トリコモナス膣炎とは?原因や症状、治療方法を紹介!

”トリコモナス膣炎”はクラミジアやカンジダなどの性感染症の1つです。感染しているにも関わらず放置をしていると、パートナーに移してしまう場合もありますし不妊症になってしまう可能性があります。

膣炎は女性特有の病気なので今回は女性の方メインに症状や原因など解説していきます。

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トリコモナス膣炎とは?

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トリコモナス膣炎とは、トリコモナス原虫という生物に感染して膣内で増殖する事によって発症する性感染症です。ゾウリムシの様な原虫で膣内に入り込むと膣粘膜上に寄生して、膣粘膜から分泌されるグリコーゲンを食べて増殖を続けます。

膣の中を健康に保っている菌の活動を制御してしまうので炎症が起きてしまいます。

トリコモナス膣炎の原因

トリコモナスに感染する原因は主に性行為です。人から人へと感染するのが基本なので、相手が感染している事に気付かずに性行為を行ってしまうと感染してしまいます。

また、トリコモナス原虫は人間の体の外に出ても水気がある場所では暫く生きている非常に強い虫なので、性行為以外でも感染する場合もあります。不特定多数が利用できる場所「温泉」「公衆トイレ」「飲食店のトイレ」などで感染するケースもまれにあります。トリコモナスに感染している人の使用した下着やタオルなどからも感染するので、家族内で感染してしまう事もあるのです。

感染性行為を行っていないのに何で・・・?と思う方はこちらが原因です。

トリコモナス膣炎の症状

女性が性感染症になった場合一番症状に現れやすいのが「オリモノ」です。普段とは違ったオリモノが出てきた場合は注意して下さい。

  • 異常にオリモノの量が増える
  • オリモノの臭いが悪臭で生臭い感じ
  • 黄緑色や黄色の泡だったオリモノ
  • 性器の痒み
  • 排尿時に痛みがある
  • 性行為の時に痛みを感じる

これらがトリコモナス膣炎の症状になります。トリコモナス感染の特徴的な症状は泡だったオリモノです。個人差はありますが健康的なオリモノは透明又は白いサラサラとした物(排卵時期などの関係で粘り気のある場合もあります)です。

トリコモナスに感染してからすぐに発症するわけではなく、5日~1ヵ月の間に発症します。潜伏期間が長いのでこの間に他の人に移してしまう場合も多いのです。そして感染しても膣炎にならず自覚症状が出ない人もいるので厄介な部分もあります。

検査や治療について

●病院で検査

膣内の内視検査を行い炎症が起きているか確認し、膣内の分泌液を採取して調べます。受診する場所は、産婦人科・小児科・泌尿器科・皮膚科などで検査可能です。検査結果はその日に分かる場合や数日後に分かる場合があるので、あらかじめ病院に確認しておくと良いでしょう。

●保健所

全国の保健所でも性病検査が行えます。匿名で行えて検査費用が無料です。ただ、HIVの検査を中心に行われているので全ての性病検査が行えるというわけでは無いので注意して下さい。

●検査キット

検査に必要な器具がセットになったものが販売されているので、自宅で行う事が出来ます。自分の血液や粘膜の一部を採取して検査機関に送ります。後日検査機関から結果が通知されるというシステムです。内容は病院で行うものと同じですし、病院に行く時間が無かったり恥ずかしくて行けないという場合はこちらを利用すると良いでしょう。


治療はメトロニダゾールという成分を使用していきます。一般的に多く使用されるのが「フラジール」という薬です。飲み薬と膣に入れるタイプの膣錠があり、膣炎の場合は直接膣に効果を効かせる膣錠が多く処方されます。この薬は市販では販売されておらず処方箋が必要になります。

処方された薬は必ず使い切りましょう。症状が無くなったからもう大丈夫かな?と思っていても、膣の中ではまだトリコモナスが潜伏している可能性があります。指定量を必ず服用するように注意です。

治療を行う際は必ずパートナーと一緒にするようにして下さい。そしてお互い完治した事を確認してから性行為を行う事に注意しましょう。でないと何度も感染を繰り返してしまうので意味が無くなります。

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トリコモナスと妊娠

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不妊症になってしまう?

トリコモナスが原因で不妊症になるかどうかは議論されており、色々な見解が混在しています。しかし、少なからず何かしらの影響があると言う説が多く、トリコモナスによる炎症が卵巣や卵管まで達してしまった場合不妊症や、流産などの原因になる可能性があるという事です。

クラミジアや淋菌などに比べるとトリコモナスは炎症が進む可能性が低いと言われているので、可能性はだいぶ低いようです。とは言え、可能性が0でないので安心する事は出来ません。自覚症状が出る場合はまだよいですが、出ない場合はいつまで経っても気付かないので注意しないといけないですね。

赤ちゃんへの感染してしまう?

トリコモナスに感染したまま出産をしてしまうと、母体から赤ちゃんに産道感染を起こしてしまう可能性があります。普通は産婦人科の医師が気付きますので非常に稀なケースになりますがこちらも0ではありません。

もし妊娠中にトリコモナス感染症になった場合、妊娠初期の段階であれば内服薬と膣錠が使用出来るので処方されます。

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トリコモナスに感染しないように

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性行為での感染は未然に防ぐ事が出来ます。

感染を防ぐ

●コンドームの使用を徹底しましょう

トリコモナスを含む性感染症はコンドームで予防する事が出来ます。コンドームと聞くと避妊道具と思われている人が多いですが、粘膜同士を直接触れさせない事によって感染を防いでくれます。確実に感染していないとわかっている場合は良いですが、怖い場合は必ず使用しましょう。

●不特定多数の関係を避ける

根本的に不特定多数の人と性行為を行えば感染するリスクが高くなります。そういう行動を避ける事も大事になります。

性行為以外でも感染する場合があるので、そこでも注意しなければいけません。

●公共の場の物は洗ってから使用する

プールや温泉などは直接陰部に触れる物が多くなり、そこに粘膜部分が触れてしまうと間接的に感染してしまいます。公共の物は洗ってから使用するようにして下さい。トイレなどは除菌シートが備え付けてあるトイレもあるので、それを活用すると良いでしょう。

清潔に保つ

デリケートゾーンは角質層がとても薄いので少しの刺激でも反応し、湿度も高く菌が繁殖しやすい部分です。常に清潔に保つように心がけましょう。

●石鹸は専用の物を使用する

普段使用しているボディソープなどはデリケートな陰部には刺激が強すぎます。洗浄力も高いので必要な善玉菌まで綺麗さっぱりなくしてしまう可能性もあります。デリケートゾーン専用のソープがあるのでそれを使用するようにしましょう。また、洗う時も擦らずにしっかり泡立ててから洗う様にしましょう。

●痒みやデキモノは薬でしっかり治す

湿度が高い部分なので雑菌やカビが繁殖して痒みやデキモノを作ってしまう時があります。性病じゃないなら・・・と軽視せずに、しっかり治療するようにしましょう。抵抗力が下がってしまい性病などに感染してしまうリスクが高くなってしまいます。

かゆみが酷い場合は抗ヒスタミン剤や副腎皮質ホルモン剤など使用すると良いです。外側だけでなく膣内を洗浄する水も市販で売っているのでたまに中も綺麗にしてあげる事も忘れないでくださいね。

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男性のトリコモナス感染

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女性がかかりやすいと言われていますが、男性はどうなのでしょう?

感染しにくい

日本では女性は5~10%の人がトリコモナスに感染していると言われていますが、それに対して男性は1~2%と非常に少ないのです。というのも、男性の場合はおしっこと一緒にトリコモナス原虫が流れていく事が多いそうなのです。

症状が出にくい

男性がトリコモナス感染症になっても症状が出る人はほとんどいません。ですので気づきにくいです。症状が出た場合は尿道炎の症状が出ます。

検査が難しい

パートナーがトリコモナスに感染した場合は、男性も一緒に検査をして治療をしなければいけないのですが、男性のトリコモナス検査の精度が低いのです。男性には症状が無く体の中で悪さをするわけではないので、正直重要視されないのです。ただ、感染させてしまうという恐れがあるので達が悪いですね。

パートナーが感染していた場合はほぼ男性も感染していると言われていますので、検査の精度が悪く陰性であっても女性と一緒に同じ期間治療する事をオススメします。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?トリコモナス膣炎はトリコモナス原虫の感染によって起きます。そのほとんどが性行為での感染になるという事を理解して頂けたでしょうか。性行為は将来子供を授かる上で大事な行為ですし、デリケートゾーンも大事な部分です。普段から感染症にならないように気を付けなければいけません。

一番の予防方法は「コンドームを使用する」という事なので、避妊方法としてだけでなく感染予防として頭に入れておきましょう。自分が感染元となって色々な人にうつしてしまうのは誰でも嫌ですよね。また、性行為以外では公共の場所でも感染する可能性もあるので普段から気を付けていきましょう。

もし性病かな?と疑わしい時がある場合は、性病の検査は「病院」「保健所」の他にも自宅で気軽に行える「検査キット」があるので、活用していって下さいね。

感染するリスクは高いので他人事だと思わず、原因から予防までしっかり頭に入れておく事が今後役に立ちますよ。

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