低蛋白血症の症状や原因を紹介!浮腫みに注意?

低蛋白血症という言葉をきいたことがあるでしょうか?戦時中の20代女性よりもカロリーの低い食事をいているという現代女性が今、低蛋白症を発症するリスクがかなり高くなっているといわれています。

この記事では低蛋白症とはどのようなものなのか、どのように対処していいのかをご紹介します。

スポンサーリンク

低蛋白血症とはどのような病気なのか?

血管年齢

体内組織や機能を維持するために一定に保たれたたんぱく質の値が基準値よりも低下した状態を低蛋白症といいます。

たんぱく質はそももそ人間は食事から体内に摂取します。体内に取り込まれたたんぱく質は消化管を通る最中に消化され、アミノ酸に分解されます。このアミノ酸は血液に溶け込んで全身に運ばれ、つめや皮膚などといった組織となる働きがあります。その為、たんぱく質が不足すると古くなった組織を新しい組織に変えることができなくなってしまいます。

たんぱく質の値の低下の原因は主に2つが考えられます。1つはたんぱく質の摂取量が足りないため、他の身体機能が問題ない状態であっても必要な量のたんぱく質が摂取できないからです。この場合は食事を中心とした両方であったり、たんぱく質を合成する際に問題が生じていないかを確認することで症状の改善を見込むことができます。

もう1つの原因はたんぱく質を排出しすぎているという点です。正常にたんぱく質を摂取していたとしても、たんぱく質を過剰に分解しすぎていると本来の働きに割くことができる栄養分は少なくなってしまうため、本来の働きを発揮することができません。

スポンサーリンク

低蛋白症の症状とはどのようなものなの?

headache-1557802_960_720

低蛋白血症の主な症状は腹水と浮腫みであるといわれています。浮腫みはとくに足やお腹に出現し、貧血や食欲不振を起こすこともあるといわれています。

人によっては皮膚の炎症であったり傷が治りにくい、風邪などといった感染症にかかりやすくなる、毛髪が抜けやすいなどといった様々な症状を発症する場合もあります。低蛋白血症を発症させている元々の病気も発症している場合は、原因である病気の症状もでる場合もあるといわれています。

低蛋白血症による浮腫みの症状とは?

低蛋白血症によって発症する浮腫みは低アルブミン血症が関係しているといわれています。この低アルブミン血症による浮腫みとは、血液内にある血清を形作っているアルブミンの減少によって電解質や水分が血管外腔に移動してしまうことによっておこる浮腫みのことを言います。また、浮腫みだけではなく、門脈圧亢進がおこると、腹水が起こる場合もあります。

この場合、顔面や足など、部分的に限られた浮腫みで済む場合もありますが、胸水や腹水といった、身体内部に水が溜まるため日常生活に支障をきたすといった深刻な症状にまで発展する場合もあります。

また、リンパに影響を及ぼす場合もあり、白濁したリンパ液が溜まる場合もあるため、ただのむくみであると放置することなく、きちんと治療を行うことが重要です。

スポンサーリンク

低蛋白血症の原因とは?

病原菌20

低蛋白血症の原因は主に3つの要因が考えられます。しかし、もちろんこれ以外で発症する場合もあるので低蛋白血症の疑いがある場合は速やかに医師のもとに行き、診断を行うことが重要です。

肝臓の機能が低下による発症

体内に存在しているたんぱく質の多くはアルブミンといいます。特に、血中に溶け込んでいるたんぱく質のほとんどはアルブミンだそうです。この物質は肝臓で合成されているため、肝臓に支障をきたすとアルブミンにも影響が与えられます。

肝臓に炎症が起きると、アルブミンの合成ができなくなるためたんぱく質合成も低下し、血中に溶け込んだアルブミンやたんぱく質が減少します。また、ウイルスなどで突然肝臓に支障をきたした場合、肝細胞が破壊されます。

これによりGOT、GPT、LDHなどといった酵素の値が増加します。これらの酵素は肝臓に存在しなくてはいけないもののその値のバランスが崩れると身体機能にも支障を与えるため、注意が必要です。

腎臓の病気による発症

腎臓は尿を生成することで血液中の不要物を排出する働きがあります。加えて再吸収といい、尿を生成する際に糖やたんぱく質などまだ吸収できるものを再度体内に吸収する働きももっています。

腎臓がネフローゼ症候群にかかると尿にたんぱく質を輩出しやすくなります。これによって本来吸収されるべきたんぱく質は必要以上に尿によって排出されることになってしまい、血中のたんぱく質の値は低下してしまいます。それによって低蛋白血症を発症するそうです。

炎症による発症

体のどの部分であっても重度のけがややけど、手術といった体に大きなストレスがかかるダメージであったり、慢性的に炎症が続いている場所が存在しているとそれに対して大きなエネルギーを使用します。

その為、体のたんぱく質を分解し、アミノ酸からエネルギーを生成します。この働きはいつも行っているわけではなく、特別な働きであるため本来のたんぱく質摂取量に対して消費を行ってしまい、たんぱく質の体内量が激しく減少する原因となります。

この際エネルギーがより必要な重大なけがであったりすればするほど本来のたんぱく質合成量よりもエネルギー生成の為のたんぱく質分解量が上回り、結果的にたんぱく質が体内で欠乏している状態に陥ります。その為、低蛋白血症を発症するのです。

スポンサーリンク

低蛋白血症の治療方法とは?

野菜

低蛋白血症を発見する検査方法とは?

低蛋白血症を発見するためには血中内のたんぱく質を計測する必要があるため、血液検査を行います。低蛋白血症を発症している場合低コレステロール血症や低カルシウム血症、鉄欠乏性貧血などといった症状も併発している可能性があるため、病院で検査をうけ、適切な治療方針を決定していくことが必要です。

また、消化管にたんぱく質が漏れ出していないかどうかを検査することも必要です。これは、たんぱく質を適量合成していたとしても吸収する前に消化してしまっていないかどうかを確認するためです。α1‐アンチトリプシンクリアランス試験やシンチグラフィといった検査を通して確認を行います。

また、消化管造影X線検査、内視鏡検査、生検による組織検査、リンパ管造影といった細かい身体検査によって低蛋白血症を発症する原因となった他の病気がないかどうかを確認することもあります。

低蛋白血症の治療方法とは?

低蛋白血症の原因は腎臓や肝臓の病気であったり、栄養失調や感染症の原因となる病気も併発している場合が多くあります。これら併発病も治療するためには、なにより食事を見直すことが重要であるといわれています。

腎臓病による併発の場合、たんぱく質は制限されます。これは腎機能の低下によって排出機能が弱まっていることなので、摂取するたんぱく質自体を制限すると体内のたんぱく質が調節されると考えうるからです。

しかし、感染症や栄養失調による併発の場合は十分に摂取することを推奨されています。体内機能がなんら問題なかったとしても、体内に吸収できているたんぱく質が不足している為、摂取量が改善されれば体内のたんぱく質量も改善されうるからです。

このように、低蛋白血症の治療方法はその発症原因によってかなり異なってくるため、自身の原因をしっかりと理解し、それに合わせた治療を行うことが大切です。その為、低蛋白血症と診断された場合は医師としっかりと相談を行い、自分の症状を理解することが必要です。

スポンサーリンク

低蛋白症になりやすい人とは?

crying-1315546_960_720舌痛症

たんぱく質の摂取量が減少する年配の方

年配の方によっては食事内容があまりよくない場合があります。これは、持病などが原因で食生活が有れてしまったり、介護や看護のために食事を作ることができない、また、かむ力が弱くなってたんぱく質をうまく摂取できないなど様々な理由があります。

年配の方が食事内容の悪化によって低栄養状態となると、免疫力などが低下します。その為病気にかかりやすくなり、体力や気力なども失われます。それによって食欲も減少し、適切な栄養が取れなくなるという悪循環が引き起こされます。

これを防止するためには卵や肉、魚といったたんぱく質を豊富に含む食材をふんだんに使った料理を食べることが重要です。また、自分で作るのが難しい場合は介護職にたよったり、栄養補助食品をうまく活用することでカバーすることができます。

ダイエットによる偏食を起こしている若い女性

ダイエットといえば食事量を減らしたり、特定の食材に縛り食事をすることが多い若い女性も低蛋白血症を多く発症しやすいといわれています・とくに○○だけダイエットや1日1食といった食事方法は偏食を引き起こします。

極端な食事制限を行うと、1日の生活に必要なエネルギー量を賄うことは不可能です。その為、不足したエネルギーを補うために筋肉を分解し、体は帳尻を合わせようとします。しかし、それによってさらにたんぱく質は減少するため、低蛋白血症は容易に発症します。

これを防止するためにはたんぱく質をただしい量だけ摂取できる十分にバランスの良い食事をとることが重要です。特にダイエットで減らしやすい卵、肉、魚などはたんぱく質が豊富なので、調理法を工夫しながら適切な量を取ることが必要です。又、大豆製品や乳製品などを摂取することも必要ですが、過剰に取りすぎるのも問題なので気を付けて摂取することが重要です。

スポンサーリンク

まとめ

聞きなれない病名である低蛋白血症は思いのほか生活に密接に関係している病気であることが分かったと思います。この記事の中で説明した通り、生活習慣、特に食事内容が原因での発症が圧倒的に多いと考えられています。

しかし、この病気は他の病気を発症している場合に発症することも一定数あるため、改善するために食事内容を見直すことも重要ですが、精密検査を受け、根本的な原因を早期発見することも大切であるといいます。自分の体の状況をきちんと把握し、発症リスクを減少させることが重要ですね。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする