メラノーマの初期症状は?種類を知って適切な対処を!

皆さんに最も恐ろしい病気は何だと思うか質問したとしたら、癌は必ず挙がると思います。映画やドラマなどで登場人物が死んでしまう原因になることも多く、とにかく死に至るイメージの強い癌ですが、定期的な検診を受けるなどして極力早期発見できるよう努めていることも多いかと思われます。

そして、そういった方々は主に内蔵を検査しているかもしれません。しかし癌の中にはほくろかと思っていたら癌だったという例があることを知っていますか。今回は皮膚癌のひとつであるメラノーマについて紹介します。

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メラノーマとは?皮膚の病気でありながら死亡率高し!

メラノーマってなに

まず、メラノーマという病気そのものについて紹介します。

メラノーマってどんな病気?

メラノーマは、正式には悪性黒色腫と言う皮膚がんです。一般的には、ほくろの癌と考えられていますが、メラニン色素を生成する「メラノサイト」という細胞が悪性化したものと考えられています。

ほくろから発症する可能性も若干高めなのですが、身体中どこでも日焼けの可能性があるようにメラノサイトも全身に存在しているため、全身どこにでもできる可能性があります。

なぜ皮膚の病気なのに死ぬかもしれないの?

では、何故皮膚の病気でありながらもこんなに恐れられているのでしょうか。それはメラノーマの死亡率にあります。

現在確認されている皮膚がんで、日本国内で特に発症数が多いのが「基底細胞がん」と「有棘細胞がん」なのですが、これらは早期発見が容易く早い段階で切除してしまえばいい上に、前者は皮膚がんの発症数の5割、後者が2割で実に国内の皮膚がんの7割がこの2つのうちのどちらかなのです。メラノーマはこれらの皮膚がんと違って、かなり希な病気です。

しかし、メラノーマの出来る表皮のすぐ下、真皮にはリンパや血管が通っているため、内蔵の癌であれば早期発見になるような段階でも、メラノーマだと既にリンパや血管を通って全身に転移している可能性があります。

また、こういった驚異的な進行の早さのため、希な病気にも関わらず皮膚がんによる死亡者の半数がメラノーマによるものなのです。

ほくろとメラノーマ、どう区別するの?

ほくろと見た目が似ていること、足の裏などのわかりづらい場所に出来ることで早期発見がしにくいメラノーマですが、意外にもほくろとは大きな違いがあります。

ひとつは、色の違い です。ほくろと違い、メラノーマには濃淡があったり、まだらになっていたりします。また、ほくろは健康な細胞から成っているので毛が生えていますが、メラノーマはがん細胞のため毛が生えません。

もうひとつは、形の違い です。ほくろはきれいな円であることが多いですが、メラノーマは周囲がギザギザしていることが多いです。また、斑の中に塊のようなものが生じていることもあれば、斑そのものが固いこともあり得ます。

最後に、これが1番大きな違いになりますが 短期間での拡大 です。30代以降など大人になってから出来たほくろのような斑が、1年程度の短期間で7㎜を越えたらメラノーマの可能性が高いです。

メラノーマはとても希な皮膚がんですが、もしこのような症状が見られたら、必ずお医者さんに相談しましょう。

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メラノーマにはいくつか種類があった!各症状は?

メラノ多種

希ながんとは言えども、メラノーマにも細かい分類があり、少しずつ症状も違います。

悪性黒子型黒色腫

顔面や首筋、手の甲など露出の多い部位に黒い腫瘍が発生するタイプです。初期症状としては褐色でまだらのシミが現れ、それが年月をかけて黒色腫に成長していきます。

主に高齢者に多く見られ、進行が遅いために早期発見率が高いという特徴がありますが、4つのタイプのメラノーマの中でも最も発症例は少ないそうです。

表在拡大型黒色腫

ほくろの細胞から発生するタイプで、全身のどこにでも発生します。初期は黒子が若干盛り上がったような状態で、比較的緩やかに拡大し、色も濃い黒に変わっていきます。進行が緩やかとは言えども、悪性黒子型黒色腫よりは治癒率が低いです。

主に50代で発症することが多いですが、子供から年配の方まで幅広い患者さんがいらっしゃいますし、白人の方に多いとも言われていますが、日本人の患者さんも増えています。

結節型黒色腫

上記の症例から大きく変わって、最初から立体の腫瘍が発生するのがこのタイプです。全身あらゆる場所に発症の可能性があり、初期には褐色っぽかったしこりが早いスピードで濃黒色になっていきます。

進行が最も早く、早期に深部への進行や転移が見られるタイプで、最も悪性度が高いと言えます。特に40代~50代での発症が多いと言われていますが、特に世の中で恐れられているような症状を持つ割には患者数は減少傾向にあります。

また、上記2種類のようなシミの症状が見られないのも特徴と言えるでしょう。

末端黒子型黒色腫

日本で最も多いメラノーマの症例です。初期は足の裏や手のひら、爪などの末端に褐色の斑が出現し、だんだんとしこりや潰瘍になっていきます。爪に発症することもあり、その場合は爪に黒い縦筋が浮かび、やがて爪全体に広がっていきます。爪にメラノーマが見られる可能性がある場合は、メラノーマが爪に出来てる?見分け方や他の病気の可能性についての記事を読んでおきましょう。

その後、爪が割れて黒色部が皮膚まで滲んで出たり、更に悪化すると爪が取れてしまうこともあります。特に40~50代で多く発症しますが、進行が緩やかなので早期発見率が高いです。

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治療は病期によって違う?予防法はあるの?

メラノ治療

メラノーマの治療や予防について紹介します。

メラノーマの治療

メラノーマもがんの一種ですので、当然進行具合によって治療法も変わりますし、目安となる5年生存率も変わってきます。

・Ⅰ期 

初発部位にのみ腫瘍があり転移の無い状態で、がんの厚さが1㎜以下のもの、もしくは1㎜以上2㎜以下で潰瘍の無いものが当てはまります。がんから1~2㎝離して切除手術を行います。5年生存率は95~100%です。

・Ⅱ期 

がんの厚さが1㎜~2㎜で潰瘍有り、潰瘍の有無を問わず2㎜~4㎜、潰瘍の有無を問わず4㎜以上でも、初発部位からの転移が認められ無い状態です。初発部位から2~3㎝離しての切除手術を行い、予防のためにリンパ節にも手術を施したり、抗がん剤の投与の可能性もあります。5年生存率は70~80%程度です。

・Ⅲ期

所属リンパ節(初発部位から最も近いリンパ節)、もしくは初発部位の周囲か初発部位から所属リンパの間に皮膚転移や皮下転移が認められる場合です。初発部位から2~3㎝離しての切除の他に転移部分の切除、抗がん剤の投与などで治療を進めていきます。5年生存率は50~60%です。

・Ⅳ期 

所属リンパ節を超えた領域や他の臓器への転移が確認された状態です。切除手術や抗がん剤の投与の他、免疫療法や放射線治療などを病状合わせて組み合わせた治療を行います。5年生存率は10%前後で、現在のところ完全治癒は難しいとされています。

メラノーマの予防

メラノーマは希ながんではありますが、実は白人の方ですと皮膚が薄く紫外線に弱いため、日本人のメラノーマ発生数に比べ10倍にもなるそうです。がんの予防と言うとおかしなことを言っているような気もしますが、こういった事実もあるため、日頃から紫外線対策はしっかりとしておきましょう。

また、ほくろのかきむしりなどがメラノーマ化したという例もあるので、ほくろは自分でとらないようにしましょう。

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まとめ

恐ろしい恐ろしいと言われている割には発症した数の少ないメラノーマですが、紫外線、ほくろのかきむしりなど案外身近なところに原因が隠れていることもあるようです。

転移までがかなり早いので、もし怪しげなほくろを見つけたら直談判せずにお医者さんに相談することが早期発見を確実にしてくれるでしょう。

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