少し忘れっぽい友達やワガママな友達がいても、嫌な顔をせずに世話を焼いている人や、延々と続く愚痴を親身になって聞いてあげている人っていますよね。楽しい時を一緒に過ごすことは簡単ですが、相手の嫌な面や世話の焼ける面を目の当たりにしても、嫌な顔一つせずに真摯にに対応できる人は尊敬します。
そういう人は、往々にして面倒見がいいと評されることが多いですよね。では、面倒見がいいと言われる人たちには、どのような特徴があるのでしょうか。そういった人たちの特徴や考えを知ることで、自分も面倒見のよい人に一歩近づきたくなるかも知れません。
面倒見がいい人の特徴
面倒見のいい人は、プライベートだけでなく会社にもいます。部下のミスをさりげなくフォローしてくれる人や、仕事で悩んでいると相談に乗ってくれる人など、そばにいてくれると非常にありがたい存在です。
面倒見がいいと言われる人たちには、性格や行動に特徴があります。では、一体どのような特徴があるのかご紹介しましょう。
思いやりがある
面倒見のいい人は、基本的に困っている人を放っておけない性格をしています。思いやりがあるのですね。困っている時に優しい言葉をかけてもらったらうれしいものです。また、思いやりの心で接しているので、自分がしたことに対して見返りを求めません。心から相手を気遣っているからこそですね。
また、人を思いやるためには心に余裕がなくてはなりませんから、どんなに忙しくても自分が大変でも、心の余裕を失わない人だとも言えるかも知れません。
腰が軽い
これも、面倒見のいい人の特徴です。他の人が本当は手助けしたいと思いつつもためらうところを、面倒見のいい人は迷うことなくすぐに手を差し伸べることができます。
手助けをするためには時間も労力もかかりますから、普通はつい言い訳をしたり、損得を考えてしまったりしますが、面倒見のいい人はそんなことは考えず、困っている人がいたらすぐに助けようとするのです。
周囲に目が向きやすい
面倒見のいい人は、周りに困っている人がいると気になってしまいます。
人のことをあまり気にかけない人なら気づかず素通りしてしまうところでも、面倒見のいい人はすぐに気づきます。だからこそ放っておけないのでしょう。
母性本能が強く世話好き
面倒見のいい女性は、母性本能が強く、甲斐甲斐しく世話を焼いてくれます。そのため、みんなのまとめ役のような立場になりやすいでしょう。周りから頼られますし、職場などでも人気が高いでしょう。
まるで母のような愛情であれやこれやと面倒を見てくれる女性は、男性にとっては心地よいかも知れませんね。そのため、家事や料理が得意だという人も多いのではないでしょうか?もちろん、面倒見のいい人がみんな家事が得意なわけではありませんが、やはりお弁当を作ってくれたり身の回りの世話をしてくれたりすると、面倒見がいいなぁと感じますよね。
距離感を保てる
面倒見のいい人は、人との距離感を掴むのが上手いようです。遠すぎず、近すぎず、絶妙な距離感を保って接してくれるので、放している方も安心できるのです。
相手の気持ちを考えられるからこそ、自分の立場をわきまえて、ほどよい距離感を保てるのでしょう。
頼りがいがある
面倒見のいい人は困っている人にすぐに気づき手助けができますから、人から頼られることもしばしばあります。頼りがいがあるので、相談事を持ちかけられることが多いようですね。相手の気持ちをよく考え、適切なアドバイスができるのも頼られる理由の1つでしょう。
悩み事を打ち明けるのは勇気のいることですから、親身になって聞いてくれる人がいると安心できます。本音で話をできる関係にもなれるかも知れません。
さりげないフォローができる
たとえば仕事でミスをしてしまった時、誰かがさりげなくフォローしてくれるととてもありがたいですよね。もちろんミスをしてはいけませんが、誰もが悪気を持ってミスするわけではありません。たとえば営業の仕事で大きなミスをして、取引先に迷惑をかけてしまったり、顧客を怒らせてしまったりした時、責め立てられたらとても辛い気持ちになりますよね。そんな時、さりげなくミスをカバーできるのも、面倒見のいい人の特徴です。
面倒見のいい人は、絶妙な言い方やさりげない声かけで、不安な時にきちんとケアしてくれます。必要な時に必要な情報をくれたり、フォローしてくれたりする人は、新人や後輩の立場からするととても心強いですよね。会社の上司や先輩、同僚にこんな人がいたら、仕事で不安な時も、1人で悩まずに済みそうです。
分け隔てなく接することができる
面倒見のいい人は人の面倒を見ることが好きで、周囲に気を配れる人です。困っている人を見つけたら放っておけない質なので、基本的に誰とでも分け隔てなく接することができます。
あの人はちょっと・・・というように、人によって態度を変えたり避けたりすることは少ないようですね。ですから、常に多くの仲間に囲まれて過ごしている人が多いのではないでしょうか。
そのため誰とでも会話が弾み、
面倒見のいい人の長所と短所
面倒見のいい人には素敵な特徴がたくさんありますね。しかし、長所だけでなく短所もあります。では、それぞれご紹介しましょう。
面倒見がいい人の長所
気が利く
面倒見のいい人は常に周りに気を配れる人です。困っている人がいれば手を貸しますし、どうしたら相手が喜ぶのかを考えられる人ですから、つい見落としてしまうような小さな変化にも気づけることが多いのです。
行動力がある
フットワーク軽く、目の前の物事に対してすぐに行動を起こせるのも、面倒見のいい人の長所ですね。
なあなあにしたり、見て見ぬ振りをしたりせず、すぐに助けに来てくれるのは、困っている側からするとかなり心強いでしょう。
何事も前向き
他人に対して細かな心配りができ、率先して手を差し伸べられるため、基本的にポジティブシンキングです。マイナス思考だったら、誰彼なく助けることはできません。上手くいかなかった場合のことばかり考えてしまい、行動に移せないでしょう。
こうしたポジティブシンキングが、フットワークの軽さにもつながっているのですね。
面倒見のいい人の短所
では、次にデメリットについても見ていきましょう。面倒見がいいということは、いい事だけではないようです。
おせっかい
面倒見のいい人は距離感を保つのが上手い傾向にありますが、そうは言っても、時には距離感を間違えてしまうこともあるようです。相手を心配するあまり、踏み込みすぎてしまうと、ただのおせっかいになってしまいますよね。
もちろん、手伝ってもらって本当にうれしい場面や、あれこれ世話を焼いてほしい人もいるでしょう。しかし自立心の強い人や、自分1人でやりたいことに対しては、「放っておいてほしい」と思われてしまうこともあるでしょう。
自分の不可新領域に踏み込まれると、心理的に拒絶したくなりますよね。これ以上は踏み込まれたくないという領域が人にはありますから、世話を焼きすぎるというのも考え物なのです。
十人十色、みんな反応が違います。人によって柔軟に対応を変えていかないと、場合によっては関係が崩れてしまうこともあるので注意しましょう。
余計なお世話も・・・
たとえばケンカをしている2人の仲裁や、互いに好意を持っているのに気持ちを伝えられない2人など、ついつい世話を焼いてしまうのです。なんとか上手く仲直りできるように仲を取り持ったり、2人の恋が成就するように、キューピッド役を買って出ることもあるでしょう。
しかし、間に他人が入ることで上手くいくこともありますが、かえってこじれてしまうこともありますし、当人同士のデリケートな問題を抱えているかも知れません。
引っ込み思案だったりシャイだったりして上手く気持ちを伝えられない恋なら、下手に他人が口を出すことでこじれてしまい、言えるものも言えなくなってしまう可能性があります。
鬱陶しがられる
そっとしておいてほしいことだってありますし、世話を焼かれることに抵抗のない人もいればある人もいます。そうしたことを考えずに、よかれと思って世話を焼いてしまうと、鬱陶しいと思われてしまうかも知れません。
さらに、面倒見のいい人は基本的にいい人ですし、助けてくれることも多々あるので、下手に文句を言いにくいということがあります。ですから、気をつけないと、知らないうちに敬遠されてしまうことにもなりかねません。
自己犠牲がすぎる
困っている人がいたら、自分のことなどそっちのけで世話を焼いてしまう。それこそ、雨の中震えている子猫をつい拾い上げてしまうようなものです。溢れんばかりの思いやりは、時として人の心を救いますし、周りから頼りにされることもあります。
しかしその優しさが、一方で人を傷つけることもあるのです。
相手のことはそっちのけ
たとえば、友達を祝う約束をしていたのに、目の前に困っている人がいて、そちらにつきっきりになってしまい、結果的に約束をほっぽり出してしまったり、デート中にもかかわらず、仕事のメールで会社のトラブルを知り、解決に奔走するなどです。
せっかくデートの約束をしていたのに、自分よりも仕事のことを優先されたらとても悲しいですし腹が立ちますよね。
フラれる原因にも
自分1人だけの問題ならば、他人を優先したところで特に問題はありませんが、相手がいる場合には事情は違ってきます。
他人の世話を焼くことで、目の前にいる大切な人を傷つけることにもなります。そのことに気づかずにいると、知らぬ間に疎遠になったり、フラれてしまったりする原因にもなりますから、注意しましょう。
面倒見のいい女性はモテる?
ここまで見てくると、面倒見のいい人には短所もありますが、基本的には長所が目立ちます。人から信頼されたり、頼られたるすることも多いでしょう。人たらしとも言えるその特徴は、恋愛でも役に立ちます。
ここからは、面倒見のいい女性に焦点を当て、恋愛でのモテ度を見ていきましょう。男性は女性に母親を求めると言いますが、やはり母性本能の強い女性には安心感を覚えるのではないでしょうか?面倒見のいい女性は男ウケもよさそうですが、その理由をご紹介します。
癒される
面倒見がいい女性は、人のために尽くします。人の世話を焼き、その人の笑顔を見ることで幸せを感じられるのです。
そんな人が彼女だったら、毎日笑顔で溢れるでしょうし、自分のために料理を作ったり掃除や洗濯など、心を込めてやってくれることでしょ。そんな、自分のために甲斐甲斐しく動いてくれる女性に、男性は癒されるのです。
いざという時頼りになる
男性だつて弱気になることはありますし、いざと言う時には、意外と女性の方がしっかりしていることもあります。なにかに失敗したり挫折したりして落ち込んでいる時に、そばで勇気づけてくれたり、慰めてくれたりする女性は頼もしいでしょう。
心の支えになれる女性は、男性にとって特別な存在になりやすいと言えます。
信頼できる
また、損得感情でらなく純粋な思いやりで他人に尽くせるので、裏表がありません。見返りを求めて親切にしてもらっても、それは長続きしませんし真心ではありません。しかし、面倒見のいい女性は、見返りを求めず、相手のことを心から思っているので嘘がないのです。信頼できるパートナーになれたら、やはり男性からは求められるでしょう。
一緒にいる相手として、信頼できるかどうかは非常に大切です。どんなにキレイでスタイルがよく、オシャレで魅力的な女性であっても、人として信用できなければ長い間一緒にいることはできません。信頼できるという意味でも、面倒見のいい女性は、結婚相手としても魅力的なパートナーだと言えるのです。
まとめ
このように、面倒見がいい人は人からモテます。それは恋愛でもそれ以外のことでも同じで、人に分け隔てなく優しくできる人は、人から好かれやすいものですよね。そこには計算も損得感情もないので、世話を焼かれる方も気持ちがよいのです。
見返りを求めず、相手の幸せを自分の幸せとして受け取れる人というのは素敵ですよね。いざという時、自分のことを顧みず、すぐに助けに来てくれる人は頼もしいですし、信頼できます。人から愛されることこそが、面倒見がいい人の最大の魅力であり、長所だと言えるでしょう。
思いやりを周囲に気を配る心を持てば、毎日の生活も変わります。これまで気づかなかったことに気づいて、見え方も変わってくるでしょう。面倒見のいい人の長所を少しでも見習って、人に優しくありたいものですね。