胃痙攣の原因を紹介!症状や対処方法は?

急に胸やみぞおち付近が痛むことはありませんか。ちょうど胃の辺りで我慢しきれないほどの、思わずその場でうずくまってしまうほどの痛み、みぞおちあたりがズキズキ…これはおそらく胃痙攣ではないでしょうか。

胃痙攣というのは、正式な病気ではありません。他のいろいろな要素が絡まって、結果的に胃痙攣という症状を引き起こしているということになります。

つまりこの胃痙攣は、原因がハッキリしていないということがほとんどです。そして、様々な要素が組み合わさり、胃痙攣引き起こしているといわれています。

胃痙攣が起きる原因と対処方法を紹介します。

病気が原因の胃痙攣

内蔵

胃痙攣が引き起こる原因を紹介していきます。胃痙攣が引き起こる場合は、生活習慣や季節の変わり目など環境の変化によって引き起こる場合などがあります。

様々な原因が複合的に絡み合って発症してしまうケースも多いため、いくつか可能性を探る必要があるでしょう。胃痙攣が起こる原因を知って対策を打ちましょう。

胃の悪化による胃痙攣

胃炎、胃潰瘍、胃がんなどによるものが原因とされています。

胃炎、胃潰瘍は経過を見る場合が多く、特にこれといった特効薬はないのが現状です。ですから、痛みをやわらげる薬が使用される場合がほとんどです。

胃炎や十二指腸潰瘍などはストレスによるものも多いですが、食べ過ぎや飲みすぎであったり、ピロリ菌による感染も多く認められています。

対処法

特定できる原因があれば、それを絶つのが対処法です。

この場合はある意味特定が難しいので、その対処法となると飲みすぎ、食べすぎを押さえるということになります。ですが人間、なかなか我慢がしづらいものです。本当に痛くて我慢できない状況であれば、そのような習慣もやめられますが、多少の痛みとかですと無視してそのままの状態の方がほとんどです。

そうなると悪循環となり、胃どころか他の臓器にも影響を及ぼしてしまいます。

ここは胃の調子が悪いと思ったら、飲酒を避けるとか食べ物も消化がよく、身体が温まるものを摂取するとか、しっかりとした意思を持つことが賢明と考えられます。

ただ、胃がんだけは別です。その診断を受けた場合は、直接命に関わる問題にもなりますので、当然に医師の指示に従ってください。ただ、正直胃がんでないからと言う理由で、それまでの習慣を改めないことはやめたほうがいいと思います。

胃がんも結局原因は特定できませんが、ある説によると休む間もなく働き続けることがよくないとも言われています。

内臓疾患による胃痙攣

胃そのもの以外の他の内臓による疾患から、その影響で胃痙攣を起こしているケースも多く確認されています。

十二指腸潰瘍、急性膵炎、胆石、虫垂炎などが原因で起こる胃痙攣です。一見、関係のない内臓でも、胃痙攣を起こすことはよくあります。なぜか場所的に胃から離れていても、胃に症状が出てしまうことで多いのが胆石症です。胆石は肝臓が原因のものです。

また、肝臓の周りの筋肉と胃の周りの筋肉が繋がっており、筋肉の働きすぎで胃痙攣を引き起こしている可能性はあります。また、肝臓はご存知の通り神経がありません。つまり痛みを感じないため、胃を通して知らせているのかもしれません。

対処法

胆石は尿酸値の異常で症状がでます。また、十二指腸潰瘍も胃と腸を結ぶところが炎症を起こしていることから、胆石症も十二指腸潰瘍も、食べたものがうまく消化吸収へとつながらない食べ方をしていることが原因です。

消化吸収しやすい状態になっていれば、自ずとその症状は治まるでしょう。ですが人間は習慣の生き物です。長い間、ずっとその習慣で続けてきた人はなかなか改善することは難しいかもしれません。そのような人は、何かのきっかけで少しずつ改善していきましょう。少しずつならできると思います。

また、このような症状を起こしたときは、その人の体調にもよることが大きいです。全体的に身体が弱っているときは、ちょっとしたことでも内臓に影響を及ぼします。この場合は充分な休養での対処も有効です。

その他の原因の胃痙攣

胃痙攣

病気以外の原因によっても胃痙攣が引き起こる事があります。病気によるのもではないので、そこまで重症化するものではなく、一時的なものであることが多いため安静にして自宅療養やセルフケアによる治療が可能です、が慢性化し同じような状況に陥ったときに胃痙攣が度々引き起こることがあるため、その場合は何かしらの対策が必要でしょう。

病気以外によって引き起こる胃痙攣の原因を見ていきましょう。

平滑筋の異常

胃が何かしらの原因で異常が引き起こることで痙攣が実際に起こっていると言う場合があります。殆どの場合は、みぞおち付近の胃以外の内臓の痙攣や痛みを勘違いしていることが多いですが、実際に胃が痙攣している場合があります。

特に胃は平滑筋という種類の筋肉で出来ています。この筋肉は自分の意志では動かせない不随意筋という筋肉で、自律神によって自動的に動かされています。

この症状が現れる多くの場合はストレスが主な原因になって引き起こされます。

対処法

平滑筋を正常に動かすためには、自律神経を正常に働かせることが必要でしょう。自律神経は交感神経と副交感神経のバランスが保たれることによって、正常な状態が生まれています。

その為、睡眠やストレスを溜めないことでこの交感神経と副交感神経をしっかり整えることが重要です。交感神経は主に日中働いているときに活発に活動しています。副交感神経は逆に眠っているときや休んでいるときに働いてくれる神経です。

この二つが交互にバランス良く働くことで健康を維持できる仕組みになっています。なので主に睡眠不足によってこのバランスが崩れる場合がよくあります。

適度な休息を取るようにして、自律神経を正常に保つようにしましょう。自律神経が正常に働いていないと特に結構に影響が出て、筋肉に症状が現れやすくなります。

ストレス

一番厄介なのがストレス性の胃痙攣ではないでしょうか。ほとんどが精神的なものですので、その対処法も難しいものがあります。

例えば、心配事が多く夜もよく眠れないときなどもその症状は出ます。よくある症例として、平日に胃痙攣が起きるのですが、週末など仕事を離れると症状は起きないということもあります。このような場合は精神科医の診断も有効かと思われます。

よくない食事などが原因の場合は、その原因となるものを断てば解決しますが、ストレスは断つことが難しいものです。ストレスの元を断つのは難しいからです。

また胃痙攣によってさらにストレスが溜まるという事も考えられます。しかし、胃痙攣が出るということは体に無理が来ているというサインです。無理をせずに症状が出た際は体を労るようにしましょう。

対処法

精神的な要素がほとんどなので、その当人が抱えているストレスの解消が一番です。仕事の合間に気分をゆったりさせることをしたり、音楽で心を癒したり、運動などで身体を動かすことにより、気分転換を図ることも有効です。

精神の安定ということになると、リラックス効果のあるハーブティーを飲むのもよいでしょう。ローズティー、ミントティー、カモミールティーなどがお奨めです。是非試してみてください。

また、フラーレメディーも効果のあるものです。これは花のエキスを抽出したもので、花によって、効果が違います。たとえば菊ですと、癒しの効果、ローズですと集中力などです。このエキスを飲み物に数滴たらすと効果が現れます。まさしくストレスの解消にはもってこいです。

意外に有効なのが、週末に涙を流す、ということです。人間の精神は涙を流し浄化するとストレスの発散が高まるとの例もあります。悲しい映画などを観たり、悲しい小説を読んだりして涙を流し、ストレスの解消に努めてみてはいかがでしょうか。

食事内容や食事方法

胃は食べたものを消化するという、内臓の中でも負担のかかる臓器です。一説によると、人間の疲れはこの臓器による消化吸収が一番疲れるといいます。つまり、身体が消化、吸収するために動いていることが、疲れを呼び眠りを引き起こすとも言われています。

一般的に食べ過ぎの人は長い睡眠時間を必要とし、少食の人は短い睡眠時間で済むといわれています。朝、昼、晩ときちんと三食取ったり、胃に負担のかかる食べ方をしてしまうと、当然、症状はその疲れている部分に出ることが多いようです。胃痙攣の場合はまさにこの症状が高いと言えます。

対処法

食事による不摂生は、量や質の改善でよくなるはずです。特に普段から加工食品などが多い場合は、考慮する必要があります。

一般的によい食事とは、昔からの典型的な和食とも言われています。特に発酵食品が良いといわれています。人間の身体は生きており、生きている以上生きている細胞をたくさん含んだ食品を摂取することが重要なのです。例えば、野菜もなるべく熱を加えないで生食で食べる。その他、菌が生きている発酵食をとるなどがそのいい例です。あえて、加熱することにより、生きている細胞を悪い状態にしてしまう食事は、あまり好ましくありません。

当然、お酒は適量を摂取するのが望ましいと思われます。

冷え

また、冷えも原因の一つです。人間の身体は冷えに対しては非常に敏感に反応します。夜に寝ているときに布団を蹴りだして冷えてしまったり、冷たい飲み物を一気に飲み干したりすると、胃への負担は相当なものになります。

このようなことを頻繁に行うような習慣が身についていると、やがて疲れが溜まり、胃痙攣を引き起こしたりするのです。

対処法

単純に冷えないようにしましょうということですが、その対策としては腹巻をして寝るとか、シャワーだけに済ませないで湯船にしっかりと浸かるなど、やり方は色々とあります。

また、ダイエットと称して食事を制限していると、身体を作るタンパク質が減少し、やがて筋肉も減少してしまいます。身体の体温は筋肉が作り出すものなので、筋肉量の低下が低体温を引き起こし、身体全体が冷えやすくなることも、良いとは言えません。ある程度の筋肉は保っておくことも重要です。

就寝前に温かい飲み物などを飲んで寝ることも効果的でしょう。なるべく内蔵を冷やす事は避けて、温かくして休むことが重要です。

妊娠や性病

妊娠によってつわりが起こることで胃に違和感を感じる場合もあります。通常の妊娠であれば気づく可能性は大いにありますが、稀に子宮外妊娠を発症している場合があります。

この場合は子宮外妊娠が原因の不正出血が起こっていた場合、生理と勘違いしてしまい、妊娠に気づかないケースも足ます。その為つわりだけが引き起こり、生理痛や急性胃炎などと勘違いしてしまうこともあります。

特に子宮外妊娠での破裂が引き起こった場合、急激な激痛が現れることがあります。腹部に痛みは現れますが、腹痛とは思えないくらいの痛みがあるため、差別化が出来ると思います。非常に危険な状態のため、ためらわず救急車を呼びましょう。

その他にも、性病によってクラミジアなどの菌が肝臓周辺にまで及び、炎症を引き起こすことによって上腹部痛を発症することがあります。

対策法

発症率は1%で最悪の場合死の危険性がある子宮外妊娠は自分でその症状を確認することは難しいです。妊娠検査薬でも陽性反応が出て、病院の尿検査などでもしっかり陽性反応が出ます。そして、病院の診断でも初期段階での検査では子宮外妊娠であることを確認することは難しくなっています。

しかし、多くのケースは妊娠検査薬で陽性反応が出たことに安心し、婦人科を受診しないことが悪化の大きな原因になっています。その為、しっかり病院で頻繁に検査することが早期発見の鍵となります。再妊娠のためにもこの早期発見が重要な要素となりますので覚えておきましょう。

性病の場合は、自覚症状が出にくいケースが多くあり、気づかないうちに広範囲に炎症が広がっていたと言う場合もあります。特に10代20代では性病の確率が他の年代に比べて非常に高く、また多くの相手との性行為を行うことから、性病のリスクは高まります。

違うパートナーとの性行為を行った場合は特に気をつけて、定期的に検査を受けることが重症化を食い止めるポイントです。

原因が病気である胃痙攣の治療方法

薬

胸や特にみぞおち付近が痛いなと感じたら消化器内科、消化器科を受診しましょう。市販薬などを使って治療知ることも出来ますが、しっかりとした原因がわかっていないと、症状がすぐにぶり返したり症状が慢性化し薬が効かなくなってきてしまうことがあります。

しっかりとした原因を突き止め治療を行いましょう。

消化器内科を受診する前に

病院では始めに必ず問診が行われます。問診によって精密診断の前にあらかたの原因を探っていきます。この時、ポイントをしっかり押さえておくことで、診察もスムーズに進みますし症状を的確に伝えることによってより明確な原因の特定に繋がります。

押さえておくポイントは以下の通りになります

  • どの辺が痛むか
  • どのように痛むか
  • いつから痛むのか
  • 吐き気はあるか
  • 食べ物で変わったものはなかったか(寄生虫を含むような食べ物や期限切れの食品)
  • 旅行に最近行ったか
  • 同じような症状の人は近くに居ないか
  • 過去に同様の症状の経験はあるか

このポイントを押さえておくとよりスムーズに診断を行うことが出来ます。診断前に症状をまとめておきしっかり専門医に伝えましょう。

急性胃炎

急性胃炎にかかる患者は多く、日本人ではおよそ70%がこの症状を発症します。ピロリ菌やヘリコバクターなどの菌が原因で引き起こされるため、この菌の洗浄、駆除が最も有効な治療法になります。痛みがひどい場合は鎮痛剤や鎮痛鎮痙薬などが使われます。

ピロリ菌は主に発展途上の国に多いとされていて、井戸水に存在するゴキブリやハエなどが媒介になって人間に感染するのが最も多い感染経路であると推測されています。

日本人の50%の人が、40代以上の人では70%の人が感染していると言われています。

抗生剤を使ってピロリ菌の駆除は行われます。主に2種類の抗生剤を7日間服用し様子を見て、一定期間の時間を置いた後に内視鏡検査をしてピロリ菌の有無を確認します。

若い人が駆除の治療を行えば萎縮性胃炎の予防効果も期待できるためおすすめです。

胃・十二指腸潰瘍

潰瘍は胃や十二指腸の粘膜が傷ついてしまったり、穴が空いてしまったりする病気です。この病気も主な原因はピロリ菌が関係しています。その為、多くの場合が投薬によるピロリ菌の駆除で治療は行われます。その他にも胃酸を抑えたり、胃粘膜を保護したり粘膜の分泌を促進させる薬などを飲むことで回復を促します。これらの投薬治療によって主に治療は行われます。

しかし、胃や十二指腸に穴が開いている場合や出血が見られる場合は手術によって治療する必要があります。手術による治療の場合は症状が進行していることもあり、入院の必要もあります。症状の程度にもよりますが、10日から14日程の入院期間を見ておく必要があるでしょう。

まとめ

今回は胃痙攣についての記事でした。

胃痙攣には様々な原因が考えられます。原因によって対処方法が変わってくるので間違った対処をしないようにしましょう。原因が分からない時は、病院へ行って適切な処置を受けるようにしてください。

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