素直になれないのはなんで?素直になる方法とは?何でも否定する人は要注意!

「素直になれない」「素直になりたい」そう思っていらっしゃる方がこのページへたどり着いたのだと思います。

素直に好きと言えなかったり、ありがとうと言えなかったり。素直でいられないと、職場や学校での人間関係がうまくいかないこともあります。そんな自分が嫌で変わりたくて、それでもどうしていいのか分からないですよね。

【素直】とは一体なんなのでしょうか。どうして、変わりたいと思いながらも変われないのでしょうか。対処法はあるのでしょうか?あなたの答えを見つけるお手伝いをしたいと思います。

「素直」の定義

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素直と聞いて、どのような人を思い浮かべますか?こんな人になりたいというモデルはいますか?素直とはなんなのか、まずは言葉の意味から考えてみたいと思います。

言葉としての「素直」

辞書を見ると「クセが無くまっすぐなこと・飾り気が無くまっすぐで素朴なさま・穏やかでひねくれていない・従順」とあります。一つの言葉にたくさんの意味がありますね。

クセが無くまっすぐ

確かに素直だなという印象を受けます。ですが、クセのあるキャラでも素直だなという印象を受ける人はいます。

飾り気が無くまっすぐで素朴なさま

こちらも素直な印象を受けます。【飾り気が無い】【まっすぐ】【素朴】と、それぞれに分解してみるとどうでしょうか。見た目に飾り気が無いのが素直かは分かりませんが、性格に飾り気が無いと言われると「素直だね」と思ってしまいますね。ピンと伸びたストレートヘアーなどを【素直な髪】と言ったりもしますし、性格がまっすぐと言われれば、やはり素直だと感じるでしょう。

素朴はどうでしょうか。そもそも素朴の意味に【素直】【飾り気がない】【ありのまま】などの意味があります。また、考えが単純なことも含まれるようです。

穏やかでひねくれていない

穏やか。感情的にカッとならないで、嫉妬や嫌味の無い人ということでしょうか。

従順

おとなしく素直で逆らわない。言うことをよく聞く。

素直ってハードル高くない?

こうして言葉の意味を見ていくと、素直になるというのはとてもハードルが高いんじゃないかと思ってしまいます。【素】であり【直】である。

飾り気が無くありのままで、色々な考えに染まらず考えが単純なためまっすぐである。それはもう、生まれたての赤ちゃんにしか無理なのではないか・・・。生まれ落ちたその時から、私たちは【素直】から遠ざかっているのかもしれません。

しかし、「素直だな」と好意をもたれる人がいるのも事実ですよね。なぜ自分はそうなることができないのか、どうすれば自分の本心からではないことを言ったりやったりしなくて済むのか。次からは、私たちのなりたい【素直】について考えていきたいと思います。

素直になるのは難しい

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言葉通りの【素直】は理想であり、人生の全てを懸けても到達できるか分からないほど難しいということが分かりました。

けれども私たちは、たびたび「素直になりたい」と思います。素直でいられない原因はなんなのでしょうか。

さまざまな経験

人は生まれて成長していく中で、様々な出来事に出遭います。楽しい事・辛い事・嬉しい事・驚く事・悲しい事。様々な経験をする事で、人を信用できなくなったりもします。恋人(彼氏・彼女)に裏切られた事がある人は、新しい恋人であっても信用できなくなるかもしれません。

お金を貸しても返してもらえなかった人は、別の友達が困っていて「助けたい」と思っていても、貸したくない気持ちが出てくるでしょう。人は信頼関係を求める生き物ですが、その関係を壊される経験をすると、別の相手であっても信頼関係を築くのが恐くなるのです。

思考や感情の複雑化

このような経験を重ねていくうちに、さまざまな考えや感情に支配されていきます。異性に【好き】という感情を抱いても「自分のことなんか好きじゃないかもしれない」「失恋したくない」「傷付く可能性がある」といった理性的な考えが湧いて出ます。

それでも【好き】という感情はあるわけです。その感情と理性との間でゆらぎ、どちらにも傾くことが出来ない辛さから「素直になりたい」と思ってしまうのではないでしょうか。【好き】という気持ちも【傷付くかもしれない】という考えもそれだけ見れば素直ですが、二つに共通する一つの結果を導き出せない場合に「素直になれない」と悩むのかもしれません。

素直になるために

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素直になれないことで、仕事や恋愛の人間関係がこじれてしまうことがあります。後から「どうしてああしなかったんだろう」と後悔をしてしまうこともしばしば。

そうした方がいい、そうしたい、と思っているのになぜうまくいかないのでしょうか。

自己分析をする

「素直になりたい」と思った時に、なぜそう思ったのかをしつこく考えてみて下さい。【好き】なのになぜ好きと言えないのか。【振られるのが恐い・友達ですらいられなくなるかもしれない・気まずい】など様々な考えや感情が出てくると思います。それと同時に、好きなのに言えない切なさや悲しさも味わうかもしれません。

こうやって自分の中の様々な考えや感情を一つずつ見つけていきましょう。感情と思考がクモの糸の様に絡み合った状態を漠然と感じるだけではなく、一つずつ確認することで自分を整理する事が出来ます。

何が大切なのかを「考え」「選択」する

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自分の中の様々な感情や考えに気付き、素直になるためにはどうすればいいのでしょうか。

自分と向き合う

自分の中の様々な感情や考えを見つけつくしたら、どれが一番大切なのかを考えます。【好き】という感情は湧いてきたものでありこの悩みの根源なので、大切か大切じゃないかなんて考えられないと思います。そもそも嫌いになれるのであれば悩まないですからね。

ここでは【好き】という根源から生まれた感情や考えから、大切なものを考えていきます。「告白したい(振られるかもしれない)⇔振られたくない」など相反する事を比べていくと考えやすいかもしれません。

選べない

「告白したい気持ちも振られたくない気持ちもどっちも本当でどっちも大切!」

「選び取れるなら初めから悩んでない!」

その通りです。とても素直です。人はみんな素直な気持ちを持っていると思います。でも、社会人として学生としてさまざまなマナーやルールに縛られ体裁を気にしなくてはいけないのですから、他人に素直に見られる様に表現するのが難しいのです。

それに加えて、自分が傷付いたりする可能性があれば選択する勇気を持てずに、自分の考えで板挟み状態になり辛く感じます。

選ばなくても人生は過ぎていく

残念なことに、私たちが選択をしなくても人生や世の中は進んでいってしまうことがほとんどです。本当は言いたかった言葉を言えるうちに、言うか言わないかを選択して行動をしないと、後悔をすることになるかもしれません。相手がずっとそのままそこにいるかは分かりません。あなたの元を去ってしまったり、この世からいなくなることだってあるでしょう。

選択しても後悔するかもしれません。それでも、言える相手がいるうちに、できることがあるうちに、自分で考えて選択してみませんか?ただ時間に流されるだけの人生も楽な部分があるかもしれませんが、自分で考えて選択することは無駄ではありません。何より、これから先も続く分岐点を乗り越える力になっていきます。

なんでも否定してしまう

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否定ばかりする人も、素直じゃない人と思われる特徴としてあげられます。いいと思っても素直に言えずに否定してしまう。否定せずにはいられない原因はなんなのでしょうか。

マイナスな言動ばかりしてしまう人はいきなりプラスを目指すのではなく、いったんゼロの状態に戻すことから始めましょう。

■自分がない・自信がない

SNSやブログ記事などですぐに否定的なコメントをしていませんか?

可愛い服だと写真を投稿されれば「子供っぽい」「見た目より中身にお金かけなよ」と言ってしまったり、幸せそうなカップルの写真を見れば「どうせ今だけ」「いちいちアピールするなんてうまくいってないんじゃないの?」と言ってしまったりなどです。好意すらも否定してしまったり、「いいな」と思っても素直に言えません。

こういうタイプの人は、自分にアピールポイントがなかったり、自信がなかったりするのが特徴です。自信がないため、他人に嫉妬しやすくなります。嫉妬をするので嫌味っぽくなりがちですし、人から嫌われることも増えて、ますます自信がもてなくなります。他人を一生懸命否定したところで、自分のストレスがたまるだけです。

自分は自分

自分に自信がないことから目を背けて、他人をさげることによって自分をあげようとします。そんなことをしても自分の価値はあがらないし、相手を否定したからといって相手の価値がさがるわけでもありません。興味がなければわざわざSNSやブログを読んだりしません。自分が他人をうらやんでいるんだと自覚しましょう。

嫌味っぽいことしか言えないと思ったら何も言わないでおきましょう。肯定的なコメントをしなければいけないわけではありません。自分がうまくいっていないときに無理してハッピーな話題に付き合う必要はありません。少し距離をとって【自分は自分】【他人は他人】と割り切りましょう。

■あなた自身のコンプレックス

他人を否定したり批判ばかりする人は、その内容をよく見ると、自分自身のコンプレックスへも当てはまることだったりします。他人の中に自分自身のコンプレックスを見つけてそれを批判したりします。自分に似ているところが多いと思う人の言うことは、とにかく否定したりもします。論理的に問い詰められると窮するほどに中身がなく、とにかく否定します。

論理的に説明できるようなことだとしても、なぜそこまで必死に批判するのかと煙たがられることが多いです。嫌われたり縁を切られたりするとますます批判的になり、ブロックや着信拒否をされるまでやってしまうことはありませんか?

他人を攻撃しても自分のコンプレックスはなくならない

あなたのコンプレックスはあなたのものです。他人の中に似たような性質のものを見つけて否定しても、あなたのコンプレックスはなくなりません。あなたにとってはコンプレックスなのに、それを長所にしている人が楽しそうにしているとイライラするかもしれません。嫉妬してしまうのは分かりますが、イライラしても攻撃してもしょうがないことです。

自分が何も得られないことには時間を使わず、自分のために時間を使いましょう。習い事をしたり勉強をしたり自分のことに時間を使うようにすれば、少しずつでも成長していけます。自分の中に色んな経験や土台ができることによって、自分に自信が持てるようにもなります。

理想の自分になれない=素直になれない

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自分の中の感情や考えと相反する言動をしてしまい後悔をする。

その時、人は素直になりたいと思います。なぜ相反する言動をしてしまうのでしょうか。いくつかの例を見ていきましょう。

■他の欲望や感情がまさっている

早起きをしたいのだけど、ついつい二度寝してしまう。こういう事ってありますよね?素直になれない時も、この状態に似ている場合があります。早起きをして余裕をもって出社や登校をしたいと思っているのに、まどろみの快楽の方がまさってしまい二度寝をしてしまうのです。

恋人のことは好きなのに、恥ずかしさがまさっていて「好き」と言えなかったり、愛想の悪い態度をとってしまったりします。男性心理であれば、男性が女性に好きと言うのはかっこ悪いとか、自分は好きと言わずに相手にばかり言わせて優越感を得たいとか、そういったプライドが邪魔をしている場合もあるかもしれません。

やっぱり考える

この事で悩んでしまうのであれば、やはり自己分析をするしかありません。この恥ずかしさやプライドは、言いたいことを言わない理由になるのか?そんなに大切なのか?突然相手がいなくなった時に後悔しないか?

こうやって自問自答を繰り返しているうちに、ちゃんと言わなきゃと思えれば自然と言えるようになります。恋愛指南書や自己啓発本に頼りがちですが、他人の答え(対処法)は自分のヒントにしか過ぎません。ただ真似をしているだけでは意味がないでしょう。自分の答えは自分で悩んで見つけるしかありません。

■傷付いた事がある

素直でいることで傷付いた事があるため、別の人や事柄に変わっても素直になれない場合です。恋人のことを信じて、友達と飲み会に行く事や旅行に行く事に何も言わなかったのに、実は異性と遊んでいたり浮気をされたり。裏切られた悲しみがトラウマになり、新しい恋人ができても信用することが出来ないなどです。

頭では分かっているかもしれませんが、今の恋人は【あなたを裏切った元恋人】ではありません。別の人間です。分かっているのに、トラウマのせいでなかなか素直になれません。傷が深いほど自己防衛が働き、傷付いた時と同じ様な状況を作りたくないと思ってしまいます。そのため、恋人が飲み会にいくことや旅行にいくことを、素直に認められなくなります。

信じられない

本当は信じたいのに信じられなくて、辛い思いをしていますよね。

【信じる】というのは押しつけるものではなくて、自分が勝手にするものです。裏切られたのだとしたら、ただ相手がそのような人間だっただけなのです。あなたは何も悪くないし、あなたが信じようが信じまいが、裏切るような相手だっただけと割り切りましょう。

どうしても割り切れないときは、辛い思いをしていることを正直に相談してみましょう。なにもかも急には素直になれません。あなたの悩みの一番大切な部分だけを素直に伝えて協力してもらいましょう。一方的に辛い気持ちを押しつけないようにして下さいね。二人の問題として、お互いのバランスを大切にしましょう。どちらかだけが無理をしていては、一方的で疲れてしまいます。

■慣れていない

「ありがとう」「ごめんなさい」を素直に言えないことはありませんか?小さい頃から当たり前のように使ってこなかったり、無口なので使う機会が少なく、経験不足により素直に言葉が出てこないなんてこともあります。

「ありがとう」は言えなくても「どうも・・・」や「あー」など短い言葉でリアクションする方もいます。感謝しているし伝える気もあるのだけれど、なぜか「ありがとう」が出てきません。

※恥ずかしくて言えない方は【他の感情や欲望がまさっている】の項目をご覧下さい。

素直じゃないのではなく、慣れていないだけ

「ありがとう」や「ごめんなさい」に何か違和感を感じてとっさに出てこないときがありませんか?相手もありがとうを言われるまで待っているわけではありませんから、タイミングを逃して言いそびれることが多くなります。

新入社員が敬語やビジネス用語を自然に会話へ折りこむことが出来るまでに時間がかかるように、少し時間をかけて慣れていけば自然と言えるようになります。また、言いそびれたからとそのままにするのではなく「この間は○○ありがとう」など、後からでも言うように心がけましょう。

大人らしい素直さ

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子供の素直さと大人の素直さは違うように思います。大人として社会人として恥ずかしくない素直さを身につけたいものです。

わがままや無神経とは違う

純真無垢で本音をなんでも言い、自分の気持ちにいつも正直。そう言えば聞こえはいいですが、大人がそのままやるとただの【わがままな人】【無神経な人】になってしまいます。人間の嫌な部分や世の中の嫌な部分を知らなかった子供の頃とは違います。

嫌なことや辛いことがあったからこそ嫌味っぽくなってしまったり、人の言葉を素直に聞けなかったりするんだと思います。世の中の理不尽を受け入れた上で社会人としてのマナーを守り、大人として素直でいることは、とても大変なことです。

大人として素直になる

本心を隠さずなんでも本音を言うのは、それでいい場合もあるかもしれません。ですが、いつもそれでは、きっと誰かに嫌われてしまうでしょう。完璧ではなくても、どんな時にどんなことを言うと嫌な気持ちになるだろうというのは、大人ならある程度は分かりますよね。

そういった経験をいかしたり試したりしながら、周囲の人たちとうまくやっていけるように、大人として素直になりましょう。いつでも本心を言って自分を解放するのは気持ちいいかもしれませんが、それは一瞬です。言う相手や時を選べば、自分の気持ちを押し殺さずに、周囲の人ともうまくやっていけるでしょう。

まとめ

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素直になるというのは、とても難しいことです。漠然と「素直になりたい」と思っても、それはなかなか実現できるものではありません。時に羨ましくなるほど素直な人に出会うかもしれません。しかしあなたから見て素直な人も、学校や会社・家族や親戚など視点を変えてみると、また違った一面を持っているものなのです。

具体的にどの部分において素直になりたいのか、誰に対して素直になりたいのか、範囲を絞って考えてみましょう。心から強く変わりたいと思えないと、人の性格はなかなか変わりません。自分の本当の気持ちに気付いた時、プライドや恥ずかしさの優先順位が下がる時がきます。一つ一つ、自分の大切な気持ちを確認しながら大人として素直になりましょう。

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これらを読んでおきましょう。

  
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