ブランケット症候群とはどんな病気?症状や原因、治療方法を知ろう!放置すると怖いかも?

日頃何かに依存していることはありませんか? 恐らく現代の日本社会で最も依存しているものといえばスマホなどでしょう。

今回の「ブランケット症候群」はそれに大きく関係してくることです。これは病気なのでしょうか? 深く掘り下げてみようと思います。

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ブランケット症候群とは?

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では、まずブランケット症候群とは何か、それをご説明しましょう。

依存性を表す言葉

まず初めにお断りをしますが、これは一概に病気とはいえません。なぜなら病気とは日常生活に支障を来したり、死の恐れなどがあるものを指すまし。このブランケット症候群はそれに該当するかどうかと訊かれれば、一概にはそう言いきれないからです。

ですが、病気でないとも言えません。詳しくご説明しましょう。

小タイトルでも述べたように依存性を表す言葉として使われることが多いです。ブランケット症候群、別名「ライナスの毛布」または「安心毛布」とも言われています。これは心理学的な分野で広く有名な言葉です。

「ピーナッツ」をご存知でしょうか。食べるものではなく、海外のアニメ「スヌーピー」で有名なあの「ピーナッツ」です。その登場人物の中に、ライナスという子供がいると思います。彼はいつもタオルケットを持ち歩いていて、登場人物の中でも博学であることで有名ですよね。そして、彼はタオルケットを手放す、もしくは手元から離れば場合の状態と言えば、「パニック」になる、ということです。つまり、簡単に言えば、それがないと不安で不安で仕方がなくなってしまう、一種の安定物、安心物どいう役割をタオルケットは果たしていると言えるでしょう。

これは別にタオルケットに限って言えることではありません。上記のライナスの例は一応わかりやすい例えとして挙げさせて頂いました。心理学ではこのライナスの毛布という言葉は広く一般的に使われていて、一種の安心要素を含めた意味を持ちます。

赤ちゃんに例えてみましょう。子供、幼児期ではお気に入りのタオルケットやぬいぐるみ、おしゃぶりなど、ずっと肌身離さず持っている子供が多いです。それがいわゆる「ライナスの毛布」や「安心毛布」ということになります。つまり、これがあれば安心する、心の安定を保つためのもの、という意味です。

「ブランケット症候群」とは上記の意味が多く含まれており、子供の場合で言えば、ブランケット症候群というよりは、ライナスの毛布や安心毛布という言い方をします。

ですが、現在、大人でもそういう安心要素を肌身離さず持っている人も少なくはないでしょう。これは別にタオルケットや毛布、ぬいぐるみなど、子供のようなもの限定を指しているわけではありません。つまり、これがないと不安になる、これがあると安心するというものを指しています。

現代で言えばスマホなど

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現代社会において大人であっても上記の傾向はみられます。ブランケット症候群とはそういうことを総括して言われた言葉と言っても過言ではありません。肌身離さず持っていて、持っていないと不安になる、というとやはりスマホが一番に挙げられるのではないでしょうか。

スマホと言えば、普及率はかなり高くもう一定の世代以降は持っていて普通であるものでしょう。主に連絡手段、電話をメインとした端末ですが、その用途は様々で現在ではSNSやゲームといったものが主流の使い方となっているのも否めません。そう言った中で、スマホは現代の大人社会において必要不可欠であると言ってもおかしくはないでしょう。

連絡手段の有無は別にして、スマホを常に持ち歩いていないと不安になってしょうがないという人はおそらく使用者のほとんどを占めると思われます。もし万が一没収などや盗難、落としてしまった場合など、焦って焦って仕方がないという状況に陥るでしょう。

それを総括していうとブランケット症候群と言えます。もちろんスマホに限りません。定義は安心できるもの、常日頃肌身離さず持っているもの、というのが代表的と言えます。

つまり、これは依存ともいえるでしょう。子供が母親の元を離れて泣いてしまうのと同じであり、母親代わりにタオルケットを安心要素としてずっと持っているのと同じであると言えます。

現代の大人もまたスマホをそう言った安心要素として肌身離さず身持っていることも安易には言えませんが、ブランケット症候群と言ってもいいかもしれません。

ブランケット症候群の定義

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ブランケット症候群の定義とは何か、ということにつてい触れてみましょう。

ズバリ、いうなら、安心要素になるものなどを所持していないとパニックになっていまう依存症である、です。特定の安心物を所持することによって心の安定を保ったり、逆に言えば不安を回避する物を所持する、ということになります。

つまりこれには精神面が大きく関わってくるということになります。人は誰でも不安になりますし、不安にならない人などこの世にはいません。しかし、そういった不安をどう克服するか、そう解消するかは各々の考えや個性、性格に基づいて決められます。しかしブランケット症候群の場合は克服というよりは、回避、という言葉が当てはまる部類です。元を断つわけではなく、その場を凌ぐという意味合いがこの場合大きいと捉えてください。

本来これは子供が成長する過程で見られる現象で、幼児期に母親から離れ、タオルケットやぬいぐるみを肌身離さず身持っているということが元で作られた言葉です。

海外ではこれを「Security blanket」と言います。意訳すると「安心毛布」です。子供が成長する過程で見られることからブランケット症候群という言葉が生まれました。

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これは病気なの?

では、これは病気であるのかないのか、それをご説明します。

幼児期から成長期に見られるごく一般的なもの

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幼児期から成長する過程で必ずと言っていいほど見られるこの現象ははっきり言って病気ではありません。お子様をお持ちの方はご存知であると思われますが、子供がお気に入りのタオルやぬいぐるみを抱いて寝るというのは珍しいことではありません。ごく一般的だと言えます。むしろ成長過程である意味必要なものでもあると言えるかもしれません。

これは幼児期から少年期、もしくは思春期に入るまでに見られるもので成長するにつれて徐々になくなっていきくことがほとんどです。小学生の高学年期であっても見られることはありますが、ごく稀と言ってもいいでしょう。中学生ではそういったことはほとんどありませんね。

なのでこれは成長する過程で起こる事象であるということです。自然的であり、また必然的とも言えるかもしれません。もともと子供というのは母親にべったりです。なぜなら安心するからです。それが別のものへと移ったと考えるとこれは納得がいくのではないでしょうか。

そして成長とともにそれはなくなり大人になるということですね。

ただし、現在大人でもそういった安心物を求める傾向が見られています。

大人でもブランケット症候群は一般化しつつある

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これは一括りに言ってしまえば、依存症の一種です。依存とは何かに執着する、こだわり続ける、ないと不安になる、不安を回避する要因、というのが挙げられます。これが現在の大人によく見られるのは考えてみればわかるかもしれません。

上記項目でも挙げさせていただいたことなのですが、一つはスマホです。スマホの普及率が上がるにつれて思春期の10代中盤から20代にかけて特にスマホ依存は強いと言ってもいいでしょう。これだけSNSが増えている今、ないとイジメられるかもしれない、連絡しないと不安になる、誰かと常に繋がっていないと不安で仕方ない、など、これはブランケット症候群であるといえるでしょう。

特定のものに依存し、それがないと不安になり、あると不安を回避できるというのはブランケット症候群の大きな例であると言えます。

その他にも恋愛的なブランケット症候群、性的なブランケット症候群が挙げられます。

恋愛的なもので言えば、付き合っては別れ、付き合っては別れを繰り返している人が特にいえるでしょう。通常、心理学的な面で言えば、恋愛というのは付き合い、別れると言う工程には何か問題が発生しそうなるという経緯があります。何もなしに付き合い別れる人はいないでしょう。稀にいるのかもしれませんが、ごく稀なのでこの場合は除きます。

そういった観点から考察してみると、付き合い別れを繰り返している人は異性依存が強いと言えることが導き出せます。誰かと付き合っていないと不安になる。安心する誰かと一緒にいたいなど、異性を安心の対象としているのもブランケット症候群と言えます。

また性的な面から言えば、SEX依存症もその内に入るでしょう。性行為が安心の元である、ないと不安になる、つまりこれもブランケット症候群になるわけです。

これは何にでも言えることで不安要素を回避する、依存するなどのケースが主となります。あなたやあなたの周りにそういう人がいるのではないでしょうか。恐らく現代の大人でこう言った不安回避や安心物を求める人がほとんどであると言えます。もはや社会的なものであると言っても過ぎたる言葉ではありません。

これはひとえにこの現代の社会が作り出していると言ってもいいでしょう。その主な原因はストレスであることがわかっています。ストレス社会とも言われている現代の日本ではストレス回避のため安心物を求める傾向が強まっています。

日常的にある程度のストレスは必要であるということがわかっていますが、過度のストレスは精神面を蝕みます。そういったことからブランケット症候群は社会現象であると言わざる得ないでしょう。

しかし、これは病気とは言えないと思います。病気ではなくある一過性の依存症に過ぎないと言えます。人間というものは飽きという感情が必ず付き纏うので病気とまではいかない、それがブランケット症候群であると言えます。

誰しもそういうものを持っている社会になりつつあるという自覚だけはしておいて下さい。

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幼児期のブランケット症候群での対処法はある

では、幼児期、必ずと言っていいほど訪れるであろうこの安心毛布について対処法など正しい知識をお教え致します。

そのままで大丈夫

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結論から言えば、何もしなくても構いません。幼児期に見られるタオルケットやぬいぐるみを必要以上に持っているのは母親代わりの安心感が欲しいからです。むしろそれを無理やり取り上げる行為は避けるべきであると言えます。

子供は小さい頃に受けた心の傷を長年蓄積させてしまう傾向があります。無理やりにでも引き離してしまうとそれがかえって悪影響を及ぼす可能性もあるでしょう。なのでこの何もせずそのままで大丈夫です。むしろそれで安心するのであれば正常であると思ってもいいくらいです。

ただ、問題点を挙げるとするのであれば、毛布、タオルケット、ぬいぐるみなどの衛生面です。子供は匂いに敏感です。洗ってお気に入りの匂いなどが変わってしまった場合にすごく嫌がるという報告も多々上がっています。しかし洗濯をしないというのは衛生上問題があると言わざるを得ません。

その場合、最初の頃から「綺麗にするよ!」などの声かけでこっそり洗濯などではなく、本人に綺麗にするという認識をさせればある程度そういった問題は解決されるでしょう。この時期の子供はお気に入りができるとボロボロになるまで使い古すこともありますので買い替えは控えたほうがいいと思います。清潔目にさえ気を配っていれば問題はないでしょう。

おしゃぶりなどのものは注意が必要

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お気に入りのおしゃぶりなど口に入れるものは注意が必要かもしれません。おしゃぶりは歯並びに影響してきます。後々、矯正すればいいと考えるのであればいいですが、そういうことに敏感な親御様はおしゃぶりなどはなるべく使わない様にしたほうがいいかもしれません。

衛生面でも口に入るものに関しては最新の注意を払いましょう。あまり神経質になるのはいけませんがある程度、気をつけるということは大事です。子供はウイルスなどに免疫がありませんので、不衛生なおしゃぶりなどの難病やウイルス感染の元でもあり、命の危険になる可能性もあります。なので衛生面だけはきちんと対処を行なってください。

してはいけないこと

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無理やり引き離すなどの事例は先ほどあげましたが、それと同じく、こっそり隠すや捨てる、別のものと勝手に交換するなどの行為はできるだけやめましょう。

この幼児期に訪れるブランケット症候群は時間が経つにつれて徐々に衰退の方向へと向かっていきます。子供の頃になんであんなものに拘っていたのだろうと不思議に思う方もいるかもしれませんが、それと同じで、成長するにつれて徐々に手放すようになります。なので無理やり止めさせるような行為はしないように心がけましょう。

例えそれが長い期間であったとしても、成長するにつれて徐々に手放す傾向へと向かっていきますので、その段階であればそっと見守るのが妥当です。決して病気などではありません。ごく一般的ですし、誰にでもそういう時期はあります。手放す時期が早いか遅いかはその子どもの性格などによって変わっているものなので心配は要りません。親御様は暖かく見守るようにしましょう。

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大人のブランケット症候群で怖い事例

子供は一時的なもの、でも大人はどうなのでしょう。詳しく説明します。

ブランケット症候群で治れば良し、でも悪化による精神状態の不安は危険サイン

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ある程度の不安やストレスなどは日常的に存在しますし、スマホを手放せないなどはもう一般的とも言える現象なのでそれは問題はないでしょう。

しかし、安心はいけません。ブランケット症候群の状態であるなら問題はありませんが、それ以上の依存や悪化は精神面に大きな支障を来します。つまり具体的にいうと、日常生活に支障が出るほどの不安やパニックなどは危険サインであると思ってください。

パニック障害とは少し違いますが似ている部分も少しあります。

より具体的なパニック症状はそれがないと動悸や息切れ、外へ出られなくなる、喉のつかえなどが出始めた場合はすぐに病院へと行きましょう。

何を隠そう筆者もパニック障害経験者であり、発症から8年目で今もなお治療を続けています。これはブランケット症候群から来たものではありませんが、精神的に日常生活に支障を来す状態まで行ってしまった場合は要注意です。

こういう場合は早期であると回復は早いですが、放置し続けると危険です。日常生活に異常を来すほどの精神的な病は数ヶ月程度では治りません。悪化すれば悪化するほど治療は長引きます。現に筆者は4年間放置した結果、現在治療4年目に突入し、症状は楽になっているものの回復はかなり遅いです。

処方される内服薬は安定剤などが一般的で、不安を抑える薬は沢山あります。ブランケット症候群と甘く見て、それが悪化しないよう予め予防することが大事です。

一番はストレスを溜めすぎないことです。自分のリラックスできる方法を模索し、ストレス発散を心がけましょう。

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まとめ

では総括に入ります。

子供の場合は至って自然なことなので親御様は暖かく見守ること、そして不用意に取り上げるなどの行為はしないよう心がけてください。

大人の場合は今は社会現象的な部分も否めないのでそこまで重く捉える必要はありません。ですが、不安の上昇と悪化のサインだけは見逃さず、日常生活に支障を来してしまう場合にまで陥ってしまった場合はすぐに病院へかかりましょう。

ストレスなどの発散で予防するのも大事なことですので、まずはそうならないために予防をしっかりと心がけましょう。

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