遠くから見ると美人なのに、近くで見るとそばかすが気になって・・・・。なんて経験ありませんか？いくらパーツパーツが綺麗な人であっても近くで見た時にお肌が美しくないと台無しです。
そばかすはどうしてできるのでしょうか。そばかすができる原因と予防法、治療法をまとめました。
この記事の目次
そばかすとは？遺伝なの？後天的なものなの？
そばかすができてしまうと本当に嫌ですよね。
”そばかす”とは実は通称で正式名称は、”雀卵斑（じゃくらんはん）と言います。頬や、鼻の周りなどにできやすく、５ミリ以下の色素斑のことです。デコルテなど顔以外の場所にも現れます。
そばかすは紫外線を浴びると濃くなるという性質があるのですが、シミとは違い、加齢とともに薄くなることもあります。色白の人に多く、日本人より白人に多くみられます。日本人でも、色白の人は紫外線に対しての防御機能が低いので、色黒の人と比べてできやすい傾向があります。
そばかすには２パターンあります。
１つめは、”子供にできるそばかす”
２つめは、”大人にできるそばかす”です。
子供にできるそばかすは、実は遺伝によるところが大きいんです。
父や、母が色白でそばかすができやすいと遺伝する可能性は高いです。ですが、この子供にできるそばかすは、５、６歳から始まり思春期の頃がピークで、それ以降は徐々に気にならない程度に減っていく場合もあります。
一方大人にできるそばかすは、紫外線を浴びたことや、お肌のターンオーバーが乱れていることが原因です。
大人になってできるそばかすの原因って？
大人になってできるそばかすは、ターンオーバーの乱れ以外にも様々な原因があります。
①間違ったスキンケア
②栄養不足
③睡眠不足
④ストレス
そばかすは、これらのことが原因で発生します。
①間違ったスキンケア
出典：http://www.huffingtonpost.com
そばかすの原因となるメラニンは、お肌に刺激が加わることで生成されてしまいます。特に、顔の皮膚は他の部分と比べて薄いので、洗顔時にゴシゴシ洗ったり、過度にピーリングをしたり、合わない化粧品を長期間使い続けることで、そばかすの原因になってしまいます。
②栄養不足
出典：http://www.wisdomsofhealth.com
身体は、食べ物からできていると言っても過言ではありません。必要な栄養素が不足すると、新鮮な角質層が生成されずに、お肌でのターンオーバーが上手く行われない原因になります。
特に、メラニンの生成を防ぐ効果のあるビタミンＣは１日ごとに必要量を補給しないと、体の中からなくなってしまうので気を付けて摂取する必要があります。
③睡眠不足
出典：https://forbettergenius.wordpress.com
睡眠はお肌にとって何よりも強力な天然の美容液です。
睡眠が足りていないと、新陳代謝が低下してしまい、お肌のターンオーバーが滞るので、メラニン色素が沈着しやすくなってしまいます。
④ストレス
出典：http://donnasickinger.com
人はストレスを感じると、副腎皮質という部分からコルチゾールというホルモンを分泌するんです。このコルチゾールの分泌量が異常に多くなると、体内に大量の活性酸素が発生してしまいます。
活性酸素は、体を酸化させてしまうのです。酸化させるとは、つまり老化させるということ！それにより、シミやそばかすが発生しやすくなってしまうんですね。
シミとそばかすについて
先にも書きましたが、そばかすは５ミリ以下の色素斑のことです。ですが、シミも、そばかすもどちらもメラニンによってできてしまうものなので、過程は同じです。
シミの方は年齢と共にお肌のターンオーバーが上手く行かなくなり、それが原因で徐々に発生してくるものです。３０代ぐらいから気にする女性が多いようですね。
そばかすに効果的な食べ物ってあるの？
そばかすを防ぐためには、体の酸化を防ぐ作用のある食べ物が良いとされています。
抗酸化作用のある食べ物は、ビタミンＣです。ビタミンＣが多量に含まれている食材は、レモン、キウイ、いちごなどのフルーツや、ブロッコリー、赤ピーマン、煎茶などから摂取することができます。
揚げ物を食べるときは必ずレモンをかけたり、晩御飯の後にキウイや、イチゴなどのフルーツを食べたり、お弁当にブロッコリーを入れたり、夜は煎茶を飲んでほっとするなど、日常生活の中でビタミンＣを積極的に摂っていきましょう。
ちなみにビタミンＣは食べて２～３時間後には使わなかった分は排尿されてしまいます。なので、１度に大量に摂るのではなく、なるべく３食全部に分散して摂るようにするとなお効果的です。
そばかすの予防方法
では、後天的なそばかすを予防するにはどうすれば良いか紹介します！
●ＵＶカットをしっかり
出典：http://global.rakuten.com
そばかすをこれ以上増やさないためには、ビタミンＣをしっかり取ること。それから紫外線対策が重要です。
とは言え、１日中家の中に引きこもっているわけにはいかないですから、外に出るときは、ＵＶカットのサングラス、ＵＶカットの日傘、もしくは帽子を着用しましょう。そして、腕が出てしまう服装の時は、ＵＶカットのアームカバーをかならず着用しましょう。
それだけでも、長い目で見るとだいぶ効果が出ます。また、今は夏だから当然のように日焼け止めを付けている人が多いとは思いますが、３月、４月ごろの春先でも日差しは強く、実はかなり日焼けします。
なので、なるべく年中日焼け止めは付けた方が無難です。メイク道具には、ＵＶカット効果のあるファンデーションも多いですから、１年中そういったものを使うと楽ですね。
●刺激を避ける
出典：http://health.howstuffworks.com
次に、刺激を避けることが大事です。
洗顔時は優しく泡で汚れを浮かせて洗う。タオルで顔を拭くときも、ゴシゴシするのではなく、水分を吸い取るために押し当てるようにし、動かさないこと。これをするだけでもお肌の潤いはだいぶ保たれお肌が強くなります。
●保湿をしっかり行う
お肌の保湿をしっかりすることは大変重要です。
お肌が紫外線を浴びると、お肌の深い部分にあるメラニン細胞が、紫外線から肌を守るために色素を作ってお肌に並べて、お肌の奥までダメージが入ってこないように防御するのです。
お肌が健康ならこの作られた色素はだんだんお肌の表面に押し出されて、最後はポロリと垢として落ちます。ですが、お肌が十分に水分を含んでいないと色素が外まで出ずに、お肌の中に残り、そばかすとなってしまうんです。なので、お肌を乾燥させず、しっかり潤すことが大切なんです。
できてしまったそばかすを消すためには？
そばかすを薄くするためには、美白化粧品がおすすめです。
少し時間はかかるでしょうが、根気強く使い続けることで、そばかすが薄くなったという声はよく聞きます。
また、そばかすをどうしても消したい場合はピーリングを使うといいでしょう。お肌の表面に、排出しきれなかったメラニン色素が残っている状態なので、ピーリングでお肌の表面を削ってしまえば、そばかす部分はなくなります。
ただし、過剰なピーリングをすると、お肌に負担がかかるのであまりやりすぎはよくないです。
もしくは、美容クリニックでレーザーを使い、消してもらうという方法があります。また最近では皮膚科でハイドロキノンというお肌の脱色効果のある成分が処方されることがあります。しかしこの成分は、デメリットも多く、使った部分に激しい痛みがでたり、まばらに脱色されてしまったり、使った部分のお肌が紫外線に極端に弱くなるなどあり、あまりオススメはしません。
レーザーやハイドロキノンに頼る場合は、くれぐれも自己責任でお願いします。
まとめ
●そばかすとは？遺伝なの？後天的なものなの？
正式名称”雀卵斑”。鼻周りや頬にできやすい、５ミリ以下の色素斑のこと。
子供にできる場合は遺伝的要素が強く、大人にできる場合は後天的要素が強い。
●大人になってできるそばかす、実はこんなことが原因になっていた？！
①間違ったスキンケア
②栄養不足
③睡眠不足
④ストレス
●シミとそばかすの違いって？
できる過程は同じ
●そばかすに効果的な食べ物ってあるの？
ビタミンＣを含むものが効果的
●そばかすの予防方法
ＵＶカットをしっかりと、刺激を避ける、保湿をしっかり行う
●できてしまったそばかすを消すためには？
美白化粧品、ピーリング、レーザー、ハイドロキノン
以上、今回はそばかすの原因について迫ってきました。大人のそばかすは、生活習慣が大きく影響しているんですね！生活習慣を整えて、毎日綺麗なお肌で過ごしていきましょう！
関連記事として、
・日焼け対策と肌への負担について！正しい知識で紫外線を予防！
これらの記事も合わせてお読みください！