彼氏が浮気をした、彼女が浮気をした。こんな話はカップルであれば誰もが遭遇する可能性のある出来事です。
どんなに愛し合っている二人であっても、ちょっとした喧嘩をきっかけにふと魔が差して一夜を別の相手と過ごすという隙が生まれてしまうことがあります。
もし、パートナーが浮気をしてしまった時にあなたはどう対応しますか?
どうしても別れたくない。今の相手と問題解決してどうにか許し合って幸せな道を歩んでいきたいという気持ちがある場合、どうすれば不幸にならずに二人で夫婦円満に過ごして行くことができるのか。
人生の先輩たちの助言も交えながら対処法や考えについて紹介していきます。
浮気を許す。と決めている人が知っておくべきこと
最初から浮気は許す。と決めている人が知っておくべき問題について紹介します。
相手のことが好きだから、別れる覚悟ができないから許すという選択肢を取っている人は相手の手の上で転がされているかもしれません。
浮気する人は何度でもやってしまう
貞操観念が低い人は男性に特に多くいます。むしろ浮気の方が盛り上がるということをいう男性もいるくらいです。これは女性の中の会話でも聞かれます。
浮気をしない人、許せない!と思っている人の前では彼らは決してその口を開くことはありませんが、別にいいんじゃない?と容認するタイプに対してはゲスな会話を冗談半分で繰り広げています。
気持ち良さやスリルを求めて不毛な行為をする人はなかなか自分の意志だけでは抜けられないので簡単な口約束だけでは制御できないことを知っておきましょう。
どれだけ本人の前で反省していても、目の届かないところでは開き直ったり現実逃避して居ます。反省している人は相当真面目な人だけです。そしてそんな人は浮気はしません(できません)。
許す覚悟は本当にできてる?
浮気は相手が存在して成立しているものです。
自分だけが許して終わりではありません。最悪の場合相手の女性を孕ませてしまったり、相手に配偶者が居たりそれによって多額の慰謝料を請求されることもあります。
会社などにも迷惑をかけてしまうことも考えられます。
自分の家庭に子供ができたらさらに状況が悪化することも考えられます。
男性が家には全くお金を入れず、他の女性に大金をつぎ込んでいることだってあるのです。
そんなことをして居たとしても自分は後悔しない自身がありますか?
そしてパートナーは浮気をしても一線だけは超えない自制心をしっかり持っている人間ですか?
浮気をされた後の心の中の傷は一生残ります。許したとしてもいつか無理がくるかもしれません。
その後の生活が苦痛になってから別れるよりも好きな気持ちが残っているうちに、相手の気持ちにもまだ未練が残っているうちに決別する道を選ぶこともありなのではないでしょうか。
好きだから別れるという選択肢
もしあなたが相手のことを好きだから許す。ということを選んでいるのだとしたらそれは逆効果になるかもしれません。
その人を好きな理由ってなんでしょうか?見た目ですか?フィーリングですか?いずれにせよ好きの根拠は曖昧なものだと思います。
しかしどんなに好きな人でも自分に対して雑な扱いばかりする人を好きで居続けられるでしょうか?
カップルの関係性でいいのであればセフレにも近いような「なあなあの関係」でもいいのでしょう。でも結婚を視野に入れている場合本当にその人を選んでいいのか?と筆者は思います。
好きだからこそ1回の浮気くらい許すという懐の広さも確かに必要ですが、好きだからこそ別れるという意識で相手にしっかり罪悪感を植え付けることや自分を大切にしてくれる男性を見つけることも重要です。
その場合パートナーが本当に節操のある遊び人だという確信がある場合に限ります。
性病のリスクがある
精神的な問題もそうですが、許した後にその人と関係を持つことは性病をもらってしまうリスクも伴います。
戒めとして一度性病検査をさせた方がいいでしょう。
クラミジアなど数ヶ月で完治してしまうような病気ならまだしも、一生治らないHIV(エイズ)などの病気を持っていることも考えられます。
女性の場合は性病に頻繁にかかってしまうことは不妊の問題にもつながります。嫌悪感から浮気を許してすぐに性行為はしないと思いますが、注意しましょう。
相手の浮気を許すときの対処法
カップルの関係改善、夫婦再建のための秘訣として浮気を許すときがもっとも重要だと言います。
過去に浮気された人が相手を許したときに行なった対処法について紹介します。
話し合ってやり直す
もっとも円満で信頼関係がしっかりしているもの同士が行える方法でしょう。
しかし話し合いという場は浮気した側からすればもっとも都合のいい解決方法です。特に自分に不利益を被ることはなく、謝罪だけしていればそれで済んでしまうからです。
さらに向こうのペースに持って行かれてしまった場合、心の中では都合のいい相手になっているかもしません。
なので、話し合う内容についてしっかりまとめておくことが重要です。
- どうして浮気をしたのか
- 今後もこういうことをするのか
- どっちから誘ったのか
これらのことをどんどん質問して証言を集め、最終的に整合性のある発言かどうかを確認して隠し事をして居ないかを判断し、正直に話しているうちは改善の余地あり。しかし言い訳をする場合改善の余地なし。と判断した方がいいでしょう。
さらに自分の意見も話し合う前にまとめておくと話がスムーズになります。
- 今回の浮気を受けて何を相手に要求するのか
- 自分は関係性をどう維持したいのか
もし自分だけの考えではうまくまとまらない時は身近な信頼の置ける人間に、自分だったらこういうことがあったらどうするのかを聞いて参考にすると自分の意見がまとまりやすいでしょう。
話し合いの上でもっとも重要なのは証拠の確保なので、証拠がない状態で話し合いをしようとするのは避けましょう。
もし万が一浮気でなく自分の考えすぎが原因であった場合、不必要な喧嘩に発展したり自分の立場が悪くなってしまう可能性があります。
早とちりしないようにできるだけ冷静に行動し、気持ちを整理して感情的にならないことが重要です。
気づいても気づいてないふりをする
気づかないふりをする上で重要なのは、相手に「もしかして気づかれているのではないか」と思わせることです。
- 絶妙なタイミングで電話したり、予定を入れるなどして相手の浮気を妨害する。
- 何気ない話の中で「誰々が浮気したんだってー」と浮気の話題に触れて浮気した人間をボロクソのメッタメタに避難する。
- 防犯カメラと称してカメラを設置する
- 車で自分がつけないようなイヤリングを拾ったと言って焦せらせる
気づかないふりをしながら、相手の行動がさらに加速しないようにうまく手の内で転がす方法です。
しかし自分がどこまで我慢できるのかを知っておかないと、自分のメンタルがやられてしまいます。
浮気をして居ても自分に対して奉仕してくれて入ればそれでいいのか、考えておきましょう。もし自分への態度が急変した時のために証拠集めをして慰謝料請求ができるようにしておかないと辛い思いをすることになります。
両親の前で謝罪させる
結婚している、婚約している状態ではなかなか自分たち個人だけの話し合いでは話がこじれることが多く、被害者側は不完全燃焼のまま終わってしまうことも少なくありません。
本人を前にしてガツガツ言える自信がない人は多いでしょう。
自分の味方をしてくれる両親や友達、職場の上司などを探して自分だけの前ではなく、複数人の証人がいる前で謝罪と誓いをさせましょう。
複数人の前で話をさせることで一気に浮気に対してのハードルが高まります。
浮気相手にも謝罪させて異性との関係を悪化させる
話し合いのときにより相手にダメージを与えて、今後の浮気再発を予防することを目的にするのであれば、浮気をした相手も呼び出してまとめて謝罪させることが効果的です。
修羅場になったり、危害を加えられる可能性も高いので外で話し合いをすることをオススメします。
2対1の構図になりますが、主導権は自分が握っているのでふりになる可能性は低いでしょう。
心配であれば誰かに同伴を頼んだり、客に紛れて他の客席に隠れておいてもらうと自分も冷静に話を進めやすくなるでしょう。
関係者も一緒にまとめてダメージを与えることで、浮気へのハードルが上がりますし、浮気相手との関係も悪化させることができます。
別れないけど慰謝料請求
許すと言ってもなかなか心の中に受けた傷は消えるわけではありません。
状況的な問題や、自分の心情的な問題から許すことしかできないからそうしているのでしょう。
これはほとんど泣き寝入りと同じ状態です。自分が傷ついているのに相手は自分に許してもらって口で謝っただけなんて虫が良すぎますね。という感情は誰もが抱くでしょう。
こんな状態では本当に許したとは言えません。
実際浮気をされた側は一生その傷を負った状態で今後生活しなくてはいけなくなるわけですから、自分が受けた傷分の見返りはしっかり求めましょう。
合意が得られた場合においてはどんな手段でもいいでしょう。
お金だとトラブルになる可能性があるので家賃を払ってもらう、衣類を買ってもらう、旅行に連れて行ってもらう、美味しいお店に連れて行ってもらうなど。
お金での解決が現実的でない場合は、行動の報告と連絡の義務化、家事などを代わりにやってもらう、坊主にさせるなど。
これらの罰を与えた上で次はこんなものじゃ済まないということを念押ししておくと今後の浮気再犯の確率はグッと減るでしょう。
浮気を許しても幸せに暮らしている人の考え方
浮気を許す人たちで幸せな夫婦関係や交際関係を続けている人ってどういう思考や心理によって成り立っているのでしょうか?
その考え方の秘訣について考えてみましょう。
束縛はしないお互いの人生を楽しむ
「もともと自分も浮気をしているし、向こうの浮気を禁止するつもりはない。もちろん子供を作るなどの問題は極力控える自制心の元、お互いに許しています。」
30代夫婦
新しい関係性ですね。従来の結婚という形だけにとらわれると、自分たちが生きづらくなるので自分たちのオリジナルの生き方でもいいのかもしれません。
徐々に多用性への理解も深まっていますので家族や交際者が存在する人との浮気でない場合トラブルになる可能性は低いので、そういうルールを決めて理解し合える関係性になると唯一無二の関係性となり、お互いに楽しい生活を送れるかもしれません。
相手のことを好きだから関係ない
「実際好きだから許すことしかできなかった。結果的に相手も反省してくれて、その後は真面目に関係性を大事にしてくれているので今は許してよかったなと思えています。」
その後彼が改心したきっかけはなんだと思いますか?
「元が真面目な人なので本当に魔が差したんだろうなと思います。特に変わったことをしたわけではありません。しっかり話し合った結果、許すことを決めたのでその選択には自分で責任を持って今も旦那の妻として夫婦を続けています。子供のことも考えているタイミングなので余計に真面目になったんだと思いますね」
20代後半女性
好きだから許すことしかできない。という気持ちは好きになったことのある女性であれば誰しもが共感することでしょう。
実際許す人は多いと思います。しかしその後どうなるかは相手の行動次第のところもありますので、その賭けに勝ったというところでしょう。
結婚するつもりはないから全然OK
「あくまで友達の延長線上にあるものが交際。カップルという存在です。なので結婚する人を選ぶ上での経験をさせてもらっている状態。その人と結婚したくて付き合っているわけではありません。もちろん好きだけど、友達の範囲は超えないかな。家族の方が大事だし。浮気されたならなおさら無理、付き合う上では問題ない。という考え」
20代女性
男性の場合は付き合っている女性の年齢を考えないとクズ感は強くなりますが、浮気をしている人相手であればこれくらいの考え方のゆとりはあって良さそうです。
交際の関係性に限定した答えですが、相手に依存した関係性から脱することは重要ですね。
まとめ:別れる道を選べる人の方が幸せになりやすい
実際浮気をされた人の話を聞いてまとめてみても、やはり別れることが視野に入れられる人とそうでない人の間には合理性に差が大きくあるように感じました。
許すを選択した人の中には、相手に依存している色が強く、妥協していることが多く見受けられたからです。
許すということも大切ですが、自分の幸せのためには本当に彼氏彼女の存在が必要なのかどうかをもう一度考えてみましょう。
実際に別れなくても、この人と別れても自分は幸せになれるという思考を持てるかどうかで自分の選択肢は広がります。
別れることで幸せになる道もあるかもしれない、という意識を持って対等な立場で相手に依存せず関係性を構築できるといいですね。
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