なんだか最近髪が抜けやすい・・・。髪をくくった時に前よりボリュームがなくなってきたのを感じる。髪型をキメてもトップがぺしゃんこでいまいち。
なんだか地肌が目立つ・・・・。それもしかしたらびまん性脱毛症かもしれませんよ？？びまん性脱毛症の原因と対策を今回はまとめてみました！
びまん性脱毛症って何？？
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びまん性脱毛症は、男性のように、おでこからハゲてきた、トップからハゲてきた！という部分的なハゲなのではなく、全体が薄くなってくるのが特徴の脱毛症であり女性に多く見られます。進行がゆっくりなので、気が付いた時には結構薄くなっている・・・なんてこともあります。嫌ですねぇ～。
”びまん”とは、広がる、はびこる、蔓延するという意味です。
最近では、結婚しても出産しても仕事を続ける女性が増えてきました。そして受けるストレスも男性並みに多くなってきており、比例して脱毛症に悩む女性がとても多いのが現状です。
女性に多い脱毛症は６種類
出典：http://makeupandbeauty.com
女性に起こりがちな脱毛症には、びまん性脱毛症含めどんなものがあるのでしょう？？６種類あるので順番に上げていきます！知っているものもあるかもしれませんね！
・分娩後脱毛症
これは出産後に起こりやすいとされる脱毛症です。妊娠中は、普段よりも女性ホルモンが高まって安定しているので、抜け毛が起こりにくいです。しかし、いったん出産すると、ホルモンバランスの崩れから、脱毛を起こすことがあります。ただ一時的なもので、出産後半年程度で回復してきます！
・牽引性脱毛症
これは髪の長い人に起こりやすい脱毛症です。
その名の通り牽引→引っ張れることによって起こる脱毛症です。ポニーテールや、お団子など、いつも同じようにアップしていると、髪に負担がかかり抜けやすくなってしまいます！
・脂漏性脱毛症
脂漏（しろう）性脱毛症とは、皮脂の過剰分泌によって起こる脱毛症です。皮脂が過剰に分泌して、毛穴が脂でつまり、毛が生えにくくなったり、脱毛してしまう状態です。脂漏性皮膚炎を引き起こす場合もあるので、早めに対処した方がいい脱毛症です！
・ひこう性脱毛症
粃糠（ひこう）性脱毛症とは、毛穴の環境が悪く、フケが大量に出て、毛穴をふさいでしまうことによって起こる脱毛症です。頭皮の角質の異常によって起こるので、病院で対処が必要になる脱毛症です！
・円形脱毛症
突然に円形、もしくは楕円形のハゲができる脱毛症です。過度のストレスなどによって引き起こされます。突然抜け毛が増えた！と思ったら、頭皮全体を触って集中して脱毛している部分がないか調べてみるといいでしょう。
・びまん性脱毛症
そして、今回のテーマ、びまん性脱毛症です。
びまん性脱毛症が起こる原因
では、本題のびまん性脱毛症ですが、どんなことが原因で起こるのでしょうか？？
・加齢
年を重ねてくると、その年齢と共に細胞そのものの老化が起こるので、誰でも多少はこうした脱毛症が見られます。誰しもが起こりうることではありますが、普段の生活環境によって個人差が大きくでます。
・ストレス
ストレスは体には大敵です。ホルモンや自律神経が乱れてしまいます。体が緊張状態になることで、血管収縮が起こり血行不良を起こします。そうなると必要な栄養素が髪に運べなくなり、抜け毛が起こりやすくなるんですね。
・ダイエットによる食生活の乱れ
美容目的のダイエットはいいことではありますが、やりすぎると体に必要な栄養素までなくなり、いろいろな弊害を起こすこともあります！体はまず生命維持に栄養を使い、その次にお肌や髪など細部に栄養を運びます。なので、髪まで届く栄養が残っていないと、脱毛が起こりやすくなります。
・経口避妊薬（ピル）の使用
ピルは摂取すると女性ホルモンが増加して、脱毛が減ります。しかし一旦服用を止めるとホルモンバランスがまた変化して一時的に脱毛が増えてしまいます。
やっぱり意図的にホルモンバランスを左右すると弊害が起こるんですね！
・過度のヘアケア
出典：http://hairstylesinfo.com
若い女性に多いのですが、極端に髪のにおいなどを気にして、一日に２回以上シャンプーをしてしまう人もいます。これは地肌によくありません！シャンプーに含まれている界面活性剤は、洗浄力が強いので、頭皮に必要な油分まで洗い流してしまいます。
また朝にシャンプーをして学校や会社に行くとなると、時間がないことですすぎが適当になり、地肌にコンディショナーなどが残ったままになることがあります。これは非常に地肌に悪影響です。ヘアスプレーやドライヤー、過度なブラッシングも地肌を傷めて脱毛に繋がってしまいます。
・潜在性鉄欠乏症
表面的には貧血ではないものの、体の中の鉄分の貯金が少ないために、大量にパワーが必要なときにものすごく疲れたり、普段から髪が抜けやすかったりする貧血予備軍の症状です。体内の鉄分の貯金が十分ではないために起こります。
びまん性脱毛症を改善するには？
びまん性脱毛症に今なっているとしたら自宅ケアでどんなことができるでしょうか。まず大前提として、女性の脱毛症は完治しやすい！！と言われています。びまん性脱毛症を改善するためにはどのようにすれば良いか紹介します。
①過度なダイエットをやめ、栄養をたっぷりバランスよく摂る
体には栄養を使う優先順位があります。生命維持が第一なので、髪は後回しです。
ちょっとしか栄養をもらえなくて、髪にまで届けられない状態が常にあると、体はいつ栄養を絶たれるのか怖くなり、最初から髪に栄養を回さなくなってしまいます。
生命維持に栄養を使おうとするのは体にとって当然の流れですね。なので、栄養を常に摂ることは必要なんです！
②ヘアケアは優しく
・シャンプーを使ってのヘアケアは1日に一回にする！
・ヘアスプレーはあまり使わない
・ヘアカラー、パーマは２、３ヶ月に1回にする
・ブラッシングは、優しく頭皮にダメージを与えないように
これらのことに少し気を付けて頭皮をいたわってあげましょう。正しい髪の洗い方は、髪の毛の洗い方間違ってない？正しい方法で抜け毛やフケを予防！の記事に詳しく書いてあるので、読んでみてください！
③頭皮マッサージを行う
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頭皮マッサージを行って頭皮の血行を促進することは髪にとてもいいです！けっして爪を立てることはしないで、指の腹で優しく自分が気持ちいいと思える強さでマッサージをしていきましょう。
お風呂に入っているときは血行が良くなっているので、湯船につかりながら頭皮マッサージをするのもいいですね！
④ストレスを溜めない
その日のストレス、その日のうちに！という感じで、毎日家で自分がリラックスできる時間を持ちましょう。
リラックスには好きなことをするのが一番ですね！美味しいものを食べる！好きな音楽を聞く、アロマをたいて癒される、ストレッチで気持ち良く伸びる、などなど、自分にとって気持ちいいと感じることをたくさんしてストレス発散しましょう。
◆その他にも・・・◆
医薬品でびまん性脱毛症を治療する場合、”ミノキシジル”や”パントガール”というという医薬品が注目されています。
・ミノキシジル は、血管拡張作用があって、血行を促進します。そして髪へ栄養をいきわたらせる効果があります。
・パントガール は、サプリメントのような役割で、髪を強くするケラチンたんぱくやパントテン酸カルシウムを補うことで髪を強くしていく作用があります。
クリニックで行うびまん性脱毛症の治療では、HARG（ハーグ）療法があります。ＨＡＲＧ療法は最新の薄毛治療で、女性が受けられる治療の中でも圧倒的な発毛力を持っているとされています。
ですが、HARG療法は治療費が高いため、継続した治療には向きません。ある程度の効果を得てその後別の療法に変換するという方針をクリニックの方では取っているようです。
まとめ
◎びまん性脱毛症って何？
髪の毛全体が薄くなってくるのが特徴の脱毛症。女性に多い。
◎女性に多い脱毛症は６種類
分娩後脱毛症、牽引性脱毛症、しろう性脱毛症、ひこう性脱毛症、円形脱毛症、びまん性脱毛症
◎びまん性脱毛症が起こる原因
加齢、ストレス、ダイエットによる食生活の乱れ、経口避妊薬（ピル）の使用、過度のヘアケア、潜在性鉄欠乏症
◎びまん性脱毛症を改善するには？？
①過度なダイエットをやめ、栄養をたっぷり摂る
②ヘアケアは優しく
③頭皮マッサージを行う
④ストレスを溜めない
◆その他◆
医薬品では、ミノキシジル、パントガールが有効。クリニックではＨＡＲＧ療法が有効
以上、今回は気にしている女性が多い、びまん性脱毛症について取り上げてきました。髪の健康は地肌の健康！しっかり地肌までいい栄養が届くように、食べてストレス発散して、やさしくヘアケアして綺麗な髪でいたいものですね！
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