とびひを治療するには?早く治すための方法を紹介!

とびひの治療は、病院での診察と家庭でのセルフケアが大切です。子供がかかる皮膚病の中でも、とびひはとても多い症状です。かゆそうにしている姿はとてもかわいそうで、早く治してあげたいですよね。

とびひの治療法やセルフケアの方法、対策をまとめました。少し工夫が必要ですが、医師ともよく相談して、しっかり治してしまいましょう。

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とびひとは?

とびひ1

とびひは、皮膚に細菌が感染して、かゆみの強い水ぶくれ(水疱)やただれができる症状です。水ぶくれは壊れやすく、中から出てきた汁が、手を介して体のいろいろなところに広がっていきます。その様子が、“飛び火(とびひ)”のように見えるということからとびひと呼ばれています。

正式には「伝染性膿痂疹(のうかしん)」といいます。膿痂疹とは、膿やかさぶた、デキモノができる、という意味で、自分だけでなく人にも感染することが特徴です。水ぶくれが破れて中の菌がまた別のところで感染し、新しく水ぶくれを作ります。

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とびひの原因

とびひ2

とびひはすり傷や虫さされ、あせもなどで皮膚のバリアが壊れているところに、皮膚の細菌が侵入し、感染することが原因です。

原因となる菌は2種類で、どちらも人間の皮膚や鼻の中にいる常在菌です。

黄色ブドウ球菌

黄色ブドウ球菌に感染したとびひを水疱性膿痂疹(すいほうせいのうかしん)といい、とびひの約9割が黄色ブドウ球菌によるものとされています。

化膿レンサ球菌(溶血性レンサ球菌/溶レン菌)

レンサ球菌に感染したとびひを痂皮性膿痂疹(かひせいのうかしん)といいます。水ぶくれや膿疱ができたあと、厚いかさぶたになるのが特徴です。非常に強いかゆみと、痛みをともないます。発熱や腎炎を起こす場合もあるので、注意が必要です。

溶レン菌は「のどの風邪」の代表的な原因となる細菌で、発熱やのどの痛み、扁桃炎や中耳炎などを引き起こすことがよくあります。皮膚に感染すると、とびひの症状があらわれます。

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とびひの感染経路

とびひ3

とびひは接触感染で広がっていきます。原因菌が皮膚に付着しただけでは発症はしませんが、その菌が口や目などの粘膜、傷口などから侵入すると、潜伏期間を経てとびひを発症します。

とびひが子供に多い理由

水疱性膿痂疹は、特に汗をかきやすい夏場、乳幼児に多くみられます。あせもや虫さされで掻きむしって肌が傷ついていること、高温多湿で細菌が活発になっていることが原因です。鼻や顔についている菌を手で触り、その手であせもや傷口に菌を移してしまうからです。

幼稚園やプールなど子供同士で遊ぶ場合は、距離が近く接触する機会が多いです。それが子供の間で移し合ってしまう理由の1つです。

最近は暖房などで部屋をかなり暖かくしていることから、冬でも流行するようになりました。

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とびひの合併症

とびひ4

とびひの感染と一緒に、他の病気も発症していることがあります。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎を持つ人が併発するケースが増えています。皮膚のバリアが弱っていることで感染しやすく、急速に広がります。季節性はあまりなく、大人にも多くみられます。

ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS症候群)

黄色ブドウ球菌が作り出す毒素によって、やけどのように皮膚が真っ赤にただれ、剥けてしまう症状です。目の周りや口の周りなどにあらわれ、高熱を出し、非常に強い痛みがあります。乳幼児に多く発症し、重症化すると命に関わることがあるので、早期に治療します。入院が必要なこともあります。

腎炎

レンサ球菌が原因のとびひは、腎臓に障害が残ることがあります。高熱やのどの炎症をともなうなど重症化した場合は注意が必要です。とびひが治った後も腎炎があらわれることがあるので、処方された薬はきちんと飲み、それでも体調がよくない場合は再度病院を受診しましょう。

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とびひの治療方法

とびひ5

とびひの治療にはまず病院に行くことが大切です。

病院ですること

とびひの治療に必要なことは、原因となる細菌を取り除くことです。抗生物質を服用したり、抗菌作用のある軟膏を塗ります。内容液が周囲に広がらないようにガーゼや包帯で覆い、触らないようにします。絆創膏は粘着力が強く、皮膚に負担がかかるので使いません。

かゆみを抑える抗ヒスタミン薬を服用して、掻きむしらないようにすることも大切です。

3~4日しても症状が良くならない場合は、抗生物質が効かない耐性菌(MRSA)に感染しているかもしれないので、薬の種類を変えます。塗り薬として一般的な「ゲンタシン」は、既に3割ほどの菌に対して効かなくなっているといわれています。

よくなってきたからといって薬の服用を勝手にやめると再発することがあります。きちんと医師の指示通りに飲みきらなくてはいけません。治療は早ければ早いほど回復も早いので、症状が軽いうちに皮膚科を受診するようにしましょう。順調にいけば、1週間~10日程度で回復が見込めます。

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とびひの対策

とびひ8

とびひができてしまった時に、家庭で気をつけたいとびひ対策をご紹介します。

掻かない、触らない

とびひは痛みやかゆみが強く、どうしても触ってしまいます。しかし、菌が付いている手で体の他の部分を触ると、そこがまた感染して、というように体のあちこちに広がっていきます。引っ掻いて掻きこわさないようにしたり、服でこすれないようにします。患部を触ったら手を洗いましょう。

タオルを使いまわさない

他人への感染力も強いので、家族で同じタオルを使わないようにしたり、お風呂は一番最後に入るようにします。新生児や赤ちゃんがいる場合は、使ったタオルや服はできれば分けて洗い、熱湯や日光消毒をすると安心です。きょうだい同士で移し合いをしないように気をつけましょう。

お風呂はシャワーにしておく

皮膚を清潔に保ち、菌を洗い流すことが大切です。低刺激の石けんをよく泡立てて、こすらないように優しく洗い、シャワーでよく流します。湯船に浸かるのは医師と相談してからにしましょう。

鼻を触らない

鼻の穴の入り口にはとびひの原因菌となるブドウ球菌だけでなく、さまざまな細菌がいます。鼻の穴のすぐ下にとびひが発症する例も多く、小さな子供には鼻を触らないように教えてあげましょう。

登園・登校は患部を覆って

とびひは医師に治療をしてもらって、患部をガーゼや包帯で覆っていれば、幼稚園や学校を休まなくてもいいことになっています。

症状がひどく発熱など他の症状がある場合は医師と相談したり、幼稚園や学校のルールがあればそれに従うようにしましょう。

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とびひの予防方法

とびひ7

とびひにかからないようにする方法を覚えておきましょう。

爪を短くしておく

とびひを掻きこわさないようにするためです。起きているときは気をつけていても、眠っているときに無意識に強く掻いてしまうことがあります。爪で傷つけてしまうと、出血したりさらにばい菌が入ってしまうこともあるので、よく手洗いをして清潔にしておくことも欠かせません。

日頃のスキンケア

細菌の感染から守るには、よく保水・保湿して乾燥を防ぎ、皮膚のバリア機能を高めることが大切です。

特に、アトピー性皮膚炎の場合は、肌が乾燥し、刺激に敏感になっています。細菌にも感染しやすいので、お風呂に入ったらよく汚れを落として清潔な状態でケアをするようにしましょう。

風邪の予防がとびひの予防にもなる

家に帰ったあとのうがい・手洗いはとびひにの予防にもなります。原因菌は顔や手の表面についているので、きれいに洗い流してしまいましょう。口や鼻をよく触ってしまう癖がある場合は、食事の前にも手を洗ったり、おしぼりなどで清潔を保つようにします。

大人にうつらないようにする

大人には移りにくいとも言われますが、皮膚のバリア機能が下がっているときは注意が必要です。タオルを使いまわしてしまった、子供の処置をしているときに触ってしまった、体力が落ちている、アトピーがある時などは大人であっても気をつけましょう。包丁で切ってしまって、手に怪我があるときも気をつけましょう。大人の方が重症化しやすいとも言われています。

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とびひの治療のまとめ

では、とびひについてまとめておきます。

とびひは、皮膚の常在菌がかゆみや水ぶくれを引き起こす症状です。
とびひの原因になる菌は鼻の中に多くいます。あまりいじらないようにしましょう。
あせもや虫さされ、擦り傷、アトピーなど皮膚の表面にある傷口から感染します。
感染力が強く、体のいたるところに広がります。人にも移ります。
手洗いやシャワーをして皮膚を清潔に保ち、菌を広げないようにします。

付きっきりで見ていても、子供は掻いてしまうものです。「掻いちゃダメ」と言われても、かゆいものはかゆいのです。きつく叱ってストレスやプレッシャーをかけないようにしてあげてください。もし嫌がらなければ、柔らかい手袋をしてあげるといいです。いずれにしろ、医師と良く相談して、適切な対応をとるようにしてください。

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