子宮内膜症は不妊になりやすい?原因や対処方法について!

月に一度程度の周期で定期的にやってくる生理。生理前や最中の腹痛、腰痛、頭痛、気分が沈むなどの不快な症状は憂鬱ですが、閉経を迎えるまでの間は規則的にやってくる生理が健康のバロメーターの一つでもありますよね。

生理痛は、私たち女性にとって不快なものですが、ある程度、年齢を重ねると痛みや不快感とも上手に付き合えるようにもなります。

しかし、なかには寝込むなど、日常生活に支障をきたすほどの腹痛、腰痛や、痛み止めを飲んでもまったく効かず、痛みに苦しむ方もいます。そんなときは「子宮内膜症」の疑いがありますので、一度病院で相談してみましょう。

ここでは、子宮内膜症についてと、それによるに妊娠の可能性をご紹介します。

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女性の体のメカニズムを知りましょう。

女性のからだは、個人差はありますが、思春期を迎える頃、生理が始まり、閉経を迎えるまで、定期的な周期で繰り返します。

子宮内膜症を引き起こすはっきりとした原因は解明されていませんが、生理がその原因のひとつではないかと考えられています。

知っているようで、きちんとは知らないことも多い自分自身のからだのこと。きちんと理解して、適切な判断をできたらいいですよね。

生理の起きるメカニズム

子宮

月経を迎えた女性の体は月に一度、卵巣から一つの卵子を送り出す、排卵を起こします。排卵により排出された卵子は、卵管を通り子宮へと向かいます。

ここで、精子と出会い受精卵となると、子宮内膜に着床し、そこで細胞分裂を繰り返し、立派な赤ちゃんとなっていくわけです。

排卵が行われたタイミングで、受精卵となった卵を優しくお迎えするために子宮では子宮内膜を厚くして、着床のためのふかふかのベッドを作ります。

排卵された卵子が必ず、受精卵になるわけではありません。着床しないのであれば、子宮内膜を厚くして作った、ふかふかのベッドは必要なくなり、厚くなった子宮内膜が剥がれ落ち、出血として体外に排出されます。これが生理(月経)のメカニズムです。妊娠すると生理が止まるのは、子宮内膜を体外に排出する必要がないからですね。

生理の周期は人により様々で、28日~35日周期で、期間としては3日~7日が一般的なようです。

生理前や生理中の不快症状も人によって様々で、まったく感じない人もいれば、お薬に頼るほど生理痛に悩まされる人もいます。

生理には、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンの働きが大きく関わっています。

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子宮内膜症ってどんな病気?

着床のために厚くなった子宮内膜が剥がれ落ちることが生理であることをご理解いただけたと思います。

子宮内膜とは本来、子宮内に存在するものですが、なんらかの原因で子宮外に子宮内膜が存在し、生理と同じように、一定の周期で増殖と剥離を繰り返し、それによる痛みがあり、その痛みが生理のたびに、だんだんと強くなると言われています。

では、子宮内膜症がどのような原因で起こり、どのような症状なのか、治療は可能なのかをご紹介します。

子宮内膜症の原因ってなに?

産後 

子宮内膜症は、はっきりとした根拠のある原因が分かっていません。

着床準備のため、厚くなった子宮内膜が生理として体外に排出される際に、子宮内膜が卵管の方へ逆流し、卵管や卵巣に付着するという考えと、子宮外の腹膜などの一部がなんらかの原因で子宮内膜へと変異してしまうという考えがあります。

気になる!子宮内膜症の症状

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主には生理痛と似ています。腹痛、腰痛。それに加え、子宮内膜症が起こっている部位により、性交痛や排便痛があったりもします。

いずれにしても、子宮内膜症を患っていない人の生理痛に比べ、痛みの度合いが強いと言われています。

また、生理周期に合わせて、子宮外に発生した子宮内膜が増殖・剥離を繰り返すため、生理のたびに痛みの度合いが強くなったり、生理時の出血量が多くなるとも言われています。

子宮内膜症の予防策は?

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子宮内膜症ははっきりとした原因が分かっていないため、考えられる予防策もこれといってありません。ただ、規則正しい生活で、バランスのとれた食事と、十分な休息、適度な運動、なるべくストレスを貯めないストレスコントロールを心がけることが大切と言えるでしょう。

子宮内膜症にかかりやすい人っているの?

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近年、日本における子宮内膜症の患者さんは増えていると言われています。これは、生理開始の低年齢化と、現代社会の女性のライフスタイルが大きく関わっていいることが考えられています。

生理が開始するのは、体が十分に成熟した時とされています。最近では栄養状態もよく体が成熟するのもだんだんと早くなっています。それに伴い生理開始は早くなっていますが、閉経の時期は変わりありません。ということは、現代の女性の生理の回数は昔に比べ多くなってきているといえます。

また、働く女性が多い近年では、女性の晩婚化、晩産化が進み、または妊娠・出産を経験しない方もいます。

昔の日本では、子どもを多く産み育てる女性がたくさんいました。生涯の中で妊娠期間が多くあるということは、それだけ生理の回数も少ないことになります。

子宮内膜症ははっきりとした原因はわかっていませんが、生理周期に伴う痛みが深く関わっていることから生理周期が短く、1回の生理期間が長い方のほうがリスクが高く、生理が始まって年数が経った人の方が発症しやすいともといえます。

割合で言うと20代~30代の生理のある女性のうち約10%がそれに当たると言われています。

治療で治すことができるの?

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子宮内膜症にかかった時と治療法は手術療法と薬物療法の2つの方法があります。

手術療法とは、保存手術(子宮外の子宮内膜が付着した部分を取り去る手術)と、根治手術(子宮と卵巣を全て取り去る手術)があります。保存手術の場合は、術後の妊娠・出産は可能ですが、子宮内膜症の再発が懸念されます。

薬物療法ではホルモン剤を利用し、擬似的に閉経時の状態や妊娠時の状態を作り、生理を一時的に止めることで痛みを取り去ります。しかし、お薬の服用をやめると、再び痛みが再発する可能性があります。

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子宮内症になると妊娠できないの?

女性が妊娠するには、子宮、卵巣、卵管の働きが重要なことはご存知かと思います。ここで述べてきた子宮内膜症はそういった、女性特有の臓器の病気であることが分かります。

では、子宮内膜症を患うと妊娠することはできないのでしょうか?

たしかに、子宮内膜症が不妊の原因の一つにはなりますが、妊娠、出産ができないわけではありません。また、子宮内膜症であっても、まったく希ではありますが、自覚症状のない方もいて、帝王切開の開腹により発見したというケースもあります。

最近では、歌手の松浦あやさんや、タレントの安田美沙子さんが子宮内膜症を患いながらも元気な赤ちゃんを出産しましたね。

子宮内膜症の患者さんの半数が不妊症であるとは言いますが、適切な判断、治療により妊娠・出産が可能です。

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ま と め

子宮内膜症は、良性のものなので命に関わるような心配はありません。

自覚症状が現れやすいため、痛みのコントロールなどとても大変であり、妊娠をしにくいこともあることから、セルフチェックによる早期発見、病院受診・治療が大切だと言えます。

生理のたびに痛みがひどくなる、痛み止めが効かない、日常生活に支障をきたすほどの痛みがある、生理による出血量が多くなる、不正出血が続くなど、体の変化を感じたら早めに病院を受診しましょう。

なにごとにおいても、早期発見、早期治療が大切ですね。

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