梅干しの効果とは?成分や焼き梅干しにすることで得られる事も紹介!

梅干しは保存食としてだけでなく、健康増進効果も高く、昔から1日一粒食べると医者にかからずに済むといわれています。

そのまま食べても健康効果がある梅干しですが、焼いて食べる方法が注目されています。

梅干しを加熱すると、梅干しの糖とクエン酸が変化し、血行をスムーズにするムメフラールという物質になることがわかってきました。ムメフラームは、健康だけでなく、ダイエットにも効果大。梅干しと焼き梅干しのパワーをご紹介します。

スポンサーリンク

梅干しの効果

ume2

梅干しを食べたときに感じる酸っぱさは、クエン酸の酸味によるものです。クエン酸には、血流をスムーズにし、エネルギー代謝を促進し、カルシウムの促すなど、さまざまな効果があります。

クエン酸は有機酸とも呼ばれます。有機酸は果物に多く含まれている酸で、さまざまな健康への効果がありますが、梅干しは特に有機酸が豊富で他にもリンゴ酸やコハク酸などが含まれています。また、カルシウム、鉄分などのミネラル類や、ビタミン類も豊富です。

クエン酸の健康パワー

梅干しの酸っぱさのもとであるクエン酸には、さまざまな効果があります。ひとつずつ見てみましょう。

疲労回復、新陳代謝の活性

クエン酸には疲労回復効果があり、疲労物質である乳酸が貯まるのを防ぎ、エネルギー代謝をスムーズにさせる効果があります。

乳酸は、運動などによって糖をエネルギーとして使ったあとにできるもので、蓄積されると疲れが出ると考えられています。

クエン酸は、乳酸を分解して体外へ排出してくれるので、乳酸が溜まりにくく、疲労を回復する効果があります。また、本来エネルギー源となるブドウ糖の分解を抑制し、その代りに乳酸をエネルギーへ変化させていく働きがあり、疲労回復とエネルギー生産を同時に行う一石二鳥の働きをしてくれます。

昔ながらの梅干しを入れたおにぎりは、炭水化物を補給し、クエン酸によって疲れを取り除いてくれる、まさに元気の出る知恵が詰まった食べ物といえます。

胃腸の消化を助け、食欲を増進する

梅干しを食べると、酸味で唾液がたくさん出ます。唾液にはアミラーゼと呼ばれる炭水化物を消化するための酵素が含まれています。炭水化物は口の中でアミラーゼによって分解されたのち、十二指腸で再び分解され、最終的にブドウ糖の形になって小腸で吸収されます。唾液が多いほど炭水化物の分解は、スムーズに行われます。

また、唾液がたくさん出ることで、消化器が刺激されて食欲の増進にもつながります。

活性酸素の除去

唾液に含まれるグルタチオンペルオキシダーゼとカタラーゼという酵素には、活性酸素の過酸化水素水を分解する働きがあります。また、これらの酵素は、発ガン性物質の毒素も消す働きがあります。
梅干しを見て思わず唾が出たというだけで、体によい効果が期待できます。

糖尿病予防

梅干しには糖の分解や吸収を遅らせ、血糖値の上昇をゆるやかにする効果があり、糖尿病の予防に効果が期待できます。

動脈硬化の予防

疲労の原因物質である乳酸は、動脈硬化の原因ともなるといわれます。クエン酸が乳酸を分解することで、疲労回復だけでなく、動脈硬化の予防にも一役かっています。
また、クエン酸は血流をスムーズにし、中性脂肪やコレステロールを下げて血圧が上がるのを防ぐのこともわかってきました。

アルカリ性で体液を中和

人間の体液は、弱アルカリ性に保たれている必要がありますが、肉類やお酒、卵、砂糖などの酸性の食品の摂取で、体液は酸性になりがちです。特に血液中の脂質が酸性化するとドロドロの血液になるので、野菜や梅干しなどのアルカリ性食品を摂取して体液を中和させる必要があります。

便秘の解消

梅干に含まれるピクリン酸という成分は、胃腸の蠕動運動の働きを活発にする働きがあり、便秘の解消につながります。

鎮痛効果

梅干しの香り成分に含まれるベンズアルデヒドという成分は、鎮痛効果があるといわれています。

カルシウムの吸収促進

骨の材料となるカルシウムは吸収率の低い栄養素で、日本人に不足しがちなですが、クエン酸と一緒に摂取することで、吸収率がアップします。丈夫な骨を作るとともに、骨粗しょう症などの予防が期待できます。

二日酔いの予防と改善

梅干は、胃腸を保護する唾液の分泌を高めるので、お酒を飲む前に梅干を食べておくことで、アルコールによる刺激をやわらげることができます。二日酔いになってしまったときに食べると、アルコールによってダメージを受けた胃の粘膜を修復してくれます。また、ピクリン酸には肝臓の機能を高める働きもあるので、アルコールの分解を早めて回復を助ける効果があります。

また、二日酔いのとき、体液はアルコールによって酸性に傾いています。アルカリ性食品の梅干しを食べることで、酸性を中和することができるので、回復を早める効果があるといわれています。

口臭予防

虫歯や病気が原因でない生理的な口臭は、寝ている間などに唾液が減少して乾燥することで、細菌が口の中で増殖することが原因です。梅干しは唾液を増やす効果があるので、細菌の増殖を抑制することができます。

虫歯予防
梅干しに含まれるクエン酸は、虫歯の原因菌であるミュータンス菌の活動を抑える働きがあります。また唾液は、ミュータンス菌によって溶かされた歯の再石灰化を促す効果があるので、梅干しによって唾液が増えることで虫歯の予防につながります。

制菌・防腐効果

お弁当やおにぎりにに梅干しを入れると、夏場でも痛みにくくなりますが、これはクエン酸のに殺菌、制菌効果があるためです。菌の繁殖を防いでくれるので、お弁当に入れると食材が傷みにくくなり食中毒の防止に役立ちます。ただし、梅が直接触れている部分以外には防腐効果がないので、ご飯などにのせるよりも細かくちぎって全体に混ぜ合わせるようにしましょう。

スポンサーリンク

焼き梅干しのさらなるパワー

ume3

焼き梅干しに含まれる成分

梅干しはそのまま食べても健康への効果が高いことを見てきましたが、焼いて食べると、より効果を多く引き出すことができます。

風邪予防とダイエット効果のムメフラール

梅干しを加熱すると、糖とクエン酸が化学反応によって変化し、ムメフラールという成分が生まれます。これは生の梅干しや梅には含まれない成分です。ムメフラールには血流の改善を始めとするさまざまな健康効果が期待されています。

ムメフラールは血液を固める働きをもつ血小板の働きを抑制し、血栓の予防に効果があります。同じく梅に豊富に含まれるクエン酸といっしょになると、効果が高くなるといわれます。血流が改善されることで、全身の細胞は活性化しさまざまな不調が改善され、新陳代謝もアップします。これらの働きによって風邪を予防したり、ダイエットに効果があると考えられています。

肥満予防成分バニリン

もともと梅の中には肥満予防に効果があるとされるバニリンという成分が含まれていますが、熱を加えるとバニリンの量がアップするというデータがあります。これは、梅に含まれるバニリングルコシドという成分がバニリンに変化するためです。

バニリンは、脂肪細胞に刺激を与え、脂肪を燃焼する効果があるといわれています。

焼き梅干しダイエットとは?

梅干しを加熱することでできるムメフラールとバニリンというふたつの成分によって、新陳代謝を活発にし、脂肪を燃焼する効果が高まるので、焼き梅干しをダイエットに利用する人が増えているそうです。

方法はとても簡単で、毎日焼き梅干しを1個か2個食べ続けるだけ。あまりたくさん食べすぎると塩分の過剰摂取で健康を損なう可能性もありますので、食べすぎには注意が必要です。

ダイエットは人によって適した方法や効果が異なるので、すぐに効果も出る人やなかなか効果が実感できない人もいますので、あくまでも参考ですが焼き梅干しを食べ続けただけで痩せたという声も多くあります。ダイエットだけでなく風邪予防などの効果も期待できるので、気になる人は試してみるのもよいかもしれません。

焼き梅干しの作り方

焼き梅干しの作り方もとても簡単です。アルミ箔などにのせた梅干しをオーブントースターで10分程度焼くか、焼き網などで温めます。または皿にのせてラップをした梅干しを1分程度加熱するだけ。

一度加熱した梅干しは、冷蔵庫などで保存します。冷蔵してもムメフラールとバニリンの効果は変わらないので、まとめて作り置きしておけば便利です。

また、焼き梅干しは通信販売でも購入することができます。

焼き梅干しのおいしい食べ方

焼き梅干しは、梅干しと同じようにおにぎりの具にしたり、ご飯のお供として食べることができますが、毎日1~2個を食べ続けるためには、梅干しの食べ方のレパートリーを増やしてみるのもおすすめです。

焼き梅干しをだし汁に加えて、しょうゆやみりんなどで味をととのえ、ネギなどを散らせば簡単なスープが出来上がります。

納豆や大根おろしに焼き梅干しを加えるだけでも、いつもと違った1品になります。

焼き梅干しの種を除いて包丁でたたいてペースト状にしておけば、あえものやサラダへの利用も簡単です。大根やもやしといった味の淡泊な野菜とあえたり、鶏のささ身やたこ、帆立といった魚介にあえものやサラダ、炒め物などにも利用できます。

スポンサーリンク

まとめ

ume4

梅干しに含まれるクエン酸には、健康に貢献するさまざまな働きがあります。

梅干しの疲労回復効果は有名ですが、糖尿病や高血圧、動脈硬化といった生活習慣病の予防にも効果が期待できます。その他にも便秘の解消や鎮痛効果、虫歯予防に二日酔いの予防と改善など、さまざまな効果が期待できます。

梅干しを加熱することで、ムメフラールとバニリンという成分が生まれます。新陳代謝を活性化し、脂肪の燃焼効果を高めることができるので、ダイエットや風邪の予防などのために、梅干しを焼いて食べることに注目が集まっています。焼き梅干しはオーブンレンジや電子レンジなどで加熱するだけで、簡単に作ることができるので試してみるもいいでしょう。

おにぎりの具やご飯のお供以外にも、料理に幅広く焼き梅干しを利用すれば、飽きずに食べ続けることができます。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする