女性からしてみば、少し位強引な人がいいの、という軽めのMから、何を言われても喜んでするというドMまで、様々な人がいますよね。しかし、心理としてMなのかいまいち分からないという方もいるのではないでしょうか。
もちろん人によって違いますが、男性と女性の間で理想の恋人の関係性を築くためには対象がただの変態なのか、それとも相性がいいのかを状況に応じて注意深く見分けることができる観察力が重要です。
この記事では、ドMとはどういった人なのか見分け方について細かく見ていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
ドMな人って一体どういった特徴を持っているの?
ドMというと、縛られても喜んでいるような、何だかよく分からない人というイメージが強いですよね。そういった傾向を見ていく前に、ドMというのはどういった気持ちを持っている人なのかを見ていきましょう。
人間関係においてドMと言うと彼氏に弱みを握られていたり自己開示の気質があるというパターン化したイメージが強いですよね。しかし、実はドMとは違ったポイントから見ることができます。
それでは早速、ドMの特徴について見ていきましょう。
何をされたとしても受け入れられるような広い心を持っている
ドMの人というのは、基本的にドSから何かを言われてそれをこなすことに対して喜びを感じます。また、ドSが色々な対応をしてくれることが嬉しいと言えます。
そのため、何を言われて、何を命令されたとしても、愚痴を言わずにそれを受け入れることが出来ます。もちろん最初はためらいなどがありますが、それがドSの喜びにつながるのであれば、自分も嬉しいので受け入れられるほどの広い心を持っています。
ただ、好意からくる要求ならば良いのですが、鈍感力が高い人が多いので、ただのワガママな態度や言葉も受け入れてくれる人が多いです。
なんでもしてあげたいと尽くすのが上手
ドMの人は自分が尽くされるより、尽くしたいという傾向が強いと言えます。そのため、誰かのために何かをしていないと落ち着くことが出来ません。もちろんそれをしなくてもいいのですが、してあげることに喜びを感じるのです。
また、なんでもしてあげたいと思うあまりに、自分自身の身を削ったりしてでも、それが誰かのためになるのであればなんでもしてあげたいと思ってしまう傾向にあります。尽くすのが上手なのですが、その分加減を考える事ができないので、やりすぎてしまったり、ひかれてしまうこともあるようです。
何かされるよりもしてあげたい奉仕の心が強い
何かされるよりもしてあげたい奉仕の心が強いドMの人は、仕事など、普通の生活においても誰かの為に動くような仕事をすることが多いようです。また、夜も、自分自身が積極的に動くことによって喜ぶ姿を見たがります。
これはあくまでも自発的にやっているので、見返りを求めているわけではありません。しいて言えば、自分が身を挺してやったことに対して反応されていることに喜びを感じるため、なんでもすることができるのです。
他の人に喜んでもらうことが自分にとっての喜びになる
他の人に喜んでもらうことが何よりも自分の喜びになるため、ドMの人には何か夢だったり自己主張というものが漠然としてしかありません。欲望だったりもそこまで強いわけではありません。しかし、普通の人からしてみると少しそれって物足りないですよね。
また、遠慮しているのではないかと思われてしまいます。しかし、ドSからしてみると何でも自分の溢れ出る欲望を叶えてくれる存在なので、非常に合った存在になることができます。お互いの足りない部分を補い合うことができるということですね。
ドMな人は実は長所がたくさんあるって本当なの?
ドMな人の特徴について見ていきましたが、ただ単純にいじめられたいと思っているちょっと変わった人ではないということが大体わかったのではないでしょうか。人に対して普通の人とは少し違う方法で喜びを感じることが出来るからこそ、ドMになってしまうのですね。
また、ドMの人は、普通の人と違って欲望というものをあまり持たなかったり、人の喜びが自分の喜びだったりします。そのため、実はたくさんの長所を持っていることが多いと言えます。
それでは早速、誤解されがちなドMの長所とはどういったものなのか見ていきましょう。
自分が前に出なくても影で頑張ってくれる
実力がなかったとしても、ガツガツと前に出たがる人がいますよね。しかし、その反対にドMの人というのが、実力があったとしても、自分が前に出ようとはあまりしません。そういった出世欲などがあまりない人が多いからです。
また、自分が前に出なかったとしても、他の人が喜んだり、助かったりすることをしてあげたいと思っていることが多いため、影では頑張ってくれます。そのため、何かしらのプロジェクトなどで影の功労者になることが多いと言えます。
また、その結果に対して自慢したり、自分から何かを求めようとすることがないため、好かれる事が多いと言えます。
ギャップがあり魅力的に感じられる
ドMの人というのは、普段からドMの要素を出しているわけではありません。しかし、ふとした瞬間や、かなり仲良くなった時に、ちらりとドMの性質を出してしまいます。しかし、普段からドM感を出しているわけではないため、ふとそんなギャップをみた人は魅力的に感じてしまいます。
普段からテキパキと行動している人が、なんでもやってくれると言ったり、なんでも受け入れてくれるようなギャップをみてしまうと、何だか少しいけないことをしているように感じるものの、かなり惹き込まれてしまいますよね。
そんなギャップにやられてドMに魅力を感じたと言う人も案外多いのではないでしょうか。
人のためならどんなことでも頑張れる努力家
ドMとドSが一緒にいれば、色々なことを積極的にどんどん挑戦していきますよね。そういったエスカレートしたことに対しても、ドSのためであるならばと頑張ることができる努力家でもあります。
また、それは自分自身の内面や外見にも同様で、好かれ続けるために自分からいろいろな努力をすることができます。もちろんその努力が空回りしてしまうこともありますが、そういった一面も可愛らしいですよね。
家事など小さなことが上手
最後に見ていきたいのが、普通の人が嫌がるようなことであっても昔から引き受けてやってきたため、そういった事が上手いということです。特に、尽くすタイプなので家事などが上手な人が多いです。
また、どんどん喜んでもらうために凝り性である側面もあるので、料理がかなり美味しかったり、家事もかなり効率がよく、家中がおしゃれな空間に保たれているなど、人として非常に尊敬することができるような特技を持っています。
また、人を喜ばせることが得意なので、お年寄りから子供まで、どんな人であったとしてもすぐに仲良くなれる人もおおいようですよ。
気をつけておきたいドMの短所って一体どういったところなの?
ドMの長所について見ていきましたが、どんなに人格が出来ていたとしても、ドMにも短所が持ち合わされています。もちろん全てができる人ばかりではないので、そんな短所がある所にほっとする方もいるかもしれません。
また、短所を知ることによって、全てを受け入れやすくなりますよね。それでは早速、ドMの短所とはどういったものがあるのかについて見ていきましょう。
相手に依存しやすく甘えん坊
ドMの人というのは、自分から何かをすることがあまりないため、相手に依存しやすい人が多いです。もちろんそれが片方だけであれば問題がありませんが、お互いが共依存してしまうとおかしいことが起こってしまうことがあります。
また、依存しやすいことが転じて、かなり甘えん坊です。甘えて、それが受け入れられることに満足を感じるので、依存をすればするほど、その人だけにどんどん甘えていってしまうというサイクルを持ち合わせています。
人によってはそれが重いと思われてしまうこともあるようです。
受身の姿勢が強く自分の要望を伝えることは少ない
人から受けることに対して行動をすることが多いので、受身の姿勢が強いと言えます。そのため、あまり自分の欲望がなかったり、上手く伝えることができません。これは、デートの行き先から、結婚したいなどまで、どんなことであってもです。
もちろん自分の欲望がそこまでないのは問題はありませんが、いつも決めさせていたり、自分の意志をはっきりと提示しないと、嫌がってしまう方もいるのでそれを受け入れてくれる人を探すことが重要です。
また、時間がかかったとしても、自分の思っていることを素直に言える信頼関係を作ることが何よりも重要です。
自分自身の中にあるマイルールが強い
ドMの人は案外マイルールを持っている人が多いです。その為、そのマイルールを破ることを非常に嫌がります。人によってはマイルールを破られればそれは価値の無いものだと考える人もいるようです。
しかし、他の人からしてみればそんなマイルールはどういったものなのかはしらないですよね。また、知らないうちに侵害してしまっていることもあります。マイルールに対しての執着心を薄くしたり、自分の中での解決法をしっかりと考えて、きちんと対応することができるように事前に対策しておくことが重要です。
また、周りの人がそういった少し変わったマイルールなどをきちんと理解してあげることによって、ドMの人もやりやすくなるので、ぜひ協力してあげてくださいね。
自分が決めることが苦手で優柔不断
自分が何かを主体的に決めることが本当に苦手です。その為、誰かが望んでいることを実際に叶えようとしますが、上手くいかずに非常に優柔不断な側面があります。周りからしてみればなんでもないことでも同様です。
もちろん何かテーマだったり、縛りがあれば問題がないのですが、自由になんでもしていいよと言われた時に、ドMの人からしてみれば、何をすればいいのか本当に分からなくなってしまいます。人によってはパニックになってしまったり、いつまでもなにも決めることが出来ない人もいるようです。
主導権などを自分が持つことも苦手なので、リーダーなどにもあまり向いていませんが、その分何か役割を与えられた時に自分の力をうまく発揮することが出来るので、きちんとそういった点を見極めてあげることが重要です。
ドMのタイプはどういったものがあるの?
ドMと一言で言っても、いくつかのタイプがあります。ドMというと、恋愛においての特性であるように思う人もいるかもしれませんが、そういうわけではなく、特徴であったり、性格の一部であるということが出来ます。
その為、色々な種類があるのですが、それらをしっかりと理解することができないと、ドMの本人も楽しむことが出来ませんし、周りからしてみても、誤解によって、上手く接することができません。まずは自分はどういった人なのか理解することが非常に重要です。
それでは最後に、ドMのタイプには一体どういったものがあるのか、みていきましょう。
ドMであることを認識しその通りに楽しむことができるタイプ
まずは、ドMであることを自分できちんと理解しているタイプです。これは、ドMの中でも割りと開けている人であると言えます。自分がドMであることが分かっているので、自分がどう動けばいいのかきちんと分かっています。
また、辛いことや、悲しいことであったとしても、自分がどう動けば幸福を感じることが出来るのか、分かっているのでそこまで苦しむことがありません。何よりも、普段の生活で自分の対処が分かっているので、ドMとしての楽しみも出来ますし、他の性格としての楽しみ方にも挑戦することが出来ます。
その為、普段から悩みなどはそこまでなく、自分自身がやりたい方向性で、それに対して努力することができる、ドMの中でも一番得をしているタイプだと言うことができます。
痛みや苦しみを自分の中で快感に変えることが出来るタイプ
次に見ていきたいのが、痛みだったり苦しむことこそが自分の幸福であると言う人です。これは、最初に紹介した方と違い、痛みや苦しみは自分の中で確かに感じています。その為、自分からそういった物をうけたいとあまり思っていません。
しかし、痛みや苦しみが、楽しさや快楽のように、自分が受けると心のなかで快感に感じることが出来ます。もちろん最初は負の感情があるのですが、それがだんだんと快感になるということです。
その為、ドMの中でも、最初は嫌がっていても、だんだん喜ぶようになるようなひとはこういった痛みや苦しみを感じることは出来ているものの、それこそが自分自身の快楽になるという人であると言えます。
ドMではなく本当に苦しんでいるタイプ
最後に見ていきたいのが、ドMではないものの、ドSに一番好かれるタイプです。まず、この人達はドMではありません。しかし、傍から見た時にドMであると解釈されます。なぜなら一番ドSの人が執着をするからです。
自分自身にしっかりと意志があって、自分がやりたいことしかやりたくない、痛みや苦しみを感じたくないと思っており、それに対して明確に嫌だと言うことが出来る人をドSは一番好みます。なぜなら、それに対して嫌がっている姿を見ることが興奮するからです。
また、本当に苦しんでいるその姿を見て、自分がその姿にさせているのだと興奮します。そのため、様々なことをされることによって、こういった普通の人がだんだん痛みや苦しみに快感を感じるようになると冷めていってしまいます。あくまでも、自分がしたことに対して嫌がることに快感を感じるからです。
最後の方はドMではありませんが、一般的にドMだと考えられやすい人です。
まとめ
ドMの特徴について見ていきましたが、どうだったでしょうか。ドMというのは、普通の人が嫌がるような痛みや苦しみを受けることが喜びだと言うこともあり、少し理解することが出来ないと思っていた方もいるのではないでしょうか。
しかし、ドMの人というのは、自分自身も痛みや苦しみは当然感じています。しかし、それに対して自分を見て喜んでいる人がいると感じたり、自分自身が犠牲になることで誰かが喜ぶというその状態に興奮するようです。
そのため、ドMの性格を持っていても、最初はやはり痛みや苦しみを受けることに抵抗があったり、嫌がる人も当然います。そういったことをすんなりと受け入れられる人もいるので、人によってかなり個人差があるようです。
しかし、ドMというのは、決して得体が知れない人というわけではなく、たくさんの良い長所を持っています。また、人として尊敬できる部分もたくさんありますよね。ぜひ、ドMとはどういった人なのかきちんと理解して、分かり合ってくださいね。