トイレトレーニングは、育児をする中でいつかは直面しなければいけない、難関の一つでもあります。「いつまでもおむつをしている子はいない」と分かっていても、つい焦りが出てしまう事もあるのではないでしょうか。
日々の繰り返しが必要なトイレトレーニングは、出来るだけ穏やかに進めていきたいものです。ここでは、トイレトレーニングはいつから始めるのがベストなのか、また、トイレトレーニングに必要な準備やおすすめグッズを紹介します。
トイレトレーニングはいつから始める?
トイレトレーニングを始める時期は、子どもの成長によって個人差があります。早く始めれば早くおむつが外れるというものではありません。
トイレトレーニングには、言葉の発達や脳の成長も大きく関わっています。始めるタイミングの見極め方をまとめました。
トイレまで歩いて行ける
トイレトレーニングを始める時に、自分で歩いてトイレまで行ける状態である事は大前提になります。トレーニングには、自分でトイレに行こうとする事が大切です。
自分で歩いて行くことからトイレへの意識が芽生えてきます。トイレトレーニングは、子どもが自分で歩いていけるようになってから始める事をおすすめします。
おしっこの間隔が空くようになる
子どもの成長と共に膀胱も大きくなって、ある程度の量のおしっこを溜められるようになります。膀胱におしっこが溜まる事で、おしっこが溜まる感覚を覚えられるようになります。その感覚が分かるようになって初めておしっこをするという事も意識出来るようになります。
目安として2、3時間おしっこの間隔が空くようになってきたら、トイレトレーニングを始めるのに適した時期です。
言葉を理解できるようになる
トイレトレーニングを始めるには、おしっこやうんち、トイレ等の言葉を理解できる事が必要です。トイレトレーニングの始めの頃の、ママの「シーシー出る?」等の呼び掛けを理解する事が出来ないと、トレーニングを始める事が出来ません。
子どもが成長段階でいろいろな事に興味も持ちだして、いろいろな言葉を覚えてきたら、トイレやおしっこなども理解出来るようになります。言葉の発達もトイレトレーニングを始める上で必要になります。
おむつが濡れた時におむつを触るようになる
おむつが濡れた時に触るのは、おむつが濡れた違和感が分かるようになってきたサインです。このときに「濡れると気持ち悪いね」等の声掛けをしながら、おむつを替えるようにしましょう。
おむつの中でおしっこをすると「濡れて気持ちが悪い」と分かる事もトレーニングには必要な事です。
意思表示が出来るようになる
トイレトレーニングを始める上で、おしっこやうんちをママに伝える意思表示が必要です。トイレに行きたくなった時にママを引っ張ったり、おむつの中でおしっこが出た時に「出た」という事もおしっこが出る感覚が分かってきているサインです。
トレーニングの進み具合に合わせて、子どもの意思表示もはっきりと出来るようになってきます。始めは、ママの手を引っ張る等の仕草でもいいので子どもの意思表示が出来るようになってからトレーニングを始めましょう。
夏に始める
夏は汗をかく量も増えておしっこの量も減ってきます。その為、おしっこの間隔も空きやすく、トレーニングに適した季節です。また、汚れたときに洗濯がしやすいのも助かりますよね。
トイレトレーニングに必要な準備
トイレトレーニングを始める上で、必要になる準備がいくつかあります。トイレトレーニングを始める前に準備をしておくと安心して始められます。
明るく楽しいトイレの雰囲気作り
毎日何回も繰り返すトレーニングに飽きてきたり、ストレスにならないような工夫も必要です。
子どもにとって、トイレが明るく楽しい所になるように、子どもの好きなキャラクターを使う等、子どもが行きたくなるようなトイレの雰囲気作りも心掛けるようにしましょう。
トイレに興味を持たせる
子どもが今まで意識する事が無かったトイレに、興味を持たせる事も大切です。トイレトレーニングが楽しくなるような絵本やDVDが沢山出ています。
トイレの楽しいイメージが出来るような絵本やDVDを見せて、トイレに興味を持たせるようにしましょう。
おしっこが何かを教える
今まで自然におむつの中で出ていたおしっこが、どういうものなのかを教えてあげるようにしましょう。
おむつ替えの時やおむつを触りだしたら、「おしっこ出たかな」と声掛けをしたり、絵本やDVDを使っておしっこについて教えたり、ママがトイレにいくときに「おしっこしてくるね」というようにする等、おしっこについて教えるようにしましょう。
おまるや補助便座を準備する
トイレトレーニングには必須のアイテムの一つです。子どもの好きなキャラクターが付いた、子ども用の補助便座やおまるが沢山あります。
トレーニングが少しでも楽しくなるように、子どもの好みに合った物を選んであげるようにしましょう。
トレーニングパンツを準備する
トレーニングパンツは、6、4、3、層の3種類があります。6層のタイプは、おしっこの吸収率が約2回分で、トレーニングを始めた頃や外出時等に適しています。
トレーニングの進み具合によって、少しずつ4層、3層へと薄くしていくといいでしょう。紙おむつタイプのトレーニングパンツもあり、濡れた感じが伝わるようになっています。おしっこの漏れが少なく、洗う手間もないので便利です。
トイレトレーニングのおすすめグッズ
子どもにとっても初めての経験であるトイレトレーニングは、少なからず不安やプレッシャーになるものです。そんなトイレトレーニングを少しでも楽しく出来るようなおすすめのグッズを紹介します。
アンパンマン2WAY補助便座
子どもの座り方の好みに合わせて、取って付きのタイプと、椅子型のタイプに使い分けが出来て、アンパンマンの3通りのおしゃべりや3曲のメロディ、流水音が鳴る補助便座です。遊び感覚で楽しみながらトイレトレーニングが出来ます。
ウォールステッカー
にっこりスマイル顔のステッカーをトイレのふたや壁、タンク等に貼って、トイレの雰囲気を楽しくしてくれるステッカーです。
トイレトレーニングが楽しくなる絵本
「ノンタンおしっこシーシー」や「ひとりでうんちできるかな」等、トイレトレーニング中にぴったりの数々の絵本があります。トイレトレーニングが楽しくなるように読み聞かせをして、好奇心を引き出してあげましょう。
トイレトレーニングが楽しくなるDVD
NHKの「おかあさんといっしょ」の「パンツぱんくろう」のDVDは、子どもの大好きな「お母さんといっしょ」の見慣れたキャラクターのDVDで、トイレが楽しくなる内容になっています。
子どもの大好きなキャラクターが付いたトレーニングパンツ
子どもの好きなキャラクターの物を選ぶ事で、自分からトレーニングパンツを履きたがるようになる事もあります。子どもが自分で履きたがるようなトレーニングパンツを選ぶようにしましょう。
「じぶんでできたよ!」ご褒美シール
おしっこやうんちが出たら、自分で貼っていくシールです。子どもの大好きなシール遊びを取り入れる事で、トイレを楽しい環境にしてくれます。おしっこやうんちが出たら、自分でシールを貼って、ママもご褒美シールを貼ってあげましょう。
まとめ
トイレトレーニングは、根気が必要な作業なので、子どもやママも途中で疲れてきたり、ストレスになってしまう事もあるかもしれません。ママや子どもにとって、トイレトレーニングがストレスになってきたら、少しお休みしたり、紹介したような楽しくなるグッズを取り入れて気分を変えてみる事も必要かもしれませんね。
トイレトレーニングの完了は個人差もあり、繰り返しの作業で大変な事もありますが、子どもの自立の第一歩を子どものペースで見守ってあげたいですね。
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