悪心(おしん)とは?症状や原因、対処方法を知ろう!引き起こされる病気はなに?

皆さん悪心(おしん)と悪心(あくしん)の違いをご存知でしょうか?悪心と書いてどちらを想像しますか?またどちらの読み方が頭に浮かびますか?

これは医療の現場でも悪心(おしん)と呼ばずに悪心(あくしん)と呼ばれる先生がおられるそうです。私も悪心(おしん)の意味も、読み方もここで知った様なものです。悪心(おしん)と悪心(あくしん)は同じ漢字を書いても、読み方によってその中身の意味は全く違ってきます。

ここでは悪心(おしん)について説明したいと思います。知ってられる方も、念のため一緒に見てみませんか?

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悪心(あくしん)とは

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まず悪心(おしん)に行く前に悪心(あくしん)の意味を見てみたいと思います。

悪心(あくしん)とは呼んで字のごとく、悪い心を持った人という意味です。他人に危害を加えようと、悪いことを企てようとする心の事を指します。

私は今まで悪心(あくしん)という言葉は知っていましたが、悪心(おしん)という言葉は、あまり頭に浮かんできませんでした。それでは悪心(おしん)について見ていきましょう。これからは悪心(おしん)に関してのみなので、平仮名は省きます。

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悪心(おしん)とは

気持ち悪い

悪心とは一体どのような事なのでしょうか?意味の中身を見てみましょう!

悪心を簡単に言ってしまうと、吐き気の事です。吐き気には嘔気という言葉もありますが、同じものです。悪心は嘔吐しそうな、胃から胸にかけて込み上げてくる内容物を、吐き出しそうな感じの事を言います。

悪心や嘔吐には吐きそうになる気持ちだけでなく、脱力感や疲労感やめまい、顔色が悪くなったり唾液が沢山出る、冷や汗なども症状として伴います。またその他の症状には、頻脈や低血圧も伴うことがあります。

この悪心に伴う嘔吐神経を刺激する病気には、色々な種類のものがありますが、大きく分けると3種類に分けられます。それは中枢性嘔吐と、反射性嘔吐、化学受容器引き金帯の3種類に分けることが出来ます。

中枢性嘔吐による悪心

中枢性嘔吐には脳の色々な病気と、心因性にかかわるものと2種類のものがあります。脳の色々な病気には、脳腫瘍や脳卒中などの病気のほかに、脳の内圧が高くなる場合や、脳にむくみや血液が止まった時などに、中枢性嘔吐の症状がでてきます。

また病気でもない心因性による精神的なものでも、中枢性嘔吐の症状が出ます。

反射性嘔吐による悪心

反射性嘔吐とは、身体に異物が入り込んで来て、身体に合わないものを反射的に、身体の外に出そうと嘔吐するものが、反射性おう吐です。

この病気には内臓の病気と、内臓以外での病気があります。内臓の病気では腸閉塞や、胆石幽門狭窄等のような病気の胃、すい臓、胆のう、腸、肝臓の病気などが、反射性嘔吐を引き起こします。また内臓以外でも、子宮外妊娠や尿管結石、心筋梗塞等の激しい痛みが伴うこともあります。

化学受容器引き金帯を経由するおう吐

化学受容器引き金帯というのは、脳幹の領域に存在する受容器で、薬物や毒物が身体の血液の中に入り込んでくると、反応して嘔吐中枢に刺激を送り、嘔吐を誘発します。これは身体がもつ防衛反応です。

この中の病気として、血液の中に有害物が増えた時や、尿毒素や糖尿病昏睡の前触れなど反応します。またつわりに対しても、嘔吐を誘発します。まためまいや船酔いなど、感覚器官が異常を感じた場合に、嘔吐中枢に刺激を送ります。また薬や治療用の放射線照射、アルコールなども嘔吐を誘発します。

この様に見てきますと悪心は生体反応で、人間に備わった生まれながらに持っている、自分の身体を守るための、自己防衛本能と言っても過言ではありません。

自分の身体に合わないものが侵入してくると、第一関所として阻止するのが舌の役割です。舌の奥に苦みを感じる中枢があります。そこで身体に合わない異物を阻止します。阻止することは吐くことです。第二関所は小腸です。小腸にある細胞が反応して、第二関所を通過させない様にします。

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化学療法で悪心、嘔吐のコントロールがキーポイント

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さてがん化学療法で問題になる悪心について、医療界では次の取り組みをしているようです。

とても強い悪心の副作用が起こるというのは、何といってもがん化学療法ではないでしょうか?悪心や嘔吐が発生した場合、人間の身体から水分や、電解質が奪われるので、強い嘔吐を放置していると、とても危険な状態におちいります。

そのためがん化学療法の、問題点として重要視されたのが、めまいや脱力、血圧低下という症状がでて、大変危険な状態になる事があることでした。この嘔吐による電解質異常と脱水、吐き気がきっかけとなって、患者の不眠や痛みなどを、どのようにしたら解決できるかの研究が、がん化学療法の進歩の歴史と言っても良いくらいです。

治療を成功させるためには、化学療法を安全かつ確実に、悪心・嘔吐などの副作用を可能な限り軽減して、悪心やおう吐により、状態が悪化して不快にならない様に、取り組んでいます。

私は最初の悪心とまでいきませんが、がんの放射線治療を受けて、1週間で違和感を感じて、治療を放棄しましたが、もうすぐ6年になります。放射線治療が本当に、私たちの身体を確実に治すものだろうか?と私個人としては今でも疑問に思っています。

放射線治療を受けなくても、がんは無くなり6年の歳月が流れようとしています。放射線治療は結構高額です。そんな高額な医療を受けても、治らない人は治りません。

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悪心のメカニズム

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悪心が起こる成り立ちメカニズムは、どの様な経路をたどるのでしょうか?

私たちの身体には嘔吐中枢という場所が、脳の延髄に存在しています。色々な条件が加わって悪心の症状が起こると、嘔吐中枢に異常が伝えられます。嘔吐中枢から化学受容器引き金帯と呼ばれる場所や、あるいは直接的に胃や食道、腹、横隔膜、筋肉などに、嘔吐の命令が伝えられます。

嘔吐中枢から嘔吐の命令が伝えられると、口から外に排出までのメカニズムは次の様になります。

胃の内容物が下に降りない様、胃の出口が締まります→それと同時に食道と胃の入り口が緩みます→横隔膜・腹の筋肉が激しく緩んで、腹の圧力が上昇します→胃の内容物が緩んだ胃の入り口、食道を通り口に放出されます→これが嘔吐です

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悪心(おしん)の原因について

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悪心の原因についてはどの様なものがあるでしょうか?

悪心の原因で最も多いのが放射線療法の、抗がん剤を用いて行われる治療ではないでしょうか?悪心の原因となるものには、その他にも沢山あります。消化管通過障害、脳圧上昇、精神的な刺激によるものなどがあります。その中の放射線療法と、脳圧の上昇、精神的な刺激によるものについて、見てみたいと思います。

放射線療法

放射線療法においてどの様な、悪心の症状がでる仕組みに、なっているのでしょうか?

放射線療法を行うと、健康な細胞まで体内の細胞を、破壊することがあります。ここに問題がある様に思われます。その破壊された細胞の成分が、延髄にある嘔吐中枢を刺激して、悪心を引き起こすのですが、この破壊された細胞の成分が、神経や血液を通って延髄に行くのです。

ということは脳の延髄に、この破壊された細胞成分の老廃物が、溜まることになりますよね?そうすることで悪心を起こすことは、老廃物が溜まると何かしらの身体にとっての、マイナス面はでてくることですね。部分の癌細胞が死滅しても、周りの健全な細胞まで死滅すれば、抵抗力や免疫力は、一層弱るようにおもわれます。また脳の延髄に老廃物が、溜まることの弊害はないのでしょうか?

消化管通過障害

消化管通過障害の悪心とはどの様な事でしょうか?

消化管付近でがん細胞が発生すると、消化管を圧迫したり、狭めてしまうと悪心が起こされるそうですが、どの様な時にそのような事が起こるのかと言いますと、手術後の腸管が癒着した状態などにみられ、悪心が引き起こされる原因となります。

脳圧の上昇

脳圧の上昇が起こるとと、どの様な悪心が引き出されるのでしょうか?脳腫瘍が見つかると脳への放射線照射が行われ、引き起こされることがあります。放射線が延髄にある、嘔吐中枢を刺激して悪心が出ます。

放射線照射が原因の場合は、頭痛を伴うことが明らかになっている

精神的・心理的刺激

精神的・心理的刺激による悪心は、抗がん剤を用いた化学療法以外の、悪心の原因となります。個人差が大きいですが悪心の原因の、一つの条件反射化されやすいことがあります。

緊張や不安などの、精神的なものや不快な臭いや音、味覚などが原因となる場合もあり、これは個人差が非常に大きく、心理的なものがとても大きく関わってきています

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悪心(おしん)の代表的な病気

腹痛

悪心にまつわる病気を紹介します。

中枢嘔吐

脳出血

脳出血は脳卒中と呼ばれる一つで、その他にくも膜下出血、脳梗塞があります。脳出血の小脳の部分に起こる小脳出血の場合、めまいとともに吐き気を模様します。

小脳はバランスをつかさどる脳なので、ここに出血が起きて障害が出ると、防衛反応として悪心の症状がでます。詳しくは、脳出血の前兆とは?頭痛やしびれなどの症状に注意!を参考にしてください!

脳震盪(のうしんとう)

スポーツなどで多く起こる症状ですが、脳が頭の中で激しく揺さぶられて、吐き気や嘔吐の症状が出てきます。脳が激しく揺さぶられて、脳障害を起こすのです。この場合は静かに安静にすることが大切です。

詳しくは、脳震盪の後遺症について紹介!子供の場合は要注意!を読んでおきましょう。

反射性嘔吐

腸閉塞(イレウス)

腸閉塞の症状は腸内の小腸大腸に、消化物や消化液が溜まってしまう状態で、腹部の手術後の癒着や、大腸がん、腸重積等が原因で起こります。

腸閉塞になると腸がパンパンに張ってきて、お腹が痛くなってゲーゲーと吐きます。便がでなくて吐いてばかりいると、腸閉塞の可能性が高くなります。これは便が肛門の方に進めなくなった状態になるので、内容物が口の方に逆流しておう吐してしまうのです。

原因が腸の外側にある場合と、内側にある場合と2種類あります。腸が外側にある場合は腸が外側から、圧迫されたりねじれたりします。腸と腹壁、腸同士の癒着等癒着の部分が、曲がったりねじれたりするのは、お腹を切る手術をした人に多くみられて、癒着した部分で、他の腸が圧迫されて腸が詰まります。

また腸が自然に捻じれることもあります。イレウスという腸閉塞は、腸に酸素を送る血管が入った膜(腸間膜)が圧迫されねじれたりして、血液の流れの障害が起こります。腸の内側に問題があるものには、大腸がんによる腸閉塞があります。高齢者で便秘傾向の人は、硬い便でも腸閉塞の原因になることがあります。

症状は突然激しい腹痛と、吐き気、嘔吐から始まり、白色から透明の酸っぱい胃液や、黄色い苦い胆汁が出て、進行すると腸の奥から逆流して、下痢弁のような色合いで、便意を伴いますが自然に治ることはないので、早急に医療機関を受診することが必要となります。

医療機関では鼻からイレウス菅というチューブを入れて、ガスや腸液を引き上げることで、渋滞緩和を行いますが、治らないときは手術を行うこともあります。

詳しくは、腸閉塞の症状を紹介!悪化すると死亡することも?を参考にしてください!

急性膵炎

急性膵炎はアルコールの飲みすぎや、胆石が原因で起こります。

この時には吐き気、嘔吐、腹痛を伴います。胆石の場合は七転八倒の痛みが起こることもあります。

化学受容器引き金帯を経由するおう吐

メニエール病

メニエール病の原因のリンパ水腫がなぜ起こるかは、解っていませんがメニエール病は内耳の病気が繰り返されることで起こります。難聴や耳鳴りを伴い、本来は片側の内耳の障害によるものですが、両側が障害されることもあります。

内耳を満たすリンパ液が過剰になることで、内リンパ水腫になってメニエール病がおこります。症状は突然回転性のめまいが起こります。めまいが激しく症状がひどい時は、吐き気やおう吐、冷や汗、動機などが起こってきます。

詳しくは、メニエール病の完治の期間は?原因や治療方法についてを参考にしてください!

薬の副作用

薬の副作用に伴って嘔吐や、吐き気をすることがあります。

抗生物質や鎮痛剤の中には、胃腸に負担をかける薬剤があり、アレルギー体質の人には、身体を守る防衛反応として、吐いたり嘔吐したりする症状が出ます。

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悪心の対処法

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さて悪心が起こったら対処する方法はあるのでしょうか?

抗がん剤治療はその他の理由で、悪心が出るようなときは、主治医に相談して制吐剤を処方してもらうと良いでしょう。

また毎日の生活している中で、悪心が酷くなる場合精神的な苦痛や、身体的な苦痛が続くと大きな支障をきたすことになりますので、4つの注意点について気を付けてもらうと良いと思います。それは1.姿勢2.環境3.衛生面4.食事についてです。

姿勢について

悪心が出ると膝を深く曲げたり、大きく深呼吸すると、全身の緊張がほぐれて楽になることがあります。気持ちが楽になることで、腸閉塞等の様に原因があるものは別として、悪心を和らげてくれます。家族などに背中をさすってもらうのも良いでしょう。

また動作は悪心がいつ現れるかわかりませんので、ゆっくりと行動して、動作の行動のテンポを、弱めてゆっくりと行動することが大切になります。

環境について

環境の調整での悪心を和らげる方法としては、身体を締め付ける服装や、香りのきつい化粧品は吐き気を引き起こす要因になりますので、香りのきつい化粧品は避けた方がよいです。また汚れたパジャマや寝具などは、常に清潔にしてさっぱりとした、気分になるようにしておきます。

窓を開けていつも新鮮な空気が入り、空気が停滞しない様にしたり、室内を落ち着いた整理整頓された状態にしておくと、吐き気を誘発することを防ぐことが出来ます。

衛生面について

衛生面で悪心を和らげるには、口の中が吐くことで臭いが吐き気の、引き金となることがありますので、レモン水や番茶、炭酸水などでうがいをして、口の中をさっぱりしておきます。

食事について

悪心が起こっている場合に食事をするときに、気を付けないといけないことは、食事をするときはゆっくり噛んで、時間をかけて食事するようにします。これは悪心で消化器官の粘膜が、敏感になってしまっているため、いつもと同じ調子で食事をすると、吐くことになるのです。

食事のにおいが気になったり、また食事の度に吐いたりする場合は、1~2回ほど食事を抜くと良いですし、また冷めてから食べると、臭いが気にならなくなります。悪心のある場合は身体の消化されやすい食品を選んで、消化の悪いものは避けるほうが良いです。そして食事後はすぐに横にならず、2時間ほど起きていると良いです。

腸ねん転などの様に原因がある場合は、原因を取り除かないと悪心は緩和されないと思います。ですから毎日の生活の中で悪心を和らげる方法と同時に、原因を早急に取り除くことが大切になります。

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まとめ

さて悪心について何なのかということが、少しでもお分かりいただけましたでしょうか?悪心(おしん)と悪心(あくしん)の意味も解っていただけたと思います。

悪心(おしん)にはとても沢山の、病気がかかわっていますので、なかなか悪心を和らげるのは無理なところもあります。しかしそうでない悪心もありますので、悪心の対処法などを実行されるのも良いかもしれません。

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