無愛想な人は愛想が無く、話しかけづらい、近寄りがたい雰囲気があります。中には人見知りやコミュニケーションが苦手な人もいますが、何度あっても無愛想な人がいます。そんな無愛想な人との付き合い方がわからないという人も多いのではないでしょうか。
今回は無愛想な人の特徴や心理、付き合い方をご紹介します。
無愛想な人に出会ったときの気持ちは?
初めて会った人が無愛想だったという経験が一度はあるのではないでしょうか。そんなときどのような印象・気持ちを持ちましたか?
- とっつきにくい
- 話しかけづらい
- 近寄りにくい
- 怒っているように感じられる
- イライラしてそう
- 気まずい
- ぶっきらぼう
このように感じる方が多いのではないでしょうか。ただし、無愛想の感じ方は人それぞれで、しっかりと対応していても相手から無愛想と感じられてしまうこともあります。
また同意語のように感じられる「ぶっきらぼう」という言葉ですが、無愛想とぶっきらぼうには違いがあります。
無愛想とぶっきらぼうの違い
無愛想は読んで字のごとく、「無愛想な人」のことです。話しかけられても反応が薄かったり、口数が少ない人などが挙げられます。また、無愛想な人に対して「ぶっきらぼう」という言葉が使われることがありますが、「無愛想」と「ぶっきらぼう」に違いはあるのでしょうか。
「無愛想」とは態度のことをいいますが、「ぶっきらぼう」はしゃべり方をいいます。「ぶっきらぼう」は普段は明るく人懐っこい人にも言うことがありますが、「無愛想」は明るく人懐っこい人に言うことはほぼありません。
「ぶっきらぼう」は普段は明るいけど、人見知りをしたり、片思いの異性にするような感じですが、「無愛想」は誰に対してもそっけない態度を取ることが多いです。
意味は比較的似ていますが、使い方を間違えると相手の気分を害してしまったり、対人関係が悪くなってしまうことがあるため気を付けましょう。
無愛想な人の特徴
一般的に無愛想だと思われる人にはいくつか特徴があります。自己認識では無愛想だと思っていなくても周りからは思われている可能性があります。
無愛想な性格が悩みな人も認識していない人も無愛想の特徴をチェックし、直し方を参考にしてみましょう。
笑顔が少ない
人間関係を円満をするために笑顔はとても大切なことです。笑顔が無かったり、あまり笑顔が無いと無愛想だと思われる可能性が高いです。
人間関係を良好にするためにもある程度愛想笑いは大切です。笑顔でいるだけで愛想よく見えたりするものです。
常日頃から笑顔でいたり、会話の中で笑顔でい続ける人は普段から表情に意識しています。ただ、笑顔を意識していても時には笑顔を忘れて無表情になってしまうこともあります。笑顔が多ければ、無愛想だと思われませんが、笑顔が少ないとどうしても無愛想だと思われがちです。
無愛想だと思われている人はあまり表情を意識できていないので、意識的に笑顔を意識して、人と会話をしているときには他のことを考えずに、会話に興味を示しているということを笑顔で表すことで、愛想がある人になっていくことができます。常に笑顔でい続けるのはつらいという人は少しずつ笑顔の回数増やすことで、笑顔でい続けるようになります。
無愛想だと、近づきにくさや怒っていないのに怒っていると思われてしまい、少しずつ人が離れてしまいます。愛想がいい人になるためにまずは笑顔を意識してみましょう。
自分から話しかけない
自分から会話を持ち出さずに声をかけられるのを待っている人も無愛想な人だと思われる人の特徴です。
無愛想ではなく、人見知りやコミュニケーションを取るのが苦手という人もいますが、そのような人は慣れてくると話しかけてきたり笑顔を見せてくるものです。何度あっても自分から話しかけようとしないという人は、嫌われていると思われてしまい人が離れて行ってしまいます
例えば、朝知り合いや同僚にあった時には「おはよう」とあいさつしたり、帰るときには「さようなら」などと声をかけるだけで印象はガラッとかわります。
コミュニケーションは言葉や話題などを知らないとうまくいきません。例えば、日本ではコミュニケーションが取れていても、海外に行ったときに英語などがしゃべれないという人が多いと思いますが、挨拶を覚えていけば、現地でも無愛想だなという印象を持たれることが少ないです。
相手から話しかけるのを待っているのではなく、自分から話しかけることで、無愛想を改善することができます。会話が苦手でも挨拶をすることはできます。自分から挨拶をすることを意識して周りのイメージを改善しましょう。
会話中の反応が薄い
会話をしているときの反応が「ふーん」や「へー」だけだと、ちゃんと聞いているのかな、自分の話がつまらないのかなと誤解されやすくなります。
単に返答や回答の方法がわからない人もいると思いますが、これだと無愛想だなと思われることがあります。
相手が話しているときには相手の目を見て良い話や面白い話のときは笑顔になったり、愚痴のときは笑顔でなくても優しくうなずいてあげるなどして、相手の話をちゃんと聞いていますという意思表示をきちんとすることが大切です。
無愛想になってしまうと、会話をうまく続けることが難しくなり、相手も楽しんで会話をすることができません。
また、目を見て話せないと、そっぽを向いてしまいがちでそれが態度に出てしまいます。目を見て話すのが苦手であれば、相手の鼻や額など、目から近い部位を見ることで、相手からは目を見て話しているように見えます。
会話の態度を工夫することで、無愛想というイメージから脱却できるかもしれません。
クールな人や性格が冷めている人
何をしてもリアクションが薄かったり、あまり褒めたりしない人などテンションが一定でクールな人は無愛想だと言われやすいです。
クールな人や性格が冷めている人は、元々クールな性格のため、愛想のいい人だと思われることを期待していません。クールな人や冷めた性格の人は人からお礼言われても「いえいえ」と返したり、謝られても「別に」と言ったりなど、簡潔な言葉であることが多いです。
言葉が少ないと、相手からどうしても「冷たい」というイメージを持たれてしまいがちです。一見クールな性格な人はかっこいいと思われますが、あまりにテンションが薄かったり、口数が少ないと無愛想だと思われるようになってしまいます。
物事に同時ない人や客観的に物事をとらえることが多い人、喜怒哀楽が少ない人はこのようなタイプにあてはまります。
クールな性格は悪くありませんが、友人関係や職場など関係が密になりがちな場面では、言葉を増やすことが大切です。思っていることを簡潔に終わらせるのではなく、自分の意見や感想をきちんと言える人はクールでも無愛想と思われません。
もし、自分がこのようなタイプであれば、クールな人ではなく、無愛想だと思われてしまいます。クールな性格だからこそ、言葉を加えたり、増やすことで、「クールな人」というイメージにとどめることができるでしょう。
男女別無愛想な人の心理
無愛想な人の心理は男女別で少々異なる部分があります。そこでここでは男女別の無愛想な人の心理をご紹介します。
無愛想な人の心理・男性編
恥ずかしがり屋で不器用
恥ずかしがり屋で言葉で表現するのが苦手な男性は悪気はないのですが、無愛想になりがちです。心の中では周りの人と仲良く溶け込みたいと思っていますが、不器用な性格なので会話の輪へ入っても大丈夫なのか戸惑ってしまっているのです。
「話したいけどどうしたらいいのかわからない」という気持ちで悩んでいるうちについ無愛想な態度になってしまうのです。恥ずかしさが先行していると、自分の気持ちとは真逆な行動をとってしまいます。
これが無愛想な態度を取ってしまう原因と言えます。
女性を意識している
男同士で会話をしているときにはスムーズに会話をすることができているのに、女性と話すときは無愛想になってしまう男性がいます。これは女性を異性として意識しすぎているあまり無愛想な態度になってしまっていると考えることができます。
それは下心があったり、恋愛感情であるなど、女性が気になる時に無愛想な態度を取ってしまうのは、女性慣れをしていない人に多いです。つまり心が純粋であるが故であるのです。
わが道を行く
自分は自分、他人は他人とわが道を行くというタイプも無愛想に思われがちです。周囲が何を言っても自分の思うままに生きているため、「周囲にどう思われても気にしない」という心境を持っています。
そのため、愛想を振りまいたり、周りのノリに合わせるということはまずしません。周りの人は「無愛想だな」と思ったり行ったとしても本人は全く気にしないので改善させようという気もありませ。孤立しやすいですが、自分で孤立する道を選んでいるため、一匹狼のような性格だと言えます。
自分を表に出せない
自分の本音や自分らしさを出せない人も無愛想と思われやすいです。会話の切り替えしで悩み、ところどころで会話が止まって、うまい返しが出来ないことで、無愛想になってしまいます。
自分の考えや自分らしさを出すことが苦手で、会話の途中途中でどう切り返すか考え込んでしまい、結果として上手に返答をすることが出来ず、無愛想というイメージを持たれてしまいます。
ただし、このようなタイプは人見知りでシャイな一面があり、心を開いた相手には愛想よくふるまいます。愛想よくできるのに人見知りであるがゆえに初めは「無愛想だな」と思われやすいので損な性格と言えます。
無愛想な人に心理・女性編
人を信じるのに時間がかかる
無愛想な女性は警戒心が強く、それが表情に出ていることが多いです。初対面の人とフレンドリーに打ち解けられたら無愛想と思われることはないでしょう。
しかし初対面の人と打ち解けるのが苦手な人は無愛想に感じられ、人を寄せ付けない雰囲気を醸し出してしまうのです。
それは相手のことが嫌いなわけでは決してなく、どのように接するべきか真剣に考えてしまい、結果無愛想な態度になってしまうのです。
一旦打ち解ければすごくいい人だというのがわかるのですが、不器用な性格のため他人に誤解されやすくとてももったいないです。
初対面で無愛想だと感じても、根気よく接することでその人への感じ方が変わってくるかもしれません。
自分に自信がない
無愛想な女性は自分に自信がない人が多いです。自分に自信を持っている人は少ないと思いますが、自己評価がとても低く、性格がネガティブで「何をしても意味ない」と思ってしまうので、表情が自然と暗くなり、周りの人から「無愛想」「暗い」と思われてしまいます。
そういう人は誰かに認めてもらうことで自信を持つことができるため、見かけたら褒めたり良いところを認めて上げましょう。
もし、自分自身で無愛想だと自覚している方は自分にもっと優しくなりましょう。自己評価が低い人ほど、ストイックで自分に厳しいです。
良くも悪くも素直
無愛想な女性は素直な性格です。周りに愛想を振りまくのはストレスとなり、自分に嘘をついていると考えています。そのため、良くも悪くも自分に正直に生きており、周囲との関係を良好にするために作り笑いをするということはまずありません。
生きていく上で自分で思っていることとは全く逆の態度を取らないといけない場面が多々あります。顔では笑っているけど心では怒っていたり、泣いていたりということはよくあります。
しかし、無愛想な人は愛想笑いをすることが無いため、余計に無愛想だと思われてしまいます。
ただし、自分の感情を素直に前に出す人は裏表がないということなので、信用できる相手だと言えます。
不器用で会話が苦手
男性も不器用で会話が苦手ですが、女性でも同じことが言えます。不器用で会話が苦手なため、話しかけられてもそっけない態度を取ってしまうことが多いです。
自分の行動について考えてしまうため、笑いたくてもうまく笑えなかったり、うまく言い返せなくて、後で落ち込むことが多いです。また、過去に失敗をトラウマに感じてしまい、無愛想になってしまっている女性も多いと良めます。
マイペース
人に関して関心がなく、自分のことで精いっぱいな女性は無愛想になりやすいです。常にマイペースで、周りの人からどう思われても興味がありません。愛想笑いをしてまでも評価してほしくない、良く思われるために合わせたくないという心境から無愛想な態度として現れてしまいます。
このようなタイプは自分の態度について気にしないので、無理に歩み寄ってしまうと思いもしないことで傷つけられてしまうことがあります。1人でいたいタイプなので、無理に歩み寄る必要はないと言えます。
無愛想な人とうまく付き合う方法
無愛想な人とうまく付き合うにはいくつかポイントがあります。
うまく付き合うことで無愛想な人の一言で傷ついたり、とっつきにくいと感じることが無くなります。
客観的に見る
無愛想な人と会話をすると、冷たい答えやそっけない返事など思いがけないことで傷ついてしまうことがあります。それはあなただけでなく他の人も同じように感じます。
このように無愛想な態度をされたとき、真に受けてはいけません。真に受けてしまうと、傷ついたり自分に非があったのではと感じてしまいます。
無愛想な人と会話をするときは客観手的に自分と相手をとらえることが大切です。無愛想な人の言動に傷ついたり、ストレスを感じていては自分の身が持ちません。客観的にとらえて気にしないのが正解です。
あまり考えないようにする
気遣いを行うことでコミュニケーションを確立することができますが、相手を見て行わなければ自滅してしまいます。無愛想な人から無愛想な態度を取られて、自分に非があったんだとさらに気遣いを行うと余計に気疲れしてしまいます。
どんなに気を使っても無愛想な人にとっては意味がないことが多いからです。無愛想な人はどんな人にも無愛想なので、気を使いすぎる必要はないと言えます。
放っておく
無愛想な人は基本的にマイぺースで、周りからどう思われているか気にしない態度を取っています。根は悪い人ではないのですが、その内面を理解するには自然に距離が縮まるのを待つしかないです。
無愛想な人は慣れている人や心を許している相手には普通にしゃべることができるため、最終手段として、その時が来るまで無理して歩み寄ろうとせずに放っておくことも大事です。
まとめ
無愛想な人は実はとても素直で純粋な人が多いです。それ故に周りの人を傷つけてしまうことがありますが、あとで反省したり悩んだりできる人間です。
慣れてくれば自分からコミュニケーションを取ることができるので、そうなった時に無愛想な人の本質を見ることができるでしょう。
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