肝臓の痛みの症状とは?原因や対策方法を紹介!

肝臓が病気になると痛みが現れずに進行してしまい、痛みが現れたと思ったら手の着けようがない状態になっている事がほとんどです。

そしてその現れた痛みは、実は肝臓が痛みを発しているわけでは無いという事を知っていましたか?肝臓の事について詳しく見ていきましょう。

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肝臓とは?

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腹部の右上に位置している臓器で、人の内臓の中で一番大きい臓器になります。体を守るための機能が多く体の内部環境を維持するのに欠かせない臓器です。

肝臓の働き

肝臓の働きは判明しているだけでも500種類以上あると言われており、肝臓の機能を人工的に補うという事は難しいとされています。肝臓の主な働きは4つに分けられます。

●代謝機能

物質が化学的に変化して入れ替わる事を代謝と言います。人の体は食事で摂取した栄養分はそのままの形では体内では使えないので、胃・腸で消化された後に肝臓に送られてきます。

肝臓で行われる代謝は消化器官から入ってきたタンパク質や脂質といった栄養を、体内で使えるエネルギーに作り替える働きをしています。

●解毒機能

肝臓は体に悪影響を与える有害な物質を分解して無毒化する働きがあります。アルコール、薬、老廃物など栄養素を代謝する時や運動する時に発生するアンモニアなどは体には有害物質なのでそれらを無毒化します。

●胆汁の生成と分泌機能

肝臓でコレステロールと胆汁酸から胆汁を生成し、分泌する働きがあります。胆汁には肝臓で作られた老廃物や古くなった赤血球などを流す機能や、脂質の消化・吸収を助ける機能があります。

●エネルギーの貯蔵機能

体に必要なエネルギー源のブドウ糖を供給しているのが肝臓です。このブドウ糖は脳を働かせる為に欠かせない栄養で、起きている時も睡眠中も消費しているので、肝臓は24時間欠かさずいつでも補給が出来るようにしています。

沈黙の臓器

肝臓は病気になっても何も症状を見せないので「沈黙の臓器」と呼ばれていますが、なぜ症状が出ないのかご存じですか?肝臓が何かしらの原因で障害が起こると、肝臓の代謝機能に障害が出ます。しかし、肝臓はある程度障害を受けても他の元気な肝細胞が働き続け、代償作用が働き元に戻る事が出来るのです。しかし、肝臓全体の一定の限度を超えて障害が起きている場合は回復しなくなってしまいます。

肝臓はとても強い臓器で、肝臓の一部に障害が起きても他の肝細胞がカバーして働いてしまうので、痛みなどの症状が出ず沈黙の臓器と呼ばれています。症状が出ないとはいえ、肝臓の障害は少しずつ進行していき、末期になったあたりに初めて症状が出てくるという人がほとんどです。

肝臓の予備機能の1つに再生能があります。肝臓の1/3を切除すると、残っている幹細胞が増殖して2か月後には元の大きさに戻ると言われています。この機能があるので生体肝移植が可能になり、ドナーの肝臓の1/3を切除して患者に移植するとその切除した小さな肝臓も、元の大きさまで増殖するのです。

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肝臓の痛み

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沈黙の臓器と言われており、痛みが感じられない人がほとんどですが、それでも痛みを感じるという事はどんなサインなのでしょうか。

肝臓には痛みを感じる神経が無い

肝臓には痛みを感じとる神経が無いので、障害を受けたとしても肝臓そのものは何も症状を感じ取る事が出来ないのです。何かしらの症状が体に現れた時には、病気がかなり進行している状態です。

もしも何かしら痛みを感じる事があるとしたら、それは肝臓自体が痛みを発しているわけでなく、肝臓に隣接している臓器や神経などが影響を受けて痛みを発しているという事になります。

体の右側が痛い

肝臓は腹部右側上の部分に位置していて腹膜の中に納まっています。ですので肝臓に異常があると腹膜の神経や臓器などの組織に影響があり痛みを発します。肝臓の位置を把握しておく事が大事になります。

左手を背中に回しその左手を広げて右の肩甲骨下辺りに、肝臓の裏側があります。その部分に痛みが現れたりしこりや腫れを感じている場合は肝臓が弱っている可能性があります。

胃痛と勘違いしやすい

肝臓は胃の隣に位置しているので、肝臓に異常があってその近辺が痛むと、胃痛と勘違いしてしまう人が多いようです。肝臓の異常が悪化すると胃炎や十二指腸潰瘍の症状が出やすくなる場合もあります。これは肝臓の機能が低下する事によって本来行われている肝臓での作用が聞かなくなるので、直接関係してくる臓器にも影響がいってしまうのです。

特に胃痛が長期間に渡って長引いている場合は気を付けて下さい。肝臓の機能が低下して腫れている場合、みぞおちの右辺りに鈍い痛みを感じます。この部分が長期間に渡って痛みが続いているようでしたら、痛みの他に便秘などを起こしていないか確認してみて下さい。

腰痛と勘違いしやすい

腹痛と同じく肝臓に異常が出ていて発生する痛みを腰痛と勘違いしてしまい、手遅れになってしまった人もいるそうです。特に日頃から腰痛を感じる人からしたら、激しい痛みでもいつもの腰痛だと思ってしまうそうです。

肝臓が疲れて腫れるとその周りの神経や筋肉は凝るので腰痛を起こしてしまいます。普段の腰痛と見極めるには、場所の確認です。体の右側肩甲骨下あたりが痛む場合は、腰痛の他にも倦怠感や腫れやコリといった症状が無いか確認しましょう。

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肝臓の痛みを感じる場合の特徴的な症状

肝臓付近の痛みではありませんが、肝臓が悪い人が引き起こしやすい特徴的な症状を紹介します。

常に疲れを感じる

健康な人でも日々の働きで疲れる事はありますが、夜寝る事によってすっきりするはずなのですが、肝臓が悪い人は疲れがまったく取れず寝て起きても体に倦怠感を感じます。睡眠も浅くなる場合が多いようです。

強い眠気

肝臓が悪くなると眠りが淡くなり、健康体の時よりも眠気が酷くなるのですが、特に食後に強烈な眠気を感じる事が多くなります。

腹部右側が張っている

飲み過ぎや食べ過ぎの時によく起こる症状で、肝臓の処理が追い付かずに腫れてしまった時に腹部の張りを感じます。

顔が淡黄色になる

顔の皮膚が黄色みがかった色になり、黄色の色が濃くなるほど重症になります。

手のひらや足の裏が黄色になる

手のひらや足の裏をつねった時の溝が、黄色くなっていると肝機能障害が疑われます。

右肩や首筋が凝る

肝機能が低下すると筋肉や腱の収縮力も低下するので硬直が起きてしまい、首筋や肩が凝ります。それも肝臓がある右側に症状が現れるのが特徴的です。

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肝臓が悪くなる原因は?

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では肝臓が悪くなってしまう原因は何なのでしょう。

アルコール性肝障害

お酒の飲み過ぎによって起こる肝障害です。これは急に起こるわけでなく、日頃のアルコールが肝臓に影響を与えてそのダメージが蓄積されていくのです。アルコールは体にとって毒素でしかないので、その毒素を分解する為唯一働いている臓器が肝臓になります。

しかし元々肝臓は24時間体の為に働き続けている臓器なので、そこにいらないアルコールを大量摂取してしまうと無駄な働きが増えて、肝臓は疲れてしまいます。そうすると勿論肝機能が低下してしまいます。

アルコール性肝障害の段階としては「アルコール性脂肪肝」「アルコール性肝炎」「アルコール性肝硬変」という形になっています。初期段階のアルコール性脂肪肝の場合であれば、日常生活の見直しとアルコール摂取を控える事でまだ回復する見込みがあります。

脂肪肝

脂肪肝の原因は飲酒だけでは無く、普段の食事の量や脂肪分の多さによってもなります。アルコール性脂肪肝とは別に「非アルコール性脂肪肝炎」と呼ばれており、肝硬変に進行したり肝臓がんを発症する場合があります。

食べ過ぎや肥満の他に、糖尿病や高血圧になっている人が発症する可能性が高くなります。

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肝臓の痛みの対策など

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肝臓は他の臓器では補えない働きをしているので、少しでも強くしたいですし大事にしたいですよね。

危険因子は生活習慣で改善

肝臓の危険因子はほとんど生活習慣から来ています。ウイルス性肝炎などでも肝臓が悪くなる場合がありますが、今回は私生活で気を付ける事を紹介します。

●休肝日を作ってアルコールの過剰摂取は禁止

どうしてもお酒を飲みたいという人は1日の量を守り、飲み過ぎてしまった際はしばらく肝臓を休める休肝日を作るようにして下さい。日本酒の場合1合・ビールの場合中ビン1本が適量です。

●毎日適度な運動を心がけましょう

本格的なジムでの運動というのは毎日行う事は難しいので、普段歩く距離を増やして見たり、軽いジョギングを行うなど少しずつ体を動かす事をしていきましょう。

●食事では野菜を中心に

資質の摂り過ぎは肝臓にとても良くないです。今までお肉が中心だったという人は、野菜や果物を中心とした食事に切り替え、お肉を食べる時は脂肪の少ない物を食べるようにしましょう。また、食べ過ぎも良くないので1日の摂取量を守るようにして下さい。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?肝臓が沈黙の臓器という事は知っていたと思いますが、痛みを感じる神経が無いという事は知らなかった人が多いのではないでしょうか。肝臓自体は痛みが無く、その周辺が痛むという事で判断が付きにくい場合があるかもしれませんが、肝臓が悪くなっている時のサインは必ずあるので、そこを見逃さないようにしないといけないですね。

肝臓を守る為の対策としては日常生活の改善という事がわかって頂けたでしょうか。自分の好きな物だけ摂取して運動もせず怠けていると、肝臓の機能が低下してしまい後戻りが出来なくなってしまうかもしれません。特にお酒好きの人は最低1週間に2日は休肝日を作り、肝臓を休ませてあげて下さい。

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