昔、「なめんなよ!」という猫がいましたよね。「ナメ猫」です。「なめんなよ」は「馬鹿にするなよ」の意味です。「なめられる」とは「見下される」「馬鹿にされる」ことです。
一度なめられると、大変なことになります。家族・親族や恋人・友人や学校・仕事でもなめられると、不都合なことばかり起きてストレスが増えます。特に、職場でなめられると、仕事にも支障が生じます。
なめられる人の特徴やなめられる原因、なめられないようにする方法についてお伝えしますね。
なめられるのは、どういう人?
「あんまり俺をなめるなよ」とか「人になめられないようにしろ」とか言いますよね。「なめる」とは「見下す」「馬鹿にする」の意味です。
学校でも会社など職場でも家庭でも、周囲の人たちから「なめられる」人がいます。「なめられる」人には共通した特徴があります。
[「なめる」とはどういう意味?]
「なめる」とは「相手や物事を馬鹿にする・軽んじる・蔑む・みくびる行為を表す俗語」です。戦国時代頃から使われ始めました。「敵やライバルなどの人・武器などの物品・案件などを馬鹿にしたり見下したり軽蔑したりする」という意味です。「なめてかかる」「なめた真似をする」などと言います。
「なめる」を漢字で書くと?
舌でなめる時は「舐める」「嘗める」と書きますが、馬鹿にしたり軽んじたりする時は「無礼る」となります。広辞苑によれば、「無礼る」は「無礼(なめ)」が動詞化した言葉です。
「なめられる」の意味は?
「なめられる」は「無礼られる」ですから、相手の人から馬鹿にされたり軽く見られたりして無礼な扱いを受けることを意味します。
[なめられる人の特徴]
家庭や親族・学校・会社など職場で「なめられる」人には、共通した特徴があります。
①いつもオドオドして声が小さい
「メラビアンの法則」では、人間は初対面の人を判断する場合、視覚情報から55%・聴覚情報から38%を得ています。つまり、見た目の第一印象と話し方によって、初対面の相手を判断してしまうのです。
オドオドして声の小さい人は、初対面から「気が弱そうだ」「たいした人間ではなさそうだ」と思われてしまう可能性があります。
自信なさそうな態度はなめられる
オドオドしている人は自尊心が低く、自信がありません。自信のなさそうな態度を見ると、周囲の人たちは「何をしても反撃してこない人間だ」と考えます。見下して面倒な事や嫌な事を押しつけたり、パシリに使ったりします。
嫌なことをされてもやり返さず涙ぐんだりするので、余計になめられます。
声が小さくコミュニケーション力が低い
声の小さい人は何を言っているのか、相手によくわかりません。周囲に自分の考えや思いが伝わりにくく、意思の疎通がスムーズにできません。コミュニケーション力が低く、会話が下手です。「何を言いたいのか、わからない」人はなめられます。
無口な人もなめられる
声が小さい人は会話するのが苦手で、無口になる傾向があります。対話がしにくくなり、「何を考えているのか、わからない」と周囲の人は不信感を持つようになります。だんだん馬鹿にされ、なめられるようになります。
②謝ってばかりいて怒ることがない
なめられる人は、何かトラブルが起きると、すぐに謝ります。自分のミスや失敗でなくても、謝ります。他人から責任転嫁されても怒りません。周囲の人は、怒ってやり返さないので安心した責めたてます。
いつもニヤニヤ・ヘラヘラしている
なめられる人は、いつもニヤニヤ・ヘラヘラ笑っています。ミスや失敗を叱られる時も、ヘラヘラしています。ニコニコした爽やかな笑顔ではありません。
③人の顔色を気にする
なめられる人は、いつも周囲の人たちの顔色を窺っています。周囲の人たちが怒らないか?不機嫌にならないか?と、常に気にしています。気にするためオドオドした態度になり、相手に決して逆らいません。
④仕事ができない
職場でなめられる人は、人並みに仕事ができません。実務に関する能力が低いのです。
仕事が遅い・要領が悪い
なめられる人は仕事が遅く、仕事の要領が悪い傾向があります。仕事が遅かったり要領が悪かったりすると、仕事全体がスムーズに進まず周囲の人たちがイライラします。周囲の人たちに手伝ってもらったり頼ったりして、迷惑をかけます。
納期を守らないことが多いので、職場全体の仕事に支障が生じます。
同じミスを繰り返す
なめられる人は同じミスや失敗を繰り返します。何度注意されても、同じミスをします。ミスが多いと仕事全体に支障が生じ、職場の同僚や先輩・上司の足を引っ張ります。同じミスを繰り返すので、後輩にもなめられるようになります。
指示されないと動けない
なめられる人は「指示待ち人間」です。上司や先輩から指示されないと、何もできません。自分の判断で動くことができないのです。時には、同僚や後輩から「○○しなくてもいいのですか?」などと言われてから動くことさえあります。
看板と実力にギャップがある
学歴や前の職場での地位が高いと、周囲はその人に期待します。しかし、高学歴・高役職という看板に反して能力が低いと、周囲の人たちはガッカリしてなめるようになります。
学校や家庭でも能力が低い人はなめられる
学校でも、他の学生たちが普通にしていることができないとなめられます。家庭でも同じです。動作がのろい・失敗が多い・要領がつかめずトンチンカンなどは、なめられます。
[なめられる女性の特徴]
なめられる女性の特徴は、自尊心が低くて自信がありません。しっかりした自分を持っていないので、恋人関係になると、男性はイライラすることが多くなります。
自尊心の高い自立した女性に成長しないと、男性からなめられるだけで深い信頼と愛情に基づいた恋愛関係になることはできません。
①いつも男に媚を売る
いつも彼氏の顔色を窺って、媚を売ります。自分に自信がないので承認欲求が強く、「こんなに頑張っているのに」「こんなに優しくしてあげているのに」が口癖です。男性は、なめるとともにウンザリします。
「かまってちゃん」意識が強い
なめられる女は自尊心が低く未熟です。自分から行動に出られず、子供のように他人にかまってほしがります。恋愛関係になると、彼氏から常にかまってもらわないと不安になります。
②自分の意見をハッキリ言わないで、他人の意見に流されやすい
自分の意見をハッキリ言わないので、男性は女性が「何をどうしたいのか」がわからず、イライラします。しかも、他人の意見に流されやすく、皆と同じことをしていれば安心します。
③他人の目を気にしすぎる
なめられる女は常に他人の目を気にしています。「他人が自分をどう見るか?」「彼氏は自分をどう思うか?」ばかり気にして、オドオドした態度になります。
④すべて相手の言いなりになる
なめられる女は、いつでも何でも相手の言いなりになります。男性の遊び相手としては、都合の良い女です。しかし、男性は真面目に交際をしなくなります。
時には感情を抑えられない
常に相手の言いなりになっていると、どこかで不満が溜まります。子供のように急に不機嫌になったり、つまらないことで泣き出したりします。男性は大人の女性として見なくなる可能性があります。
なぜ人になめられる?
周囲の人たちになめられると、不都合なことばかり多くなります。家族・友人や恋人・学校や職場の人たちになめられるのは、その人の性格や心理に原因があるようです。
[人になめられる原因]
人になめられる原因は、ありのままの自分自身を受け入れないことです。自分自身に対する評価が低く、自信がありません。自尊心が低く、自分自身が嫌いで軽蔑しています。
人間には「ミラーニューロン」という細胞があり、他の個体の行動を自分がしているように錯覚して反応します。自分自身を嫌い軽蔑している人に接すると、同じように見下すようになります。自分自身を嫌い軽蔑している人を、尊敬したり好きになったりする人間はいません。
①劣等感が強い
なめられる人はありのままの自分を受け入れることができません。自尊心が低く、劣等感が強くなります。そのため、自信のないオドオドした態度をとります。
劣等感が強いので、仕事や勉強にも自信がありません。グズグズとためらったり迷ったりして、ミスも多くなります。そのため、さらに劣等感が強くなるネガティブなスパイラルに落ち込んでいきます。
不幸な自分をアピールする
劣等感が強いと、他人を妬んだり羨んだりする傾向が強くなります。他人の悪口を言いグチをこぼし、不幸な自分を周囲の人たちにアピールします。不幸をアピールする人に接すると、ミラーニューロンの働きで自分も不快になりますから、嫌って避けるようになります。見下すようになります。
②抑止力が弱い
なめられる人は、相手の人間を抑制する力が弱いのです。相手がどんな無礼な無法な態度や行為をしても抑えることができません。なめられる人は周囲の人たちから「どんなことをしても反撃してくる可能性がない」と思われているのです。
自分の意見を主張しない
自己主張の強い人は周囲の人たちから嫌われる可能性はありますが、なめられることはありません。いつでもちゃんと反撃するので、相手も用心します。自尊心が低いと、自分の意志や気持ちを強く主張することができません。反撃力がないと思われて、なめられます。
YES・NOをハッキリ言わない
なめられる人は自分に自信がないので、YES・NOをハッキリ言いません。あいまいな言動をしているうちに、面倒な事や嫌な事を押しつけられてしまいます。
③依存心が強い
なめられる人は、人に対する依存心が強いと言えます。幼い子供は自分独りで生きていく力がありませんから、どうしても親を頼ります。自分の力を信じられない人は、周囲の人に対する依存心が強くなります。
人に嫌われたくない
依存心の強い人は、周囲の人に嫌われることを恐れます。友達や職場の同僚・上司から嫌われることを恐れて、常に顔色を窺います。周囲の人たちに反発したり自己主張したりしません。
八方美人になる
人に対する依存心が強いと、だれにでも好かれようとして八方美人になります。そのため、「あの人は少し強く言えば、こちらの言うことを聞く」「流されやすいタイプ」と思われるようになります。無理難題を言われても、嫌われるのが怖くてNOと言えません。ますますなめられてしまいます。
④ネガティブ思考
ネガティブ思考の人はいつでも最悪の事態を予想します。ネガティブ発言やネガティブ行動が多くなります。気の弱い人間と思われて、周囲の人たちが強い態度に出やすくなります。
被害妄想はますますなめられる
ネガティブ思考が高じると、冗談がわからない被害妄想の傾向になる可能性があります。被害妄想の人はオドオドしているので、ますますつけこまれたりなめられたりします。
⑤集団行動が苦手
集団行動が苦手でグループに入れない人は、なめられます。特に女性はグループ行動を好むので、グループからはじき出された女性は弱い立場になる可能性があります。立場が弱いと反撃することもできないので、なめられやすくなります。
独りで行動できる人は強い
グループでなくても独りで行動できる人は自立しています。自己主張が強く、やられたらやり返します。集団行動が苦手でも、なめられない人もいます。
⑥天然のいじられキャラ
生まれつき笑いを誘うキャラがあります。本人は普通にしているつもりですが、何となく周囲の人たちの笑いを誘います。学校ではクラスの道化役やパシリになり、社会人になると飲み会や宴会の盛り上げ役を務めます。ただ、仕事になると馬鹿にされることが多くなります。
[なめられるデメリット]
なめられる原因は本人の性格や心理ですが、なめられることで悩んでいる人は少なくありません。なめられると、不本意なことが多くなりストレスが増すばかりです。
自分の意見や感情を無視される
なめられると、自分の意見や主張が通らなくなる可能性が大きくなります。自分の事情や都合など無視されて、相手の意見・主張・都合を押しつけられます。いつも損な役回りばかり引き受けるようになります。
自己評価がますます下がる
損な役回りばかり引き受けていると、自己評価が下がり自分に自信が持てなくなります。ますます気弱になり、ますますなめられるようになります。
自分よりも弱い人間に当たってストレスを発散することもあります。そうすると、自己嫌悪になり、ますます自己評価が下がります。
なめられる人から敬愛される人へ
人になめられると、前述したようなデメリットが生じます。仕事や勉強に支障が生じるだけでなく、人生を思い通りに生きられなくなります。しかも、一度なめられると、その状態からなかなか脱け出せなくなります。
初対面からなめられないようにするのがベストです。しかし、気の優しい人や弱い人は周囲の人たちに気を遣いすぎて、なめられてしまうことが多くなります。
なめられている状態から脱出する方法の基本は、自尊心を高く持つことです。ありのままの自分自身を受け入れて、自分の価値を適正に認めます。
1, 堂々とした態度をとる
なめられないためには、女性も男性も堂々とした態度で人に接するようにします。自信に溢れた態度で、キビキビと行動するようにします。堂々とした態度は他人に付け込まれる隙がなく、威圧感さえ及ぼすことができます。
①背筋を伸ばして、顔を上げる。
なめられて嫌な思いをしている人は、背筋を伸ばして頭を高く掲げます。人と接する時は、正面から相手の目を見つめて話すようにします。目つきを厳しくして目力を強くします。毅然とした態度で、「おとなしそう」「気が弱そう」というイメージを払拭します。
②身形を整える
堂々とした態度・毅然とした態度は外見が大きく影響します。
男性は汚れてヨレヨレになった服装はやめ、清潔なパリッとした恰好をします。スーツやワイシャツはシワに注意します。オーソドックスな大人の男性らしい服装や髪型にします。
女性は暗い地味な服装を避け、明るい暖色系の服を着ます。「勝負服が赤」という女性は少なくありません。髪も化粧やネイルもきちんとして、アクセサリーも着けます。派手・華美にならないように上品に明るく見せるようにします。職場にたち服装規定がある場合は、規定の範囲内で目いっぱいオシャレします。
③不平不満やグチを言わない
不平不満やグチはネガティブな発言です。ネガティブな発言が多いと、周囲にネガティブな印象を与えます。堂々とした態度・毅然とした態度をとる時は、周囲に弱いネガティブな印象を与えないようにします。自分の悩みを相談する時も、相手を選びます。
2, 大きな声ではっきり話す
毅然とした態度を示す時は、大きな声ではっきり話すようにします。声が届くと、こちらの意見や気持ちが相手に伝わりやすくなります。
①発言力を高める
会議の席はもちろん、雑談の場でも発言力を高めるようにします。自分の意見や意思をきちんと主張します。相手の目を見て、大きな声でハッキリ話します。難解な言葉や外国語・専門語を多く遣うよりも、わかりやすい言葉で理解してもらうことを第一にします。
話す時は、ゆっくりと落ち着いた口調で低い声で話します。相手が聞きやすく、コミュニケーション力が高くなります。
②自信のない話し方・甲高い声・早口はNG
自信がなさそうに曖昧に話すと、だれも真剣に耳を傾けません。甲高い声は耳に不快に響き、早口で話すと話の内容が理解しにくくなります。自己主張しないのと同じです。
3, 良好な人間関係を構築する
職場の人たちとの信頼を深め、できるだけ良好な人間関係を構築します。
①だれにもなめられない場所をつくる
職場や学校でなめられている時に、いきなり良好な人間関係を築くことはできません。まず、家庭や趣味のサークル・コミュニティなどで、だれにも馬鹿にされたり見下されたりしない良好な人間関係を構築します。対等に快く付き合える場所をつくると、自分の力で生きる喜びや勇気が湧いてきます。
②誠意をもって生きれば、必ず賛同者が現れる
自力で生きる喜びや勇気が湧くと、職場でも誠意をもって仕事を続けることができます。誠意をもって生きる人の周りには必ず賛同者が寄ってきます。お互い信頼を深めて、良好な人間関係を構築できます。
賛同者の輪は広がり、いつか職場の多くの人たちから敬愛されるようになります。
③虎の威を借りる
職場の人たちからなめられて仕事に支障が生じたり職場にいにくくなったりする場合は、会社など職場に大きな影響力を持つ人間と強い関係を結ぶようにします。社長や大株主や大事な取引先の重役たちなど、大きな権力を持つ人と親しくなればなめられることはありません。
自分に力のない人が他人の大きな強い権力を借りてなめられないようにすると、周囲の人たちは心の中で「虎の威を借りる」人を嫌い軽蔑します。でも、自分に実力がつくまでの間、緊急避難的に虎の威を借りるのは「世渡りの知恵」です。
4, 実力を養い、実績を上げる
職場でもどこでも社会の中で人になめられないためには、自分の能力を高めることです。能力の高い人間をなめる人はいません。職場においてなめられないためには、実力を養い実績を上げることが一番です。どの職場でも本当に実力のある人は、同僚からも上司からも信頼され尊敬されます。
①ミスをなくして周囲に迷惑をかけない
ミスが多い・同じミスを繰り返す人はミスをしないように注意します。仕事の段取りを良くして、必ず期限までに正確に仕上げるようにします。これだけでも周囲の人たちに迷惑をかけることが少なくなり、人間関係を改善できます。
②得意分野をつくる
得意な分野で知識・経験・スキルを磨いて実力を養います。「この分野なら、だれにも負けない」という自信と力は、自分の武器になります。武装して有利に事を運ぶことができます。常にエキスパートは尊敬されます。
③仕事で結果を出す
仕事に関する知識やスキルを磨いたら、引き受けた仕事で結果を出します。結果を出すと、周囲の人たちの見る目や態度が一変します。結果を出し続けて、周囲の尊敬を勝ち取ります。
誇りを持って一歩ずつ着実に進めば、仕事ははかどり結果を出すことが必ずできます。
④なめられている人を手助けする
自分の仕事で結果を出せるようになったら、周囲を見廻します。以前の自分と同じようになめられている人がいたら、脱け出せる手助けをします。助けられた人はもちろん、周囲の人たちからも信頼され敬愛されるようになります。良好な人間関係が広がります。
5, 怒るべきときは怒る
なめられないためには、対応をきちんとすることです。怒るべき時には怒り、時には対立を恐れず自己主張をします。
①「怒らせたら怖い」と思わせる
「あいつは何をしても怒らない」「どんなことをされても、やり返さない」と思われたら、なめられる一方です。あまりにも無礼な態度をされたり嫌なことばかり押しつけられたりした時は、大きな声で怒鳴りつけて怒りを示します。相手が委縮するほど大きな声で怒鳴ります。
「怒らせると怖い」と思う人をなめることはしません。職場で後輩や部下を率いる時は、「健全な恐怖感」を与えると効果的です。
②「嫌われてもいい」と覚悟を決める
人生には妥協できないことがあります。自尊心を高く保つためには、自分の意志を押し通すことも大事です。常に複数の選択肢を持つようにして、「最悪、この取引がダメになっても大丈夫」「この人に嫌われて縁を切られてもいい」と覚悟を決めます。
覚悟を決めると、人に媚びないで毅然とした態度を保つことができます。毅然とした人は、相手の信頼と尊敬を得られます。
6, 環境を変える
なめられている状態から脱出する方法は自分を変えることがベストですが、周囲の人たちに「なめられる存在」というイメージがしみついてしまっていると、なかなか脱出できません。その時は、同じ会社でも自分の能力を活かせる部署に配置転換してもらいます。思いきって転職することも良い方法です。
配置転換や転職をした時は、第一印象を大事にします。外見を整え、堂々とした態度で振る舞います。大きな声でハッキリ話し、明るいイメージを与えるようにします。
まとめ 自尊心が低いとなめられる
「なめられる」とは周囲の人たちから馬鹿にされて軽く扱われることです。面倒なことや嫌なことばかり押しつけられ、本人の意見や気持ちなど無視されます。
自分自身をありのままに受け入れられない人は、自分を適正に評価できません。自尊心が低くなり、劣等感が強くなります。自分に自信がないため、常にオドオドした態度になります。周囲の人たちから嫌われることを恐れ、自分の考えや思いをハッキリと言いません。仕事が人並みにできないので、周囲に迷惑をかけます。周囲の人たちに「気の弱い人」「何をしてもやり返さない、反撃力のない人」と思われ、なめられます。
なめられないためには、ありのままの自分自身を受け入れて自尊心を高く保ちます。堂々とした態度・毅然とした態度で人に対応し、自分の意見や考えをしっかり主張します。自分の能力やスキルを高め、仕事で実績を上げたり結果を出したりします。周囲の人の信頼と尊敬を得て、対等で良好な人間関係を構築することができます。怒るべき時は怒り、「反撃力のある怖い人」と周囲に思わせることが大事です。
なめられないためには、外見や話し方が大事です。服装や髪型を整えて、背筋を伸ばし姿勢を良くします。目力を強くして、相手の目を見て話します。話す時は、大きな声でハッキリと話します。低い声でゆっくり話すと、コミュニケーションが良くなります。
一度なめられると、なかなか脱出できません。でも、自尊心を保ち適正な方法を続ければ、なめられる人から敬愛される人に変わることができます。