風邪ににんにくが効果的な理由は?効能や成分を紹介!

にんにくは古代から滋養強壮を目的に薬草として使われてきました。すりおろしても良し、刻んで良し、揚げて良しと調理法を選ばず、保存も効くので重宝されるのです。

味付けとしても抜群の効果があるので食材としても高く評価されてきました。風邪の予防について、今さら強調しなくても周知の通りです。

当たり前になりすぎて今さら説明できないのが、にんにくの効力についてです。一体、にんにくの何がそんなに凄くて風邪に有効なのか、今回はその謎を詳しく解き明かしていきたいと思います。

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古代から、にんにくが選ばれ続けたのは何故か

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古代から食用としてだけでなく薬用としても、にんにくと人類は長い歴史をもっています。

日本では古事記ですでに登場しています。科学のない時代から選ばれた理由を科学的にご説明いたします。

人類の生き残りに貢献

にんにくには「アリシン」という物質が入っていて、すりおろしたり焼いたり加工次第で微妙に効用が変わります。それでも一貫していえるのは、疲労回復、滋養強壮に役立つことです。

化学薬品が皆無であった古代において、強い体質を持っていることが生き残る大前提でした。弱肉強食の時代は長く、最近の先進諸国でやっと子どもに死亡率が低下したくらいです。医療が発達するまでの間、人間は持って生まれた免疫力と強化する知恵によって生き延びたのです。

そのサバイバル時代を支えた知恵の一つが、にんにくの活用です。生でも、漬けても、干しても良しと保存方法が多彩で、美味しく、栄養が抜群でした。六千年前からエジプトに記録されているので、文字のない時代から人類と共にあったことは想像に難くありません。

体質の弱い人や、強くても疲れ切って体力の落ちた人に強力な力を発揮しました。大きな病気やケガだけでなく、疲労困憊や極度の栄養失調からくる風邪というのは命取りです。風邪という症状から様々な病気に進行して死に至るからです。風邪を万病のもとと恐れたのは、そのためですが逆にいえば疲労の段階で回復すれば問題ありません。

飢餓や戦争、災害、移住など様々な苦労が人類の歴史なら、それを解決してきたのも人類の功績です。にんにくは、その栄えあるパートナーとして選ばれ続けて今でも風邪の予防、治療に絶大な信用を得ています。

外傷を早く治す作用

体質の強い、弱いという個人差が現れるのは疾病時に限りません。ケガをした時、その治り具合に個人差が出ます。

外傷はまず、皮膚を破り、血管が破壊されて外界の異物と接触します。その異物にあるばい菌と白血球が戦って化膿しますが、ここで強い人はばい菌を打ち負かして血管を修復し、皮膚も回復します。

弱い人はばい菌の更なる侵食を許して発熱し、患部を切除したり、敗血症になって亡くなったりします。

抗生物質のない時代、この自己免疫力を高める方法として、にんにくが使われてきました。食べる抗菌剤としてです。外界から来るウイルスに強くなるのは風邪だけでなく、外傷時に接触するウイルスに対しても強くなれるのです。

皮膚を守る衣類の発達が十分でなかった古代、それは獲物の捕獲や作物の採取に明け暮れて外傷の絶えない時代でした。医療の発達もないまま、戦争や災害でケガが絶えません。外傷を早く治せる知恵を持つかどうか、それは生存率に大きく関係しました。

身体の内外を強化できる、しかも保存、携帯可能なにんにくは旅のお供として欠かせないアイテムだったのです。

ビタミンBが豊富

肉体疲労で筋肉に必要な栄養の代表、それがビタミンBです。しかし、このビタミンBは必要な量を日ごろから蓄えておくことができません。疲れる直前や、疲れた時に取り入れなくては効果がないのです。

ビタミンBは水に溶けやすく、熱に弱い性質を持っています。そのために体内で吸収される前に調理過程でかなり栄養が破壊され、価値を損ないます。

ところが、にんにくは切ったり、潰したりという組織破壊によって「アリシン」が強く作用します。この「アリシン」はビタミンBと結合し、変化します。水溶性から脂溶性に進化して、調理しても失われないビタミンBになるのです。

しかも体内で保存しにくいビタミンBを、吸収して貯蔵可能にまでしてくれるのです。例えていえば、ビタミンBをパラフィン紙にしか入れられなかった人が、保存に強い耐水の箱を手に入れて持ち運びできるようになった、そんな感じです。

それを手に入れた部族と、持たない部族の生存差は明らかです。風邪さえ予防できるにんにくというのは、戦力としても十分、機能して人類の発展と共に広がりました。

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にんにくが風邪に効果的な理由

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人口受精が可能なら、内臓移植も可能、人類は常に願望を叶えてきました。それなのに風邪を治すことはできずにいます。

免疫力を高める

風邪とは、邪(ウイルス等、外界からの異物)なものが風にのってやってくることを指します。同じ邪がきても病気になる人と、ならない人がいます。それが免疫力の個人差です。いつも風邪気味の方は、風に乗ってきた邪の内容に問題があるというより、体質や体力に問題があるのです。

どんな邪がやってきても、感染しない免疫力があれば発病しません。WHOが警戒するようなウイルスは別として、季節の変わり目だとか、睡眠不足だったからとか、そんなことで体調を崩す方にとって、にんにくは強力なパートナーです。

風邪をひいてから治療するのではなく、風邪をひかないで済む栄養を日常摂取する予防こそ重要です。風邪は確かに些細なきっかけでひくものです。しかし、風邪を侮ることはできません。

こんなに医療が発達した現代でさえ「風邪は万病のもと」なのです。風邪による諸症状を解消することはできても、風邪を治す薬として確たるものはまだできていません。そして、今でも風邪で亡くなる方は多く存在します。

体力の少ない、免疫力の低い赤ちゃんや高齢者にとって、風邪を軽く見ていては命取りになるのです。そして病人が生死の境を彷徨う時、家族に余命を問われて医師の多くは「この方の生命力によります」と答えます。

この場合、生命力とは免疫力です。細胞レベルで外敵に打ち勝ち、生命維持できる体内環境を守れるかどうか。それは日ごろの免疫力向上、体力増強の蓄えがあるかどうかにかかってきます。風邪を忘れるくらいの免疫力を手に入れることが、にんにくを常食することで可能なのです。

風邪ウイルスを捕獲して外へ!

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にんにくには、アリシンという疲労回復、滋養強壮物質が含まれていて風邪や外傷のウイルスに負けないようにするとご説明しました。

このアリシンはにんにくの強烈な臭いの成分でもあります。にんにくには、無臭でありながらアリシン同様の高い戦力を持つ栄養もあります。

それがスコルジニンといって新陳代謝、強壮、疲労回復に大きな効果があるのです。新陳代謝が良いということは血行がよく、体温が適度に高い状態を意味します。これは粘膜の活動が活発になるということなので上気道の乾燥や感染を予防してくれます。

感染してしまってから免疫力で戦うよりも、感染しない方法が一番、大事です。にんにくのスコルジニンで、鼻腔や気道にある毛で異物をからめて除去する力を高めましょう。鼻や気道でウイルスをブロックして排出すれば、体内で感染することはありません。

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風邪を予防する、にんにくの効用

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風邪ウイルスに負けない免疫力の源、にんにくパワー。まだまだにんにくの魅力は尽きません。にんにくで風邪をひかない身体作りができる理由をご説明しましょう。

血液がサラサラに

にんにくが血液に与える影響で知られているものを書いてみましょう。コレストロール低下作用、血圧低下作用、血小板凝集抑制作用、などです。

血小板凝集抑制とは、カサブタができにくい、ということで血栓の予防にもつながります。コレストロールが低くなると血中濃度が低くなり、体中の血流が良くなります。

カサブタなどのつまる材料になりかねない異物ができにくく、コレストロールのように血管内を狭くする要因がない、というのは流れの良い血行の条件です。このサラサラと血液が流れる体内環境を維持することで風邪を予防できるのです。

活性酸素を取り除く

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活性酸素というのは、エネルギーを作る代謝の過程で発生してしまう毒素です。細胞レベルの厄介者で病気発生の多くに関連していると言われます。

この活性酸素があるから老化が進んでしまうのに、加齢とともに代謝が落ちるのでますます活性酸素増えてしまうのです。元々、自浄能力として抗酸化能力を持っていましたが40歳台から衰えていきます。

この活性酸素がはびこると様々な苦痛に身を委ねなくてはなりません。それも全身、くまなく発症します。白内障、関節炎、動脈硬化、肝機能、糖尿病、癌など病理の世界にも踏み込みますが、シワ、シミ、たるみ、なども活性酸素のなせる業です。

身体の酸化、というのは加齢による劣化です。酸化を防ぐ、というのは鮮度を保つわけですからアンチエイジング、若さを保つことを意味します。粘膜系統の鮮度が落ちてもウイルスに感染しやすくなります。鼻粘膜、気道粘膜の若さを保ってウイルスを排除しましょう。

新陳代謝を良くする

外界から身体に何かしら取り込み、身体の中で分別し、吸収し、加工し、排泄して新しい部分を形成する・・・この一連の流れが淀みなく機能してこそ、健康です。

身体に取り入れることはできても、加齢とともにスムーズに排出することが難しいのです。にんにくが消化・吸収に優しいために便通も改善されるので、排毒もスムースになり、胃腸の粘膜に負担かけません。

サラサラになるのは血液だけでなく全身の水分もサラサラなのです。汗の分泌も澱みなくなされることによって肌のトラブルも減ります。代謝によって得られる大きなメリット、それは新しい物質を取り入れて古いものを持ち去り、常に若い時代を得ようとすることです。そのために排泄し続けなくてはなりません。

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まとめ

医食同源とはよく言ったもので、何を食べるのかを選ぶことは寿命選びといえましょう。化学薬品のない時代から、昔の方々は長い時間と膨大な経験値で現代の私たちに「身体によくて美味しいもの」の情報を残してくれました。

今回ご紹介した、にんにくもその一つです。先達の恩愛に想いを馳せながら、にんにくを食べて風邪を予防してみませんか?

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