キラキラしていてみずみずしい、と女性なら誰でも憧れる「透明感」を目指すにはどのような対策が必要なのでしょうか。
肌は日々作られているものなので、日々のこつこつとした努力が必要です。また、美肌を保つことは体全体の健康を維持することにもつながるので、積極的に透明感を目指しましょう。
(急ぎで透明感のある肌を演出したい場合のメイク術についても紹介しています。)
この記事の目次
そもそも透明感とは?
透明感がある、というのは明らかに誉め言葉ですが、そもそも何をもって「透明感がある」と感じているのでしょうか。
目が大きい、少女のような人、等人によって透明感という言葉の定義は異なりますが、肌の特徴や、全体の印象からイノセントな柔らかい雰囲気があるという点は一貫しています。
つまり、肌に関して言えば
・色素が薄い
・みずみずしい
・毛穴がない
・皮膚が薄そう
・赤みが透けて見える
といったあたりがそのポイントになっています。
色素が薄く白い肌であれば透明感があるという訳ではなく、逆に色黒でも透明感のある人はいるのです。つまり明日からでも透明感は手に入れられます。
肌への対策は肌色より水分量重視
透明感のある肌の要素がわかったところで、どのような対策をすればよいというと、
- 色素が薄い→むらのない肌を保つ事
- みずみずしい→肌の水分量を上げる事
- 毛穴がない→毛穴を消す事
- 皮膚が薄そう→厚塗りせず、古い角質が溜まっていない事
- 赤みが透けて見える→血行を良くする
という事になります。
ここで重要なのは色白であればいいという訳ではなく、むしろ元々持っている肌の色は透明感とは関係ないという事です。どんな色の肌でも、均一であり瑞々しさを保ってさえいれば「透明感」を印象づける事ができます。つまりいわゆる美肌の事を透明感だと感じているのです。
外側からの透明感対策(スキンケアについて)
まずは、スキンケアによる肌対策についてご紹介致します。
美白
肌の色自体は関係ないと書きましたが、シミは透明感の大敵なのでメラニン対策は重要です。
メラニン色素は黒くすみの原因にもなるので、しっかり対策しましょう。ちょっと外に出るという程度でも日焼け止めは忘れないようにしてください。
また人間の体はうまく出来ていて、顔に日焼け止めをばっちり塗っていても顔以外のどこかが日に当たっていると「メラニンを出さなきゃ!」とメラニンを出してしまいます。そのため、日差しの強い場合はサングラスで目を守る等の対策が必要です。
美白のために撮りたい食事について、美白をもたらす食べ物を紹介!ビタミンやリコピンを積極的に!の記事を参考にして下さい。
角質オフ
角質をためないこともくすみ、毛穴の対策として有効です。
ターンオーバーが正常に行われていれば、古い角質は勝手に剥がれていき角質は一定の厚みをキープします。しかしこのターンオーバーが乱れると角質が溜まり、どんどん厚くなってしまいます。古い角質は溜めずに落としましょう。
とはいえ、顔の肌は特に非常に敏感な部分です。スクラブなどでごしごし落とすのは逆に刺激になり、肌が防衛機能を働かせて余計に分厚くなってしまいます。拭き取り用の化粧水・乳液でオフしましょう。ヨーグルトの上澄みを使って同様の効果を期待できます。
保湿
赤ちゃんの肌の水分量は60%以上ですが、大人だと40%くらいです。赤ちゃんのようなプルプル肌を保ためには、かなりの保湿が必要ですね。
また、保湿は肌の水分量だけではなく毛穴対策にも重要です。肌が乾燥すると、脂を出さなければと勘違いした肌が過剰に脂を出してしまい、毛穴が詰まってしまいます。
ここで気をつけたいのは、保湿はあくまで入れこんだ水分量をキープするというもので、水分量は保湿の前にしっかりやっておかなければならないということです。
そのためスキンケアによる保湿は、パッティング→クリームで蓋をするというのが基本になります。
- クレンジングをしっかりして、水分の入りやすい状態にする
- ローションパックかパッティングで水分を入れ込む
- クリームや乳液で蓋をして、入れこんだ水分をキープする
という流れになります。
ローションパックは大量の化粧水を使うので毎日は大変だと思ってしまいますが、実は化粧水でひたひたにしなくても、水道水に浸して軽く絞ったコットンに500円玉程度の化粧水を足すだけでも十分効果があります。
また、注意点としてはパックしたまま放置しすぎないようにという点があります。コットンが乾燥すると逆に肌の水分を持って行かれてしまうので、3~5分程度を目安にしましょう。
内側からの透明感対策(食事について)
透明感のある肌を目指すには、スキンケアだけでなく体内環境のケアも大切です。
肌を作るたんぱく質
角質層はケラチンによって構成されています。ケラチンはたんぱく質をもとにして作られているので、良質のたんぱく質を採ることが良質の肌を作ることにつながります。
たんぱく質は肉、魚、大豆に含まれており、中でも豆類や鶏のささみは脂質が少ないため、美容に適していると言えます。
美白対策・酸化防止のビタミンC
美容のためのビタミンであるビタミンCは、メラニン色素の増加を抑えてくれます。また、肌や粘膜を強くするのにも役立ちます。
ビタミンCはレモンで採るのが有名なところですが、ブロッコリーやカリフラワー、パプリカなどの緑黄色野菜にも豊富に含まれています。また、苺やみかんでも摂取できますが、フルーツで採る場合は以下の糖化に注意が必要です。
糖化防止の食物繊維
近年話題になっている「糖化」も肌に悪影響があります。糖化によりたんぱく質が変質し、黄くすみの原因となります。
糖化防止には糖分を取りすぎない事と、体内で起こる糖化反応を抑える事が重要です。糖分が低く、血糖値の急激な増加を抑える葉物野菜を食べる事、ショウガとにんにくを積極的に採ることが効果的です。
肌の糖化現象については、糖化が肌に与える悪影響を紹介!改善する方法は?の記事を読んでみてください。
透明感のある肌を演出するメイク術
透明感を感じる要素として、「作り込んでいない」、「ありのままの姿」といったイメージを持っているという事が上げられます。
ここまででご紹介した外側から、内側からのケアで作り込む必要のない肌を保つ事ができれば問題ないのですが、もっと透明感が欲しい!という場合はちょっとしたヘアメイクの技が役に立ちます。
◆メイクのポイント
透明感のあるメイクのポイントは、メイクをしていないように見せる事にあります。基本的には、肌の色に近いヌーディーカラーを選択するのが相応しいです。
その際、「明るくて淡い色のものを選ぶ」事がポイントです。やわらかく明るい色、つまりあまり鮮やかな色ではなく、彩度が低めな色を選ぶ事で柔らかく自然な雰囲気を作る事ができます。
◆髪型のポイント
明るいカラーによって柔らかさを出し、透明感を出すという方法があります。メイクと同様に、明るくて彩度の低いカラーによって透明感を演出できるのです。
しかし、日本人の髪色でこのような色を出そうとするとブリーチが必要な場合があります。ブリーチ剤に弱い方もいらっしゃるので、ヘアサロンでのカラーをおすすめ致します。
基本的にはできればあまり手を加えていないナチュラルさが重要なので、色よりツヤが重要と言えます。傷んでいたりパサついていたりするのは透明感の演出にはふさわしくありません。
まとめ
透明感のある肌は、健康的で隠し事の無い肌のことを指しています。肌の透明感は保湿が一番重要です。また、日焼けや角質の溜まりを防止し、肌に刺激を与えないようにすることも合わせて大切です。
また、全体の透明感は、肌だけではなく、生活習慣や健康かどうか、清潔感等も関わって来る要素です。ぜひメイクやスキンケアだけでなく、体のトータルケアをすることをおすすめします。
関連記事として、
・肌の手入れ方法をご紹介!誰でも簡単にニキビのない綺麗な肌へ!
これらの記事も合わせてお読みください!