尋常性疣贅の治療法は?自然治癒するの?原因や症状を把握しよう!

尋常性疣贅とはウイルス性のイボのことです。

顔や手足や陰部などに発生し、足にできると魚の目に似ています。水疱瘡などとは違い感染力はとても低いイボですが、魚の目と間違って削ってしまうとウイルスが広がって悪化します。またイボコロリを使ってしまうと悪化しますので尋常性疣贅の扱いには注意が必要です。

直接命に関わるような症状ではありませんが、自然に消えず何年も残り、増えてしまう恐れがあります。小さいうちにきちんと治療すれば痕もきれいになりますが、傷つけると大きくなったり増えてしまったりします。気になるからと言って自分で取るとよくないです。

なるべく早めに治療したほうがきれいになりますので、尋常性疣贅の特徴と予防と除去方法、についてご紹介いたします。

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尋常性疣贅とは

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尋常性疣贅とは癌ではない危険性の低いイボです。

疣贅はゆうぜいと呼びます。難しい字ですがイボのことです。尋常とは「尋常じゃない痛み」などに使う尋常と一緒で、「普通の」という意味。要するに「普通のありふれたよくあるイボ」のことを指します。

痛みも小さく直接命に関わったり後遺症が残るようなことはありませんが治療してきれいにすることも可能です。柔らかいイボで出血もしてしまい、ウイルスせいのイボなので増殖してしまいます。自然に治ることもありますが、皮膚科で治療しましょう。

免疫力が低下すると治療後も再発するケースがあると言われています。

尋常性疣贅の原因

ヒトパピローマウイルスのうち、2型、27型、57型によって引き起こされる発疹です。

ヒトパピローマウイルス(HPV)は子宮頸癌に関係するとよく言われますが、それは16型・18型で、全く違うウイルスと考えてよいです。尋常性疣贅をおこすウイルスは子宮頸がんには無関係といわれています。

一般的に子どもはかかりやすい病気です。傷などを負ったときにウイルスが入ることで感染します。大人だと靴ズレや爪のささくれなど傷がつきやすい手足や、剃刀を当てる顔、性器などに出ることが多いようです。病気や体調不良、加齢で免疫が低くなると尋常性疣贅が出やすくなります。

傷を負わないと感染しないくらいに感染力は弱いので、他人に感染するリスクは低めです。

尋常性疣贅の症状

イボができます。イボの形も大きさも形も様々で、色も異なります。黒い場合もありますし皮膚の色のようなケースもあれば、血豆のようになる人もいます。硬さと柔らかさもできる場所によって少々異なります。足の裏だと魚の目状になったり、顔や首の場合、細長く突起することがあります。時間がたつと灰白色になります。

医学的にはイボができる位置で名称が異なります。

殆ど痛みを感じないイボが多いですが稀に軽い痛みを覚えることもあります。(柔らかいイボだと出血することもあるのでそのときは痛みます。)

放置すると増えてしまうことがあります。傷をつけるとウイルスが広がって悪化します。イボコロリも使わないほうが良いです。

免疫力が高ければ自然に治ることもありますが、数年たって治らないものは残ることがほとんどです。

尋常性疣贅の治療

レーザー、液体窒素、除去など、他のイボの切除と同様です。

基本的に切除なので痛みを伴います。メジャーなものは液体窒素の凍結治療で、7回ほどを液体窒素を含めた綿棒で幹部を凍結させます。

火傷するようなものなのでとても痛いです。何度も繰り返すので痛みます。またウイルスが完全に除去できない恐れがあります。ドライアイスを使う場合もあるようです。

足の裏はとくに皮膚が厚くて、液体窒素では治せない場合があります。足の裏の大き目の尋常性疣贅は、ブレオマイシンの局所注射をします。こちらもかなり痛みます。

炭酸ガスレーザーで焼く方法があります。こちらは液体窒素に比べてジュッとした痛みが短目かも知れませんが、傷跡が残ることもあります。この手術は5000~4000円ほどかかります。

痛みに耐えられない子どもであればレーザーでも細胞の復活が早いので、小さめなら傷はすぐ治るかもしれません。ただ短いとはいえ痛いのでお子さんが泣いてしまうこともあります。

手術と並行して暗示療法や漢方薬のヨクイニン、ビタミンCなど、免疫力を高める薬や肌の調子を整える養分を処方することもあるようです 。

薬化抗生剤か何かで治せないのか?

今のところ尋常性疣贅のウイルスを殺す薬は存在しません。インフルエンザなどの対ウイルス薬は、インフルエンザウイルスにしか効果がありません。

タミフルなどの抗インフルエンザウイルスが余っていたからと言って服用しても何の効能もなく副作用だけが現れるので飲んではいけません。

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尋常性疣贅の感染

感染

基本的に健康な肌は尋常性疣贅の原因になるウイルスをはじきます。

しかし傷口や性器にウイルスが触れると感染してしまいますので尋常性疣贅ができた場合は注意しなければなりません。

免疫力が下がっていると尋常性疣贅ができやすくなります。子供やお年寄り、疲労が激しく生活が不規則な人、エイズの方などは免疫力が低下していますので特に注意しましょう。

性器に感染している場合は同時並行でHIVウイルスなどの性病に侵されている可能性もなくもありません。HIVウイルスに感染すると免疫力が徐々に低下し最終的にエイズを発症します。

性器に尋常性疣贅ができてしまったときは念のため他の重大な性病にかかっていないかどうかチェックしましょう。尋常性疣贅自体はあまり重大な皮膚病ではありませんが、性器を不衛生な状態にした可能性、摩擦で過度に傷ついた可能性があるので、他の病気にもかかっている可能性があります。

魚の目と間違っていじらないで

足の裏にできる尋常性疣贅は体の重みで魚の目のような見た目になることも多いです。

このとき魚の目だと思って自分でほじくってしまうと、ウイルスが飛散し、傷口が広がってより尋常性疣贅を悪化させる恐れがあります。

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尋常性疣贅の予防法

注意01

免疫力を上げることで尋常性疣贅の発生を防ぐことができます。尋常性疣贅の予防法は他の雑菌やウイルスに対する予防法と同じようなものです。

この機会に他の雑菌やウイルスと一緒にヒトパピローマウイルス2型、27型、57型の感染を予防しましょう。

怪我をしたらすぐに消毒をする

ウイルスはアルコールに接触すると細胞に影響する力をしないます。

傷口ができてしまったらアルコール消毒をすればウイルスを無毒化することができます。

尋常性疣贅が出やすい部分と傷

尋常性疣贅が出やすいのは、擦り傷をつくりやすい手足、ニキビがでたり不調が出やすい部分や、カミソリを当てる顔などです。

傷がつきやすいところに尋常性疣贅が出やすいと言えます。

日本の日常にあるようなウイルスは通常は健康な皮膚に対しては無力です。しかし、ひとたび傷ができればウイルスも菌も入り放題の状態になります。

よく指のささくれをとって血が出たまま放置することでできたり、足の豆がつぶれたのを放置したりすることでもできます。こういった怪我に消毒をしておけばイボの発生を防ぐことができるケースもあります。

怪我自体を避けることでもウイルスの侵入を防ぐことができますので参考にしてみてください。怪我をして入り込むのは尋常性疣贅の原因になるウイルスだけではありません。

擦り傷で怖いのは黄色ブドウ球菌です。この菌で敗血症になると死亡します。土の中にいるので、傷に泥が入ったらすぐ流しましょう。

不特定多数とのセックスをひかえる

性器も性行為によって傷が付くとそこからウイルスが侵入します。傷口のほかにウイルスを防ぐ力が弱いのが、口内と肛門内と陰部です。殺菌作用のある粘膜は分泌されるものの、もともと性器は皮膚の内側でウイルスに対抗する力が皮膚よりは低く、また性行為で傷がつきやすい部分です。その為、性器は皮膚病などの感染に弱い部分でもあります。

不衛生な状態での性行為や、不特定多数の人間と性行為をする人間とセックスしないことなどが予防法になります。また完全にではありませんがコンドームの着用で感染のリスクが低くなります。

不衛生な性行為をして入り込むのは尋常性疣贅の原因になるウイルスだけではありません。性病では、HIVや梅毒などが日本でも流行っています。治療できる病になったとはいえ、感染が進むと治療が難しくなりますし、パートナーを心身共に傷つける可能性があるので、ついでに気を付けておきましょう。

免疫力を上げる

若い人は傷がついても尋常性疣贅にならないことがほとんどです。傷口にウイルスが混入しても自己免疫によってウイルスを倒してくれるためです。

怪我を完璧に防ぐのは無理ですから、免疫力を高めて予防しましょう。

ただし、子供とお年寄りは免疫力がどうしても低いです。子供はウイルスにかかっても治りが早いですが、お年寄りは治りが遅いので、歳をとったらあまり怪我をしないほうがいいかも知れませんね。

若い方は油断して不摂生をすると免疫力が下がってしまいます。30差し掛かった微妙な時期の無理な仕事のし過ぎで免疫力が下がり、各種病気のために倒れたりしないようにしましょう。

免疫に必要な養分をとる

バランスの良い食事をとることが大切です。特に免疫にかかわるのがビタミンです。野菜を食べましょう。

皮膚に作用し、免疫を高めるビタミンCは特にお医者さんが処方してくれることもあります。

ビタミンA、E、B、D…なども免疫や皮膚や粘膜など身体の調子を整えるさまざまな役割があるので普段から積極的に摂取しましょう。

手術して傷ついた皮膚の細胞分裂、再生を助けるにはタンパク質も必要です。

良くコラーゲンをとるとよいと言いますが、コラーゲンはタンパク質の一種です。体内でタンパク質を分解してコラーゲンを生成します。

よくコラーゲンを食べると皮膚に良いと言われますが、別にコラーゲン自体をとらなくてもタンパク質をとれば体内でコラーゲンに合成されるので、どちらを食べても同じだと考えられます。またすべての蛋白質がコラーゲンになるとは限りません。サプリメントでもいいですし、鳥のささみでも良いです。

歳をとるとどうしても皮膚の再生は遅くなるのでコラーゲンを食べまくれば若者ののような肌に復活する!…と、いうことはないので、適量食べましょう。逆に偏食、食べ過ぎは肌荒れの原因になります。

他には血行を良くしたり体を温める食べ物も効果的です。

身体を温める

免疫は体温が適度に上がると高まります。冷え性の方はすすんで体を温めるとよいです。

冷え性の場合は、適度に運動したり、暖かい靴下を履いたり、生姜湯など体が温まるものを食べてみましょう。マッサージや温泉や岩盤浴もおすすめです。漢方も市販で販売されています。

ストレスを避ける

ストレスがあると皮膚の再生も弱まり、免疫力が下がってしまいます。なかなかストレスを避けることは難しいですが、うまくリフレッシュしましょう。

睡眠をとる

皮膚は睡眠時に再生されます。十分の睡眠がとれないと免疫力も下がってしまいます。どうしても眠れない方も、目をつぶってぼんやりリラックスしましょう。

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まとめ

尋常性疣贅とはその名称の通り「普通のイボ」です。普通の皮膚病であまり重大な病気ではありません。医学用語だからちょっと聞きなれない難しい漢字を使われていますが、普通のイボなので安心してください。

原因はウイルスです。ウイルスの種類はヒトパピローマウイルスのうち、2型、27型、57型です。

ヒトパピローマウイルスに聞き覚えがある人は子宮頸がんを連想されるかもしれませんが、それは16型ですので、このヒトパピローマウイルス2型、27型、57型では皮膚がんになる可能性は限りなく低いので安心しましょう。

とはいえウイルス性のイボなので、悪く扱うと増殖、感染してしまいます。足の裏にできた場合は魚の目と間違いやすいので切り取ったりしないほうが良いです。

治療法はレーザーや液体窒素や切除による治療があります。簡単にいうとイボをウイルスごと取り除いたり、焼き払ったりする方法です。かなり痛いですが、それほど時間やお金はかかりません。

傷口から感染するので傷口は消毒するようにしましょう。また性感染症でもあるので、不衛生なセックスはひかえるようにしましょう。

また尋常性疣贅が現れるのは免疫力の低下のサインでもあります。

免疫力を上げるためには、ビタミンCなど各種ビタミンをとって適度な食事、運動、睡眠をとって健康的な生活を送り、冷え性の場合は体を温めるように努めましょう。

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