注意力散漫の原因とは?病気の可能性や改善方法を紹介!

仕事をしていて、または勉強しなければならないのにいつも全く集中できず、やらなければならないノルマがその日のうちに達成できないことがよくありませんか?注意力散漫だと怒られたことはありませんか?

またはお子さんが全く落ち着きなく、悩んでいませんか?それはその人の意識が悪いと思われがちですが、もしかしたら先天性の注意力散漫で本人の意識だけでは治せないものかもしれません。ここでは、そのような注意力散漫についての原因から改善方法までを紹介します。

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注意力散漫の原因

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では、注意力が散漫になる原因について紹介します。

対象に意識が向いていない

注意力散漫の原因としてまず、今しなければならない対象に意識が向いていない、つまり他のことが気になっていることが挙げられます。

よくあるのがメールやLINEの通知音でついついスマートフォンに手を伸ばす、テレビに見入ってしまうなどがありますね。他にも眠いや何か心配事などを考えてしまうなどの身体的・精神的要因もそちらに意識が向いてしまっているので対象に意識が向いていないということになります。

理解ができていない

例えば何か注意点が多くあったり形式がビチッと決まっていてそれ通りに行わなければならなかったりした時に覚えて慣れるまでは、その説明が書かれたものを読みながらになるでしょう。そのときはやはりどうすればいいかの全体の流れややり方がわかっていないので、すぐ疲れますし本当に注意するポイントがわからないので注意力散漫になります。

また何故その作業をしなければいけないのかわからず、その作業に対して興味が湧かない時ももちろん注意力散漫になります。

完璧主義

これはここまでやらないと気が済まない、これをやってからこれ!などすきのない段取りをきちっと決めてその通りにやらないと嫌だという完璧主義な人は、その通りにできなかった場合やる気も注意力も無くなってしまいます。

また、段取りの先のことばかり考えてしまって今現在やらなければならないことに注意が向かないこともあります。

先天的障害

気づかれにくいのですが、注意欠陥多動性障害(ADHD)もしくは注意欠陥障害(ADD)という先天的な障害が原因であることもあります。

これは障害なので自己意識だけでは治りにくい上、注意力散漫という性質上気づかれにくいです。

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ADHD/ADDとは?

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ADHD/ADDについて紹介します。

ADHD/ADDのメカニズム

何か作業を行うときは脳の前の方の前頭前野という部分が活発に動くことで作業ができるのですが、ADHD/ADDの人はこの前頭前野の動きに極端な偏りがあると言われています。

もしくは、脳の外で起きた情報、例えば何かを見たときの視覚情報などは神経を伝って脳へ届けるのですが、ADHD/ADDの人はこの神経の中を通る神経伝達物質が不足していると言われています。

ADHD/ADDとは?

ADHDは不注意・多動性・衝動性が見られるもの症状を言います。ADDとはここから多動性を除いたものになります。

詳しい症状としてはまず大人の場合、(上から不注意・多動性・衝動性の主な症状です。)

  • ケアレスミスが多い、忘れ物や無くし物が多い、時間管理ができない、片付けが苦手
  • 貧乏ゆすり
  • 衝動買い、思ったことをすぐ口に出す、怒りやすい

といったことが複数当てはまる場合、ADHD/ADDが疑われます。

また子どもの場合は

  • 同じことを繰り返すのが苦手、自分の好きなことだけ集中しすぎて切り替えができない
  • おしゃべりがどんな場面でも止まらない、じっとしていられない
  • 癇癪を起こす、順番を守れない、他の子の邪魔をする

といったことが複数当てはまる場合、ADHD/ADDが疑われます。

専門の機関へ

いくら上記の症状が当てはまったからといって早まってはいけません。ただ複数当てはまる場合はADHD/ADDが疑われるので専門の機関へ行って、きちんと診断してもらいましょう。

大人の場合、心療内科、精神科、メンタルヘルス科で診断してもらえます。子どもなら上記の項目当てはまっても普通では?と思われる方もいるかもしれませんが、ADHD/ADDはそういう子、と放っておくと将来誰かにその症状を責められても自分の力では治せないことに更にショックを受け、鬱や引きこもりになってしまう例も少なくないです。

また、集中するものが勉強だった場合、成績が上位のADHD/ADDの子どももいるので成績が良いからといって、ADHD/ADDではないと判断してはいけません。子どもの場合は男の子なら8歳、女の子は12歳で診断できるといわれているので、小児神経科や児童精神科で診断してもらいましょう。

詳しくは、ADHDは遺伝するの?実は原因すら解明されていなかったを参考にしてください。

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注意力散漫の人の改善方法

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では、注意力が散漫の方の改善方法について紹介します。

作業環境を整える

例えば作業する自分のデスクなどにテレビや漫画などがあってはいけません。反対にテレビや漫画など、気が散るものの無いところに自分の作業場所を作るべきでしょう。

スマートフォンも通知音が鳴るとついつい気になってしまうので、サイレントにして視界に入らないところにおきましょう。また室内の温度や湿度も作業環境の一つです。快適になるように調整しましょう。

自分の状態も管理

眠くて文字が全然頭に入ってこないというのもよくある例ですね。このようなことがないように自分の状態も整える必要があります。睡眠不足は厳禁、お腹が痛い…などの体調不良も集中できない原因です。何か心配事などがあっても注意力散漫になるので心配事などは早めに解決するようにしましょう。またやるときはやる、休む時は休む、というメリハリをしっかりつけることも大切です。

さらには食事の上でも集中力を高めることができます。タンパク質多め、炭水化物少なめの食事をよく噛んで摂取してください。タンパク質は神経伝達物質の一種を増やす働きがあるので、集中力を高める効果があります。

視覚的に確認

活字にして、視覚的にやることを確認するのも集中力を高め、やる気を出すのに効果があります。メモ帳などにやることリストを書いて、その優先順位を決めます。また「いつまでにやる」などの目標を書き出すのもよいでしょう。

ここで注意すべきなのは、特に完璧主義の人によく見られるのですが、スケジュールや目標をキチキチにつめるのはNGです。そのスケジュールが達成できなかった途端、集中力もやる気も無くなってしまうからです。余裕を持った計画にしましょう。

またそのリストアップしたやることは達成したら順次チェックをつけ、指さし確認をしましょう。次やることがはっきりして集中力が継続します。

他にも…

個人差があるのですが、

  • 音楽を聴きながら作業する
  • どうしてもやる気が出ない時でも5分だけ、と思って無理矢理始めてみる
  • 休憩を取るときはしっかり休憩する

などの方法もあります。自分に合った集中法を探し出してみてください。

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ADHD/ADDの人の対処法

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では、ADHD/ADDの方に対する対処方法を紹介します。

障害について理解する

ADHD/ADDは自己努力が足りなかったり、怠けていたからなるものではありません。子どもの場合も親のしつけの仕方や育て方が原因というわけではありません。まずはこのことについて本人を含め、家族や周りの人が理解しなければなりません。

また、先天性の障害なので現在の医学では完治することはありません。したがって、どのように障害と上手く付き合っていくかも考えなければなりません。

メモをとる

メモ魔と呼ばれる人がいますが、何もそこまでメモしろとは言いません。ただこの日、何時にどこへ行かなければならないや、この日までに何をしなければならないといったことは必ずメモし、さらにそのメモを頻繁に見返してください。

その方が気づいたら期日間近だった、待ち合わせ時間忘れてた、などという可能性はぐっと減ります。また、やらなければならないことの整理がしやすいです。

アラーム機能を活用する

例えば朝起きるときだけではなく、家を出る時間、休憩を終える時間など、事あるごとに携帯やスマートフォンのアラーム機能を活用すれば、好きなことに集中しすぎて家を出るのが遅れたりしませんし、休憩と作業とのメリハリをつけることもできます。

アラーム機能を使える場所では積極的に活用していきましょう。

自分にご褒美

よく「週末まで頑張ったら自分にご褒美!」といったことを聞きますが、この自分にご褒美制度も集中力アップに効果があります。

今やっている作業が終わったら10分休憩などでもいいので何かしら自分にご褒美を与えたら集中力が上がり作業能率もアップします。

子どもには親など周囲の人の気遣いが必要

子どものうちからADHD/ADDだと診断されたら、そこまで気落ちしないでください。反対に子どものうちから適切な治療をすれば、年を重ねるにつれて症状が落ち着きます。この適切な治療というのは病院もそうですが家や学校での環境を整えることももちろん重要です。

まずは勉強ならテレビや漫画を遠ざけた勉強する環境を整えてあげます。そして何でもできたら褒めることが大切です。反対に良くないことをしたら、こっそり見守りつつも相手にしない方がよいです。子どもは相手にされたくて良くないことをすることもあるので、相手にされる・されないで物事の分別を覚えてもらうのも大切です。

子ども本人に障害のことを言うかどうか迷う方もいらっしゃると思いますが、本人には障害であることは伝えず、どういうことがいつもできていなくて、どうしたらよいかということを伝えた方がよいです。もちろんその症状であるできないことができるようになったら褒めてあげてください。また、叱るときは子どもの自尊心を傷つける言葉で決して叱ってはいけません。

傷ついて治すことを止めてしまう子も多いためです。基本的に褒めて伸ばすようにしましょう。

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まとめ

いかがでしたか?注意力散漫の人は少なくありません。その本人はもちろん治したいのに治らず、周りの人もその本人の改善努力不足と決めつけるので本人は心に傷を負ってふさぎ込んでしまうケースもあります。

このようなことにならないようにきちんと本人は自分が障害なのかどうか判断・診断してもらい、周りの人も理解するようにしましょう。それがお互いのためにもなります。

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