脳ドックの費用について!内容や検査項目、見つかる病気は?

脳ドックとは、頭部・頸部の健康状態を調べる検査です。

2015年の日本人の死因の第三位は脳卒中(脳血管障害:くも膜下出血・脳梗塞・脳出血)となっています。

脳卒中は40~60代に多く見られ、元気で働き盛りだった人が突然死亡したり、生き残った場合でも重い後遺症が残ったりする恐ろしさがあります。脳卒中を早期に発見するためには脳の組織や血管の状態を調べる必要があります。ですが、一般的な人間ドックの検査項目には、脳の検査は含まれていないことが多いです。

この記事では脳ドックを行う意味、脳ドックを受けた方が良い人、脳ドックの相場、脳ドックで発見できる病気、費用を安く抑えるための方法、などについてご紹介します。

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脳卒中(脳血管障害)とは

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脳ドックでは主に脳卒中(脳血管障害ともよばれる:くも膜下出血・脳梗塞・脳出血)の予兆がないかを調べます。

これらの病気では、一度症状が出ると手遅れになる確率が高く、予防や早期発見が重要です。

くも膜下出血

くも膜下出血とは、脳の表面を覆っている「くも膜」の下で出血を起こすことです。多くの場合、「脳動脈瘤」の破裂によって引き起こされます。破裂までは自覚症状がないことが多いです。瘤が破裂した瞬間、強い頭痛を感じます。嘔吐したり、意識を失う場合もあります。

詳しくは、くも膜下出血の前兆をチェック!頭痛に要注意?を参考にして下さい!

脳梗塞

脳梗塞とは、脳の血管が詰まり、血が供給されなくなることです。片側の手足が動かない、しびれる、言葉を出しにくい(失語)などの症状が出ます。

動脈硬化によって動脈が細くなり、血の塊などが詰まることで引き起こされます。詳しくは、脳梗塞の前兆をチェック!しびれやめまいに要注意?を読んでおきましょう。

脳出血

脳出血とは、脳の血管が切れて出血を起こすことです。血管の部位にもよりますが、手足のしびれや痛み、運動麻痺、失語、めまいなどが現れます。

短時間で容体が一気に変化します。原因としては、高血圧、脳血管の病気などが挙げられます。

詳しくは、脳出血の前兆とは?頭痛やしびれなどの症状に注意!を参考にして下さい!

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脳ドックで見つかる病気

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脳ドッグで見つけることができる病気を紹介します、

無症候性脳梗塞

自覚症状が現れていない脳梗塞です。脳の血管が塞がっています。年齢が上がるにつれ、このリスクは高まります。

無症候性脳出血

自覚症状が現れていない脳出血(の予備軍)です。血腫(血の塊)が脳内に生じます。破裂して脳に損害を与えたり、周囲を圧迫したりします。

未破裂脳動脈瘤

脳動脈にできる瘤(こぶ)で、破裂していないものを指します。放置した場合、急に破裂して出血し、くも膜下出血につながることがあります。

脳腫瘍

脳にできる腫瘍で、悪性のものと良性のものがあります。症状が出ないことも少なくありません。両性のものでも、周囲の組織を圧迫し、脳の機能に影響することがあります。

脳動静脈奇形

脳の動脈と静脈の一部が先天的につながっている病気です。血管が破れ、脳内出血やくも膜下出血を誘因します。けいれんを引き起こす場合もあります。

もやもや病

脳の動脈が詰まった結果、周りから異常な細い血管が発達して不足した血液を補う病気です。

厚生労働省により特定疾患(難病)に指定されています。詳しくは、もやもや病の症状って?治療方法も知っておこう!を読んでおきましょう。

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脳ドッグの検査項目

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脳ドックで行う検査項目には、以下のような項目があります。MRI・MRA・CTは画像検査と呼ばれます。画像検査の他にも、脳波測定や超音波検査などの脳関係の検査や、一般の健康診断と同様の血圧測定・心電図・血液検査・尿検査などがあります。

MRI(磁気共鳴断層撮影)

磁気を用いて体内の水素原子の量と状態を調べ、体の断面図を作成する検査です。CTとは異なり、放射線被ばくがありません。機械に影響を与えるため、ペースメーカーを使っている人には使えない検査です。後述のCTに比べ、病変部位をより正確に検出可能です。検査装置の内部が狭いため、閉所恐怖症の人には向きません。検査時間は30分~1時間と、比較的長いです。

MRA(脳血管撮影)

MRIと同様のメカニズムを用い、血管の立体画像を作成する検査です。動脈瘤や血流が細くなった血管を発見することができます。

CT(コンピュータ断層撮影)

X線を胴部を一周して当て、得られた情報をコンピュータ解析して格子状の画像にする検査です。X戦を使用するため、放射線被ばくがあります。そのため、妊婦や子どもの検査には不向きです。近年では装置が発達したため、スピーディに検査が完了します(数十秒レベル)。MRTは骨や肺の検出に向かないため、骨を見たい場合はCTを使用します。一方、病変部位の検出精度についてはMRIの方が優れています。

超音波検査

方向性を持つ強い超音波を頚部などに当て、反射した波をを画像化することで、脳血管の状態を調べる検査です。動脈硬化や閉塞、狭窄などを検知することができます。

脳波測定

電極を頭に付けて、脳の電気的活動を調べる検査です。脳卒中はもちろん、認知症やてんかん、脳腫瘍、などの異常を発見することができます。

心電図

胸部などに電極を取り付けることで、電気的活動を調べる検査です。ある種の不整脈が出現している場合、血栓ができやすくなります。この血栓が脳に運ばれると、脳血栓症を引き起こすことがあるため、脳ドックでもこの検査を行うことがあります。

血圧測定

測定器を使用して血液の圧力を測定します。高血圧であるかどうかを調べます。高血圧は脳卒中のリスクを高めてしまいます。

血液検査

一定量の採血を行い、血液の成分を検査します。血液検査によって、高血圧や糖尿病などの脳卒中のリスクを高める疾患や血液の異常の有無を調べます。

尿検査

尿(朝一のものを持参することが多い)を採取し、尿内の成分を検査します。尿検査によって糖尿病の有無がわかります。糖尿病は動脈硬化を引き起こすため、脳卒中のリスクを高めます。

眼底検査

専用のレンズを使用して、眼球の奥(眼底)の状態を確認する検査です。高血圧や動脈硬化の場合、眼底の血管の様子が健康な人とは異なります。

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脳ドッグの費用の相場

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脳ドックの費用は最低3万円程度からが相場です。画像検査だけではなく、詳細な検査まで受けた場合、10万円程度になる場合もあります。

脳ドックは単独で受けるよりも、人間ドックのオプションメニューとして受けることが一般的です。人間ドックを受ける場合は人間ドックの料金にさらに脳ドックの料金がかかることになります。病院によっては、脳ドックを単体で受けることができるところもあります。

お近くの医療機関を調べてみましょう。

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脳ドックを受けるべき人

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脳ドッグを受けるべき人について紹介します。

生活習慣病を患っている人

脳卒中の危険因子の一つは、生活習慣病があることです。高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病がある場合、脳卒中になるリスクが上がります。

生活習慣病の人の場合、動脈硬化や血管が詰まりがちになります。その結果脳の血行が悪くなって脳卒中になりやすくなるのです。治療薬によって、血が凝固しにくくなることも要因の一つです。

40歳以上で未検査の人

脳卒中は40~60代に多いです。この年代では、上で述べたように、生活習慣病を発症している人も多くなってきます。

加齢によって脳卒中のリスクが大きく上昇するため、40歳以上で脳の検査をしたことがない人は脳ドックを受けた方が良いでしょう。

親・兄弟が脳卒中になった人

脳卒中にはある程度の遺伝的要素があると言われています。遺伝がすべてではありませんが、親や兄弟が脳卒中になった人は、脳卒中になるリスクが高いです。家族であれば生活習慣が似ていることもあるため、体質以外の理由からも、検査を行いましょう。

頭痛もちの人

頭痛は脳卒中の初期症状の一つです。頭痛をよく起こす場合は念のため検査を受けておくと安心でしょう。危険な頭痛としては、「段々悪化する頭痛」、「起床時の強い頭痛」、「突然の強い頭痛」などがあります。

これまでに経験したことのない特殊な頭痛は要注意です。

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費用を安く抑える方法

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保険の適用

脳ドックの場合、健康保険は基本的には適用外です。これは病気の症状が出ていない状態での検査だからです。

一方で、民間の生命保険では条件によって適用になる場合もあります。保険に加入している場合は、補償条件を確認し、不明な場合は担当者に問い合わせてみましょう。

自治体の助成金

地方自治体によっては、脳ドックの費用を補助しているところがあります。

自治体によって補助金額や、補助対象が異なります。年齢が40歳以上、などの条件を課す場合もあるため、インターネットや役所で確認しましょう。地域によっては1万円補助されることもあります。

MRIではなくCTを使用する病院を選ぶ

画像検査には主にMRIとCTがあります。一般的に、MRIよりもCTの方が料金が安いです。病院ごとの検査項目を調べて、CTによる検査のみを行っている病院を選びましょう。

ただし、MRIの方が検査精度が高く、CTはX線を使用しているなどの違いがあります。違いを確認したうえで、より自分に合ったっ検査方法を選ぶようにしましょう。

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脳ドックは果たして必要か?

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一方で、脳ドックは不要であるとする人もいます。

これは短期的に見た場合、脳卒中を起こすリスクよりも、手術で後遺症が残るリスクの方が大きいとする主張があるためです。こういった主張もありますが、医療技術は日々進歩し続けており、どちらが正しいとも言い切れません。脳ドックを受けることで安心できるという効果もあります。可能であれば自分自身で調べて決断しましょう。

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まとめ

脳ドックは、脳卒中(くも膜下出血・脳梗塞・脳出血)の早期発見に特化しています。

脳卒中以外にも、脳腫瘍・もやもや病などを見つけることもできます。

主な検査項目は、MRIとCTです。

費用の相場は3万円程度~ですが、検査項目によっては10万円近くになることもあります。

脳ドックの費用は基本的には健康保険の適用外です。

費用を安くする方法には、

  • 自治体の助成制度を利用する
  • 民間の生命保険を利用する
  • CTのみの医療機関を選ぶ

などがあります。脳ドックを受けることで、脳の病気を早期に発見し、健康に役立てましょう。

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