この数年間、ビジネスマンの間で「地頭がいい」「地頭力」という言葉がよく聞かれます。転職する場合も、「地頭がいい」「地頭力がある」が採用基準になっています。
「地頭がいい」とは「頭の回転が速い」「自分の頭で考える力がある」という意味で使われることが多いようです。しかし、人によっていろいろに解釈されています。
「地頭がいい」とはどういうことか・地頭がいい人の特徴・地頭をよくする方法について、お伝えしますね。
地頭がいいとは?
最近、ビジネスの世界では「地頭がいい」「地頭力」ということが重視されています。しかし、「地頭力」という言葉の定義はまだはっきりしていないようです。
人によって解釈が違います。「自分の頭で考えることができる」「マニュアルなどに頼らず困難を解決する」ことが現代のビジネス界の男性・女性に必要とされています。一流企業では「地頭がいい」ことを採用基準として重視しています。
[地頭がいいの意味]
「地頭がいい」とは「知識量や教育に関係なく、その人が生まれつき持っている頭の良さ。論理的思考力やコミュニケーション能力が高い(国語辞典)」という意味です。
「地頭力」とは「知識がなくても自分の頭で困難や問題を解決する道筋を考えていける力」「その人独特の頭の回転の速さ・頭の回転力を臨機応変に引き出すことのできる力」という意味です。
[地頭がいいと頭がいいの違いは?]
「地頭がいい」ことと「頭がいい」ことは違います。
頭がいいとは?
「頭がいい」とは「知能(IQ)が高い」「事前にインプットした知識や情報を上手に引き出して組合せ、物事を処理する能力が高い」ことです。時間内に効率良く物事を処理する力です。
試験などで良い点を得るには、事前にインプットした(勉強した)知識・情報・公式などを効率よく引き出して問題解決に役立てる必要があります。そのためには知識量・情報量を増やしておきます。
地頭がいいとは?
「地頭がいい」とは「どんな状況でも、自分なりに考えて状況に応じた解決法や方向性を出せる力がある」ことです。社会において人間力が高いということです。
ビジネスの世界では、常に「人・金・物」を考慮しなければなりません。答えが見つからない困難な状況も多々あります。質問を設定してから解答を探る場合も少なくありません。しかも時間的余裕がなく、早急に解決法を見つけねばならないこともしばしばあります。
このように限られた時間・人・物・金の中で、常識などにとらわれず、自分の頭で考えて的確な判断を下し、自分なりの解決法や方向性を見出す力を「地頭がいい」「地頭力」というのです。判断スピードの速さ・論理的思考・コミュニケーション能力も必要です。
天才と地頭がいいのは違う
天才は生まれつき知能(IQ)が極めて高い人です。天才は物事を突き詰めて探究します。地頭のいい人は物事全体を客観的にとらえて判断します。企業という組織の中でいうと、天才は研究に没頭する研究者、地頭のいい人は会社全体を統合的に考える統率力のある代表取締役です。
天才は社会人として適応することが難しいことがあります。地頭のいい人は社会人として人間力があり、人間性も豊かです。しかし、秀でた能力については天才に及びません。
地頭力は鍛えて高めることができる
地頭力は「生まれつき持っている頭の良さ」といいますが、後天的に高めることができる能力です。脳科学者は、何歳になっても脳を鍛えることができるといいます。
頭脳は怠け者
頭脳はとても怠け者です。楽をすると、どんどん怠けて働かなくなります。記憶力も論理的思考力も低下します。頭の回転速度も鈍くなります。年齢には関係ありません。若いのに頭が硬くて、自分なりに考えることができない人がいます。
加齢とともに低下する能力もありますが、脳科学者は「頭脳を鍛え続けると高齢になっても能力が伸び続ける」といいます。
[地頭がいい人の力]
「地頭がいい」とは、「論理的思考力・理解力・問題解決力・コミュニケーション能力・判断力・応用力・対応力が高い」ということです。つまり「人間力が高い」のです。
地頭がいい人の力は、大きく2つに分けられます。物事の本質を見極める力と、答えを仮定して検証する力(仮説思考力)です。
①本質を見極める力
何かトラブルが生じた時には、表面上の問題や現象にとらわれることなく、物事の本質を見極めて根本的な原因を突き止めることが重要です。
表面的な現象や問題にとらわれると、溢れかえる情報の中で二進も三進もいかなくなります。また、対症療法的に表面上の問題に対する施策をしても、根本的にトラブルを解決・改善することはできません。どこかに歪みが生じ、トラブルが再発する可能性が大です。
本当の原因を突き止めて根本的な施策をしない限り、事態を真に改善することはできません。
複雑に絡み合う物事をシンプル化する
ビジネスシーンでトラブルが生じる場合、たいてい多くの物事が複雑に絡み合っているものです。そこから本当に大事なことは何かを見極めて、そこに焦点をあてます。全員が納得できるように、問題が起きている状況と原因をシンプルに表現します。そうすると、根本的な改善策がわかります。
要因を分解して具体的な施策を見出す
本質を見極める時、物事を具体的に要因分解していく方法があります。抽象的な大きな目標を掲げられても、効果的な対策を見い出せません。具体的に要因を分解していくと、個々の要因ごとに具体的な施策が見えてきます。
②仮説思考力
仮説とは「現在の事実やデータに基づくと、未来はこうなるだろう」という仮定の解答です。ビジネスや科学の世界においては、仮説を立てて思考する「仮説思考」が極めて大事です。仮説を立てないと、走り始めることはできません。
ビジネスシーンでは、事実や真実がよくわからないことがあります。事実や真実がわからない時は仮説という仮の解答を立て、それに基づいて原因を解決する施策をしたり未来に起きる問題に対策をしたりします。
仮説を立てて走りながら、仮説が正しいかどうか検証していきます。状況判断して仮説が間違っている時は、軌道修正します。これを繰り返して、真実に近づいていきます。軌道修正を繰り返すうちに、仮説思考の精度が上がります。
地頭のいい人の特徴
ビジネスシーンで「地頭がいい」とは、「前例や常識にとらわれず物事の本質を見極めて、ゼロから問題解決のフレームワークを考える能力がある」という意味になります。
「ただお勉強ができる秀才タイプ」ではなく、「頭がキレる」「頭の回転が速い」と言われるタイプです。
[地頭がいいビジネスマンの特徴]
地頭がいいビジネスマン(男性)の大きな特徴は、自分の頭で思考し、もの事の本質を見極めてることです。考え方に柔軟性があるので、状況に応じて的確に対応できます。
①どの分野においても高い生産性を発揮して仕事をする
地頭のいい人は業務に必要な知識・技術を短時間に取り入れ、的確に効率よく仕事をします。常に会社全体を見て「自分がどのように働くのがベストか?」を考えて行動します。どの分野の仕事をしても、高い生産性を発揮します。
自分なりの仕事のやり方・仕事のチェックリストを作り、仕事の進み具合に応じて柔軟に改善します。常に高い生産性を発揮できるように考えて工夫します。
②知識のない問題でも推理力で解決する
地頭のいい人は推理力が優れています。全く知らない問題でも、推理力を活用して解答を得ることができます。推理の基盤となるのは豊富な知識量・情報量です。
どれほど知識が豊富でも何もかも知っているわけではありません。推理力がなければ、知らないことにぶつかると対処できません。推理力に優れた人は蓄えた知識・情報を基にして対処法を見つけます。
③知識・経験のないことでもすぐに理解できる
地頭のいい人は理解力が優れています。全く経験も知識もない新しい事でも、レクチャーを受けると即座に理解できます。新しい知識もすぐに理解します。
地頭のいい人は「自分が理解できたところ」と「理解できない部分」がよくわかります。理解できないところは質問して解答を得て、正しく理解するようにします。
④不測の事態に臨機応変に対応できる
地頭のいい人は対応力が優れています。考え方に柔軟性があります。
経験したこともない思いがけないアクシデントやトラブルが発生した時、すぐに事態を正確に把握して柔軟に対応することができます。だれも想像もしなかった特殊な事態でも、短時間でベストな対応の方法を考えつき行動できます。物事が予定通りいかなくても、何とか対応することができます。
経験豊富なビジネスマンも対応力に優れています。しかし、経験量に基づく対応力なので、とんでもない不測の事態が発生すると、対処しきれないことがあります。
⑤複数の視点から物事を見ることができる
地頭のいい人は、広い視野に立って複数の視点からもの事を見ることができます。八方塞がりでどうしようもない事態に陥っても、思いもかけない意表を突くような方法で対応します。考え方が柔軟なので、人が考えつかないような奇抜なアイディアで困難を乗り越えます。
相手の立場に立って考えることができる
地頭のいい人は複数の視点から物事を捉えるので、相手の思考パターンを予想できます。相手の立場に立って物事を考えられます。仕事を効率よく進めるために、相手が理解しやすい言葉で説明します。自分の頭の良さや知識をひけらかすことをしません。
⑥コミュニケーションを大事にする
地頭のいい人はコミュニケーションを大事にします。一緒に仕事をする職場の同僚・先輩・上司など仲間との人間関係から、常に学ぼうとしています。
コミュニケーションは言語によるものだけではありません。動作表・表情・行為行動によるコミュニケーションもあります。地頭のいい人は、仕事の仲間からいろいろな情報・知識を集めたり学んだりします。
コミュニケーション能力が高い
地頭のいい人はコミュニケーション能力が高いので、職場の仲間だけでなく仕事先など周りの人たちと人間関係を広げていくことができます。統率力のあるリーダーになれます。多くの人に話しかけたりしてコミュニケーションを取り、自分の知識量・情報量を増やします。
相手の気持ちや考えを的確にとらえ、相手の立場に立って考えます。人間性が豊かです。
人間関係のトラブルを気にしない
人間関係を広げると、トラブルが生じる可能性が大きくなります。しかし、地頭のいい人はポジティブ思考でおおらかな性格ですから、人間関係のトラブルを気にしません。それよりも、広い人間関係から多くの情報・知識を学ぶことを優先します。人と交流することで、さらに脳を活性化します。
⑦結論を急がず、物事を決めつけない
地頭のいい人は理解力・判断力が優れ、判断スピードも速いのですが、結論を急ぎません。すぐに物事を白か黒か決めつけることはしません。
どのような情報も鵜呑みにしないで疑い、まず自分で考えます。思考の過程を大事にします。自分の頭で考え抜いて、仮説や結論を導き出します。
⑧自分に自信があり、精神的にタフである
地頭のいい人は自分自身に自信があります。とても強い精神力を持っています。社会人として人間力があります。人間性も豊かです。どのように困難な状態になっても、どっしり構えてぶれることがありません。
地頭のいい人は優れた推理力や理解力で物事の本質を見抜き、解決策を見出すことができます。直観力にも優れ、直感的に判断を下すこともできます。どのような状況になっても対応できる自信があるので、ぶれません。タフな精神力で解決策を必ず見つけ出します。
[地頭のいい女性の特徴]
地頭のいい女性(ビジネスウーマン)は、前述の地頭のいい男性の特徴に加えて、非常に直観力が鋭いといえます。日本の社会はまだまだ男性中心です。
それをしっかりわきまえて、上手に立ち廻ります。コミュ力は高いのですが、余計なおしゃべりや噂話はしません。口が堅くて、信頼できます。
[地頭の悪い人の特徴]
地頭の悪い人は自分の経験や知識に頼り、自分で考えようとしません。現代の企業が求めないタイプです。
①自分が何をするべきか、判断できない
地頭の悪い人は、自分が何をするべきか判断できません。会社など仕事の場では統率力のあるリーダーや上司に命令されたことをマニュアル通りに行います。「こうしなさい」と指示されないと、動けません。
②原因と結果の関係を理解することが難しい
全ての物事には原因と結果があります。因果関係といいます。地頭の悪い人は、かなり丁寧にやさしく説明してもらっても、なかなか理解できません。普段から「なぜ、こうなるのか?」と考える習慣がありません。
③なかなか言葉が出てこない
地頭の悪い人はコミュニケーションをとるのが苦手です。会話する時は、人の話を聞いて理解し、頭の中で返答を組み立てます。相手の話が終わると、即座に言葉を返します。地頭の悪い人は言葉がスラスラ出てこないので、即興的な言葉のやり取りが難しくなります。
会話の時は「そうだね」「なるほど」という簡単な相槌を繰り返すか、無言でうなずきます。自分から物事を説明するのも苦手です。
④重要なポイントを見極めることができない
地頭の悪い人は、物事の本質に意識を向けて重要なポイントを見極めることができません。学校時代は丸暗記、社会に出てからはマニュアル頼りです。
仕事でもスポーツでも要点という重要ポイントを掴むことが大事です。要点を掴むと、仕事の覚えも速くなりスポーツも上達します。重要ポイントを見極められないと、なかなか仕事が覚えられません。
⑤仕事を同時並行させることができない
地頭のいい人は2~3つの仕事を同時に並行して行います。
報告書を作成しながら会議の準備をし、メールをチェックします。でも、地頭の悪い人は、1度に1つの仕事しかできません。
地頭のいい人になるには?
何歳になっても脳を鍛えれば、地頭を良くすることができます。幼い時から脳を鍛えると、地頭のいい賢い人間に育てることができます。
[地頭を鍛える方法]
地頭力は生まれつきの要素というよりも、経験・知識の蓄積や潜在能力と言えます。地頭を鍛える方法は、とにかく頭を遣うこと、ひたすら考えることです。
物事を「全体から」「結論から」「単純に」考えるように習慣づけます。すると、どの分野でも業務知識をすぐに習得し、仕事の生産性が上げることができます。
①地頭のいい人の行動パターンを取り入れる
社会人になれば、会社などの職場や自分の周囲に地頭のいい人が必ず1~2人はいるものです。その人の言動をよく観察して、行動パターンを取り入れます。
地頭のいい人の行動には必ず理由があります。その理由がわからなくても、とりあえず地頭のいい人の行動パターンを取り入れます。しだいに自分の中で行動パターンが蓄積され、問題が生じた時に、引っ張り出すことができるようになります。
②答えのない問題をひたすら考える
地頭力は思考する力ですから、とにかくひたすら考えて思考力を強化します。だれにでも答がわかるような問題でなく、「プロジェクトをみんなが楽むには、どうしたらいいか?」などという答えがありそうでなさそうな問題をひたすら考えます。
普段考えもしないことを考えると、脳が活性化して思考力が広がります。
③積極的にいろいろな人と話す
人と話をする時は、必ず考えながら発言します。仕事関係だけでなくいろいろな人と付き合って、積極的に話します。相手の言葉・表情・動作・行動から相手の考えや気持ちを読み取ろうとしたり、自分の考えや気持ちを相手に伝えようとしたりするので、コミュニケーション能力がアップします。
いろいろな人たちと会話すると、好奇心が刺激され未知の分野に興味を持つようになります。知識量・情報量が増えます。
脳科学の観点では、会話は大脳の前頭連合野を活性化させます。大脳前頭連合野は思考・判断・想像・コミュニケーション・行動と感情の抑制など「人間性」に深く関係する能力を司ります。前頭連合野が活性化すると、人間力・地頭力が向上します。
④暇がある時は本を読む
本を読むと、知識とともに多方向から考える力が身につきます。古今東西の人々の考えに触発されて、地頭力が鍛えられます。本のジャンルは何を選んでもOKです。興味のあるジャンルから入ると、本も選びやすく取りつきやすいでしょう。
⑤頭の中の考えを文字や図に書き表す
プレゼンテーションなど仕事の内容を相手に伝えるためには、できるだけ平易な言葉でわかりやすく説明するとともに図表を使います。普段から、自分の考えの内容を文字や図に書き表す習慣をつけます。考えをまとめたり整理したり、修正したりするのに役立ちます。
人に説明する時は、文字や図表に表したことを声に出して言うようにします。声に出す時は、考えながら言葉を選びます。考えを整理しながら、思考力コミュ力が鍛えられます。
⑥ピアノを弾く・軽い運動をする
地頭を鍛えるためには、左脳と右脳の両方の脳を活性化する必要があります。読書や文書作成は左脳を活性化させます。ピアノを弾くと、左脳も右脳も活性化できます。
スロージョギングやラジオ体操など軽い運動を日常の生活習慣にすると、血液循環が良くなります。ホルモン分泌も盛んになります。脳が活性化して、発想力・集中力が向上します。
[地頭のいい子に育てる方法]
何歳になっても地頭を鍛えることはできますが、やはり子供の頃から地頭のいい子に育てたいものです。脳科学の観点からの「地頭のいい子」に育てる方法です。
地頭のいい子は知的能力が高い
地頭がいい子は知的能力が高い子供です。知的能力とは、次の4つです。
- 記憶力・判断力・理解力・決断力がある
- 自分の意志や望みを実現できる(自己実現の能力)
- 問題解決能力が高い
- 創造性豊かである
地頭のいい子に育てる3つのポイント
地頭のいい子に育てる方法のポイントは3つです。
- 頭・心・身体をバランス良く発達させる
- いろいろな刺激を与えて脳を活性化させる
- 母親と父親が愛情をたっぷり注いで育てる
脳神経細胞のシナプスを沢山つくる
脳神経細胞のつながり(シナプス)が沢山できると、脳の活動領域が広がっていきます。シナプスを増やすためには、知的な訓練だけではなく、身体を動かしたり感情を表したり抑えたりすることが必要です。つまり、頭と身体と心(感情)をバランスよく発達させることが大事です。
シナプスは3歳までに盛んにつくられる
シナプスは3歳までに沢山つくられます。生まれてから3歳までの間は、手足や内臓を動かしたり、嬉しい・楽しい・頑張る・焦るなどの感情を経験したりできるように、全身にいろいろな刺激を与えるようにします。
大脳前頭連合野を活性化させる
大脳前頭連合野は知的能力と深く関わっています。大脳の中でも最も高度な働きをする部分です。発達するのに時間がかかります。生まれてから5歳までに急速に発達し、その後は少しずつ完成されていきます。
「手足や手足の指を動かす・全身を動かす・感覚(五感)を鍛える・社会性を身につける・知能を開発する」ことにより、前頭連合野は活性化します。
5歳までにいろいろな体験させる
0~5歳まではとても大事な時期です。いろいろな物を見せたり触らせたりして好奇心を刺激します。砂遊びや水遊びなど楽しい遊びを通していろいろな経験をさせます。計算や文字も、子どもが興味を持ってやりたがれば、どんどん教えてかまいません。でも、ペーパーによるトレーニングをするなら、ママと一緒にクッキーを焼くことをオススメします。
とにかく子供に話しかける
大脳前頭連合野は会話することで活性化します。ママもパパもできるだけ子どもに話しかけて、言葉のキャッチボールをするようにします。子どもの言葉がスラスラ出て来ない時は、急かさないで待ちます。子どもの先廻りして言わないように気をつけます。
赤ちゃんの時から話しかける
生まれた時から話しかけます。赤ちゃんは言葉がわかりませんが、ママやパパが話しかけると愛情を感じて情緒が安定します。とにかく話しかけることが脳を刺激して活性化します。
TVに子守をさせないで
忙しいママは、つい赤ちゃんや幼児をTVに子守をさせます。TVは一方通行で言葉のキャッチボールができません。TVを見る時は、パパやママが一緒に見ながらおしゃべりすることをオススメします。
生まれてからでは遅すぎる
生まれてから話しかけるのでは、遅すぎます。赤ちゃんがお腹にいる時からパパやママが話しかけて、脳の発達を促します。お腹の中の赤ちゃんは、ママと一緒に美しい音楽を聞きます。優しい言葉で話しかけ、美しい音楽を聞いたり美しい絵や景色を見ることが大事です。
まとめ 地頭がいい人は人間力が高い
「地頭がいい」とは「前例や常識にとらわれず、自分の頭で考えて的確な状況判断をし、問題解決の方法や方向性を見つけ出すことができる」ということです。教育水準などに関係なく生まれつき知的能力が高いと言えます。現在、多くの企業が「地頭のいい人」を求め、地頭力を採用基準にしています。
地頭のいい人の特徴は、知識も経験もない物事にも効率よく対応して高い生産性を発揮することです。推理力に優れ、いろいろな視点に立って考えるので考え方が柔軟です。理解力に優れているので新しい知識・技術をすぐに会得します。思いもかけないアイディアを出す創造性が豊かです。コミュニケーション能力が高いので、人の気持ちや考えがよくわかります。相手の立場に立って考えることができます。常に全体を見ながら仕事をするので統率力もあります。精神力も強く、社会的な人間力がとても高いと言えます。
脳は働くほど活性化します。何歳になっても地頭を鍛えて「地頭のいい人」になれます。常に自分で考えることを習慣にします。簡単に答えの出ない問題を考えたり、読書をしたり、いろいろな人と付き合って話をしたりします。考えを文字や図表にまとめるのもおススメです。地頭のいい人の行動パターンを取り込むのも効果的です。ピアノを弾いたり運動したりすることも、脳を活性化します。
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