妊娠による胸の張りはいつから?原因や対処法を紹介!

妊娠初期に胸が張るような感じを受ける女性が多く、これは妊娠初期だけの特有の症状というわけではありません。人間の身体には様々な分泌物が体内を循環しており、この内分泌系から分泌されている代表格が「ホルモン」と呼ばれる分泌物になります。

このホルモンは様々な種類がありますが、そのほとんどが一生をかけてほんの少しの量しか分泌されていないにも関わらず、身体には非常に大きな影響力を持っているものばかりです。

身体の細胞を活性化させる作用を持っている「甲状腺ホルモン」、人体をウィルスや細菌感染症他の様々な病気などから守ってくれている「副腎皮質ホルモン(ステロイド作用)」、男性をより男性らしい体つきと機能へ導いてくれる「男性ホルモン」などがあります。

妊娠や女性に最も強い関連性を持っているものが「女生ホルモン」と呼ばれるものです。ではこの女生ホルモンが妊娠とどのように関わっているのかを考えて行きましょう。

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胸の変化はホルモンバランスによる現象

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女性の胸が張ったり、人によってはかゆみや痛みとして感じる方もおられるようでしたが、主にどのような場合に多く見られるのかを考えてみると、ひとつの説明が成り立ちます。

例えば妊娠初期、中期、出産後、生理前、生理後など、すべてが女性ホルモンのバランスに関係しており、先に挙げた胸の張りや痛みを感じる主な状況の全てがホルモンバランスが大きく変化する際に起こっています。

ではこのホルモンバランスが状況によってどのように変化してゆく為に起こっているのか、また、その対処方法などはあるのかどうかを一緒に考えてみましょう。

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基本的には異常などではなく自然現象

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一般的に女性ホルモンと呼んでいますが、実際には大きくわけて2つのホルモンの総称となります。そのホルモンにはそれぞれ異なった作用があり、その作用によって胸の張りや痛みが必ず出るというニュアンスではなく、より出やすい体内状況となるといった方が良いと思います。

この女生ホルモンは卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)とに分類され、それぞれの働きを簡単に説明すると、卵胞ホルモンは女性らしい身体を作り、自律神経を安定させることで妊娠の準備段階をサポートしてくれます。

また、黄体ホルモンは妊娠の継続をサポートしてお腹の赤ちゃんの成長の手助けをしてくれます。この黄体ホルモンの作用によって胸に張りや痛みが出やすくなります。

  • 「黄体ホルモン(プロゲステロン)は乳腺を発達させる」
  • 「黄体ホルモンの作用によって月経前症候群が現れる場合もある」
  • 「黄体ホルモンが多すぎると逆に体調不良や情緒不安定な状況になりやすい」
  • 「黄体ホルモンの分泌量によっては肌荒れや腸内の不調などが起こりやすくなってしまう」
  • 「妊娠中は黄体ホルモンの影響で骨の形成が通常時よりも抑制される」

卵胞ホルモン(エストロゲン)は、女性らしい身体を作ってくれるとともに、骨形成を促してくれたり血管の収縮を防いでくれる働きがあります。

これが妊娠中に黄体ホルモン(プロゲステロン)とのバランスによって、普段より骨形成が行われにくく(形成速度が緩やかになる)なり、若干ではありますが骨折や骨の不具合の可能性が上がります。

卵胞ホルモンと黄体ホルモンの切り替わりが重要

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受精、妊娠をする為には基礎体温表を作ることが大切だとお話しさせて頂きましたが、これは低温層と高温層との境界線を見極める為であり、低温層から高温層に切り替わる数日間が妊娠しやすい時期(卵胞期)だと言えます。

この妊娠しやすい時期のさらに排卵が行われる時期(排卵期)にきちんと受精できれば初めて妊娠となります。この卵胞期は低温層にあり、その後の排卵期後期は高温層となります。つまりこの卵胞期から排卵期までのおおよそ1週間前後、ここが低温層と高温層の切り替わるタイミングだと言えます。

  • 「低温期から高温期に切り替わるタイミングは卵胞ホルモンの分泌が行われる」
  • 「卵胞期から排卵期に切り替わり、排卵期後半から高温期となる」
  • 「排卵期の期間中に排卵が行われ妊娠しやすい状態に」
  • 「妊娠後は黄体ホルモンの分泌が行われ高温期を持続して黄体期となる」

このように、通常状態(低温期)から受精、妊娠を経て高温期に切り替わり、先にも話した通り、高温期は黄体ホルモンの分泌が促進されることで赤ちゃんの成長を促し、出産までのサポートをする為の身体の状態へと変化して行きます。

この時に胸の張りや痛み、かゆいような感覚などが出てきやすい状態となります。

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その他に考えられる胸の違和感として

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女性の女性らしい象徴として「乳房」と答えられる女性がとても多く、残念ながら乳がんなどで乳房を切除してしまった女性は「女ではなくなった気がする」と答えられたりする程大切だという認識があるようです。

この乳房の違和感や不調は、女性であれば特に気になってしまうものだと思いますが、その中には卵胞ホルモン分泌の低下や病気によるものもあります。これまで挙げてきたものの他に、胸に現れてしまう違和感や症状にはどのようなものがあるのかを考えて行きましょう。

  • 「エストロゲンの作用による乳房の萎縮」
  • 「胸にしこりがある、乳頭から分泌物があるなど(乳腺症)」
  • 「乳管閉塞、乳房のしこり、乳房の発疹や赤み(乳腺炎)」
  • 「乳がん」
  • 「乳腺繊維腺腫(良性のしこり)」
  • 「月経前症候群(PMS)」

このように、病気にまつわる場合とそうでない場合とがありますが、現在では各自治体や都道府県、市町村単位でも定期的な乳がん検診を行っておりますので、あまりにも気になるような場合はそのような検診を受けられることと、医師へのご相談をおすすめ致します。

場合によっては命に関わるような症状が隠れている場合もあり、どの時代においても日本人女性の死亡原因の常にトップに位置する症状が乳がんであるということを忘れずに、くれぐれも自分自身での判断はせずに専門家の意見を仰ぎましょう。

胸の張りや痛みで多く見られる状況

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「胸が張る」「痛む」「かゆいような感じ」など、その状況は人によって様々な感じ方のようですが、では実際にどのように感じることが多いのかまとめてみましょう。

ただし、これはあくまでも個人の意見として捉えて頂くとともに、同じような感じだから病気ではないだろうという受け止め方はしないように注意して下さい。

  • 「胸全体が張っているような感じ」
  • 「乳頭周囲に違和感がある」
  • 「胸の張りとともにかゆみもある」
  • 「胸が張って痛みがある」
  • 「衣服に触れただけで痛いように感じる」
  • 「ブラジャーの締め付けが痛い」
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まとめ

女性にとって妊娠は、身体に様々な変化をもたらします。これは多くの場合は異常というわけではなく、女性ホルモンの摂取量のバランスとその働きによって起こっているもので、言わば妊娠の準備段階と、その後の維持を行おうとしている身体の機能であると言えます。

女性ホルモンは、一生をかけてティースプーン約1杯分を少しずつ分泌すると言われており、ほんの少しの量の分泌ではありますが、それでも大きな影響力を持っているホルモンです。この女性ホルモンのバランスが変化することで起こる症状はたくさんありますが、その症状のひとつが胸の張りや違和感でもあるということです。

あまりにもひどい痛みや強いしこりがあるような場合や、腕を動かした時にひどく痛む場合などはぜひ専門家にご相談下さい。

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