ムーンフェイスとは?原因や症状、ステロイドの副作用を知って予防しよう!

「ムーンフェイス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?言葉通り、顔が満月のように丸くなってしまう状態を言います。顔というのはどうしても注目されやすいですし、隠したくてもなかなか隠せませんから、本当に困りますよね。

では、そもそも、どうして満月のように丸くなってしまうのでしょうか?その原因と解決方法について、これから詳しくご紹介します。

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ムーンフェイスとは

ムーンフェイス

ムーンフェイスというのは、ムーン(満月)のように顔が丸くなった状態を言います。中心性肥満の1つで、顔や体幹の中心に脂肪が溜まってしまった状態です。

主にステロイドの副作用や、ストレスによって引き起こされると言われてます。詳しい原因とメカニズム、改善策など、以下で詳しくご紹介しましょう。

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ムーンフェイスの原因

悩み1

ムーンフェイスの原因について紹介します。

ステロイドの副作用

ステロイドは副作用が強いことで知られていますが、ムーンフェイスもその1つです。ステロイドによって代謝異常が起こることで、顔が満月の様に丸くなると言われています。

ステロイドによってムーンフェイスが起こる原因として、具体的には以下のようなものがあります。

糖の代謝異常

ステロイドを投薬すると、体内の血糖値が上昇します。血糖値が上がると体内の糖質が分解しきれず、余ってしまいます。余った糖質は中性脂肪へと変わり、どんどん蓄積されていきます。これを「ステロイド糖尿病」と言いますが、中心性肥満によって中性脂肪が顔に溜まりやすくなるので、ムーンフェイスを引き起こすというわけですね。

また、脂肪がつきやすい原因については、以下のようなものも挙げられます。

脂質の代謝異常

ステロイドによって脂質の代謝が異常になり、コレステロールや中性脂肪が上昇します。糖質が中性脂肪に変わって顔に蓄積されていくのと同じようにに、脂質の代謝異常によって増えてしまった中性脂肪も、顔につきやすくなるため、ムーンフェイスを引き起こすのです。

電解質の代謝異常

ステロイドは、カリウムを放出してナトリウムを体内にため込みます。そのため、顔がむくみやすくなるのが原因です。糖や脂質の代謝異常によって中性脂肪がつくだけでなく、顔がむくむことによって、ムーンフェイスはさらに悪化するというわけですね。

ストレスによるもの

わたしたちの体は、強いストレスを受けるとコルチゾールというホルモンを分泌します。副腎皮質というもので生成され、激しい運動や日光浴、精神的なものなど、様々なものを要因として作り出されます。ストレスを受けたと実感していなくても分泌されてしまうので、少々厄介ですね。

コルチゾール自体は体にとって必要なものですが、過剰に分泌されると血糖値やインシュリンの値に影響を与えます。食欲が増進し甘いものや炭水化物など、太る原因になるものを欲しがるようになるのが問題なのです。

自律神経の乱れによるもの

自律神経はあらゆる部分に影響を与える、大切な神経です。自律神経が乱れることで様々な弊害が起こりますが、ムーンフェイスもその1つと言えるでしょう。

  • 顔のむくみ
  • 歯ぎしり

顔がむくむとパンパンになるため、顔が大きく見えますよね。そのほかにも、ストレス過多によって歯ぎしりが増え、気付かない内に顔の筋肉が固まってしまうことがあります。これを「固太り」といますが、歯ぎしりによって顔の筋肉が固くなり、顔の輪郭そのものを変えてしまう原因になります。それによって顔が太ったように見える、というわけですね。

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ステロイドの副作用と改善法

薬

ステロイドは細胞内に入って直接働きかけることができるため、効果が出やすく持続時間も長いのがメリットです。ただし、その反面で多量に使用すると血糖値が上がったり、体内に水分を溜め込んでしまう作用もあるため、使用する際には注意が必要です。

ステロイドの種類

一口にステロイドと言っても、種類によって作用や副作用も違います。

アナボリック・ステロイド

アナボリック・ステロイドはスポーツ選手など、筋肉トレーニングをする人が使用するステロイドです。筋肉を増強するために使用され、その作用は男性ホルモンを上回るとも言われています。

抗炎症性ステロイド

いわゆる皮膚科などで処方されるステロイドで、副腎皮質ホルモンとも言われます。副腎という、腎臓の上にある器官で作られるホルモンで、糖質代謝や脂質代謝を調節したり、免疫抑制作用のほか、アレルギー反応を抑える効果などがあります。

 ステロイドの副作用

ステロイドには、ドーピングで使用されるようなアナボリック・ステロイドや、外用薬として使用するもの、点滴するもの、内服するものがあります。ここでは、ムーンフェイスの原因となるステロイド内服薬の副作用についてご紹介します。

病気のリスク

感染症にかかりやすい

ステロイドを内服することにより免疫力が低下し、風邪やインフルエンザ、肺炎などの感染症にかかるリスクが高くなります。大量のステロイドを投薬している時期は、感染症を予防する薬も合わせて使用するとよいでしょう。

糖尿病

ステロイド内服薬の副作用により、血糖値が高くなる「ステロイド糖尿病」が起こります。体内の血糖値が上昇することで、体内の糖質が増え、余った糖質が中性脂肪になって蓄積されていきます。潜在性の糖尿病がある人は、より発症リスクが高くなるようです。また、高齢者や糖尿病になりやすい遺伝を持っている人も発症リスクは高くなります。

高血圧

副腎で作られる副腎皮質ホルモンの作用として、体内に水分や塩分が溜まってしまいます。そのため、高血圧になりやすくなります。

脂質異常症

ステロイドの副作用として、脂質が体内に溜まりやすくなるため、動脈硬化や高脂血症などのリクが高まります。食事制限をしたり、場合に寄ってはコレステロール・中性脂肪を抑える薬を服用することも必要になります。

血栓症

止血作用のある血症の動きが活発になることで、血栓ができたり、血が固まりやすくなったりします。そのため、血栓性静脈炎などのリスクが高まると言われています。予防策として、血が固まりにくくなる薬を併用することもあります。

骨粗しょう症のリスク

厄介な副作用として、骨粗しょう症があります。ステロイドの副作用は、その多くが薬を減らしたり減量することで落ちついてきますが、骨粗しょう症でもろくなった骨を元に戻すことはできません。ですので、日常的にカルシウムを摂り、ビタミンやカルシウムを豊富に含んだ食事を心掛けましょう。

外見の変化

ニキビ・毛が濃くなる

ステロイドを使用することで皮脂の分泌が増え、ニキビができやすくなります。また、眉毛やひげなど、一部の毛が濃くなるという副作用もあります。

ムーンフェイス

ステロイドによって代謝異常が起こることで、顔が満月の様に丸くなると言われています。具体的には、前駆細胞が脂肪細胞へ変化することで、顔面に脂肪が蓄積され、ムーンフェイスになるということです。特に顔には前駆細胞が多いため、脂肪がより溜まりやすいのも特徴です。

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ムーンフェイスを予防するには

回復

ムーンフェイスの予防方法について紹介します。

食事制限

ムーンフェイスの1番の原因は、顔に蓄積された余分な脂肪です。まずは、余分な肉が顔につかないよう、適度な食事量を意識しましょう。

また

表情筋を鍛える

顔には表情筋という筋肉があり、ここを鍛えることで顔をほっそりと引き締める効果があります。日本人は海外と比べると表情に乏しく、あまり表情筋を使うことがありません。ですから、意識的に動かすことで、顔の筋肉を鍛え、肉のたるみを解消します。

目元を鍛える

①まず、両目を大きく見開きます。徐々に目を閉じていき、最後にギュッと固く目を閉じましょう。

②次に、片目を大きく開き、反対の目はつぶります。ちょうどウィンクを大げさに行うような感じで、左右交互に行いましょう。

頬を鍛える

①笑顔を作った後、右の口角を上げ、右目をウインクします。この状態を5秒保ったら、今度は左の口角を上げ、左目をウインクして5秒保ちましょう。

②まず、「オー」と発音する形に口を開きます。この時、頬が伸びるのを意識して縦に大きく伸ばすのがコツです。次に、今度は口を「アー」と発音する形にします。この時、頬の筋肉が持ち上がるのを意識して行うようにしましょう。

口元を鍛える

①口をすぼめて前に突き出します。タコの口をイメージしましょう。次に、それをゆっくりと元に戻し、戻り切ったら大きな声で「あ・い・う・え・お」と発声しましょう。

②今度は、口を閉じたまま笑顔を作り、口角を左右に引き上げます。引き上げたら、今度はそこからゆっくりと元に戻しましょう。

表情筋は普段使わない筋肉ですから、鍛えることで小顔効果も期待できます。まずは各トレーニングにつき1回から始めて、慣れてきたら徐々に回数を増やして行くとよいでしょう。

ストレスをため込まない

ストレスはコルチゾールの分泌を促し、食欲を増進させます。ついつい食べ過ぎたり、甘いものを過剰摂取してしまうなど、太る原因となりますから、注意が必要です。

リンパマッサージ

ムーンフェイスの原因の1つにはむくみもありますから、リンパマッサージでむくみを解消するのも方法の1つです。

あごから耳の後ろにかけてのマッサージ

あごの下に当て、2本の指で挟みます。そこから耳の後ろにかけて、フェイスラインに沿って老廃物を流していきましょう。これを5~10回ほど繰り返します。耳の後ろのリンパ節まで流した時、最後に耳の後ろをぐっと指で押すのがコツです。

小鼻付近のマッサージ

①両手の平を使って小鼻をマッサージします。口角の少し下から小鼻の脇にかけて、頬の肉を持ちあげましょう。親指の腹を使って行います。回数の目安としては、5~6回行います。

②同じように親指の腹を使い、今度は小鼻の脇からこめかみまで、老廃物を流していきます。この時、頬骨の下を通るようにこめかみまで流すのがコツです。こちらも5~6回行いましょう。

眉のマッサージ

眉毛の上下を人差し指と中指で挟みます。眉頭から眉尻に向けて流していきましょう。眉のマッサージは目の疲れやむくみ目の解消に効果があります。これを5~6回繰り返して行いましょう。

肩のマッサージ

右手の人差し指と中指を使って行います。2本の指で鎖骨の上下を挟み、鎖骨中央から肩に向かってリンパを流していきましょう。こちらも5~6回行い、反対側も同様の手順で進めます。

あご周りのマッサージ

今度は鎖骨からあごの裏にかけてマッサージしていきます。手をグーの状態にして、鎖骨からあごの裏へ向かって手を持ち上げ、リンパを流していきます。片側を5~10回行ったら、同様に反対側もマッサージしましょう。

耳の後ろから首筋にかけてのマッサージ

最後は、親指以外のすべての指を使って行います。耳の後ろに指を当て、首筋に沿うように肩の方まで流していきましょう。こちらも、5~10回行います。

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まとめ

笑顔

顔が丸くなったり、大きくなってしまったりというのは、やはり嫌ですよね。

顔は人の目に触れやすい場所ですし、自分でも気づいてしまう場所です。ムーンフェイスはステロイドの副作用ですから、飲むのをやめれば落ち着いていきます。しかし、ステロイドの使用料がいつ頃減らせるかは、使用状況や病気の状態などにより個人差があるため、一概には言えません。

対症療法にはなりますが、食事制限や顔のマッサージなど、顔に脂肪がつきにくくなる努力をするほかないのですね。大変なことではありますが、焦らず、気長に付き合っていくことが大切です。

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