ふとした時に感じる頭皮の痛みは地味に辛いですよね。ピリピリとした痛みや、カサカサしていて何度もかいてしまって余計に悪化させてしまうこともあります。抜け毛も増えてきたりするとさらに心配になってきます。
こんな時どうしたらよいかという疑問を解決するために、頭皮が痛くなる「原因」と「対策」について紹介していきます。現状では、問題ない人も生活リズムの乱れでこの先に悩みの種になってしまうかもしれません。前もって知識を持っておくのも良いかと思いますので、ぜひご覧ください。
頭皮が痛くなる原因
ここでは頭皮が痛くなる主な5つの原因について紹介します。
ヘアカラーによるダメージ
髪の毛を染めたりすると頭皮にダメージが蓄積されてしまします。自分の頭皮に合わないカラー剤を使ったときや使い方が正しくなかったときに痛みが出てきます。
これは、若い人だけの話ではなく、白髪染めでもヘアカラー剤は使いますのでしっかり自分に合ったものを利用するのが大事です。
頭皮神経痛
頭皮神経痛とは、頭のてっぺんや後頭部あたりの頭皮が痛くなる神経痛の一種で、ピリピリとした痛みが特徴的です。この症状は、髪の毛をとかしてセットしていたり、シャンプーで頭を洗っているときに起こることが多く、突然くるものなので非常に厄介です。
この神経痛は悪化すると、抜け毛や薄毛にまで発展してしまうこともあります。
乾燥している
頭皮が乾燥していると本来あるはずの皮脂が少なくなり、そこに刺激が加わると鋭い痛みを感じます。風に当たるだけで痛みを感じる場合もあります。
ニキビ
頭皮にニキビができてしまうのは、角質が詰まってしまい細菌が溜まってしまうからです。そして、その周辺の肌が痛くなってしまいます。特に生え際や、うなじのあたりにできてしまうと気になってすぐに触ってしまい、さらに菌が繁殖して悪化させてしまいます。
ニキビ、吹き出物のができてしまう原因は、髪の毛の洗いすぎ、すすぎ不足、ストレス紫外線など様々なものがあり、しっかりとした対策が必要です。
ストレス
仕事や学校、家事育児など普段の生活をしてるうえで必ずストレスからは逃れられないのが今の社会です。
そのストレスが髪の毛にも影響を及ぼしています。主な原因としてストレスによる血行不良、睡眠不足、頭皮が固くなることが挙げられます。
痛みを抑えるための対策方法
ここでは、実際に生活で実践できる痛みを未然に防ぐやり方や抑えるための対策について紹介します。
ヘアカラーによるダメージの対策
誰でも一度は、髪を染めてみたいと思うのは当然でまったく責めることではありません。それに髪の毛を染めることで印象も変わり多くのプラス面もあります。
ですが、染めることで頭皮にダメージを与えてしまうのも事実です。染めたいけどダメージが…。もうどうしたらいいかわからなくなりますよね。このダメージを減らすための対策方法がいくつかありますのでためしてみてください。
・アミノ酸のシャンプーにする
髪の毛を染めた後に、さらに頭皮の状態を悪化させないためにできることがあります。洗浄力の強いシャンプーなどは頭皮の状態を悪くさせてしまいますので、頭皮にできるだけ優しいシャンプーを使う必要があります。
アミノ酸のシャンプーは頭皮に非常に優しいので、よく髪を染めることがあり頭皮の状態が気になる方は使用することをお勧めします。
・自分で染めないで美容室に行く
自宅から出ずとも、自分で染めたほうが安価で早くできるので圧倒的に楽かもしれませんが、頭皮にカラー剤が多く残ってしまいます。
ですので高くなってしまいますが、プロにやってもらうことで頭皮にカラー剤が残る量も少なくなります。自宅で簡単に染めてしまうと染める回数自体も多くなってしまいます。そうなると、落としきれなかったカラー剤が蓄積される機会が増えてしまうので悪循環になります。
頭皮神経痛の対策
頭皮神経痛の原因といわれている姿勢の悪さ、季節の変わり目による影響、ストレスとありますが、このなかで大きな原因となっているストレスのためこみすぎは、この神経痛をよくしていくのに必ず克服すべきものです。
ストレスを減らすためにできることがあります。食事による改善方法もありますが、今回は考え方によるストレスの減らし方をご紹介します。
・ストレスの根本的な原因を見つける
イライラしている原因が不明のまま生活しつづけることは、なんの解決にもならず悪化の一途をたどるばかりです。
例えば、仕事での上司の小言がストレスだ。と自分で判断できるならば多くの解決策があります。さらに上の役職の上司に相談したり、友達との飲み会で愚痴を聞いてもらったり、どうしようもないなら一番信頼できる家族や親族に相談したりとまず、最初の段階で原因を見つけることが大事です。
・ストレスの原因はわかるが内容が相談しずらい
こういったときは、精神科医などお医者さんに気軽に相談してみるのがお勧めです。身近な人だと恥ずかしくていえなかったりしますが、お医者さんなら意外とあっさり言えて話も聞いてもらえて気分転換にもなるかもしれません。
・自然を感じる
毎朝早く起きて遅くまで働いて、また起きて働いて休みの日はたくさん寝る…。こんな生活ばかりおくっているとさすがに働いてる・生きている意味など考えて鬱になりがちですよね。
そんな時に、日常から離れて公園などにいき自然を感じることは非常に大事です。たまにお昼休みはお弁当をもって公園で食べたり散歩をしたりするのもいいかもしれませんね。
・趣味でリフレッシュ!!
一つのことに打ち込む人は輝いて楽しそうに見えますよね。打ち込むまでとはいかずとも、何かゲームなりスポーツなり映画鑑賞なり趣味があるとストレスを発散できるかもしれません。ストレスを感じてしまうのはしょうがない!だから好きなもので発散する!という考えです。
趣味がないから困っているという人は、身近な人の趣味を真似するのが効果的です。友達の趣味を真似するとさらに友達との話のネタが増えより仲良くなれるかもしれません。
乾燥している時の対策
頭皮が乾燥しないようにするために必要なことを紹介します。
・シャンプーの量や回数を減らす
たいていの人は夜のシャワーの際シャンプーを一度するだけですが、朝起きてシャワーに入りまた髪を洗う人もいます。そういう人に限って乾燥しやすく張り詰めた頭皮がかゆくなりゴシゴシかいてしまい荒れてしまいます。頭皮は適度な皮脂が必要ですので、一度のシャワーに何度もシャンプーしたり大量に使用したりもしてはいけません。
・シャンプーの種類を変える
シャンプーの種類はアルコールシャンプー・アミノ酸シャンプー・石鹸シャンプーと三種類ありますが、私たちがいつも使っているのはだいたいアルコールシャンプーです。
ですが、このシャンプーや石鹸シャンプーは汚れをきれいに取り除いてくれますが洗浄力が強く場合によっては肌荒れの原因にもなります。ですので、一番頭皮に影響が少ないアミノ酸のシャンプーを使うことが乾燥を防ぐよい手段になります。
ニキビや吹き出物ができないための対策
ニキビや吹き出物ができてしまうのは様々な原因があると上述しましたが、その対策についてご紹介します。
・洗いすぎないようにする
髪の毛の洗いすぎは、頭皮が乾燥してしまうため皮脂が過剰分泌してしまいます。皮脂が多いと毛穴に詰まってその中で細菌が繁殖してしまうため、ニキビや吹き出物の原因になってしまいます。
・ぬるま湯でよく流す
シャンプーなどが頭皮に残ってしまうと、毛穴がふさがってそこから菌が繁殖してニキビになってしまいます。ぬるま湯を用意し指の腹で優しくしっかりと洗い流しましょう。
・紫外線対策をする
女性のお肌の大敵である紫外線は、頭皮環境を気にする男性の敵でもあります。特に、頭頂部は多くの紫外線を浴びやすい場所で炎症を起こしやすいです。
紫外線に当たらないように女性は日傘をさしたり、男性は帽子をかぶったり最近はUVカットスプレーなんかもあるので試してみるのがいいかもしれません。(UVカットスプレーは頭皮に合わないものもあるのでパッチテストをしてから利用しましょう)
食事でストレス対策
先ほど頭皮神経痛で考え方による対策についてかきましたが、今回は食べ物でできるストレスの減らし方を紹介します。これらの食べ物は、ストレス解消にいいとされている栄養素が含まれているものです。
- カルシウム
- ビタミンB1
- ビタミンC
- タンパク質
食べ物を摂取することで直接ストレスを解消することはできませんが、強くすることはできます。脳はカルシウムやビタミンなどの栄養が不足するとストレスを感じやすくなります。
よく、イライラしているとカルシウム足りてないんじゃない?と言われますがこれは、あながち間違いではありません。ですので、この必要な栄養素たちを摂取すればストレスを緩和することができる可能性があります。
その栄養素が多く含まれているビタミンやカルシウムが豊富な食べ物を紹介します。
・ココア
ココアは意外にもタンパク質・カルシウム・ビタミンE・ビタミンB1など豊富な栄養素が含まれており、ホットで飲めば気分をよくするリラックス効果もあります。
・豆腐
原料が大豆ですのでタンパク質が豊富です。またイライラ感を抑える働きがあるレシチンという成分が含まれているので、非常におすすめです。
・果物
特に、イチゴ・レモン・キウイ・みかん・ゆずなどはビタミンCが豊富でイライラや不安な気持ちを抑えるホルモンの分泌を促す働きや、免疫力を高め風邪になりにくい身体づくりができます。
・ほうれん草
マグネシウムが非常に豊富でストレス緩和に役立ちます。
・赤み身の魚や肉
魚ではマグロやカツオ、お肉では、牛肉や豚肉はビタミンBや必須アミノ酸であるトリプトファンが豊富に含まれてます。
以上のほかにも定番のヨーグルトなどストレスに良い食べ物はたくさんありますので、一度詳しく調べて自分でできそうな範囲のストレスにいい食べ物リストを作って実践してみるのもいいかもしれませんね。
まとめ
頭皮が痛くなる原因と対策
○ヘアカラーによるダメージの場合
対策:アミノ酸のシャンプーの使用や自宅ではなく美容室で染める。
○頭皮神経痛の場合の場合
対策:趣味や自然でリフレッシュまたは医師に相談する。
○乾燥しているの場合
対策:シャンプーの量や回数を減らす。
○ニキビや吹き出物の場合
対策:紫外線対策や髪の毛を洗いすぎないようにする。
○ストレスによる場合
対策:ビタミンやカルシウムが豊富な食事でストレスを緩和する。
いかがでしたでしょうか。以上が今回の記事のまとめになります。
頭皮がひりひり痛むだけで他のことに気が回らなくなり、注意散漫になってしまうこともありますよね。そうならないようにするためには、しっかり原因を知り対策法をただ知識として覚えておくだけではなく実践していくことが大切です。
そのうえで自分の手に負えないと判断したら早めに専門の医師に相談するのも大切だと思います。ずっと悩んでるのではなく何事も早めに対策するのが吉ですね!
頭皮の痛みは薄毛や抜け毛にも発展する場合があるので、痛みが気になる方もそうでないかたも早めの対策でいつまでも健康な髪の毛を保てるように頭皮環境を大事にしていきましょう。
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