脱水症状の頭痛は危険?吐き気を感じる時の対処方法とは!

脱水症状によって頭痛が引き起こされたとき、体の中ではいったい何が起きているのでしょうか。夏場だけでなく、梅雨の時期や冬場も脱水症状になってしまうケースが増えています。

脱水症状のことをよく知って早めに予防しましょう!

脱水症状とは

水

体から体液が失われた状態のことです。「脱水症」ともいいます。体液とは水と電解質(ナトリウム)です。

体液は栄養や酸素を身体中に届け、老廃物と二酸化炭素を排泄する働きをしています。血液、リンパ液、唾液、粘液、汗、消化液、尿のことです。体温を一定に保つことができるのも体液のおかげです。

電解質には、この体液が体から排出されないようにする働きがあります。

脱水症状のメカニズム

体の水分は、腎臓が尿の量を調節して一定に保たれています。腎臓のコントロールを超えて、水分が多く排出されたり摂取する量が少なすぎると、脱水が起こります。

脱水が始まると、血の量が減り血圧が下がります。血液が足りないので脳や内臓の働きが鈍り、だるくなったり気分が悪くなったりします。喉が渇いたり、食欲が減ることもあります。
電解質が減った場合は、手足のしびれや力が入らない、脚がつるといった運動系の症状が現れます。その他に嘔吐や下痢と言った症状も現れることがあります。

排泄される汗などの水分には水分の他にナトリウムなどの電解質が含まれています。水分と一緒にこの電解質が排泄されることで、体調に変化が出てくるようになります。そのため水分補給の際はただの水を飲むのではなく、スポーツドリンクや経口補水液などの飲料を飲むことをおすすめします。

脱水症状の原因

水

では、脱水症状の原因について紹介します。脱水症状になる原因は様々です。意外と簡単に脱水症状になってしまいますので、以下の原因を発症している時は特に注意をして脱水症状のリスクを減らしましょう。

特に自分の水分量を管理するのが苦手な子供や高齢者などは回りにいる人間が注意して管理してあげましょう。

発汗

気温が高い時は大量の汗をかき、湿度が高いとその汗が乾きにくいです。このような状況は体温調節がしにくく、脱水症状を引き起こしやすいのです。

日本は脱水症状になりやすい気候であるといえます。炎天下での激しい運動や仕事、スポーツ時などは汗をかくスピードがとても早いです。梅雨の時期の熱中症も多いので注意が必要です。

特に子供は炎天下などで外で遊ぶ際は要注意が必要です。老人などの高齢者は室内でも脱水症状や熱中症にかかってしまう事があるため覚えておきましょう。熱すぎる場合は水分補給をしっかり行いクーラーなどを使う対処をとり汗をかくことを回避しましょう。

逆に冬場は乾燥しているため汗は掻いていなくても大量の水分が毛穴から体外へ放出されています。気づかない間に沢山の水を消費しているため、水分補給を忘れないようにしましょう。

下痢、嘔吐

風邪やインフルエンザにかかった時など、発熱による発汗と同時に下痢や嘔吐が続くような状況では、水分がどんどん出て行ってしまいます。

おなかがゆるいから、気持ちが悪いからと水分補給をしないでいると、脱水症状を引き起こす原因になります。対処方法としては、こまめに水分を摂ることが挙げられます。きちんと水分を補給した方が、下痢や嘔吐などの症状の回復が早いことが分かっています。

どうせ吐くから飲まないのではなく、飲んだ上で異常なものは水と一緒に吐いてしまいましょう。

二日酔いなどでも嘔吐や下痢などの症状が現れることがあります。しかもアルコールの分解にもビタミンCや水分を大量に消費するため水分補給は欠かせません。

この時に飲む飲み物も普通の水よりも、経口補水液のほうが効果的なため、これらの水分は多く貯蓄しておくと良いでしょう。

腎臓の疾患

腎不全などによって腎臓がその機能を失ってしまうと、尿の排泄や濃度のバランスを調整できなくなります。水分を排出しすぎてしまったり、溜めすぎてしまいます。

十分な水分補給が必要になりますが、摂りすぎもよくありません。過度な水分摂取は腎臓に負担がかかります。

脱水症状3タイプ

ドリンク

脱水症状は3つに分けることが出来ます。どのようなものがあるのかを知っておきましょう。

高張性脱水

汗を多くかいた時。スポーツ時や夏場など、水分のほうが多く抜けてしまうときに起きる脱水症状です。のどの渇きがあります。体の中の塩分濃度が高くなっているからです。

細胞内液にある水分が細胞外液へと移り変わることにより血液の循環は正常に行われます。しかし、失われた細胞内液が減少することによりさまざまな症状を発症します。喉が渇き尿の分泌量が減少します。その他にも幻覚や意識障害や発熱などの症状がみられます。

主に体の水分管理が苦手な高齢者や子供に多い症状です。

等張性脱水

水分も塩分も同じくらい失ってしまっているときになる脱水症状です。腎臓に疾患があるときの症状です。出血や下痢によって細胞外液が失われることが原因となることが多いです。

口の渇きや、嘔吐、めまい、倦怠感や食欲不振などの症状が引き起こります。

このような症状は大量に汗をかくことや、嘔吐や下痢などで大量に体液が外へ出てしまったために引き起こります。このような場合は経口補水液などを飲んで、水分だけでなく、ナトリウムの一緒に摂取するようにしましょう。

低張性脱水

激しい下痢や嘔吐などによって、ナトリウムなどの電解質のほうがより多く抜けてしまっているときに起きる脱水症状です。

塩分補給が必要なのですが、水やお茶など塩分が入っていないものを飲んでさらに体液が薄まってしまい、悪化させてしまうことがあります。のどの渇きはあまりありません。

血液が血中のナトリウム濃度を保とうとする働きが起こり、血液中の水分を細胞内液に移動させます。その結果血液の量が減少し血液の循環不全が引き起こります。主な症状としては、麻痺、低血圧、頻脈、意識障害、頭痛などが挙げられます。

脱水症の症状

症状

脱水症状が起きると、どのような症状が現れるのかを知っておきましょう。

体重減少1~2%(軽度)

症状はほぼありません。強いて言うなら、喉の渇きや運動パフォーマンスの低下が見られます。トイレを済ませた後や回数が少ないと感じたら、少し水分を補給しておきましょう。

体重減少3~9%(中等度)

頭痛、めまい、吐き気、だるさ、めまいなど体に不調があらわれます。血圧も下がってきます。病院で点滴を受けると回復が早いです。

アルコールを飲んだ後に頭痛や二日酔いがあらわれたときは、脱水症状を起こしているかもしれません。この段階まではまだ自分で対処することで回復に向かわせることが出来ます。

経口補水液での水分の補給が望ましいですが、そのようなものがない場合には水と少量の塩をなめて出来るだけ消費した成分と近い物を飲むようにしましょう。

体重減少10%以上(高度)

とても危険な状態です。病院で緊急処置を受ける必要があります。皮膚の乾燥や、口の中の膨化が進みます。それ以上の脱水症状になると難聴や、舌の縮小や排尿痛を催すようになります。この状態にまでなるような脱水になってしまうと非常に危険なため、このような状態になる前に早めに水分補給しておきましょう。

逆に水分補給さえしていれば人間は1週間は生き延びることが出来ます。しかし水分補給が出来ないと人間は3日から5日で息を引き取ってしまうでしょう。

脱水症状と頭痛

頭痛

脱水症状と頭痛の関係について知っておきましょう。

脱水症状が頭痛を引き起こす理由

脱水症状によって水分が低下し、血液中の水分も低下することで体中の血液循環が悪くなりその影響が脳にまで達すると頭部の血流が滞り、血管内にストレスが生じてきます。脱水症状によって脳の血流が下がると、脳の機能も低下してしまいます。

脳は血液を確保しなくてはならないので、血管を拡張して血流の循環を回復しようとします。こうして拡張した血管が周りの神経を刺激し、頭痛が起きると言われています。

また、脱水症状によって頭痛が引き起こされている状態は体中の4%から6%の水分が失われている状態であり、なかなか危険な状態と言えます。

この時の水分補給では、一気に水分を補給するのではなく、口にひと含みさせる程度の量をこまめに摂取するようにすると吸収率は高まり効率的に水分を補給することが出来ます。

症状

頭痛や吐き気がある場合は、中等度に脱水が進んだときの症状なので注意が必要です。熱中症の一歩手前だったということもあります。

血液が不足した状態が続くと脳の細胞そのものがダメージを受け、最悪の場合は脳梗塞や心筋梗塞などに至ることもあります。

その他の基本的な脱水症状の初期症状ではのどの渇きや疲労感、手足の冷え、立ちくらみ、大量の汗、尿の色が黄色くなるなどの症状がみられます。

脱水症状によって筋肉の痙攣や吐き気やめまいなどの症状が見られた際はすぐに水分補給をするようにしましょう。

対策

速やかに経口補水液を補給しましょう。炎天下であれば、日陰やなるべく涼しい場所に移動して安静にして下さい。スポーツドリンクも有効ですが、水だけはかえって症状を悪化させてしまうことがあります。

脱水症状の対策は喉が乾く前に水分を摂ることが重要だといいます。のどが渇いている状態は既に脱水症状になっている状態であり、頭痛が始まってしまう危険性がある一歩手前まで症状が進行してきています。何かしらの事情があって水分を摂るタイミングを逃すと危険域にまで脱水症状が達してしまうかもしれません。

夏場は特に汗などで水分が外に出やすいため、のどが渇いて無くても水分を補給するようにしましょう。

脱水症状と脳梗塞

脱水症状が怖いのは頭痛だけではありません。

脱水症状がはじまって血液から水分が抜けてくると、血液がドロドロになります。血液の流れが悪くなるので、血栓がひっかかりやすくなってしまいます。血栓が脳で詰まってしまえば脳梗塞、心臓で詰まれば心筋梗塞などを引き起こします。

血液の流れが止まれば酸素や栄養が十分に供給されなくなり、細胞や神経が死んでしまいます。症状は軽度のものから重度のものまで様々です。麻痺や痴呆、言語障害など後遺症が残ったり、最悪の場合は死に至ります。

スポーツ選手のように体力もあって人一倍健康であるはずの人が脳梗塞になり、麻痺などの後遺症が残ってしまうことがあります。試合中や練習後に突然倒れ急死してしまったというニュースも度々耳にします。運動して大量に汗をかき、脱水症状を起こしているにも関わらず運動をつづけていたため、それが引き金になってしまうことがあるのです。

脱水症状になりやすい人の対処法

ペットボトル

脱水症になる患者さんは自分で水分補給がうまく出来ない子どもと喉の渇きを感じづらい65歳以上の高齢者に多いことがわかっています。

それぞれに合った対処法があるので、覚えておくといいかもしれません。

高齢者の脱水症状

高齢者は筋肉の減少に伴い、もともとの体液の量が減っています。風邪などを引いていなくても水分が不足しがちです。のどの渇きを感じにくくなっている人もいます。

トイレが近くなるのを嫌がる傾向があるようですが、こまめな水分補給はとても大切です。発熱などによって汗をたくさんかいたときは、積極的に経口補水液を摂取しましょう。

また食欲不振などによっても脱水症状を引き起こしてしまいます。食事はおかゆや茶碗蒸し、鍋料理などがいいです。水分補給と同時に栄養も摂ることができます。また普段から体を動かしたりよく食べて体力をつけておきましょう。

大人では一日に2,5Lの水分をやりくりしていると言われております。食事や飲料によっての摂取がどうしても少なくなってしまうお年寄りは、なにかと脱水症状になるリスクが高くなってしまいます。

また肝臓機能も低下していて、塩分量をうまくコントロール出来ないことも脱水症状に繋がっている一つの要因であるといえます。急激に食欲が低下しているときや、痰がよく絡むなどの症状を発している時は周囲のひとが気を使ってあげて水分を取らせるようにしましょう。

子どもの脱水症状

子どもの脱水症状は、風邪やウイルス感染による高熱や大量の下痢や嘔吐が原因のことが多いです。悪化をさせないためにもやはり経口補水液を摂取することが一番です。また、そのような症状が出る前からこまめに補給してあげることも大切です。常温か、ぬるま湯程度に温めてあげましょう。

摂取量は体から出てしまった水分量と同量くらいが目安です。出た分だけ入れる、と覚えておきましょう。赤ちゃんなどの場合はスプーン1杯ずつ時間をかけて与えてあげてください。どうしても嫌がったり、母乳やミルクを飲むようであれば、無理に経口補水液をあげる必要はありません。赤ちゃんは自分では言葉を発して喉が渇いたことを知らせることは出来ません。なので、お母さんやお父さんがしっかり赤ちゃんのサインを確認する必要があります。赤ちゃんの脱水症状のサインは泣いたときに涙が出るか、おしっこの量や色に変化はないか、唇や口の中は乾燥してないか、手足が冷たくないか、などが挙げられます。

このようなサインを見逃さないようにし、赤ちゃんの脱水症状に注意しましょう。

まとめ

脱水症状と頭痛についてのまとめです。

・脱水症状とは体の水分が失われてしまっている状態
・脱水症状の原因は発汗、下痢嘔吐、腎機能の低下、高齢など
・脱水症状には水分が多く抜けるタイプ、電解質が抜けるタイプ、両方が抜けるタイプがある
・脱水症状による頭痛は中等度まで脱水が進行しているのですぐに経口補水液を飲む
・脱水症状は高齢者と子どもに多い
・脱水症状はこまめな水分補給で予防できる

脱水症状と頭痛について少しは参考になりましたでしょうか。重症化すると症状がつらいだけでなく、病院で救急の処置が必要になることがあります。また命の危険があることも考えて対応してください。

しっかり水分補給さえできていれば怖いことはありません。しかし、その簡単なはずの水分補給が出来ていないために重大な事故になってしまったりします。毎年夏には脱水症状や熱中症でたくさんの人が救急車で運ばれています。脱水症状を甘く見ずにしっかり対処しておきましょう。

また、症状によってはただの水での水分補給は危険になります。そのことを忘れず、安全になるべく水分補給は経口補水液やスポーツドリンクなどで水分と一緒にミネラルやナトリウムも一緒に摂るように心がけましょう。

脳梗塞や心筋梗塞になってしまっては一発アウトです。しっかり水分補給を行って頭痛などの症状を回避したいですね。

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