目の痛みほど怖いものはありませんよね。涙は止まらないし、集中力も続きません。なぜ目が痛くなるのか、原因や病気の恐れ、対策方法などを紹介します!
目が痛くなる原因
なぜ目に痛みを感じるのか原因をはっきりさせましょう。
目のこすりすぎ
こするという行為は、目にとってはとても危険な行動なのです。まず一つ目として目を傷つけてしまい痛みを感じる可能性が非常に高くなります。目に傷が入ることで痛みを感じるリスクと共に目が見えにくくなるというリスクもあります。
さらに、傷口から手についた菌などが侵入してきて病気になる場合もあります。また、よくあるのがこすった際に、まつ毛が目に入り込んで痛みを感じるというパターンです。目をこすって痛みを感じるのはこのまつ毛による痛みが大半を占めています。
一度目に入り込んだまつげは目を洗ってもなかなか取れず痛みが長引く可能性があるので、あまりこすらないようにしましょう。
コンタクトレンズのつけすぎ
長時間のコンタクトレンズの使用も、目に痛みを感じる原因になります。コンタクトレンズを長時間つけることにより、目が酸素不足になり角膜障害を起こして痛みを感じている可能性があります。またコンタクトに汚れや菌が付着していると、そのまま目に菌が入り込むという可能性もあるため洗浄はしっかりするようにしましょう。
最近、ツーウィークのコンタクトを何ヶ月も連続して使用しているという人が多く見られますが、これはとても危険な行為です。菌がコンタクトレンズ上で蔓延している可能性が高くなっているのと、長く使っていることでだんだんコンタクトレンズの形が歪んでいき、目を傷つける可能性が高くなっているという理由です。
ツーウィークのコンタクトはレンズきっちり二週間で新しいのに変えるようにしてください。コンタクトレンズを使用している人は毎日の洗浄もしっかりして目に傷がつくのを防いでください。
異物混入によるもの
目は小さなものが入っただけで痛みを感じるとても敏感なものです。自分では気づいてなくても、何かが目に入って目に痛みを感じている可能性があります。この場合は目の奥に異物が入っているのがなんとなくわかると思うので、なるべく早めに洗い流しましょう。
たまに目の奥に刺さってしまい異物を取り出せなくなる場合もあります。その場合は病院へ入って対処してもらいましょう。
テレビやパソコンのしすぎによるもの
テレビやパソコンを長時間みていると目に痛みを感じ出す可能性があります。これは「眼精疲労」と言って目の奥側の方で痛みを感じるのが特徴です。スマートフォンの長時間使用や、メガネがきつい度数のものを使用していたりする場合も眼精疲労を起こす場合があります。
この場合は目が疲れているので、少し休ませてあげれば徐々に回復する可能性があります。しかし、あまりまばたきをせず、一点を集中して見る場合が多いので、最悪の場合「ドライアイ」になる可能性があります。
これは主に連続して目の筋肉を使っていることが原因になりますので、仕事などで長時間パソコンを使っている人は途中で遠くをみたり、目をつむったりすることで予防することができます。
アイメイクによるもの
女性の方でアイメイクをしている人は大勢います。
しかし気をつけなければアイメイクが目の痛みの原因になる可能性があります。メイクの成分が目のなかに入ってしまい、目の粘膜が炎症を起こす可能性があるからです。
さらに、コンタクトレンズをしている人はメイクの成分が付着することで、コンタクトレンズを汚してしまう可能性があるためメイクをする前に着用するようにしましょう。外すときは先にメイクを落としてからコンタクトを外すようしましょう。
紫外線によるもの
紫外線によって角膜で炎症が起こることで目に痛みを感じることがあります。特に夏場の紫外線は強く、長時間の外出をしていると炎症を起こしやすくなります。
外に出る際は、サングラスを着用したり帽子をかぶることで紫外線をある程度防ぐことが可能です。また目薬を持ち歩くなど、目のケアを忘れないようにしましょう。
病気によるもの
病気の症状の一つとして目に痛みを感じている可能性があります。ですので病気自体を治さないと目の痛みも治まりませんので注意してください。
下記で目の痛みが症状としてでる病気を紹介していますので、急に痛みを感じ出したり上記の原因に当てはまらない人は病気の可能性を疑いましょう。
目の痛みを感じた時の対処方法
痛みを感じている時に何をすれば緩和することができるのか紹介します。
目薬をさす
目薬をさすことで症状を緩和することができる場合があります。自分の目の痛みにあった目薬をさすことが大事になってきます。また、目にゴミなどをが入った時は目薬で外に流すこともできます。目薬は下まぶたを引っ張って一滴さし、こぼれないように数秒間目をとじる、というのが正しいさし方です。一度に何滴もさすと逆効果の場合もあるので注意してください。
・角膜に傷が入っている場合
コンドロイチン硫酸ナトリウムという成分が入っている目薬にしましょう。これは角膜の傷を修復する作用があります。
・眼精疲労で目の奥が痛い場合
ビタミンやアミノ酸などが含まれている目薬を使用しましょう。目の栄養を補うことができます。
他にも様々な効果を持った目薬があります。よくわからない時は、目の症状を薬剤師さんに説明して選んでもらいましょう。目薬をさすことで目の負担を軽くすることができるので、普段からの使用をオススメします。
冷やす場合と温める場合の違いを知っておく
目に痛みを感じたら冷やすか温めるか迷ってしまうと思います。目の痛みの原因によって対処が変わってくるので知っておきましょう。
・冷やす場合
目が充血している時や、ゴミが入ったときなどは冷やすことで炎症を和らげることができます。
・温める場合
長時間のパソコンの使用などの眼精疲労の場合は温めることで血の流れを良くし、症状を和らげてくれます。
以上が冷やす時と温める時の注意点です。間違った対処は症状を悪化させる恐れがあるので注意が必要です。
ツボを押す
こちらは眼精疲労で痛みを感じている人に効果のあるツボを紹介します。デスクワークなどの合間に試してみましょう。
・承泣
出典:http://gogo89.com
目の真ん中の下のくぼみにあるツボです。血の流れを良くし、充血している人にオススメです。
・攅竹
出典:http://gogo89.com
内側の眉毛の始まりのとことにあるツボです。疲れ目に効果があります。
・睛明
出典:http://gogo89.com
鼻の頭の骨と目頭の間にあるツボです。眼精疲労の時はここを押しましょう。乾燥を防ぐ効果もあります。
・天柱
出典:http://ameblo.jp
後ろ髪の生え始めのところにあるツボです。肩こりにも効果があり、万能のツボです。
病院へ行く
痛みが激しい時は病院へ行きましょう。目に異物が入ったりコンタクトレンズによって傷が入ったりした時には、症状にあった対処や薬を処方してもらえるので治りが早くなります。
しかし、パソコン業務などで眼精疲労になっている人は、症状を軽くすることはできますが完全に治すというのは難しいと思われます。こちらは日々の生活習慣を正しくすることも必要だということを忘れないでください。
目の痛みの症状のある病気
どうせ寝たら目の痛みも治るだろう・・なんて考えていたら危ないかもしれません。目の痛みが病気の症状だという場合もあります。どのような病気があるか知っておきましょう。
ものもらい
ものもらいは地域によっては、「めばちこ」「目イボ」などと呼んだりする場所もありますが、医学的には「麦粒腫」といいます。目に小さなイボができてしまい、ひどい時は目が圧迫されて眼帯をつける場合もあります。
症状としては、目の痛み・かゆみ・充血・異物感などがみられます。主な発症原因は、目をこすったときき傷ができ、そこからブドウ球菌が入って発症する場合が多いです。点眼薬での治療が可能ですが、悪化した場合は切開をしてうみを出す場合もあります。
涙のう炎
涙のう炎は、その名の通り涙が止まらない炎症です。
目の痛みや発熱などの症状もみられます。目と鼻のあいだの涙のうという部分に炎症がおきることで発症します。涙は本来鼻から流されるのですが、目から鼻への道が詰まってうまく流れていかない時に、細菌が入り込んで炎症を起こす場合が多いです。
鼻炎などの鼻の病気をもっている中年〜高齢者の人が多く発症しています。治療方法としては、まず目と鼻の道を上手くつなげた後、内服薬などを飲んで治療するといった流れになります。放っておくと症状は悪化する一方なので早めに病院へいきましょう。
ぶどう膜炎
目の虹彩から後ろ側にある組織をまとめて「ぶどう膜」といいます。その部分のどこかに炎症が起こることでぶどう膜炎が発症します。他の病気と合併して発症することが多いですが、最近が目に入って発症する場合もあります。
症状としては目の痛み・目のかすみ・光をまぶしく感じるなどがあります。治療は主に薬になりますが、合併して発症している場合は他の病気を治す必要があります。
ドライアイ
涙の量が減ることで、目の潤いが不足していことをドライアイといいます。自分では気付かないままドライアイになっているという人は多くいます。目の乾きの他に、目の痛み・目の疲れ・目がゴロゴロするといった症状がみられる場合もあります。
長時間のコンタクトレンズの使用や、高齢化・パソコンやスマートフォンの過度な使用が主な原因として挙げられます。基本的には薬での治療が可能ですが、放っておくと視力が低下する場合もあるので早めに治療するようにしましょう。
目の不調に良いサプリ
病気ではなく、日々の生活により目の不調は起きやすくなります。眼精疲労やドライアイが起きないように、日頃から目を健康な状態にすることを意識しましょう。
・【ファンケル】スマホ・パソコンで1日中がんばる目に!えんきん♪
自分に合ったものがあれば、試してみるのも良いでしょう。
まとめ
目が痛くなる原因
・目のこすりすぎで角膜に傷が入っているため
・コンタクトレンズの長時間の使用したいるため
・異物が混入したため
・テレビやパソコンを過度に使用したため
・アイメイク時に、化粧成分が目に入ったため
・病気の症状として痛みを感じている可能性
目が痛くなったときの対処
・目薬をさす
・冷やす場合と温める場合が症状によって違うので知っておく
・ツボを押してみる
・病院へ行く
目の痛みが症状としてでる病気
・麦粒腫(ものもらい)
・涙のう炎
・ぶどう膜炎
・ドライアイ
以上が今回の記事のまとめです。目に痛みを感じることはしばしばありますが、原因を知ってしっかり対処しましょう。