涙嚢炎は涙が止まらなくなる?その症状や種類、原因について知ろう!

悲しいことも無いのに目が痛いわけではないのになぜか涙が止まらないといったことはありませんか?

実はとある病気のサインかもしれないのです。今回は涙や目やにが多くみられる病気、涙嚢炎について紹介させて頂きます。放っておくと痛みや発熱など様々な症状を引き起こす厄介な病気です。

場合によって重症になることもあります。知っておいて損はないと思いますので、一読して少しでも涙嚢炎のことを理解して頂けたらなと思います。

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涙嚢とは何なのか

涙

まず最初に涙嚢について説明させて頂きます。これにより、涙嚢炎に関するさらなる理解ができるのではないかと思われます。

涙嚢は目頭と鼻の付け根の間にある涙が流れ込む所です。鼻涙管に続いています。

涙嚢炎とは一体何なのか

涙嚢炎は涙嚢で見られる細菌による感染症の事です。

片方の炎症で起きることが多く、急性で発症する場合と慢性になる場合があります。色々なタイプに分かれていて、場合によっては重症になる場合もある厄介な病気とも言えます。

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涙嚢炎の原因は何なのか

細菌

涙嚢炎の原因として、鼻涙管がつまって、涙が涙嚢に溜まり、細菌が繁殖することで炎症を引き起こすためと言われています。

中高年は涙の通り道が塞がることで起きやすいと思って頂いたら幸いです。他にも鼻涙管閉塞が先天性・後天性にあることで発症するケースもあります。

涙嚢炎を発症させる細菌には何があるのか

原因となる細菌として、ブドウ球菌や緑膿菌といったものがあります。

先天性鼻涙管閉塞によるもの

鼻涙管の形成異常で新生児によく見られます。

後天性鼻涙管閉塞によるもの

鼻炎、蓄膿症といった鼻の病気、結膜炎などの目の病気により生じる炎症が鼻に広がることで起きます。

つまり

目や鼻の病気、細菌など様々な原因により涙嚢炎が起きるということです。そのため、涙嚢炎を発症した場合、合併症がつきものと思っておく方がいいのかもしれないです。

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涙にはどのような役割を果たしているのか

目

涙の役割について説明させて頂きます。涙は人間が何かしらの感情で出てくるものですが、涙にはこれらの役割があります。

  • 目の表面への栄養補給を行う
  • 瞼を円滑に動かす役割を果たす
  • 細菌や紫外線から目を守る役割を果たす
  • 雑菌の消毒を行う

といった役割があります。これらのことから、涙というのはいかに大切かというのが分かったのではないでしょうか?

涙の通っていく過程について

涙は上・下涙点→上・下涙小管→総涙小管→涙嚢→鼻涙管→鼻腔といった順に流れていきます。

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涙嚢炎の症状にはどのようなものがあるのか

熱

涙嚢炎の症状について説明させて頂きます。

鼻涙管閉塞

鼻涙管の閉塞により、涙が目からあふれ出すようになります。鼻涙管閉塞により伴う涙嚢炎はよく見られています。

先天性の場合は出生直後から流涙や目やにが見られるとも言われています。

後天性の場合は鼻炎や蓄膿症、ポリープ、結膜炎といった症状が見られています。

原因の所でも書かせて頂きましたが、単純に涙が止まらないだけでなく、目や鼻と様々な所に症が見られると思った方がいいのかもしれません。

急性涙嚢炎

急性涙嚢炎は細菌感染により起きます。涙嚢部の発赤、腫脹、痛み、大量の目やに、涙嚢へ膿が溜まるといった症状が見られます。場合によっては発熱といった症状を引き起こしたりします。このタイプは周囲にも症状が及ぶので重症になるとも言われています。最悪の場合、脳髄膜炎を引き起こすので厄介です。先天性鼻涙管閉塞の乳児に起きる涙嚢炎としても知られています。

慢性涙嚢炎

細菌感染が起きて目やにが出てくるにも関わらず、皮膚の発赤や腫脹、痛みなどが見られないのが慢性涙嚢炎です。目やにが出ていても、涙があまり流れていないといったこともあります。

新生児涙嚢炎

新生児に起きる涙嚢炎です。どんどん目やにが出てくるといったことはないでしょうか?その場合、新生児涙嚢炎を発症している可能性があります。涙嚢に溜まった涙は細菌感染を起こしやすいです。その結果、目やにが沢山出てきます。発赤や腫脹、膿が出てくるといった症状が見られます。

つまり

涙嚢炎には全身に様々な症状を引き起こす厄介な病気だということができたと思います。これを踏まえて、検査・診断から治療への流れを理解して頂けたらなと思います。

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涙嚢炎の合併症について

鼻

涙嚢炎の合併症について説明させて頂きます。

蓄膿症

蓄膿症は副鼻腔に炎症が見られる病気のことです。鼻詰まりや頭痛などの症状が見られます。症状が2か月以上続くと慢性副鼻腔炎とも呼ばれたりします。細菌感染やアレルギーなど色々な原因で発症します。

結膜炎

結膜炎は眼球の結膜が発赤し、目やにが出てくる病気です。ウイルスや細菌の感染、アレルギーといったことが原因で発症します。

症状として、結膜の充血や目やにが主な症状です。他にも結膜の浮腫や異物感、熱感、眼痛といった症状を引き起こします。抗生剤を点眼して治療していきます。

髄膜炎

髄膜炎は頭痛を主な症状とし、発熱や項部硬直などの髄膜刺激症状が見られる病気です。ウイルスや細菌が髄膜腔や脳実質に侵入して起きるとも言われています。発熱や頭痛や意識障害、けいれんなどが主な症状と言われています。

ウイルスや細菌の有無を検査して原因を突き止めていきます。抗菌薬などを投与して治療を行っていくことになります。

つまり

涙嚢炎と共通の原因で発症するため、涙嚢炎だけでなく、その背後にある合併症を見ていくことで患者の治療に繋がるのではないかと思われます。場合によっては髄膜炎などの重症になっている場合もあるので、早期発見と早期治療が大切だということが理解できたのではないでしょうか?

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涙嚢炎の検査・診断について

顕微鏡

涙嚢炎の検査・診断に関する説明を行っていきます。その際、合併症の検査も並行して行う必要もあります。

涙道洗浄

涙点から細い針を用いて生理食塩水を注入し、鼻や喉の奥に流れてくるかどうかを見て涙嚢炎の有無を診ていくことになります。閉塞がある場合は液が逆流してきます。涙嚢に膿が溜まっている場合は膿が洗い流されます。

顕微鏡検査

目やにの原因の特定を行います。目やにの細菌培養や白血球などを顕微鏡で見ていきます。結膜炎がある場合に行われる検査になります。

血液検査

ウイルスの抗体価やアレルギーの指標の抗体価を調べていくことになります。

つまり

涙嚢炎だけでなく、結膜炎などの合併症の検査・診断を並行して行い、原因となる病気の改善と共に涙嚢炎の治療を行っていくことになると思われます。

なので、涙嚢炎単一の問題と捉えず、患者の症状や病態全体を捉えていくことが大切だということです。

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涙嚢炎の治療方法について

手術

涙嚢炎の治療方法について移ります。

涙嚢炎を発症していると気づいた場合どこに受診すればいいのか

涙嚢炎を発症している場合、眼科を受診します。手術が必要かどうかによっても変わります。なので、普段から眼科のある病院はどこなのか、手術はやっているのか等の情報収集を行っていく必要があるということです。

髄膜炎を発症している場合、小児科があるかどうかも見て、適切な治療を受けれるようにしておくことをおすすめします。

鼻涙管開放術

先天性鼻涙管閉塞の場合、細い針金を涙点から鼻涙管に刺し込み、閉塞部を突き破る治療法です。

後天性鼻涙管閉塞の場合、涙嚢に膿の貯留が無ければ、針金で閉塞部を解放するのは先天性の場合と同様です。この後、シリコン性のチューブを上・下涙点から鼻涙管に挿入し、鼻涙管に留置しておくことで閉塞部の改善を行っていきます。

マッサージ

涙嚢部を毎日マッサージを行い、鼻涙管閉塞を開放させていきます。

涙嚢鼻腔吻合術

涙嚢と鼻腔をへだてている骨に穴を空け、涙嚢と鼻粘膜を直接繋ぐ手術です。皮膚を切開するかしないかによって手術の方法が変わります。

涙嚢摘出術

目やにのみの慢性涙嚢炎の場合は涙嚢摘出術で涙嚢を摘出術で症状が改善します。骨を削らないため、楽な手術とも言えます。

化学療法

抗生剤を投与して、炎症を抑えます。菌によって使う抗生剤を選択する必要性があります。目薬と内服薬の両方が処方される場合も中にはあります。マッサージや手術などと並行して行うということが多いので、何かのアプローチとセットと捉えておくといいでしょう。

涙嚢炎の手術ってどれくらいかかるのか

鼻涙管開放術でチューブを挿入する場合は7000円程度、涙嚢鼻腔吻合術で70000円程度かかると思って頂けたら幸いです。これらは3割負担での値段で医療保険の対象となる治療法です。

つまり

手術やマッサージなどを行い、閉塞した鼻涙管を開放して涙の出入り口を作ることが大切ということです。また、炎症が発症している場合は抗生剤を投与して、手術が行いやすいようにすることも大切です。また、合併症があることを想定して、それらの治療と並行して行われることになると思われます。場合によっては髄膜炎などの重症になっているケースもあるので、早期発見と早期治療が大切であるということです。

目やに多いなとそのまま放っておかずに、何かおかしいなと思ったらお近くの病院で受診することをおすすめします。

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まとめ

涙嚢炎は鼻涙管など涙の通り道が何らかの原因で閉塞し、涙嚢に細菌が溜まって炎症を引き起こして発症する病気です。その際、涙が出続けているかいないか、目やにだけなのかといった症状を見て、眼科に行って早期発見と早期治療を行っていく必要のある病気であるとも言えます。涙嚢炎を放っておくと髄膜炎などを発症する場合があるので尚更です。

また、病期の背景には結膜炎や蓄膿症といったものがあるので、それらの病気があった場合は事前に治療しておくのが予防策とも言えるでしょう。涙嚢炎の治療費もそこそこかかるので、根元から原因を立つのが大切ということを教えてくれるそんな病気ではないでしょうか?今回の記事で目や鼻の病気の怖さを知って頂けたら幸いです。

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