赤ちゃんのいびきの原因は?鼻水や咳がある場合は注意!

生まれて間もない赤ちゃんはスヤスヤと気持ちよさそうに眠っているかと思ったら「え?」っと思ういびきをかいていたりします。実は赤ちゃんはいびきをかくのです

いきなりでびっくりしたり、心配されるママもいますよね。そんな赤ちゃんのいびきについてご紹介しましょう。

赤ちゃんのいびきの理由をご紹介しましょう。

赤ちゃんがいびきをかくのはなぜなの?

眠る赤ちゃん1

いびきとは息が喉を通るときの振動して起こる音なので、赤ちゃんの気道が何らかの理由で狭くなってしまい喉の気道粘膜が振動して起こってしまうのです。これは生理的なもので成長するにしたがいおさまるので問題はないでしょう。

赤ちゃんはまだまだ発育途中で鼻腔が狭く、それなのに鼻の中で鼻水が固まったりして溜まってしまうことにより、気道が狭くなってしまいがちです。(鼻づまりといわれています)そして赤ちゃんの喉の粘膜は柔らかいので、息が通ると振動しやすく音が出てしまうのです。

鼻づまりの原因はどういうものがあるの?

赤ちゃんは口呼吸より鼻での呼吸がメインになっています。ですので、アレルギー性鼻炎など、鼻疾患や風邪で鼻水が出て鼻での呼吸が難しくなると口呼吸になってしまい、そのことでいびきをかきやすくなります。鼻での疾患がひどくなると呼吸困難になってしまいますので気をつけなければいけません。

その他には、赤ちゃんの喉の組織の扁桃腺やアデノイドが大きくなり、それがいびきの原因となってしまうことが多いと言われています。アデノイドとは鼻の突き当りにある部分で鼻から喉に通る途中の上咽頭にあるリンパ組織の塊をいいます。アデノイドは2~5歳くらいが一番大きくなり、その後は小さくなります。

赤ちゃんや小さい子どもはまだ喉の筋肉が発達途中であり、いろいろな要因で喉に与える影響が大きく、扁桃腺などが炎症を起こしやすいのです。リンパ系の組織は免疫に関係していると言われ、風邪をひいた時などにもアデノイドが肥大する症状が診られるようです。成長するにしたがい自然と治るケースがほとんどですが、症状がひどい際は治療を行ったりします。

いびきの安全・危険の見分け方は?

眠る赤ちゃん2

たかがいびきくらいと思わずに注意して見てあげましょう。

安全と言われるいびきは…

赤ちゃんがいびきをかいていてもよく眠れているなら問題ありません。

音でいうと「く~く~」や「す~す~」といった寝息のようなら生理的なものでしょう。寝返りをうったりして、体勢が変わって口が閉じたら治まったというようなものなら生理的なものと思って大丈夫でしょう。

それとは別に「フゴフゴ」「ズズ~ズズ~」のように、鼻をすすったり空気の通りが悪いような音がするいびきは鼻づまりが原因でしょう。そうなると、呼吸がしにくい為にぐずったり泣きだしたりします。そしてママからは目に見えなくても鼻の奥に鼻水が溜まっていたりする場合があるので注意しましょう。そんな状態が続くと睡眠不足になり機嫌が悪くなって、ママも体力を消耗してしまいます。

危険と言われるいびきは…

風邪などの症状がないのに大きないびきをかいたりする時は、扁桃腺やアデノイド肥大を疑いましょう。睡眠時無呼吸症候群も考えられます。

無呼吸になると脳や臓器に酸素が十分に届けられなくなり、身体の発育にも影響を及ぼすかもしれません。無呼吸の判断はティッシュなどが、少しの息で動くかどうかを確認してみましょう。いびきのせいで眠りが妨げられたり、呼吸が苦しそうな様子の時など、ひどくなる前に一度お医者さまにも相談しましょう。

どのような治療方法があるの?

扁桃腺やアデノイド肥大というのは、先天的な疾患、障害が原因とも言われています。特に生後まもない赤ちゃんがいびきをかいている時は、扁桃腺とアデノイド肥大の関係性が高いので、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。

先天的な疾患だから治療は難しいかもと思われるようですが、実は成長とともに自然に治るといわれていますので、10歳前後を境にいびきも治まっていくといわれています。赤ちゃんの頃に睡眠時無呼吸症候群だと診断されても、慌てて手術する必要はないでしょう。

ただ症状がひどく、睡眠不足が続いて体調が不安定になったり、扁桃腺の炎症を繰り返し高熱を足すなど赤ちゃんにとって辛い思いをすることがありますので、ママ・パパが気をつけてあげましょう。そしてそのような症状が続くなら、お医者さまに相談しましょう。

いびきの原因 鼻づまりの対策は?

薬

赤ちゃんは自分で鼻をかんだり、ティッシュでふき取ったりということができない為、鼻がつまりやすいのです。

口呼吸が苦手な為、鼻がつまっていると実はつらい思いをしているのです。そんな赤ちゃんの為に鼻づまりを解消してあげましょう。

鼻水を吸う

赤ちゃんの鼻に口をつけて直接吸って、鼻水を吸い出しましょう。軽い力で大丈夫です。これだと鼻奥の粘膜を傷つけずにケアができるので、赤ちゃんにも負担がかかりません。

その際は片方ずつ吸ってあげてください。吸わないほうの鼻を押さえてあげて吸ってあげるといいでしょう。両方同時に吸うと耳の鼓膜に負担がかかるので気をつけましょう。そして吸ったものは必ず吐き出しましょう。飲み込んだりすると赤ちゃんが風邪の場合、ママにもうつったりするので注意してくださいね。

その他、鼻水吸引器というものが気軽に購入できます。これも片方づつ吸引できるので、使いやすいです。機器をつかうので最初は赤ちゃんが嫌がるようですが、こまめに吸引してあげると、鼻通りがよくなるため赤ちゃんも嫌がらなくなるようです。

綿棒などでくしゃみをおこす

鼻がつまった時にくしゃみをすると鼻水が出てくることがあります。なので、くしゃみを促して自然と出してしまおうという方法です。綿棒やこよりなどで赤ちゃんの鼻をこちょこちょしてくしゃみをしてもらいましょう。

鼻奥で固まっているような時は、蒸しタオルで柔らかくしてからすると効果的です。あくまでもくしゃみを促す為のものなので、鼻奥まで刺激して傷つけないようにしましょう。

部屋を加湿する

空気の乾燥しやすい冬場は特に鼻水が固まりやすくなっています。そんな時は加湿器で部屋の湿度をあげていくと鼻づまりには効果的です。加湿器が無いときは濡れたタオルを部屋に干しておくとか、お湯をはったりするのもいいでしょう。

入浴する

加湿するのと同じ意味で入浴も効果的です。そして血行不良は鼻づまりの原因でもありますので、入浴により血行が良くなり鼻づまりが解消されやすくなります。

入浴以外の時にも蒸らしたタオルで鼻を覆ってあげると血行も良くなるのでいいでしょう。くれぐれも鼻の穴を塞がないように注意してくださいね。

病院に行く

どうしても上手くいかない場合は病院でケアしてもらいましょう。お医者さまも鼻づまりの危険性をわかっておられるので、たかが鼻づまりで…と思わずに相談しましょう。そしてやり方など、指導していただきましょう。

家族

まとめ

赤ちゃんは自分では何も言うことができません。だからこそママ・パパが早めに症状に気ついてあげることが大切です。ママ・パパはきっといつもとは違うといった細かいことにも気がついているはずです。寝ている時にも寝息やいびきにも注意してあげましょうね。

耳鼻咽喉科ではちょっとした鼻づまりにもケアしてくれますので、それに習って自宅でもできることを行い、赤ちゃんに快適な環境作りをしてあげましょう。

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