赤ちゃんの目やにが多い原因を紹介!病気の可能性は?

赤ちゃんの目は、もともと目やにが多いものです。赤ちゃんの体は、まだ未熟な状態なので、些細なことが原因となって、症状が出ることが多くあります。

ママの毎日のケアで治る目やにと、何かしらの目の病気が原因になって出る目やにがあります。

目やにの色に注意

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白っぽい目やには、普通に起こる目の代謝によって分泌されたもので、心配はいりません。寝ている時間の長い赤ちゃんほど溜まりやすいので気になるかもしれませんが、白い目やにのときは、清潔な湿らせたガーゼやベビーコットンなどで、目やにを取り除いて様子をみましょう。

注意したいのは、目やにの色が黄色や緑色だったり、粘り気が強い場合です。目やにの原因が、何らかの細菌やウィルスに感染していたり、病気が原因となって出ている可能性があります。このようなときは、専門医の診察を受けて適切な処置をするようにしましょう。

目やにが出る原因は?

異物と判断したものが目の中に入ったことで、その異物を取り出そうとするために、涙や目やにとなって出てきます。その代謝によって起こることなので、目やにの量が急激に増えてきたときは、何かしらの原因があると考えられます。

ママの毎日のケアで目やにの原因を取り除けたり目やにを減らすことが出来る場合と、病院での治療が必要な場合があります。

花粉や、ほこりなどのハウスダスト

花粉は、春だけではなく、一年を通して何かしらの花粉が飛んでいます。ほこりも、毎日掃除をして気を付けていても、完全に取り除くことはできませんよね。小さな赤ちゃんの目線になると、影響を受けるほこりやハウスダストはたくさんあります。外に出かけなくても、花粉は干した洗濯物や窓を開ければ入ってきます。

毎日生活するなかで、完全に防ぐことは難しいでしょう。赤ちゃんの寝ている周りを細目に掃除したり、赤ちゃんの触るものを清潔にしたり、普段の生活で出来る範囲で注意してみましょう。空気清浄器を部屋に置いてみるのもおすすめです。

ウィルスや細菌

空気中の風邪などのウィルスや細菌が赤ちゃんの目に入った時は、体の機能がそのウィルスや細菌を外に出そうとして、目やにが増えてきます。目やにを細目に取り除いて、清潔を心がけましょう。

極端に目やにの量が増えたり、黄色や緑色の目やにで粘り気が強かったりするときは、専門医を受診して、目薬などの指示を受けた処置をするようにしましょう。

赤ちゃんの鼻水

赤ちゃんが風邪をひいて鼻水の量が増えると、鼻と目は管でつながっているので、鼻水が逆流して目やにの原因になることがあります。鼻水が逆流することで、目の粘膜も風邪のウィルスに感染しやすくなり、そのウィルスを外に排出しようして目やにが増えてきます。

ウィルスに感染した目やには、黄色や緑色になって粘り気が強くなるので、風邪の診察の時に、目やにも一緒に診てもらうようにしましょう。

逆さまつげ

寝ていることが多い時期の赤ちゃんは、まぶたに脂肪がつきやすく、その為まぶたにまつ毛が押されて、逆さまつ毛になりやすくなります。逆さまつ毛が目に入り、目に刺激を与えるので、涙や目やにが増えてきます。逆さまつ毛は、成長とともに自然に治ることが多いものですが、長引いて心配なときは、専門医を受診するようにしましょう。

結膜炎

ほこりや細菌が目に入って、結膜が炎症を起こす病気です。

結膜炎をおこしているときの目やには、黄色や緑色の粘り気のある目やにが出ます。結膜炎を起こしているときの赤ちゃんの目は、真っ赤になっていることが多いです。

見た目では、目が赤くないと思っても、赤ちゃんのまぶたを軽く広げて引っ張ってみると赤くなっていることもあります。結膜炎のときは、目薬などの適切な処置が必要なので、悪化させないためにも早めに専門医を受診するようにしましょう。

鼻涙管閉塞症

目と鼻をつなぐ管を鼻涙管といい、その管が詰まってしまう病気を鼻涙管閉塞症といいます。鼻涙管閉塞症になると、目を保護するための涙が鼻のほうへ流れないことで、目が涙目になったり、溜まった涙が目やにの原因になったりします。

鼻涙管閉塞症は、産まれたときから鼻涙管に異常がある先天性のものと、結膜炎や風邪の悪化が原因で鼻の病気を引き起こし、鼻涙管が詰まる後天性のものがあります。

目やにの対処方法

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赤ちゃんの目やにが出たときには、細目に取り除いて清潔を保つことが基本となります。他の感染を防ぐためにも、赤ちゃんに触れるときには、必ず手洗いをした清潔な手で触れるようにしましょう。

目やにが出たときの対処方法をまとめてみました。赤ちゃんの状態に合うものを取り入れてみてください。

目やにを細目に取り除く

目やにが固まってしまったときは、温かく濡らしたガーゼやベビーコットンなどで目やにをふやかしながら、優しく取り除くようにします。

目の皮膚は薄くて繊細なので一度に取ろうせずに、数回くりかえして優しく拭くようにしましょう。このときに、一度拭いた場所で繰り返しふくことがないように、必ず違う場所を使って拭くようにしましょう。

お風呂に入った後は、目やにも湿って取りやすい状態なので、お風呂上りのケアと一緒に目やにのケアをするのもおすすめです。

目をふく時の方向に気をつける

目やにを取り除くときに、清潔な湿らせたガーゼやベビーコットンを使って、まぶたを少し広げるようにしながら、目頭から目尻に向かって拭くようにしましょう。

逆向きに拭くと、目やにについている細菌が目に入りやすくなるので注意しましょう。数回にわけてこの方向で拭いていきますが、同じ場所で拭くことがないように、必ず一度拭いた場所と違う場所を使って拭くようにしましょう。

目薬を正しい方法でさす

せっかく処方してもらった目薬も、間違ったさし方をすると効果が半減してしまいます。目薬は、たくさん目に入れば洗浄もできて効果も上がるように思えますが、目薬が流れ出てしまうようなさし方は、効果が得られません。医師の指示どおりの適切な量を守るようにしましょう。

まぶたを軽くひっぱりながら開けて、目の中に入れるようにします。目薬をさしたら、鼻の方へ流れてしまわないように、目頭を軽く押さえておきます。2種類以上の目薬をさすときは、一度目の目薬をさしてから次の目薬をさすまで、5分位時間をあけるようにします。

すぐに次の目薬をさしてしまうと、一度目の目薬が浸透するまえに二度目の目薬で流されてしまいます。効果が得られるように、正しいさし方をするようにしましょう。

鼻涙管のマッサージをする

親指と人差し指の手の腹の部分で、優しく赤ちゃんの鼻の付け根あたり、目頭に近い部分を指で挟むようにします。挟んだ指を目の方へと押し流すようにイメージしながらマッサージをします。この作業を数回繰り返し行います。マッサージの最中に、目やにがでてきたら、清潔な湿らせたガーゼやベビーコットンで優しく取り除きながらマッサージをしましょう。

マッサージや家でのケアで治らなかったり、悪化していくようなときは、医療機関を受診するようにしましょう。鼻涙管を開通させる手術もあり、生後5か月位の赤ちゃんから手術は可能になります。目やにの出かたが極端に酷いときは、専門医に相談して適切な処置をされたほうがいいでしょう。

まとめ

at the doctor's office

赤ちゃんは、まだ体の機能が未熟なため、些細なことで病気になったり様々な症状が出て、毎日育児をしていると不安になることが沢山あると思います。目やには、大人でも良くある症状なので、病院にいくべきなのか迷うところだと思います。

しかし、赤ちゃんの場合は、それが何かの病気のサインになっていたり、悪化して病気につながることもあるので、目やにが長引いていたり、極端に量が多くなってきて不安なときは、念のためにも、専門医の診察を受けることをおすすめします。

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