貧血で倒れる症状とは?その他の病気や対処法について

朝の通勤電車、つり革につかまっていると急に冷や汗が、手に痺れが、立つのもつらい、そしてだんだん視界がぼやけて白黒に、だんだん意識が遠のいてそのまま倒れてしまう。

そんな経験したことありませんか?よく貧血で倒れたって言いますよね。でもそんなあなたは本当に貧血なのでしょうか?

貧血の症状で意識を失ってしまった場合、脳貧血とも言いますよね。この表現は正しいのでしょうか?

今回は、貧血で倒れることの本当の原因とその予防法について掘り下げていきます。

何気ない日常の中でめまいやたちくらみや眼の前が真っ暗になってしまう状態の症状についての詳しい原因や具体的に考えられる症状について紹介します。

貧血で倒れるって?

サッカー倒れる人

貧血で倒れるという症状は、発生する人には非常に頻繁に発生しやすい症状でもあります。

先ほどの通勤電車の例だけでなく、妊娠中、生理中など女性特有の問題が発生している場合にに起こりやすい症状でもあります。

また立っているときだけでなく、朝寝起きに立ちあがったとき、デスクワークから急に立ち上がったとき、子どもの場合長時間起立している状態である学校の朝礼でも貧血で倒れることが良くあります。

脳貧血って?

健康診断や血液検査では貧血という診断が下されたことは1度も無いのに、貧血の症状が頻繁に発生してしまう事があります。

貧血は血液内のヘモグロビンや赤血球の量が減少している状態を指します。脳貧血に関しては、この血液内には貧血などの問題が発生していなくても、引き起こる可能性がある症状になります。

人が出血してる状態や自分が出血していることを認識してしまった時に血の気が引く感覚を感じたことはないでしょうか?

また、急に立ち上がった時に意識がとびかけるなど、この様な症状のことを脳貧血と言います。これは起立性貧血や起立性低血圧や起立性調節障害などと呼ばれる症状になります。

脳への血液の循環料が正常以下になってしまうことにより、意識が遠のいて倒れたり、失神してしまったりする症状になります。

貧血にはどういった症状があるの?

貧血には先ほど紹介した起立性貧血や脳貧血の他にも、難病指定されている自己免疫性溶血性貧血や再生不利用性貧血、悪性貧血、鉄欠乏性貧血、などがあります。

正確に自分がどの貧血になってしまっているのかを知るためには病院でしっかり検査しなければいけません。

まずは内科を受診して症状などをしっかり伝えて血液検査を行い、原因を調べていきましょう。貧血は内臓の病気が関係して発生している場合もありますので、まずは内科、婦人科などを受診してから専門家のいる科へと紹介してもらいましょう。

この記事では主に鉄欠乏性貧血、起立性低血圧、血管迷走神経性失神という3つの症状で失神してしまう場合の原因や症状について詳しく紹介していきたいと思います。

貧血で倒れる症状と原因について

倒れる

まずは、貧血で倒れる場合はどのような症状が現れるのかを紹介します。

貧血で倒れてしまう原因を明らかにして、どういったケースや状況の時に発生しやすい問題なのかを知って、倒れてしまう前に原因を排除し、救急車で運ばれるケースに発展しないようにしていきましょう。

貧血の症状と原因

とても大事なことですが、貧血で倒れるというのはとても大変なことです。倒れてしまう程に症状が悪化しているということですので、つまり貧血がとっても重症であるということを意味します。

輸血が必要な場合がありますのですぐ医師にかかった方がいい症状と言えます。

ヘモグロビンの減少が原因

貧血とは、血の赤い成分ヘモグロビンが減少した状態を言います。

ヘモグロビンが減少すると、全身に酸素不足が生じて、動 悸や息切れ、疲れやすい、食欲不足、顔色が悪いといった症状が出てきます。普段ならなんともない運動で動悸や息切れが生じます。また症状が進むと爪がスプーン状に反り返ったりもろくなったりします。

酸素の運搬不足が原因

つまり貧血とはヘモグロビンの減少によって酸素の運搬が少なくなってしまい、全身がが酸素不足になっていることにより発生してしまっているのです。

脳に送られる酸素が不足した結果体を支えることができなくなってしまい、意識が遠のき倒れてしまうのです。

栄養不足が原因

貧血の中で最も良く見られるのが鉄欠乏性貧血です。鉄欠乏性貧血では先ほどの症状が徐々に現れてきます。

原因としては過度なダイエットや偏食など食生活の偏りや妊娠などで鉄の利用が増えたときに体内の鉄分が不足すしてしまうことが関係しています。

出血による原因

この原因では結果的には出血してしまう事で血液やヘモグロビンが少なくなってしまうことで貧血が発生しやすくなっている状態を指します。

この問題が発生してしまう原因としては生理や外傷や内部での病気による出血が挙げられます。消化器官からの出血が疑われる場合もあります。

血液を作り出すときの問題

その他にも再生不良性貧血、溶血性貧血、悪性貧血があります。

再生不利用性貧血や溶血性貧血に関しては、難病にも指定されている病気になります。血液の中には白血球、赤血球、血小板など栄養の運搬や酸素の運搬、免疫機能や血液の凝固などを担っている重要な物質が含まれていますが、病的な性質によってこれらが減少してしまったり、血管の中で破壊されてしまう病気になります。

悪性貧血に関しては、胃などの消化器官に異常が発生し、ビタミンを胃から吸収できなくなってしまうことにより、血液の生成や十分な細胞の合成ができなくなってしまうことで問題がするものになります。

自律神経が乱れてしまう事による原因

また自律神経が大きく乱れてしまうことでも、血流が悪くなってしまい貧血になりやすくなります。交感神経が疲弊してしまうと循環器系や呼吸器系に異常が発生しやすくなるので、不整脈や呼吸器の異常から意識が飛びやすくなることもあります。

また自律神経失調症と貧血の症状は似ている部分もありますので間違えやすい症状でもあります。

貧血では精神症状はでないので、精神状態が悪化している場合には自律神経失調症と判断できます。

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以上が貧血が発生してしまう主な原因になります。

いかがでしたか?当てはまる原因があったでしょうか?幾つか重複して原因に当てはまっている場合には貧血の症状が起きやすくなります。

頻繁に貧血の症状が確認される場合には、特に複合的に原因が絡み合っている場合が高いですので、一つ一つ改善していくようにしましょう。

貧血の治療

貧血を予防、治療するには栄養バランスの良い食事を三食とることが一番です。特に朝食抜きやインスタント食品の多用やファストフードや偏った食事ばかりしている場合には注意が必要です。

その中でもタンパク質は、ヘモグロビンの材料となる大切な栄養素です。タンパク質は一度にたくさんとっても体の中に貯めておくことができません。毎食、意識して魚介類、肉類、卵、豆製品、牛乳など他の栄養素と一緒に摂るようにしましょう。

またビタミンCはコラーゲンを生成したり、鉄分を効率よく吸収するためや抗酸化作用で細胞を保護するなど沢山の働きを持っているので非常に重要です。

一方、コーヒー、紅茶などに含まれるタンニンは鉄の吸収を妨げます。またタバコやアルコールなどは体内に吸収されたビタミンやミネラルなどの栄養素を毒素の分解のために代謝してしまうので程々に嗜まなくてはいけません。

脳貧血の場合と異なり貧血の場合、なんらかの病気が潜んでいる場合があります。たかが貧血と軽く見ないで、できるだけ医師に相談しましょう。食事だけで改善しない場合は鉄剤を処方される場合もあります。鉄欠乏貧血以外の貧血は、特別な治療が必要になります。

起立性低血圧で倒れることも

ベッド女性2

起立性低血圧により、倒れてしまうこともあります。起立性貧血がどういった症状を発生させるものなのか。症状が発生するシーンと主な症状や原因について見ていきましょう。

起立性低血圧の症状と原因

寝ていたり座っていたときから急に座ったり立ち上がったときに倒れてしまうのが症状です。ひどいときには失神も起こす可能性があります。

寝ている状態や横になっている状態から急に立ち上がると、重力によって下半身に血液がたまってしまいます。そのため、心臓から送り出される血液の量と心臓に戻る血液の量に差が生じて、血圧が下がります。

本来ならば自律神経の働きで、すぐに血圧は元に戻るはずですが、もともと血圧が低かったり、自律神経がとっさに対応できないと、血圧が戻らず、上半身、特に脳に流れる血液の量が減少して、脳が酸素不足になってしまいます。つまりは脳貧血です。

立ち上がったときのめまいやふらつき以外に、日常の全身のだるさ、元気がない、耳鳴りや朝起きれないといった低血圧症の症状を伴うことも多いようです。血圧が低く自律神経の働きが活発でない朝によくみられます。また自律神経の発達が未熟な子供、特に小学校低学年から中学生によく見られます

起立性低血圧の治療

確定診断は病院でのいろいろな検査で決まります。まずは血液検査を行って何か別の病気がないかを検査し、もしこれらの検査で異常がなければ、起立試験という検査を実施します。

寝た状態や座った状態と比較して起立時に収縮期血圧で20mmHg、拡張期血圧で10mmHg以上の低下が見られると、起立性低血圧症と診断されます。治療は低血圧の治療と共通するところが多く、非薬物的が中心です。毎日の軽い運動が大事です。歩く機会や運動する機械を積極的に持ちましょう。

また食事もリズムを保ち、過食、間食をさけてバランスの良い食事を心がけましょう。水分や塩分を摂る量を増やすのも良いですね。もしこれらの生活指導で改善しない場合、薬物治療を行う場合もあります。

自律神経を整えて、体を適度に鍛えて食事内容により血管を若返らせることで身体全体の血管のポンプ機能を向上させて血行を良くします。

お子さんの場合、本人は頑張っているのですが、どうしても学校にいけなくなってしまう場合があります。親御さんは無理させないように理解してあげましょう。

日常生活に支障が出る場合もあるので、早めに医師を受診し、適切な指導、治療を受けることが大切です。

血管迷走神経性失神で倒れる

視神経脊髄炎

血管迷走神経性失神が原因で倒れてしまうこともあります。

これは長時間立ちっぱなしの状態になっている時などに発生することのある症状になります。子供が朝礼時に急に失神してしまう、倒れてしまったという場合に当てはまる問題になります。詳しい原因や症状について見ていきましょう。

血管迷走神経性失神の症状と原因

立ち続けていたときなど急に倒れてしまうのが症状です。前兆として失神の数分前から最初に血の気が引くような感じがして、冷や汗をかき、吐き気、腹痛、強い不安感を感じます。

失神まで至らず前兆のみ感じ座り込む対応をする方も多いようです。

立っている場合に多く発症し、自律神経の働きの乱れにより血液が下半身に集中してしまい、上半身、特に脳に流れる血液の量が減少して、脳が酸欠状態となってしまいます。そう、これもいわゆる脳貧血にあてはまります。

血管迷走神経性失神は起立性低血圧とは異なり、主にストレスに起因して発症します。

病名の迷走神経というのは、自律神経の一つ副交感神経に含まれるものです。人は普通ストレスを感じると交感神経が緊張しますが、何らかの要因で副交感神経、つまり迷走神経が緊張してしまうと、心拍数が低下して血圧が低下して脳に流れる血液の量が急激に減少してしまいます。

ストレスと書きましたが、この症状は、通勤電車で長時間立っていたり、急に驚いたり、急な怒りなどのストレスが先行します。排尿も気になるときがあります。お酒の飲みすぎもストレスの原因になる場合があるので要注意です。

血管迷走神経性失神の原因と治療

前兆がきたら、可能であればすぐ横になり、手を強く握り、手足に力を入れることで失神を防ぐことができる場合もあります。

またストレスが原因になるので、そのようなストレスを取り除くようにすることも大事です。

もしこのような失神を経験したのであれば、そのような状況を日常から取り除くことがとっても大事ですが、そうもいきませんよね。

もし繰り返し失神したり、失神の経験が一度だけでもそれがもとで生活不安を感じるかたは医師を受診しましょう。かかりつけのお医者さんがない場合、循環器内科の外来を受診しましょう。

実はてんかんなどの病気が隠されている場合もあります。自分でできる予防法は、起立性低血圧の治療と同じく、適度な運動、規則正しい食生活です。水分や塩分を摂る量をふやすのも良いようです。

貧血で倒れてしまった場合の応急処置は?

応急処置

もし貧血で倒れてしまった人が現れた場合にはどのように対応すれば良いのでしょうか?

救急車を呼んだとしても実際に到着するまでに時間がかかります。その間に出来る対策法や大事にしたくない人も、自分で出来る対策法などについて紹介していきます。

いつ目の前に倒れる人が現れるかもわからないので、応急処置方法を頭に入れておきましょう。

まずは安全な場所へ

まずは患者を安全かつ、日陰など休むことに適してる場所に移動させましょう。

倒れた場所がどこになるのかはわかりません。電車のホームかもしれないし、炎天下のグラウンドかもしれない、まずは落ち着いて周囲の状況を確認し移動させてください。

しかし患者が意識を完全に失っている場合には体を起こしたり、体を持ち上げると転倒の恐れもありますし、骨折してしまうこともあります。

移動には最新の注意を払い安全に行いましょう。緊急を要する場合もありますので、危険が迫っている状態ではまず、移動が先決です。

怪我や意識の有無の確認

周囲が安全であることが確認できたら転倒時に出血が発生していないか、意識は戻りそうかなどの項目を確認してください。

もし意識を取り戻しても急に立たせたりその場を去らせては行けません。しばらく安静にして様子を見ないと、再び同じことを繰り返してしまう可能性があります。

体を温める

貧血は体の血液の量が少なくなっていたり、循環機能が低下しているために発生しています。

ですので、体を温めることで血行を促進し、症状を改善することが出来ます。もし厚い夏の日である場合には熱中症の可能性もありますので、その場合には風を起こして体を冷やしてあげてください。

水分補給も有効ですので、温かい飲み物などを与えて安心させてあげましょう。

救急車を呼ぶ

もし、症状が軽かったとしても救急車を呼んであげたほうがいい場合もあります。貧血の詳しい原因やその程度に関しては、自覚症状や一般人の客観的な目線だけでは判断できない問題になります。

もしかしたら大きな病気が関係している可能性もありますので、出来れば病院に連れて行ってあげる方が無難でしょう。

以上が応急処置法になります。出血などが確認される場合には止血が必要になります。もし救急車を呼ぶかどうかを迷った場合には救急相談窓口が24時間体勢で電話の受付を行っていますので#7119の電話番号にかけてみてください。

正しい処置をして助け合っていきましょう。

まとめ

今回、貧血で倒れた!という記事でしたが、脳貧血と貧血の違い、お分かりになりましたでしょうか?貧血で倒れた!という場合、たいていはいわゆる脳貧血、ここで書きました起立性低血圧、血管迷走神経性失神が疑われます。

ただし何度も立ちくらみや失神を経験する場合は要注意です。貧血やそれのもとになる別の病気が隠されている場合があります。病気の可能性を疑って早めに医師を受診するようにしましょう。また道路や駅で倒れてしまうと別の危険がありますので、前兆が来たらとっさに身を守るようにしましょう。

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