キスの効果が凄い!脳から分泌される成分は?美容やストレス解消にも効果あり?

男性と女性が恋愛関係になり恋人同士になれば、あるいは結婚して夫婦関係になれば、お互いのスキンシップや愛情表現として顔を近づけキスをするのが自然の成り行きでしょう。

このように男女がカップルとなれば、本能的にしろ意識的にしろ、男女の間にキスという行為が行われます。そして、キスをすることによって、心が満たされた気持ちになるといった体験をされた人も多いのではないでしょうか?

実はキスという行為には、スキンシップや愛情を表現して相手に伝えるという効果だけでなく、これまでの様々な研究によって多くの有用な効果があることが発見・証明されているのです。

そこで今回は、キスという行為によって得ることのできる有用な効果について、ご紹介したいと思いますので、今後のパートナーとの生活に活かしてみてはいかがでしょうか?

キスという行為について

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そもそもキスという行為には、どのような意味があるのでしょうか?キスによって得ることのできる有用な効果について説明する前に、まずはキスという行為の持つ意味などについて、ご紹介したいと思います。

キスの定義

キスとは、人が自分の心に抱く愛情や友情などを表現するために、自らの唇を相手の額・頬・唇などに触れさせる行為のことで、接吻(せっぷん)・口づけなどとも呼ばれることがあります。

一口にキスと言っても、キスという行為には様々な種類があります。例えば、自分の唇と相手の唇を軽く触れ合わせるだけのソフトキスや、唇だけの接触だけにとどまらずに互いの舌を絡めるディープキスなどがあります。

欧米社会におけるキスの意味

欧米社会において、キスは相手を抱擁・抱きしめるハグと並んで愛情・友情・親密さを表現する最も一般的な手段と言えるでしょう。

もちろん欧米社会といっても、細かく見ていけば多くの国・民族・文化の違いがあり、キスやハグの持つ意味についても微妙な違いが見られます。

欧米の中でも最もオープンなフランスにおいては、男女間であっても相手の頬へ軽くキスをするライトキスが、挨拶として日常的に行われています。一方で、挨拶としてキスが日常的に行われているとまでは言えない国々もあります。また、ロシアや北欧系の国では、男性同士の友情を表現するためにライトキスが行われることもあるとされています。

ちなみに、このような愛情・友情などを表現する手段としての意味のほかに、キスは性行為の一つとしての意味もあります。

日本におけるキスの意味

日本に欧米社会のキスという概念が持ち込まれたのは、明治時代に入ってからだとされています。

しかしながら、現在の日本においても、挨拶としてのキスや友情を表現するためのキスは定着していないと言えるでしょう。むしろ、男性が女性に挨拶や友情を示すためにキスをしようとすると、その関係性によっては強制わいせつ罪に問われかねません。

日本においても、性行為としてのキスは「口吸い(くちすい)」として存在したとされ、文献的には室町時代には存在していたとされます。そして、特に第二次世界大戦後に欧米社会の文化を取り入れていく過程で、性に関する話題が徐々にオープンにされ、男女の愛情表現としてのキスが日本社会においても定着してきたと考えられます。

鍵となるエンドルフィンという物質

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このように日本においても、愛情表現としてキスは一般的なものとなっています。そして、様々な研究によって、男女でキスという行為をすると脳内でエンドルフィンという物質が分泌されることが判明しています。このエンドルフィンという物質こそが、キスという行為によって得ることのできる有用な効果の鍵となります。そこで、エンドルフィンという物質について、ご紹介したいと思います。

エンドルフィンとは?

エンドルフィンは、頭部中央に脳に接するように存在する脳下垂体から分泌される神経伝達物質または生理活性物質(ホルモン)の一つです。

エンドルフィンという物質は、体内で作られる化合物であって、その代表的な働きとして鎮痛作用・陶酔作用・免疫力向上作用・心理的に安定感や安心感をもたらす作用が挙げられます。

ちなみに、神経伝達物質とは神経系の情報伝達の媒介となる物質のことで局所的に作用するもののことを言い、生理活性物質(ホルモン)とは血流に乗ることでより大局的に身体の各部位に作用するもののことを言います。そして、多くの神経伝達物質がホルモンとしても機能していると考えられています。

エンドルフィンの分布場所と分泌場面

エンドルフィンは脳内の報酬系と呼ばれる神経系統に多く存在することが分かっています。

報酬系とは、人間の脳で欲求が満たされる際に活性化する神経系統のことで、人が快感を感じるのは報酬系が活性化しているからだと考えられています。

そして、この欲求には食欲や性欲などの生理的欲求だけでなく、他人との関係で認められたい承認欲求や愛されたいという愛情確認欲求などの社会的欲求なども幅広く含まれると考えられています。

このようにエンドルフィンは、脳下垂体で分泌され脳内の報酬系という神経系統に広く分布し、人の欲求が満たされると報酬系の活性化に寄与しているのです。

そのため、エンドルフィンが分泌される場面は、ある程度の欲求が満たされてリラックスしている時が中心となります。例えば、美味しい食事を食べた後だったり、好きな音楽を聴いている時だったり、好きな人とキスをしたり一緒にいる時などにエンドルフィンが分泌されるのです。

エンドルフィンの分泌で得られる効果

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それでは、脳下垂体でエンドルフィンが分泌されると、具体的にどのような効果が得られるのでしょうか?そこで、エンドルフィンの分泌によって得ることのできる効果について、具体的にご紹介したいと思います。

鎮痛・鎮静作用

エンドルフィンには、痛みを鎮静化させる非常に強い鎮痛作用があることが研究によって明らかにされています。エンドルフィンには、αエンドルフィン・βエンドルフィン・γエンドルフィンの3種類が存在し、特に鎮痛作用を有するのがβエンドルフィンです。

βエンドルフィンの鎮痛作用の強さは、同じく鎮痛作用があり病気や疾患による疼痛緩和目的で使用される鎮痛剤としてのモルヒネと比較すると約6~7倍程度の鎮痛作用があるとされています。

モルヒネは医療目的で用いられるとはいえ、アヘンから抽出される麻薬でもあることから、モルヒネと似たような性質を持つエンドルフィン(βエンドルフィン)は脳内麻薬とも呼ばれます。

そのため、何らかの理由で身体が損傷して辛い痛みが生じる場合には、βエンドルフィンが分泌されて痛みが抑制される効果が現れます。例えば、女性が妊娠・出産する際の分娩においては、耐え難い痛みに襲われますが、それでもβエンドルフィンの働きで痛みが抑制されていると考えられています。

陶酔作用

前述のようにβエンドルフィンには、鎮痛・鎮静作用があるわけですが、身体が損傷する場合と同じように強い肉体的ストレスに晒される場合には、βエンドルフィンが分泌されることが判明しています。

肉体的ストレスを受けると苦痛を感じますが、その苦痛が耐え難い段階まで至るとβエンドルフィンが分泌されて、精神的に気持ちが良くなる陶酔感が現れることがあります。

分かりやすく言いますと、いわゆるランナーズ・ハイのような状態がβエンドルフィンによってもたらされるのです。ジョギングやランニングなど長い距離を走っていると、最初は疲労などで肉体的にストレスを受けて苦痛を感じますが、ある段階を超えると苦痛が感じられなくなり、むしろ気持ちよく感じられ気分が高揚し恍惚感・陶酔感を感じます。このランナーズ・ハイのような陶酔感をもたらすのが、βエンドルフィンの働きなのです。

もちろん全ての人がβエンドルフィンの陶酔作用によって陶酔感を感じられるわけではなく、その陶酔作用の程度には個人差があります。

しかしながら、運動などで肉体的にストレスを与えると、βエンドルフィンが分泌されることは明確な事実で、しかも運動をすればするほどβエンドルフィンの分泌量が増えるとされています。運動トレーニングを継続していると、トレーニング開始前に苦痛を感じた運動量を軽々とこなせるようになりますが、これは筋肉の発達や心肺機能の高まりが主要な要因となる他にβエンドルフィンの分泌も補助的な要因となっていると考えられています。

安心感をもたらす作用とストレス解消

肉体的ストレスと同様に精神的ストレスを受けると苦痛を感じますが、βエンドルフィンには安心感をもたらす作用があり、精神的ストレスによる苦痛を緩和・解消する働きも有しています。

精神的にイライラしたりして精神的ストレスに晒されると、リラックスしているとは言えませんから、βエンドルフィンの分泌は抑制されます。一方で、ストレスホルモンと呼ばれるノルアドレナリンやコルチゾールといった神経伝達物質・ホルモンが分泌されます。

ですから、精神的ストレスを受けている時に、意識的に食事をして食欲を満たしたり、彼氏や旦那さんといったパートナーとキスをしたりすると、βエンドルフィンの分泌が高まることでストレスホルモンの分泌を抑制するのです。

つまり、βエンドルフィンには安心感・安定感・幸福感をもたらす作用があり、この作用はストレスホルモンの分泌を抑制するので、結果としてストレス解消・ストレス軽減という効果ももたらすと言えるでしょう。

免疫力の向上作用

βエンドルフィンには、免疫力を向上させる作用もあることが判明しています。具体的には、βエンドルフィンが分泌されることで、βエンドルフィンが人間の体内で免疫機能を担当する白血球やリンパ球などを活性化するのです。

このような免疫力アップによって、身体の各細胞組織は正常で健康的に機能しますから、結果として細胞の老化を防ぐことにもつながります。

キスによって得ることのできる有用な効果

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それでは、男女がキスという行為をして、その脳内でエンドルフィンが分泌されると、具体的にどのような有用な効果が得られるのでしょうか?そこで、キスという行為によって得ることのできる有用な効果について、具体的にご紹介したいと思います。

鎮痛・鎮静効果

前述のようにβエンドルフィンには鎮痛・鎮静作用が認められます。ですから、男女がキスという行為をすることでβエンドルフィンが分泌されると、頭痛など身体に何らかの痛みがあっても、その痛みは抑制・解消される可能性があります。

免疫力アップ効果

前述のようにβエンドルフィンには、免疫力を向上させる作用があります。ですから、男女がキスという行為をすることでβエンドルフィンが分泌されると、体内の免疫機能が活性化して免疫力がアップする効果を得られます。

また、男女のキスという行為は、別の側面からも免疫力を高めます。というのも、キスでお互いの唾液が交換されることで、唾液に含まれる様々な細菌も交換されているからです。多くの細菌に触れることで、その細菌に対する免疫が体内に形成されているのです。

老化防止効果・美肌効果

このような免疫力アップによって、身体の各細胞組織は正常で健康的に機能しますから、結果として細胞の老化を防ぐことにもつながります。

そのため、男女がキスという行為をすることでβエンドルフィンが分泌されると、老化を防止し寿命を延ばす効果も期待できます。

また、各細胞が正常に機能するということは、新陳代謝が正常に行われるということでもあるので、ダイエットや美肌効果・美容効果も期待できるでしょう。

ですから、男女がキスをすることは、健康面にも良い影響をもたらすのですね。

ストレス解消効果

前述のようにβエンドルフィンには安心感・安定感・幸福感をもたらす作用があります。ですから、男女がキスという行為をすることでβエンドルフィンが分泌されると、ストレスホルモンの分泌が抑制されて、結果としてストレス解消・ストレス軽減という効果を得ることができます。つまり、男女でキスをすることは、ストレス対処法として非常に有効だということです。

精神的な癒し効果

前述のようにエンドルフィンはリラックスした時に分泌されやすく、精神的に安心感・安定感・幸福感をもたらします。

そのため、男女がキスという行為をすることでβエンドルフィンが分泌されると、精神的に癒されたり、精神的に安らぎを感じることができます。

このようなエンドルフィンの効果に加えて、男女がキスをすると脳内でオキシトシンという神経伝達物質・ホルモンが分泌されます。オキシトシンは、キス・抱擁・性交渉といった皮膚の触れ合いで分泌され、エンドルフィンと同様にストレスを緩和して幸せな気持ちをもたらす作用があります。

ですから、男女がキスをするとエンドルフィンとオキシトシンが相乗的に効果を発揮して、精神的に安らぎ、幸福感を感じることができるのです。

愛情を高める効果

オキシトシンは、相手を信頼し愛おしく感じる気持ちを高める作用があります。そのため、オキシトシンは、別名で幸せホルモンや愛情ホルモンなどとも呼ばれています。

ですから、男女がキスという行為をすることでエンドルフィンとオキシトシンが分泌されると、精神的な安らぎを得る上に、男女双方で愛情を高めて距離感を縮める効果や親近感を高める効果があるのです。

ただし、アメリカのある研究調査によると、男性は単に女性とキスをするだけでオキシトシンの分泌が高まるのに対して、女性は単純に男性とのキスだけではオキシトシンの分泌が増えず、キスをする場所・雰囲気・回数などが揃ってはじめてオキシトシンの分泌が高まるのだそうです。キスをすれば恋愛感情が湧きやすい単純な男性心理と、雰囲気・ムードが揃ったキスでこそ恋愛感情に発展する複雑な女性心理が垣間見えますね。

ちなみに、女性の人生の中で最もオキシトシンの分泌が高まる時は、赤ちゃんへの授乳中だとされていて、オキシトシンは子供を育てる上で重要な物質なのです。

前向きな考え方をもたらす効果

エンドルフィンやオキシトシンといった物質によって報酬系の神経が活性化すると、人は気持ちが高揚して、ストレスも緩和されます。したがって、エンドルフィンやオキシトシンの分泌が高まると、自然と前向きでポジティブな考え方をする傾向が高まります。

ある研究によると、出勤する前に夫婦でキスをする習慣がある場合、出勤する前にキスをする習慣がない夫婦に比べて、収入が約25%も高く、仕事の欠勤率も低いという結果が現れたそうです。社会人男女にとっては、無視することができない研究調査ではないでしょうか。

遺伝子の相性確認効果

人も動物である以上、本能的に自分とは異なる遺伝子型を持つ異性に魅かれる傾向があるとされています。そして、遺伝子型の違いを確認する方法は、異性の放つ匂いであったり、キスによる唾液の交換だったりするのです。

心地よく感じるキスもあれば、不快と感じるキスもありますが、実はこのように本能的に相手の異性の遺伝子型と自分の遺伝子型の相性を確認していると考えられています。

まとめ

いかがでしたか?キスという行為によって得ることのできる有用な効果について、ご理解いただけたでしょうか?

たしかに、キスというとスキンシップや愛情を表現して相手に伝えることが、主要な効果と思いがちです。しかしながら、実はキスによってエンドルフィンという神経伝達物質・ホルモンが脳内で分泌されることで、多岐にわたる有用な効果が現れるのです。

ですから、もし異性のパートナーがいるのでしたら、積極的にキスによるスキンシップを図ってみると良いのではないでしょうか。本記事が、あなたとパートナーのコミュニケーションやスキンシップの改善のきっかけとなれば幸いです。

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