すっかり気温も低く、乾燥している空気になっている冬の季節には特に髪の毛もパサパサになってきてしまいますよね。
周りを見渡すと、サラサラのツヤのあるまとまった髪をした綺麗な女性がさっそうと歩いている。どうして自分の髪はこんなにパサパサしているのだろうか?自分もあの人みたいにサラサラの綺麗な髪になりたい、、、
なんてお考えの方いませんか?
もちろん髪がパサパサになってしまう原因はしっかりあります。なぜ自分の髪が傷んでいるのかをしっかり把握し、少しずつ改善いていきましょう!
今日は髪の毛がぱさぱさになってしまう原因やその対策方法について紹介していきます。ヘアケアの方法について知って、髪質を改善していきましょう。
髪の毛がパサパサになる原因
髪の毛がパサパサになる理由をご説明します。ご自分の髪の毛がどうしてパサパサになってしまっているのかを知って対策法に繋げていきましょう。
パサパサの髪の毛には遺伝的なものももちろんありますが、生活習慣や特定の行為が関係していることが多い問題になります。
原因を明らかにして、有効な対策法をおこなっていきましょう。
①シャンプーの問題
もしかしたらその髪の毛のパサパサはシャンプーが原因になっているかもしれません。
刺激の強いシャンプーや、洗浄力の強いシャンプーを使用していると、頭皮が荒れてしまったり、髪の毛を傷つけてしまい髪の毛が健康的に成長しない事や髪の毛の潤いが減少してきしみが生まれて、髪の毛同士の摩擦力が大きくなり、パサパサの髪の毛に繋がってしまうことがあります。
髪の毛がぱさついているのに、ノンシリコンの商品が良いと聞いてノンシリコン商品を利用しているなど、特徴を理解しないまま商品を選んでいると、更にパサパサ髪の毛を助長してしまいます。
特に問題につながりやすいシャンプーの特徴は、洗浄成分(合成界面活性剤)に高級アルコール系洗浄成分を使用している商品と添加物を沢山使用いている商品になります。
添加物は香料や防腐剤や着色料などの成分の事で、洗浄成分はラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Naなどと表記されているものが洗浄力の強い成分の商品になります。
これらは頭皮に刺激が強いので、皮膚が弱い人には炎症のもととなってしまいます。出来るだけアミノ酸系洗浄成分などの刺激の弱いものを使用していきましょう。
②紫外線を浴びている
紫外線は、髪にとっては天敵です。
近年は一昔前と比べると、紫外線の強度が増しているといわれてます。
紫外線を浴びてしまうと、髪がもっているメラニン色素が壊れてしまい髪を痛める原因となってしますます。キューティクルが剥がれやすくなってしまったり、壊れた髪の毛の表面から水分が蒸発してしまうことで髪の毛が乾燥してしまい広がりやすくなります。
普段、外出する際にあまり意識されてない人も多いと思います。自分が思っているよりも頭の部分というのは、紫外線を浴びやすい部分です。
髪の先端が赤みがかった茶色になっているなどは、紫外線を浴びすぎたことによる影響です。
日照りが強い日などに、紫外線を浴びている人はパサパサ髪の原因のひとつといえます。
ヘアオイルを使用して髪の毛をコーティングして紫外線から髪の毛を保護するなど、対策をしたほうがいいでしょう。
③偏食による栄養不足
髪の毛も体と同じで、普段の食事からの栄養を元につくられています。
髪を作っている主な成分は、たんぱく質です。ケラチンというタンパク質で髪の毛の9割以上は構成されています。
たんぱく質が不足していると髪に栄養が不足してしまい、潤いのある髪をつくることができません。
さらに、頭の血行を良くするのはビタミンです。ビタミンを摂取することで体内から髪にとって良い成分をつくることができます。
この二つが不足していると、パサパサ髪になりやすい体質になってしまうので意識して摂取するようにしましょう!僅かにコラーゲンなども体内で生成できるようにすることで髪の毛にコシやハリやツヤを与えることが出来ます。
また揚げ物や肉は、頭皮の皮脂の分泌を活発にして、脂がたまりやすくなってしまう食物です。コレステロールは肌のバリア細胞を生成する働きもありますが、過剰摂取では害につながってしまいます。食べ過ぎには注意しましょう。
④パーマやカラーや縮毛矯正の過度な負担
可愛いカラーにしたり、ふんわりパーマで可愛い髪型にしたい。
これは多くの人が持っている願望ですよね。
しかし、髪にとってはとても多くの負担となっているのも忘れないでください。
パーマは、髪の分子を一度分解するものなので負担がとても大きいです。間隔を空けずに断続的にパーマをかけるのはさけましょう。
またカラーをする際に、自分でカラー剤を買って染めるのも危険です。美容室などはその人の髪質にあった、カラー剤や適量を施してくれるのでなるべく負担がかからないようにしてくれます。
自分で染めると過度にカラー剤をつけすぎたりして、髪を傷めてしまうのでダメージが気になる人は、美容院で染めるようにしましょう。
またカラーやパーマをしている人は、通常以上にヘアケアに力をかけないと、髪の毛は薬剤で痛んでしまっている状態ですので乾燥が強く発生してしまいます。
ヘアオイルやトリートメント、コンディショナーなどをしっかりホームケアを行って髪の毛の補修を行っていきましょう。
⑤ストレス
ストレスを多く感じていると、パサパサの髪になりやすくなってしまいます。
ストレスを感じることでホルモンバランスの乱れが発生してしまい、血の流れが悪くなってしまいます。そうなると、髪の毛を美しい状態に保つために必要な成分を、頭皮まで届けられなくなってしまうため、少しづつ髪の毛の質が悪化してしまうのです。
また、ストレスにより髪の毛をかきむしたっりする仕草をすると、髪の毛に負担をかけてしまうので、辞めるようにしてください。
ストレスをあまりためずに、リラックスした生活を心がけましょう。
⑥静電気が発生している
特に冬の季節で空気中の湿度が40%以下の場合に起こりやすいのが静電気になります。
髪の毛には静電気が発生しやすく、手ぐしで髪の毛を掻き上げるだけでもかなりの静電気が派生し、それによって髪の毛にダメージが発生します。
1度や2度の静電気では大したダメージにはなりませんが、これを繰り返していると髪の毛にダメージが蓄積してぱさぱさになり、広がりやすく、乾燥も発生しやすくなります。
乾燥しやすくなってしまった髪の毛にはさらに静電気が発生しやすくなるので、更に症状の悪化につながります。
静電気が発生しやすい空間ではどんどん悪循環にハマっていってしまいますので、ヘアケア商品などを使用して静電気を抑えるようにしていく必要があります。
特に毛先がまとまらずに広がってしまうので、余計にパサパサな印象を与えてしまいます。
パサパサ髪の改善方法
ではどのようにすれば、サラサラの髪を手に入れることができるのでしょうか?パサパサの髪の改善方法をご紹介いたします♪
①シャンプーやトリートメントを変える
みなさんは、シャンプーを選ぶ際に、どのような基準でシャンプーを選んでいますか?
芸能人が使っていたもの、有名なメーカーのもの、値段の高いもの。
このような基準で選んでいると、もしかするとそれは自分の髪質とは、合ってない可能性があります。
まずどのような成分で作られているシャンプーかをチェックしましょう。
筆者のおすすめは、ノンシリコンシャンプーとシリコン入りのトリートメントの組み合わせです。
シリコン入りのシャンプーも傷んだ髪を修復する性能がありますが、毛穴を防いでしまう恐れもあります。
ですので、まずはノンシリコンシャンプーで、頭皮や髪の汚れを落とします。
その後、髪をきっちり乾かした後に、シリコン入りのトリートメントで髪をコーティングするという流れです。
もちろん髪質によって様々な選び方があると思いますが、成分を見ずに選ぶのは避けましょう。自分の髪質をきっちり把握して、自分にあったシャンプーやトリートメントを選びましょう。
トリートメント中に頭皮にシリコンの成分が付着しないように出来るだけ根元から毛先のみにトリートメント剤を付けることがポイントです。
シャンプーの仕方を改善しよう
もしかして間違ったシャンプーの仕方をしていませんか?日々のシャンプーの仕方を見直してみましょう!
まず髪を湯で濡らす前に、ブラシで髪を整えます。そうすることによって小さなゴミを落とすと同時に、頭皮の汚れを浮かしてシャンプー時に綺麗にすることができるのです。また頭皮に軽い刺激を与えることで、頭皮の血行を良くし、髪の質を高めることができます。シャンプーの前にブラシをすることを心がけましょう。
ブラッシングをしよう!
次に、ブラシの選び方ですが、硬すぎない柔らかめのブラシを選ぶのがポイントです。
硬すぎるブラシは、頭皮を傷つけてしまう恐れがあるので、注意が必要です。また、プラスチックで出来ているブラシは、髪を痛める原因の一つである「静電気」を発生させてしまう可能性があるので、なるべく使わないようにしましょう。
ブラシを使用する場合には獣毛ブラシがおすすめです。獣毛ブラシは豚の毛やイノシシの毛を使用しているブラシになります。程よい柔軟性があり、静電気を発生しにくく、髪の毛を痛ませずに頭皮に程よい刺激を与えつつホコリを払い、髪の毛の方向も揃えることが出来ます。
そして、シャンプーの仕方ですが、髪質ばかり気にして髪を入念に洗っていませんか?
もちろん髪を洗うのは、丁寧にして構いません。
頭皮を洗浄することを意識する
しかし、意識して洗うべきなのは頭皮です。頭皮をしっかりと洗うことによって、頭皮についた脂を落としましょう。この脂がしっかりと落とせないことがパサパサになる元凶なのです。
また髪を乾かす際に、髪を乾かしすぎてしまうと髪から水分を奪うことになります。乾燥した状態では髪にとっては良くないので、乾かしすぎは避けましょう。
ドライヤーを使う時は、毛先から乾かすのではなく髪の根元から乾かすようにしてください。毛先は自然乾燥が理想です。また1日に何回も髪を洗うのは危険な行為です。
シャンプーをするとき、また髪を乾かす際は以上に注意して、サラサラ髪のベースをしっかりつくりましょう!
②食生活を見直す
サラサラ髪を作るために普段の食事から、髪に良い成分を摂取しましょう。
髪に良いとされている成分
- たんぱく質
- 鉄分
- 亜鉛
- ビタミン類
- イソフラボン
これらの成分が多く含まれるものを積極的に取り入れましょう。主に、海藻類や大豆などが有名ですよね。
ちなみにですが、たんぱく質は肝臓から作られていますので、アルコールの過剰摂取は髪にとってはあまり良くありません。さらにインスタント食品や、揚げ物など動物性脂肪の多いもは避けましょう。頭皮の脂が多くなってしまって、健康な髪を作り出すことができなくなってしまいます。
また、夜遅くの食事や、食べ過ぎは髪にとって良くありませんので、注意が必要です。
特にイソフラボンには女性ホルモンのエストロゲンと似ている効果、構造を持っており女性ホルモンと同じ、髪の毛成長期を長くし、しなやかで、ツヤのある髪の毛を生成する効果を持っています。
女性の場合には過剰に摂取することで乳がんのリスクが高まるとの報告もありますので、豆乳であれば1日200ml、豆腐であれば1丁、納豆であれば1〜2パックという一般的な摂取量を守りながら効果を得るようにしましょう。
③入浴をする
毎日夜にお風呂に入らずに、シャワーだけで簡単に済ませている人は、すぐにやめましょう。
夜にお風呂に入らないということは、1日の汚れや細菌が付着したまま寝てしまうことになります。そうなると髪の状態がどんどん悪化してしまい、パサパサ髪を生み出す原因にもなってしまいます。
さらにお風呂でしっかり入浴をすることで、血行を促進することができます。血行が悪ければ髪の毛に必要な栄養分を摂取しても、頭皮まで栄養を届けることができなくなってしまいます。
髪を美しい状態にしたいのであれば、入浴することを心がけましょう。
④頭皮のマッサージを行う
頭皮の血行を促進するために、マッサージを行うようにしましょう。
頭皮マッサージの方法を紹介します。
- 両手の親指を両側のこめかみにそえます。
- 残りの4本のの指を頭のてっぺんにそえます。
- 頭のてっぺんから、こめかみに向かってほぐすようにマッサージを行います。
- 次に、前頭部の生え際から後頭部にむかってマッサージを行います。
以上になります。あまり強い刺激を与えずに優しくマッサージするのがポイントです。入浴後の体温が上がって、血行が促進されている時に行うとより高い効果を得ることができます。
⑤睡眠をしっかりとる
質の高い睡眠をとることが出来れば、質の良い髪の毛を手にすることができます。
寝ている間に分泌される成長ホルモンには、ターンオーバーが正常に働くように促す効果があります。ターンオーバーは、頭皮に溜まった老廃物を取り除く働きがあるので、髪の毛を良い状態に保つことができます。
質の高い睡眠のとり方については、眠りが浅い人へ!快眠できない原因と快眠する方法についてに詳しく書いてあるので読んでみてください。
⑥ヘアオイルを使用する
上記で紹介した対策法については、実際栄養が髪の毛に届くまでに時間がかかります。実感できるまでには3ヶ月以上の時間がかかってしまいますので、出来るだけ早期に対策効果が現れる方法としてヘアオイルを使用した方法を紹介します。
出先でも使用できるハンディータイプのものもありますので、非常に便利です。
美容院などでも自身のブランドの商品を販売していたりするのですが、ワンプッシュ手のひらで伸ばして、髪の毛の広がっている所に手ぐしで塗り込むだけで、髪の毛をコーティングして乾燥などを防いでくれます。
特に髪の毛が痛みやすい人や静電気が気になっている時期に使用すると、これらの問題が1発で解決します。
香りも良いものがたくさんありますので、香水代わりに爽やかな香りのオイルで対策することが出来ます。
髪の毛が短い場合には半プッシュで使用するなど、応用が効きますのでお気に入りの商品を購入してみましょう。
まとめ
髪の毛がパサパサになる原因
- シャンプーの仕方によって髪に負担をかけている
- 紫外線を浴びて、髪が傷ついている
- 髪の毛に必要な栄養分が不足している
- パーマ・カラーにより髪に負担をかけている
- ストレスにより、髪に栄養分が行き届いていない
- 静電気の影響を受けている
髪の毛をサラサラにする方法
- シャンプー・トリートメントを変える
- 髪の毛に必要な栄養分を摂取する
- 入浴をして汚れを落としてから寝る
- 頭皮のマッサージを行って血行を促進する
- 質の高い睡眠で、ターンオーバーを促す
- ヘアオイルを使用する
以上が今回の記事のまとめになります。
髪がパサパサになる原因は、髪のケア方法の間違いや生活習慣の乱れということになります。
パサパサ髪を改善したいのであれば、生活のリズムを見直して、髪の毛に負担をかけない生活を心がけましょう。一度傷んだ髪の毛を改善するのは難しいですが、上記の改善方法を実践して少しずつ質の良い髪の毛を生み出しましょう。
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