腸下垂って何?症状や原因、改善する方法を紹介!

なんだかお腹がポッコリているなぁ・・・。もしかして肥満?

いいえ、もしかしたら腸下垂なのかもしれません。最近何か無理をしたという覚えはありませんか?もしかしたらその無理が原因で腸下垂になっているのかもしれませんね。

今回はそんな腸下垂についてご紹介します。

腸下垂とは?

腸下垂って言葉はあまり聞きなじみのない言葉ですよね。腸下垂とは、腹直筋が弱くなってたり、過激なダイエットが原因で腸の筋肉が減少してしまい、横行結腸やS字結腸が垂れ下がってしまっている状態を言います。

簡単に言うと、腹部の筋肉が減少してしまったり衰えたりしているため、腸を支えている筋肉が弱くなり、腸が正常な位置にいないということです。

胃の周辺にあるほとんどの臓器が骨盤の中に入っている状態です。代表でいう臓器は「胃袋」ですが、その他に腎下垂(じんかすい)という、腎臓が垂れ下がってしまうという症状も珍しくありません。

胃に押し下げられ横行結腸というところが垂れ込んでしまいます。垂れ込みがひどい場合、腸がループのような形になります。この状態になっている人は、横行結腸のところで内視鏡が侵入しにくく、同じように便も通りにくいので便秘になりやすくなってしまいます。

どんな症状がでてくるの?

たしかにポッコリお腹になっているけど、腸下垂とは限らないし・・・・と悩む方もいらっしゃるでしょう。でしたら症状で判断すればよいのです。どの病気にも必ず症状は出てくるものです。紹介した症状例を参考に判断してみてはいかがでしょうか?

ひどい便秘

「腸下垂」にかかっている人はひどい便秘に悩まされます。なぜなら、垂れ下がってしまっている部分に常に便がたまってしまっているからです。

ひどい場合、便秘薬を飲んだとしても改善されない場合があります。あれ便秘?薬飲んで治そう!って飲んだのはいいけど、全然改善されないな・・・っていう方は腸下垂を疑った方が知れません。

なお、そうかもと思った場合や心配な場合は病院で検査していただくのも早くて正確な方法の一つだと思います。

食後の症状

ご飯を食べた後、おなかがぽこっと膨らんでしまったり、ゲップやガスが多いという症状が出るみたいです。

そんなに沢山の量を食べたわけではないのにお腹が膨らんでしまったり、ガスやゲップが出るという症状に心当たりがある方は、腸下垂を疑った方がよいのかもしれません。

胃炎を起こしてしまう

消化不良なうえに胃酸過多という症状に陥ってしまいます。これが原因で胃炎になってしまう確率があります。

冷え性

代謝がとても低下してしまい、全身の冷え性にってしまうかもしれません。また女性の場合、妊娠しにくい状態になってしまいますので要注意です。

だるさ・疲れが抜けない

しっかりお風呂に入ったり、しっかり寝たはずなのにだるけさや疲れが抜けないという場合もあります。また、集中力も低下してしまいますのでいつもやる気が起きないといった症状が出ます。

腸下垂の原因とは?

先ほど言ったように、腹部の筋肉の低下または過激なダイエットで腸の筋肉が低下してしまったというのが原因だと考えられます。筋肉や腹膜、ひものように固定をする体のモノが体の中の脂肪を含め、支えている仕事をしています。これらの何かが何らかの原因で衰えてしまい、支えることができなくなってしまっているのです。また、皮下脂肪や内臓脂肪が少ない方も注意が必要です。

ダイエットが過激すぎてしまうと拒食症にかかってしまい、栄養失調に陥ります。そうなってしまうと、さらにお腹がぽっこりと出てしまいますので過激なダイエットやきついダイエットはしないように気を付けましょう。必ず、三食きちんと食べるダイエットをするようにしましょう。

内臓下垂度を確認してみましょう

今自分は腸下垂にかかっているかどうか気になるのではないでしょうか?症状だけだと本当に腸下垂かどうか疑いにくいですよね。でしたら、あるチェック動作をして自分が今、腸下垂になっているかどうか確認してみましょう。

今すぐできる作業なのでぜひともやってみてください

・診断1

  1. お尻に両手を添えて立ってください。
  2. その姿勢のままで前を向き、かかとが床から離れないようしゃがんでみてください

もし、かかとが床から離れてしまったり倒れこみそうになったならば、腸下垂の疑いがあります。

・診断2

寝ているときはお腹は出ないのに、起き上がるとお腹が出てきてしまう。

この場合も腸下垂になっているという疑いがあります

腸下垂を改善しましょう

腸下垂になってしまったのなら手術!?と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、努力次第で治るものなんですよ!最初はしんどい・・・・って思ってしまうかもしれませんが、ずっと続けることで慣れてくると思うし、それが習慣に変わると思うので頑張って改善していきましょう。

音楽やテレビを見て気分をあげながらやるとすぐ飽きってしまうという方にはいいかもしれません。どんな作業も大変ですが、自分が続けてできそうと思う方法を取り入れながらやることで達成できるものです。頑張ってやっていきましょう!

運動1

  1. 仰向けに寝て、両膝を立てます。
  2. 手は自然に体の横に置くようにしてください。
  3. 両膝をぴったりとくっつけたまま足を右に倒しましょう。
  4. ここでのポイントは息をしっかり吐きながらやることです。
  5. 2と3を同じように息をしっかり吐きながら次は左に足を倒しましょう。

1~3で1セットになります。この運動は、筋肉を刺激して骨盤部分を締めるエクササイズになります。朝起きたら6セット行うようにしましょう。

運動2

  1. 椅子に座った状態で、下腹部に軽く力を入れるようにしてみてください。両腕は肘(ひじ)を曲げて胸らへんまで上げてください。
  2. 息を吐きながらウエストを左に曲げてください。痛いと思うほど無理はしないようにしましょう。
  3. さっきとは反対に次は、息を吐きながらウエストを右に曲げてください。2と同様に、痛いと思うほど無理をする必要はありません。できる範囲で行うようにしましょう。

1~3で1セットになります。これは筋肉を刺激して、姿勢を良くする効果が得られます。空いた時間やテレビ、または机仕事の休憩の間に一日6セットはするように頑張りましょう。

運動3

  1. 椅子から約50~60cmほど離れて軽く足を開いて、椅子の背もたれをつかみ前かがみになるような状態になってください。
  2. 下腹部をきゅっと緊張させた状態にして、お尻を右に強く振ります。ひざは強さに合わせて曲げてもいいです。無理をしないように心がけましょう。
  3. 1と2を同じように、下腹部をきゅっと緊張させた状態にして、次はお尻を左に強く振ります。強さによってひざに負荷がかかるので、曲げたりして無理をしないように気を付けましょう。

空いてる時間に30秒から40秒ほど行うようにしましょう。

運動4

床に座った状態で、膝(ひざ)をかかえ、背中を少し床に倒したようにして、腹筋に力を入れ、きついと感じる体勢を10~20秒ほど維持するようにしましょう。これを20回を目安にするように頑張りましょう。テレビを見ているときにやると長続きしますね!

運動5

  1. 肩で体重をかけながら、両足を真上に伸ばすようにしてください。ここで、膝が曲がらないようにしっかり伸ばすように気を付けましょう。
  2. 自転車をこぐように、左足と右足を交互にゆっくり回転させます。これを30回やります。
  3. 足先を頭の方に倒して、その状態のまま腹筋に10秒ほど力を入れてキープします。

腸下垂による便秘改善法とは??

出したくても腸下垂が原因で出せれない・・・そうお悩みな方も多くいらっしゃるみたいです。これもある動作をすることで改善される場合もあるのです!

便秘を改善したい!っていう方はぜひやってみてください!

複式呼吸をする

なぜ複式呼吸?と疑問に思うかもしれませんが、腹式呼吸は名前の通りお腹を使って呼吸をします。

腹式呼吸をしていると、息を吸うとき自然とお腹が膨らみ、吐くときにお腹はへこみますよね?その運動を利用して、腸に刺激を与えるのです。腸に刺激が与えられると、便意が起こりやすくなるので改善されやすくなるのです。

また、腹部の筋肉も同時に鍛えられるので、腸の働きもよくなります。

ウォーキング

30分~60分ほどのウォーキングをするようにしてみましょう。できれば、朝と夕方毎日できればなおよいです。

お腹にやさしい食事と散歩を組み合わせることで、便通がよくなります。

腰を浮かせて左右に軽く振る

仰向けに寝て、腰を床から少し浮かせた状態で左右に軽く腰を振ります。左右同じように軽く振ることで、腸が本来の位置に戻ってきます。

できる人がいれば、頭の部分に座布団や枕などの柔らかいものをひき、頭を付けた状態で逆立ちします。それを約30秒~60秒ほど、朝と晩にやります。そうすることで、腸が元の位置に戻ります。この方法はダイエット法でもあり、重力が原因で垂れ下がってしまっている腸を元に戻して、便秘を改善する効果が得られます。腸下垂を治しながら、または予防しながら、ダイエットしよう!って思っている方にはおすすめの方法ですよ!

お尻歩き

その名の通り、床に座り、普通に歩くように腕を使ってお尻だけで歩きます。

この方法は腸下垂の便秘を改善する方法以外に、お尻についたいらない脂肪を落とす方法としての効果もありますので、ぜひとも空いた時間に行うようにしてみてください。便秘も改善されて、お尻も小さくなるという一石二鳥です!

まとめ

・腸下垂及び原因は、腹部の筋肉や過激なダイエットが原因で腸を支えている部分が弱くなってしまい、腸が垂れ下がってしまっている状態である。最悪の場合、垂れ下がっている腸の部分に便がたまってしまいひどい便秘になってしまう。その便秘は便秘薬で治らない。

・腸下垂の症状しては主に、便秘や食後の後のお腹のふくらみ、ゲップやガス、胃炎になりかけたり、冷え性、だるさや疲れが抜けないというのがある。

・運動や便秘改善法をすることで腸を元の位置に戻し、腸下垂と便秘を改善することができるということ

  
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