束縛彼女という言葉を聞いたことがある方は、少なくないと思います。文字通り、お付き合いをしている彼氏の行動を束縛してしまう女性が、束縛彼女と呼ばれています。
単に束縛彼女という字面から想像すると、彼氏の浮気を懸念する女性だと簡単に捉えがちです。しかしながら、束縛彼女にも様々な特徴があり、束縛という行動に至る心理状態も多様なため、決して単純な話ではないのです。
そこで今回は、束縛彼女の特徴や束縛という行動の背景にある徳獏彼女たちの心理などについて、まとめてみましたので参考にしていただければ幸いです。
束縛彼女とは?
そもそも束縛彼女とは、どのような女性のことを言うのでしょうか?
まずは、束縛彼女の一般的な定義を確認しておきましょう。
束縛彼女の定義
束縛彼女とは、様々な理由や原因によって、お付き合いをしている彼氏の行動の自由を奪ったり、制限したりするする女性のことを言います。
ただし、行動の自由を奪われたり、制限される男性側の感じ方や受け取り方によって、女性の同じ行動でも束縛になったり、束縛にならなかったりします。ですから、どのような行動をすれば束縛になるのかという境界線は曖昧で、明確にはなりません。
ちなみに、束縛彼女は男性側から見たものですが、逆に女性側から見ると束縛彼氏や束縛系男子という言葉が生まれていますから、お互い様ですね。
束縛彼女の特徴
束縛される男性の受け取り方によって、女性の同じ行動でも束縛になったり、束縛にならなかったりします。このように束縛の境界線は曖昧ですから、一般的にどのような女性の行動が束縛にあたるのか、束縛彼女の特徴を具体例を挙げながら、ご紹介したいと思います。
常に連絡を取りたがる
束縛彼女の最大の特徴は、彼氏と常に連絡を取りたがる傾向があることです。
現代は、テクノロジーの進歩によって、携帯電話やスマホといった情報通信機器が発達し、気軽に簡単に特定の相手と連絡をとることが可能になりました。
束縛彼女は、彼氏の仕事中であっても、授業中であってもメールやLINEなどで連絡を取りたがるのです。そして、返信が戻ってこないと、電話をかけてでも連絡を取ろうとします。
男性が少しでも油断すると、未読メールや不在着信が山のようになってしまいます。
常に彼氏の行動を把握したがる
束縛彼女は、常に連絡を取りたがるのと同様に、彼氏の行動やスケジュールを常に把握したがる傾向にあります。
束縛彼女は、お互いの休日にデートをしないことがあれば、「今、何してる?」とメールやLINEで探りを入れてきたり、平日の夜に彼氏の1日の行動を報告させたりします。
また、彼氏の休日スケジュールなどは常に把握して、自身の休日を合わせることで常に一緒に過ごそうとします。もちろん、一緒に過ごすために予定を合わせてくれると男性も嬉しく思いますが、限度を超えると男性もウンザリするでしょう。
嫉妬心が強い
彼女が、彼氏と他の女性が話をしているところを目撃して軽く拗ねたり、ヤキモチを焼いたりすると、男性は彼女のことを可愛い奴だと思いますよね。
しかしながら、束縛彼女は嫉妬心が強い傾向があり、本気で拗ねたり、強烈に怒ったりという反応をしがちです。また、束縛彼女は、彼氏との会話の中に、彼氏の会社の同僚女性や同級生の女の子の話題が出るだけで、嫉妬の気持ちが現れてきます。
このような束縛彼女の反応に対して、男性は弁解をせざるを得なくなります。そして、同じようなことが何度も繰り返されると、男性はウンザリしたりストレスを感じるようになります。
女性との会話や接触を制限したがる
束縛彼女は、嫉妬心が振り切れると、彼氏に対して他の女性との会話や接触を禁止したり、制限したがる傾向があります。
例えば、彼氏に会社の同僚女性との会話を禁止してみたり、仕事関係の食事会や飲み会に参加してはいけないといった具合です。また、なんとか食事会や飲み会への参加を認めてくれたとしても、束縛彼女は飲み会の参加メンバーをチェックしようと証拠画像の提出を要求したりします。さらには、携帯電話やスマホの連絡先リストから、女性の連絡先を全て削除する要求をされる場合もあるようです。
世の中に存在する人の数は男と女で半々ですから、これらの要求は現実的ではありませんよね。我慢強い男性でも、さすがに束縛彼女との恋愛関係に疑問を抱くのではないでしょうか。
被害妄想が激しい
束縛彼女は、前述のように常に彼氏との連絡を取りたがり、常に彼氏の行動を把握したがります。しかしながら、彼氏も仕事や学校のスケジュールによっては、すぐに連絡を返すことができない場合もありますし、しばらくデートのできない期間が生じます。
そうなると束縛彼女は、自分の脳内で被害妄想を展開してしまう傾向にあります。つまり、連絡が無かったり、会えない理由は、他の女性と会っているから、あるいは浮気しているからと自分が被害者であるかのように考えてしまい、最終的に彼氏を疑ってしまうのです。
疑われた彼氏としては、ただ単に忙しいだけなのですが、束縛彼女の疑いを晴らすのは容易ではなく、その都度誤解を解くために不要なエネルギーを消費することになります。
頻繁な愛情確認の要求
恋人関係にあるカップルの定番とも言える会話は、「私のこと、好き?」というような愛情を確認しようとする彼女の質問と、それに対する彼氏の受け答えでしょう。
実に微笑ましい光景ですが、束縛彼女の場合は、このような質問を頻繁に行う傾向にあります。質問の度に、愛情表現を求められる彼氏は、意外と苦労させられているのです。というのも、最初は「好きだよ」という言葉で安心していた束縛彼女も、その表現に慣れてくると満足しなくなり、さらなる愛情表現を要求するようになるからです。彼氏は、違う言葉をチョイスしたり、別のセリフを考えたりと徐々に消耗させられるのです。
彼氏の携帯チェックをする
恋人関係にあるカップルの恋愛心理で最大の問題となるのは、携帯電話チェックではないでしょうか?
携帯チェックを断れば、何かやましいことがあるのではないかと疑念がわきます。携帯チェックをしたらしたで、怪しいメール履歴などが見つかると修羅場に突入します。一方で、怪しいデータが無くとも、携帯チェックをすること自体が相手を信用していないことに他なりませんから、双方に不信感が生じる可能性があります。ちょっと冷静に考えれば、携帯チェックにはデメリットしか無いのですね。
にもかかわらず、束縛彼女は彼氏の携帯チェックを実施する傾向にあるのです。中には、勝手に携帯チェックを二人の間のルールと定めたり、彼氏に内緒でチェックしたりする束縛彼女もいるようです。
感情の起伏が激しい
ここまで束縛彼女の特徴を見てきて分かるように、束縛彼女は不安になって気分が落ち込んだり、嫉妬心から怒ったりします。その都度、彼氏の弁解や説明によって気持ちも落ち着き、愛情表現を受ければ喜びます。しかしながら、束縛彼女はすぐに不安や嫉妬に駆られるわけです。
このように束縛彼女は、感情の起伏が激しい傾向にあるのです。あまりにも、感情が不安定な場合は、いわゆるメンヘラ女子の疑いもありますので要注意です。
同性の友達が少ない
束縛彼女は、同性の心を許せる親友や友達が少ないという傾向があります。
同性の友達が少ないから、男性に依存したがる依存系彼女が発生して彼氏を束縛するのかもしれません。また、彼氏に対して一途であるが故に、同性の友達との交友が減ってしまったのかもしれません。
いずれにしても、束縛彼女が彼氏を束縛してベッタリしたがる背景には、同性の友達が少ないという事実が存在するのです。友達が少ないことで、束縛彼女の意識が彼氏に向かわざるを得ないとも言えるでしょう。
また、同じように束縛彼女には、これといった趣味が無いという事実もあり、束縛彼女の意識は自然と彼氏に向かってしまいます。
束縛彼女になってしまう原因
このような特徴を持つ束縛彼女ですが、どのような原因で束縛彼女になってしまうのでしょうか?いろんな性格の人間がいるように、束縛彼女になってしまう原因も一つではありません。
そこで、彼氏を束縛するという行為に隠れている束縛彼女の心理を、いくつかご紹介したいと思います。
自分に自信がなく、いつも不安
束縛彼女が彼氏を束縛する行為に走る最大の原因は、束縛彼女の自分自身に対する自信の欠如でしょう。自信がないことによって、彼氏から別れを切り出される不安を、意識的あるいは無意識的に感じている心理状態なのです。
そのため、彼氏が他の女性に目移りしないように女性との接触を制限したり、女性と話している彼氏を見て嫉妬してしまうわけです。
また、自分に自信がないために、彼氏からの愛情表現を素直に受け取れず、さらなる愛情表現を要求してしまうということも考えられます。
自分が傷つきたくない
自分に自信が無く不安に感じることとも関連しますが、彼氏から別れを切り出されて自分の心が傷つくことを恐れている心理があることも否定できないでしょう。
また、日本人は失敗を恐れる傾向がありますので、恋愛で相手を失うことを「失敗」と無意識的に捉えてしまっているのかもしれません。
自分が傷つきたくない、失敗をしたくないと考えるために、彼氏との連絡が途絶えるのを警戒して、常に連絡を取りたがったり、常に行動を把握したがるのです。
彼氏を信用していない
何らかの要因によって、彼氏を信用できない心理状態が生じることで、束縛彼女になってしまうことも考えられます。
例えば、過去にお付き合いした男性に裏切られた経験があり、それがトラウマとなって束縛彼女になってしまうこともあるでしょう。
また、彼氏に女性の友人が多くいたり、彼氏が恋愛経験が豊富だったり、彼氏が元恋人と連絡を取っていたりすることで、束縛彼女になってしまうこともあるでしょう。
さらに、最も考えられる要因は、束縛彼女と彼氏のお付き合いの中で、彼氏に浮気の前科があることです。
実は自分に潜在的な浮気願望がある
「投影」という言葉が心理学にあります。投影とは、本来自分が持っている自分自身の負の側面を自分で認めたくないときに、無意識的に他人にその負の側面を見出すことで、嫌な感情や不安から心を守る働きのことを言います。
つまり、自分にはもっと良い彼氏ができてもいいのではと潜在的に思うような一種の浮気願望がある場合、浮気は一般的に悪いことですから、そのようなことを自分では認めたくないわけです。そのため、彼氏にも同じように浮気願望があるのではないかと、無意識的に考えることで、束縛彼女は自分の心を守っているわけですね。
そして、束縛彼女の脳内では、自分のことはさておき、彼氏に浮気願望があるのではないかという疑念だけが残りますから、被害妄想が激しくなったり、彼氏の携帯チェックといった行動に繋がっていきます。
彼氏を独占したい
人は誰しも多かれ少なかれ独占欲というものを持っています。そして、独占欲が強く現れる女性には、彼氏に必要とされたいという心理状態が生じています。これは、何らかの要因によって、女性に自己肯定感が乏しいことが原因と考えられます。
つまり、彼氏に必要とされる自分であるために、自分を必要とする彼氏を作り上げようとして、彼氏の行動を束縛したり、コントロールしようとするのです。
ちなみに、自己肯定感が乏しくなる要因は、束縛彼女の性格・価値観・育った家の環境など、様々な要素が複合的に影響しているものと考えられます。
彼氏依存症
女性が自己肯定感に乏しい場合、男性依存になることがあります。自己肯定感を得るため、誰かに必要とされる承認欲求を満たすために、手っ取り早いのが男性とのお付き合いであって端的に言えば男性とのセックスです。
このタイプの女性に多いのが、いわゆる清楚系ビッチや隠れビッチと呼ばれる女性です。一見すると男受けする清楚で可愛らしい外見なのに、実は夜になると豹変する女性のことを言います。
そして特定の男性に依存するようになるのが、いわゆる彼氏依存症です。彼氏依存症の女性には、彼氏を独占したいという心理も同時に現れるので、必然的に束縛へとつながっていきます。
実は彼氏に思いっきり甘えたい願望がある
人間には、様々な性格の人が存在します。そして、その中には自分の欲求を上手く表現できない性格の人もいます。このような性格の人は、自分のして欲しいことを素直に相手へ伝えられないのですね。
そのため、世の中の一般的な恋人同士がするように、自分も彼氏に甘えてみたいと思っていても、彼氏に上手く伝わらず、思い通りにいかないことで感情の起伏が生じます。そして、なんとか思い通りにしようとするものの、性格が不器用なために束縛のような行動につながってしまうのです。
束縛彼女への対処方法
このように様々な原因によって、様々な特徴を見せる束縛彼女ですが、どのように対応していけば良いのでしょうか?
束縛彼女とお付き合いして、悩んでいる方もいるかもしれませんね。そこで、束縛彼女への対処法を、いくつかご紹介したいと思います。
まめに連絡して潔白をアピール
まず最初は、束縛彼女とお付き合いをする男性の誰もが行う対処法です。常に連絡を取りたがり、常に行動を把握したがる束縛彼女に対して、その要求に真正面から向き合う方法です。
とても面倒ではありますが、根気強く継続することで、束縛彼女との間に信頼感が醸成されて束縛が徐々に緩和される可能性があります。また、折に触れて、浮気をできる性格じゃないことをアピールして潔白性を主張しておくことも重要です。
褒めて彼女に自信を持たせる
人は誰でも、褒められれば嬉しいものです。そこで、自分に自信が無く不安なために、嫉妬や他の女性との接触を制限してくる束縛女性に対しては、上手に褒めることで自信を持たせましょう。
褒める際は、束縛彼女の頑張りを具体的に認めて褒めたり、外見だけでなく彼女の内面的な部分も褒めることがポイントです。
未来に目を向ける
もし、束縛以外については非の打ち所がなく、将来を考えても良いと思っているならば、束縛彼女の視線を未来に向ける方法も選択肢の一つになるでしょう。
いきなり結婚や婚約だとリスクが大きいですから、「仲良くいたい」・「一緒にいたい」というような希望や願望の表現を用いて未来指向の話をしましょう。大切に思っていることを伝えることで、束縛彼女の漠然とした不安を払拭することが、束縛の緩和につながるでしょう。
最終手段は別れる
あまりにも束縛彼女の束縛が酷くて耐えられないのならば、最終手段として別れることを検討すべきでしょう。
しかしながら、相手は束縛彼女ですから、その別れ方には慎重を期す必要があります。まずは、円満な話し合いによる別れ方が考えられますが、高い確率で束縛彼女は感情的になるでしょう。それでも、男性側は感情的に対応せず、淡々と冷静に対応することを心がけましょう。
また、連絡のタイミングや間隔を徐々に広げていくことで、自然消滅を狙うやり方も考えられます。しかし、相手は束縛彼女ですから、その間の束縛行動は激しさを増すかもしれません。いずれ話し合いを持たざるを得ないでしょう。
さらには、男性がメンヘラ男を装ったりして、束縛彼女に嫌われるように仕向ける別れ方も考えられます。注意すべきは、嫌われる過程で他の女性の協力を仰いではダメだということです。束縛彼女の嫉妬心から、傷害事件などに発展する可能性があるからです。あくまでも、嫌われる理由は男性自身に起因するものでなければなりません。
それでも、別れることが難しそうならば、いわゆる別れさせ屋に工作を依頼することも考えられます。ただし、工作員が違法行為に及ぶような悪徳の別れさせ屋が存在することも事実ですから、探偵業の届け出をしていて違法行為をしないと宣言している別れさせ屋を見極める必要があります。別れさせ屋が違法なのではなく、違法行為をする別れさせ屋がいるということに注意しなければなりません。
まとめ
いかがでしたか?束縛彼女の特徴や束縛に至る心理状態について、ご理解いただけたでしょうか?
たしかに、束縛彼女の特徴からすれば、勘違い女やダメ女に見えるかもしれません。しかしながら、束縛に至る背景には様々な心理状態が存在し、男性にも理解できる心理もあるのではないでしょうか。また、実際にお付き合いをしようと思ったわけですから、束縛彼女にも何らかの魅力があったはずです。
ですから、単に束縛彼女の否定的な側面だけを見るのではなく、お付き合いを始めた際の肯定的な側面も考慮して、今後のことを考える必要があるのです。本記事が、束縛彼女との関係を考えるきっかけになれば幸いです。
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