じてしまうことがあります。
そんな男女の無用なすれ違いを避けるために、好きになった男性に対して何か違和感を感じた場合には、本記事を参考にしてみてください。