寝ている時に歯ぎしりしてるよ。なんて言われてお悩みの方はいませんか?
歯ぎしりは寝ている最中に起きることで自分では気がつきにくいものですが、あまり良い印象はありませんよね。
特に家族や友人が歯ぎしりをしているという場合は、教えてあげて治すように促しましょう。
今回はそんな歯ぎしりについての記事を書いています。歯ぎしりの対策や治し方を書いているので、お悩みの方は改善する努力をしましょう〜!
歯ぎしりについて
歯ぎしりが悪い点
歯ぎしりをするとだいたい150キロの力が歯に加わるとされています。歯ぎしりをすると、どういったことが起きるのか紹介します。
・周囲に迷惑をかける
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歯ぎしりをしてしまうことで、小さいながらも音が発生するので一緒に寝ている人が苦痛に感じてしまうことがあります。
なかなか言い出しにくい人もおり、自分以外に迷惑をかけてしまうところは悪い点だといえます。
・歯に負担をかける
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歯を擦り合わせているため歯が少しづつすり減っていきます。ひどい場合だとダメージが積み重なってしまい、歯が折れてしまうケースもあります。
さらに知覚過敏になることもあり、歯の病気を生みやすくなってしまうともいえます。
また虫歯を治療した時の詰め物などがある場合は、簡単にとれてしまいます。結果虫歯を生みやすくなってしまうこともあります。
・アゴを痛める
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思いっきり何かを噛むと感じると思いますが、アゴの関節に大きな負担がかかってしまいます。
そうなることで顎関節症を引き起こしてしまうケースがあります。口を開けられなくなったり、喋る度に痛みを感じるなどの症状が起きてしまいます。
・肩こりになる
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首の筋肉も疲労してしまうために肩こりが起きやすくなります。
肩こりが原因で、寝ても疲れがとれなかったり、頭痛を引き起こしたりすることがあります。
歯ぎしりの種類
一般的に歯ぎしりというと横にギチギチしているイメージですが、歯ぎしりには種類があります。
・グラインディング
こちらが多くの方がイメージする横にスライドするタイプの歯ぎしりです。
上下の歯をこすり合わすようにスライドするため、歯に負担がかかりやすいとされています。
・タッピング
タップするように、上下の歯を小さくカチカチする歯ぎしりです。
あまり歯に負担をかけませんが、音がしやすいので周囲の人に迷惑をかけやすくなります。
・クレンチング
こちらはスライドもせず、思いっきり食いしばっているタイプの歯ぎしりです。
音がしないために迷惑をかけない反面、気付きにくいといったデメリットもあります。
歯ぎしりが起きる原因
どういったことが原因で歯ぎしりが起きてしまうのかを知りましょう。思い当たる人は避けるようにしてください。
①ストレス
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歯ぎしりをしてしまう原因の多くはストレスによるものです。
体内に溜まったストレスを、歯ぎしりをすることで発散させているのです。起きているうちにストレスを発散できれば良いのですが、イライラしたまま寝てしまうと歯ぎしりが起こってしまいます。
またイライラしていなくても、次の日に大事な予定があったり試合の前の日だったりすると歯ぎしりが起きてしまうこともあります。
②歯の噛み合わせ
出典:http://www.postcardsfromoblivion.com
歯ぎしりによって歯の噛み合わせが悪くなることがありますが、逆の場合もあり得ます。歯の噛み合わせが悪いことで歯ぎしりが起きてしまうのです。
噛み合わせが悪いとアゴの筋肉が変に緊張してしまい、ストレスとなり歯ぎしりをしてしまうのです。
また歯ぎしりをすることで、自分で噛み合わせを正しくしようと働き歯ぎしりが」起きている場合があります。
虫歯を治したり歯を抜いたりした後は、噛み合わせに違和感を感じるケースはよくあります。噛み合わせがおかしいと感じたら治すようにしましょう。
③タバコ
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あまり関係ないように思われますが、喫煙者は歯ぎしりをする人が多い傾向にあります。
タバコを吸うと体内にニコチンが付着します。ニコチンは30分〜1時間で体内から消えていきます。多くタバコを吸っている人は、体内からニコチンが消える時に不安な気持ちになります。
なので寝る前などにタバコを吸っている人は、心が不安定になってしまいストレスとなり、歯ぎしりが起きてしまうのです。
④逆流性食道炎の可能性
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近年になって、逆流性食道炎と歯ぎしりが関係していることがわかりました。
逆流性食道炎が起きると、胃酸が逆流して口内が酸性になってしまいます。そうなると中性にしようと体が働くために、唾液を多く分泌して歯ぎしりを起こすのです。
逆流性食道炎が原因の歯ぎしりは、炎症さえ治れば歯ぎしりもなくなるのでしっかりと治療しましょう。
歯ぎしりの対策方法
歯ぎしりはどのようにすれば改善されるのかを紹介します。歯ぎしりに悩んできた方は試してみましょう。
①マウスピースを着用する
出典:http://www.dental.to/
歯ぎしりの対策方法の一つに、マウスピースを着けるといったモノがあります。
もちろん歯の形や並びは人それぞれなので、病院に行って作ってもらうのをお勧めします。手軽な価格で作ってもらうことができます。
マウスピースを着用することで、歯ぎしりができなくなるので強制的に歯ぎしりを止めることができます。
さらに、ずっと着用していると歯ぎしりをしない行動が癖付いてくるので、マウスピースを外しても歯ぎしりをしなくなります。
意外と効果があるので、一度病院にいってつくってもらいましょう!
②歯の噛み合わせを合わす
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上記の原因でもある噛み合わせの治療をすることで歯ぎしりが止まることがあります。
治療をすることで違和感を感じずに寝られるために、歯ぎしりをしなくなるのです。しかし、他のことでストレスを感じてしまうと歯ぎしりが起きてしまう場合があるので、噛み合わせを治した直後はマウスピースの着用をお勧めします。
③リラックスする
出典:http://www.dailykos.com
歯ぎしりの原因がストレスなので、溜めないようにリラックスしましょう。
原因がストレスと理解するだけで、意外とリラックス効果が期待できます。各々独自のリラックス方法を試してみましょう。
また寝ている時にストレスを感じてしまうケースもあります。合わない枕や着心地の悪い枕を使っていると良くないでしょう。自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
④睡眠の質を上げる
出典:http://www.counselingforhopeandhealing.com
実は歯ぎしりは、眠りが浅い時に頻繁に起きる傾向にあります。もしかすると熟睡できていないことがストレスになっている可能性があります。
睡眠の質を上げるには様々な方法があります。例えば寝る前にスマホをいじったりすると低下してしまうので、避けるようにしてください。また晩御飯を食べてすぐ寝たり、寝る前にタバコを吸うといった行動も睡眠の質を下げてしまいます。
お勧めは入浴をすることです。日々の疲れを癒すとともにストレスも発散することができます。また体温の関係から質の高い睡眠を得やすくなるので、シャワーだけですませている人は、入浴を試してください。
子供の歯ぎしりについて
番外編ではないですが、子供の歯ぎしりについて少し書いておきます。
子供も歯ぎしりをすることがあります。親になると子供が歯ぎしりをすると心配してしまいますよね。
子供が歯ぎしりをするのは、成長過程で歯の噛み合わせを調整しているためなのです。顎や顔が大きくなっているために、日々噛み合わせが変化しています。それに対応するための自然行為なのです。
なのでむしろ良いことなので、放っておいても大丈夫です。もし歯が痛いやアゴの痛みを感じると訴えるようであれば病院に連れていきましょう。
まとめ
歯ぎしりの悪い点
・騒音で周囲に迷惑をかける
・歯に負担をかける
・アゴに負担をかける
・肩こりを起こす
歯ぎしりの種類
・グラインディング(スライドタイプ)
・タッピング(カチカチタイプ)
・クレンチング(食いしばりタイプ)
歯ぎしりの原因
・ストレスの発散
・歯の噛み合わせ
・寝る前のタバコ
・逆流性食道炎
歯ぎしりの治し方
・マウスピースを着用する
・歯の噛み合わせを治療する
・リラックスしてストレスを溜めない
・睡眠の質をあげる
以上が今回の記事のまとめです。歯ぎしりは癖づいているために、治すのは根気強い努力が必要になります。しかし治さないと、どんどん負担が蓄積して悪い症状を引き出すので早めに治すようにしてください!