自分が死ぬ夢を見ると、不吉な気がして朝から嫌な気分になりますね。しかし、夢占いでは、「死」は「新たな始まり」「辛く苦しい状況の好転」を暗示する吉夢です。努力していることが近いうちに実を結ぶかもしれません。
幸運を掴むにはどうしたらいいか、そもそも夢とはなにか?について考えていきます。
自分が死ぬ夢
夢占いでは、自分が死ぬ夢は、新しいものが生まれる、新しいことが始まるといった好運の象徴です。「スタート」「出発」「出会い」「チャンス」「新生活」「変化」を示しています。仕事の面では、環境が大きく変わるかもしれません。自分の成長を実感できる仕事を任されたり、新たな出会いや別れがあるかもしれません。プライベートでは新しい趣味を始めたり、音信不通だった恋人からメールがくる、好きな人ができる、といった恋愛運・人気運アップの前兆といわれます。
上昇志向で大きなチャンスを掴もうと努力してきたことが実を結んで、好運が巡ってきていると考えます。逆境や苦しい状況を変えたいと思っているのであれば、そこから脱出し、過去の自分と決別できるでしょう。
ここでチャンスを逃さないためには、今まで通りに手を抜かず、モチベーションを高く持ってポジティブでいることが大切です。
自分が死んで生まれ変わる夢
過去やいらない物をすっぱり断ち切り、新しい自分に生まれ変わる吉夢です。死ぬだけの夢よりも縁起がいいとされます。絶対に無理だと諦めていたことにも挑戦してみましょう。
自分が苦しんで死ぬ夢
吉夢ではありますが、変化にとまどっていたり、大きな決断をするのに悩んでいる、決断できない自分に不甲斐なさを感じているようです。助けを必要としているのかもしれません。
夢とは?
寝ている間に、まるで現実のことのように感じる、イメージや幻覚のことを夢といいます。白黒であったり、カラーであったり、触覚や運動感覚があるときもあります。そんなときはよりリアルに感じます。普通は目が覚めてから夢だったことに気がつきます。
頭の中には、たくさんの情報や感情が入っています。それらを記憶や知識として定着させるために、脳は情報を整理する必要があります。夢は、その活動の過程で見るものといわれています。
睡眠と夢
睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があって、夢を見るのは主にレム睡眠中です。体を休めている間に、脳は活発に活動し、日中に得た情報を処理しています。
レム睡眠中は眠りが浅く、脳の活動を優先させている一方で、体の動きを抑える働きがあります。寝てる間にフラフラと立ち上がらないようにするためです。
これが機能しないと、レム睡眠行動障害といって、ベッドから立ち上がろうとして落ちたり、外に出る夢を見たら同じように歩き出していた、といった異常行動があらわれたりします。逆に、目が覚めたのに体が動かないと感じることがあり、これを金縛りと呼んでいます。金縛りについては、金縛りの原因を分析!解き方や対策方法を紹介!の記事を参考にしてください!
ノンレム睡眠は、脳も体も眠りについて、体の疲れを回復させたり、体を成長させたり(寝ている間に身長が伸びます)、壊れた細胞の修復を行います。脳も休憩してゆっくり休んでいるので、「深い眠り」といわれます。
レム睡眠中の情報の仕分け
昼間に得た情報のうち、どれを長期記憶に残すか、つまり、自分の人格を形成する情報はどれにするかを「海馬」が判定し、いらないものは削除、残すものを脳に埋め込みます。
選ばれたバラバラの情報をつなぎ合わせて記憶するので、あっちこっちに飛ばされるような夢を見ることになります。
なぜ夢の内容を忘れてしまうの?
夢はいつも見ているけど忘れているだけだ、ということはどこかで聞いたことがあるかもしれません。目が覚めてから5分以内に、95%は忘れてしまうといわれています。
その理由の1つは、目が覚めるタイミングです。レム睡眠で夢を見て、そこで目が覚めれば夢の内容を覚えていますが、ノンレム睡眠に入ってしまうと忘れられてしまいます。どのタイミングで起きるかがポイントです。
2つ目は、夢の内容がインパクトのない普通のことや楽しかったことだからです。そういった夢は忘れやすい傾向があります。怖い夢はよく覚えているのはそのためです。
いい夢を見る方法
せっかく見るなら、怖い夢よりも、いい夢を見る方がいいですよね。いい夢を見て眠りたい、いい夢で目覚めたいというときに試してみてください。
リラックス
まずは、心も体もリラックスしましょう。仕事や嫌なことは一度忘れて、心を落ち着かせます。ゆっくりと深く息を吸い、ゆっくり吐きます。呼吸を整えましょう。ベッドに入ったまま瞑想をしてもいいかもしれません。
睡眠時間を確保する
眠りについてから、しばらくはノンレム睡眠のほうが長く、レム睡眠は10~20分程度です。睡眠時間が4時間を超えたあたりから脳の休憩が終わり、レム睡眠の時間が長くなってきて45分~1時間になり、ノンレム睡眠は浅く短くなります。夢をたくさん見たいと思ったら、6~8時間は寝たいところです。
寝る前に見たい夢を強くイメージする
今日はこんな夢が見たい!と思ったら、寝る直前にそのイメージを何度も脳にインプットします。これは重要な記憶だから消さないようにと、脳に覚えさせます。
次の日は必ず早起きしければいけないと思って寝ると、アラームより早く起きてしまうことがあります。それと同じです。好きな人の夢が見たかったらその人のことを強くイメージしてみてください。子供っぽいと思うかもしれませんが、ぜひやってみてください。
忘れないうちに夢日記をつける
せっかくいい夢を見たのに、目が覚めたら忘れてしまうことがよくあります。すごく悔しい思いをしたことがあるのではないでしょうか。手の届くところに紙とペンを置いておいて、目が覚めたら忘れないうちにさっと書いてしまいましょう。後で見返せるので便利です。
夜に目が覚めたときに見た夢があればそれも書き出しておきましょう。些細なことでもメモしておきます。
夢日記を見返す
楽しかったあの夢の続きが見たいと思ったら、それがどんな夢だったか、日記を見返しながら詳細に思い出しておきましょう。よりリアルに想像して脳にインプットします。
寝る直前に夢のことを考えながら眠ると、また夢に出てくることがあります。
夢でチャンスを掴む
明晰夢といって、夢の中で「今夢を見ている」と自覚できることがあります。コツをつかむと、見ている夢を思い通りにコントロールしたり、悪い夢をいい夢に変えられるようになります。
本来の自分の欲求や願望を探ることに役立つといわれ、カウンセリングやメンタルトレーニングに応用しようとする研究に注目が集まっています。
まとめ
自分が死ぬ夢についてまとめていきます。
自分が死ぬ夢は、夢占いでは不吉ではありません。
自分が死ぬ夢はむしろ運気上昇の吉夢とされています。
幸運やチャンスを逃さないためには、ポジティブで積極的に行動しましょう。
夢は脳が情報を整理して、記憶として定着させるための活動の一環です。
いい夢を見るためには、リラックスをして睡眠時間十分にとりましょう。
いかがでしたでしょうか。昔は神様や悪魔のお告げなどといわれ、宗教や政治の重要な判断材料とされていた時代もあります。現在でも心理学や精神分析、脳や睡眠に関する分野などで研究が続けられています。それぐらい夢は人間とは切っても切り離せない関係です。夢占いの解釈はいろいろあるので、他の意見も参考にしてみてくださいね。夢が人生のターニングポイントになることがあります。時には思い込むことも大切です。ぜひ自分を信じで、幸運を掴んでください。
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